シンポジウム 2014 年 12 月 28 日現在 第Ⅰ報 八ヶ岳山麓における縄文時代の終末と生業変化 最近、八ヶ岳山麓を含めて中部高地、そして日本列島各地で縄文時代晩期後半〜弥生時代前期土器の種実圧 痕のレプリカ法調査が進み、大陸系穀類であるイネ、アワ、キビなどのデータが蓄積され、栽培・農耕の対象 物の輪郭が見え、またその導入時期が明らかになりつつあります。 今回の2部構成のシンポジウムでは、第 1 部「日本列島各地における初期農耕導入期の生業」でレプリカ法 データを鍵としながら、縄文時代以来の伝統的な生業体系の中で新たに導入された大陸系穀類の栽培・農耕を 評価するため、日本列島各地の初期農耕導入期の生業について、最先端の研究を紹介し、各地の共通性と多様 性を検討します。 また第2部「八ヶ岳山麓における縄文時代の終末と生業変化」では、35 年以上前に調査された八ヶ岳山麓、そし て中部高地の縄文時代終末を代表する遺跡である長野県茅野市御社宮司遺跡について、遺構や遺物、遺跡立地、生 業、居住活動などを今日的に再検討し、生業変化の復元モデルを検討します。 1 2 3 開催日時 会 場 主 催 平成 27 年(2015 年)1月 31 日(土)午後1時〜2月1日(日)午後3時 茅野市尖石縄文考古館ガイダンスルーム(長野県茅野市豊平 4734-132 電話 0266-76-2270) ・平成 26 年度科学研究費基盤研究(C)課題番号 24520868)(代表:中沢道彦) 「環日本海地域における農耕文化成立期の生業複合と社会構造変化の基礎的研究」 ・明治大学日本先史文化研究所 4 申 込 5 ・入場無料(尖石縄文考古館展示観覧料を負担願います) ・申込は原則不要ですが、会場席に限りがあります。氏名、所属、連絡先を記して 申込いただくと、事前に席を確保いたします。 申込・問合先 メール [email protected] 〒380-0921 長野市栗田 130-14 中沢道彦 6 その他 宿泊を希望される方は、茅野観光案内所(茅野駅2階 ご相談ください。 電話 0266-72-2637)などに 【連携企画】1月 31 日(土)午前 10 時〜午前 12 時 同会場 科学研究費基盤研究(B)研究成果発表会 「先史時代におけるマメの栽培過程の研究」(代表者:会田進) 1部「日本列島各地における初期農耕導入期の生業」(1月 31 日午後1時~午後5時) 長野県ほか 中沢道彦(長野県考古学会員) 四国・近畿 中村 豊(徳島大学) 山陰・山陽 濵田竜彦(鳥取県立むきばんだ史跡公園) 東海 川添和暁(愛知県埋蔵文化財調査センター) 新潟県 荒川隆史(新潟県埋蔵文化財調査事業団) 山梨県 佐野 隆(北杜市教育委員会) 縄文弥生移行期のマメの大型化について 那須浩郎(総合研究大学院大学) 討 論 2部「「八ヶ岳山麓における縄文時代の終末と生業変化」(2月1日午前9時 30 分〜午後3時) 御社宮司遺跡の調査と遺跡立地 百瀬長秀(松本市教育委員会) 御社宮司遺跡のレプリカ法調査と派生する問題 中沢道彦(長野県考古学会員) 縄文時代晩期における黒曜石原産地の開発 宮坂 清 (下諏訪町教育委員会) 磨耗痕から考える打製石斧の一使用法 塚原秀之(長野市教育委員会) 中部高地の縄文時代晩期の狩猟 川添和暁(愛知県埋蔵文化財センター) 討 総 括 論 阿部芳郎(明治大学) 詳細については中沢道彦あてメール([email protected])でお問い合わせ下さい。 本シンポジウムは平成 26 年度科学研究費基盤研究(C)(課題番号 24520868)(代表者:中沢道彦)の研究成果発表会です。 本シンポジウム及び会田進科研公開研究会は第4回中部先史古代種子研究会を兼ねます。 【連携企画】 「中山岳地域縄文時代における炭化種実及び土器種実圧痕からみるマメ栽培化過程の解明」 ~縄文農耕を問う~ 1 2 3 4 開催日時 会 場 主 催 内 容 平成 27 年1月 31 日 午前 10 時~12 時 茅野市尖石縄文考古館ガイダンスルーム 平成 26 年度科学研究費基盤研究(B)課題番号 25284154)(代表:会田進) 会田進「原村・茅野市の土器種実圧痕調査の成果 ~大量に種実を混入する土器と種実混入土器の焼成実験からその意味を考える」 輿石甫・山田武文 「梨久保 169 土器の種実の数量を推量する」 那須浩郎「大横道上、南原、樋沢、面替小谷が沢、大日野原各遺跡の炭化種実から見えること」 *岡谷土師の会、縄文阿久友の会の皆さんと調査を進めた、八ヶ岳山麓遺跡出土縄文土器から検出されたマメ科 種子圧痕の意味を考えます。 尖石縄文考古館へのアクセス 自動車をご利用の方:中央自動車道諏訪インターチェンジから約 25 分、諏訪南インターチェンジから約 35 分 冬場の長野県内の走行は、スタットレスタイヤ等を使用しないと大変危険ですので、御注意ください。 公共交通機関をご利用の方:JR 中央線茅野駅からバス「奥蓼科渋の湯行き」またはメルヘン街道バス(糸萱・横谷 峡・緑山行き)をご利用ください。所要時間約 20 分 片道料金 580 円 茅野駅(西口バス乗り場)ー尖石縄文考古館バス時刻表 茅野駅→尖石縄文考古館 運行期間 路線名 茅野駅 尖石縄文考古館前 土日祝 特定平日 渋の湯線 土日祝 特定平日 渋の湯線 7:00 7:21 10:25 10:46 尖石縄文考古館→茅野駅 毎日 メルヘン 街道バス 12:20 12:41 土日祝 特定平日 渋の湯線 13:45 14:06 運行期間 路線名 尖石縄文考古館前 茅野駅 土日祝 特定平日 渋の湯線 9:00 9:21 土日祝 特定平日 渋の湯線 12:11 12:32 土日祝 特定平日 渋の湯線 15:31 15:52 茅野市内の宿泊について ○宿泊を希望される方は、茅野観光案内所(茅野駅2階 電話 0266-72-2637)などにご相談ください。 また、茅野市観光協会HPをご覧ください。 [茅野市観光協会HP] http://www.tateshinakougen.gr.jp/ 毎日 メルヘン 街道バス 16:14 16:35
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