ミドリインコ 初対面の私に挨拶のキスをしてくれた鳥です。コンゴウインコのページ で少し触れましたが、改めて紹介します。和名をミドリインコといいます。 英名はOrange-chinned Parakeetと表記します。HONDURASは SIGUATEPEQUEの往時酒井さんが現地雇用したメードの実家で、メード の息子のペットでした。手乗りで人懐こいし、愛想はいいし、これ以上な いペットであります。大きさはセキセイインコの2倍くらいでした。熱帯 の森の中では体色のミドリも、のどの部分の鮮やかなオレンジも保護色で あります。 この実家の家業は園芸屋でして、さして広くもない庭にびっしり色々な 園芸植物をゴチャゴチャと栽培しておりました。とり木、挿し木、接木と 各種増殖技術を駆使しまして、優良種を培養し、苗を販売しているような のです。2、3 人の職人を雇用しているようでしたが、規模からして、た いして からないのではと心配しましたが、どうしてどうして、私と同年 輩の女主人は近くにある娘のメードの姉の住宅の持ち主とのことでした。 札幌の水準では豪邸の部類にはいる立派な家でありました。貧富の差が激 しい国ですが、この地では富豪でありましょう。 酒井さんの再来を歓迎しまして北に 124 ㎞離れた SAN PEDRO SULA からメードが残りの 2 人の女の子をつれてバスに乗ってはるばる会いに きたのです。2 年振りとかですが、子供は見違えるばかりに成長いたしま す。上が中学校 1 年生、下は幼稚園クラス。両人とも将来の美女ぶりをう かがわせる雰囲気でありました。左下のミドリインコを手に乗せているの が上の娘です。子供は素直です。子供の反応は酒井さんとメードとのつき あいをあらわしていて、快い感じでありました。 昼食をご馳走になりました。メードの手作りの郷土料理でした。メイン はスペイン風の肉やエビを炊き込んだご飯(Paella)とスープ(Sopa de mariscs)でした。これ以上ない歓迎を感じました。Muy bien!! 相伴に あずかりましたのは幸運でした。会話はさっぱりわかりませんでしたが、 雰囲気は伝わります。 家主のメードの姉は青年に成長した一人息子との二人暮らしでして、無 用心なのでしょう、庭には子犬も含めて10匹もの犬を放してあるのです。 ボスは見るからに獰猛なブラックハウンドのような黒毛の土佐犬大の大 型犬なのです。とてもとてもお近づきになることはご辞退したい雰囲気で ありました。 大きな息子 1 人と犬 10 匹を扶養している女主人は、アメリカから婦人 下着の担ぎ屋をして、この地で富裕層のご婦人方に訪問販売しているとか で、すこぶる逞しいのであります。脱帽。脱帽。
© Copyright 2025 ExpyDoc