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東南アジア経済論 II 第 11 回 12 月 18 日
「イスラーム金融(3)
:イスラーム金融の歴史と現状」
http://islamandeconomy.web.fc2.com/2014chuSEA2/
【今日のテーマ】
・ イスラーム金融は、歴史的上どのような経緯をたどっているのか?
・ 現在の市場規模等はどのようになっているのか?
・ 今後どのようになるか?
I.1960 年代:
萌芽期
中東湾岸諸国の独立
第 2 次世界大戦終了までの中東イスラーム諸国
すでに独立していた国々:多くが大統領制、社会主義政権を経験する国も
欧米列強の植民地:多くが王政を堅持したまま、戦後独立
OAPEC の結成
OAPEC: Organization of the Arab Petroleum Exporting Countries。アラブ石油輸出国機構。
OPEC(1960 年結成)の別組織として 1968 年に結成
20 世紀初めにアラビア半島で油田が発見。大戦後、大量消費社会時代到来と共に石油需要高まる
油田の国有化:
中東産油国が結束して欧米石油メジャー各社に対抗
莫大で安定した収入源の確保に道筋(→石油危機)
中東湾岸諸国が、政治的・経済的に植民地時代の旧宗主国から自立
イスラーム金融の基となる金融機関
パキスタン:
農業銀行(1950 年代後半)。無利子での融資と預金。ムスリムの篤信地主たちが
農民に対して無利子で融資を行った。無利子での預金に応じる者が少なかった→資金繰りが悪化
→ほどなくして閉鎖
マレーシア:
タブン・ハッジ(1969 年開始)。ムスリムによるメッカ巡礼資金を預かり、運用
を行う。投資運用部門が、イスラームに反さない相手への投資による資産運用
エジプト: ミット・ガムル貯蓄銀行(1963-66 年)。無利子での融資。対象者は過去 6 ヶ月間に
預金実績がある者に限定
←「預金者不足が融資資金不足を招く」というパキスタンの事例を参
考、安定した資金供給を可能にした。商業銀行に統合。後にナセル社会銀行へ
II.1970 年代:
黎明期
イスラーム復興運動:
イスラーム復興現象:
社会的背景
「イスラーム的なもの」と認識される象徴や行為が、日常生活の中で以
前よりも顕在化し、ムスリムの生き方にさまざまな影響をいっそう及ぼすようになる過程
イスラーム復興運動:
イスラーム主義:
イスラーム復興現象を積極的に普及・享受しようとする動き
イスラーム復興運動のうち、政治性をより強調した動き
イスラーム過激派:
テロや暴動など暴力的手段をもちいてイスラーム主義を遂行しようとして
いる一派
内容:
「前近代的な宗教を持ち出す時代錯誤的な運動」ではなく、近代思想を積極的に取り入
れ、科学技術の所産も積極的に取り入れる
指導者:
伝統的イスラーム教育を受けたウラマーではなく、欧米の近代高等教育を受けた者が
1
東南アジア経済論 II 第 11 回 12 月 18 日
「イスラーム金融(3)
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多く、むしろ体制的な伝統的ウラマーを批判
斬新なイスラーム理解に基づいて、
「真正な」イスラーム共同体の確立を目指す→イスラーム内部
からの改革
1967 年:
第 3 次中東戦争(通称:6 日間戦争、6 月戦争)の勃発とアラブ側の敗北
中東イスラーム諸国への影響:
アラブ・ナショナリズム、社会主義といったイデオロギーが後
退。反イスラエル・反米・反世俗主義の台頭。近代化によってもたらされた民衆、商人、資本家
などの新中間層が、固有のアイデンティティーをイスラームに求める
東南アジアの動向:
宣教運動=Dakwah, Da’wah, 「ダクワ」「ダアワ」「ダッワ」
、ムスリムが
「より良いムスリム」になるための活動。非ムスリムをムスリムにするための運動ではない。個
人レベルから政治運動へ。活動例:
礼拝の実施、飲酒の忌避、家庭や学校・職場での勉強会、
エジプト・サウジへの留学、政党化や政治運動
欧米・近代・世俗主義に対する批判: 批判対象のひとつとして銀行利子に着目
→利子のない、
イスラームに基づいた銀行設立が求められる
20 世紀初頭のエジプトでの議論、パキスタン、エジプト、マレーシアでの実験的取り組み
イスラーム復興運動の帰結の一つとして、イスラーム銀行が位置づけられる
イスラーム銀行:
銀行という現代的システムを保持しつつも、同時にイスラーム的要素を併せ
持つ経済主体
OIC の役割:
国際的背景
OIC:イスラーム協力機構(Organization of Islamic Cooperation)。1971 年設立、3 年に 1 度の首
脳会議、1 年に 1 度の外相会議。加盟国は、正式加盟 57 カ国、オブザーバー5 カ国、8 組織。ム
スリム人口が過半数を占めていなくても加盟可能 (南米諸国など)
1972 年 2 月の OIC 外相会議:
イスラーム銀行に関する議論を実施。エジプト経済省が中心と
なって 18 名の専門家によるレポート作成。内容:
イスラーム銀行の機能と活動、ムダーラバ、
既存の銀行からイスラーム銀行への移行プロセス、イスラーム銀行に関する国際機関の設立(→
1975 年イスラーム開発銀行)の必要性。OIC 加盟国にイスラーム銀行の意義が周知されるととも
に、イスラーム銀行設立の資金援助を行う
第 4 次中東戦争と石油危機:
第 4 次中東戦争:
経済的背景
1973 年 10 月 6 日、ユダヤ教の「贖罪の日」にエジプトとシリアがイスラエ
ルに攻撃、同月停戦。OAPEC:石油禁輸・供給制限。OPEC:原油公示価格の大幅値上げ
OPEC のカルテル戦略によるオイルマネーの還流: OPEC 加盟の中東 8 カ国の石油収入の変化
は 1973 年:277.2 億米ドル
→1980 年 2,244 億米ドル。1973-1987 年の総額:1 兆 7,400 億米
ドル
油田の国有化と、第 4 次中東戦争の石油戦略により、中東湾岸諸国はオイルマネー(Petrodollar)
を獲得
→一部がイスラーム銀行設立の原資となった
中東湾岸諸国でのイスラーム銀行設立:
1975 年:
UAE
1975 年:
サウジアラビア
中東諸国における最初のイスラーム銀行の設立年
[Dubai Islamic Bank]
[Al-Baraka Islamic Bank]
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1977 年:
クウェート
1978 年:
ヨルダン
1979 年:
バハレーン
1982 年:
カタール
[Kuwait Finance House]
[Jordan Islamic Bank for Finance and Investment]
[Bahrain Islamic Bank]
[Qatar Islamic Bank]
1970 年代においては、「1 国 1 専業銀行」の状態
III.1980 年代:
→80 年代以降拡大
拡大期
中東湾岸諸国からイスラーム諸国への拡大
イランの事例: 1979 年、イラン・イスラーム革命
←「西洋・近代化、脱イスラーム政策」
「ア
メリカ追従」
「国王独裁強権政治」に対する市民からの反発。1982 年、銀行の国有化。1987 年、
無利子銀行法に基づき銀行のイスラーム化。現在は民間の銀行認める
パキスタンの事例: 1977 年、陸軍参謀長のムハンマド・ジア=ウル=ハクが軍事クーデターを
実施、翌 78 年に大統領に就任。ジア=ウル=ハク政権、イスラーム制度の導入・施行を政権の目
標に掲げ、司法・政治・経済をイスラームの視点からの改革を目指す。銀行制度のイスラーム化
も、一連のイスラーム化政策の一環。1974 年、銀行国営化法、国内資本の銀行国営化。 1985 年、
イスラーム化。現在は従来型金融を認める
非イスラーム諸国への拡大
税回避地(Tax Haven)を通じた節税が目的
外国業務を通じて資金調達を目的
内国業務を通じて現地の人々にイスラーム金融サービスを提供することを目的
IV.1990 年代:
確立期
イスラーム銀行からイスラーム金融へ
証券分野でのイスラーム化:
スクークとイスラーム投資信託
イスラミック・インデックスの創設
保険分野でのイスラーム化:
国際機構の設立:
タカフル保険
AAOIFI (Accounting and Auditing Organization for Islamic Financial
Institutions)
イスラーム金融機関を対象とした会計基準を作成している独立の国際機関、本部:バハレーン
1980 年代後半より、イスラーム金融機関の会計処理とシャリーア解釈の統一を対象とする統一さ
れた会計基準の必要性高まる
それぞれのメリット: イスラーム金融機関側にとっては、統一されたマーケットの創造が可能、
国際的な業務展開が可能、金融機関同士の比較が可能。利用者側にとっては、どの国・どのイス
ラーム金融機関でも同質のサービスを受けることが可能、会計処理で混乱が生じない
加盟国・機関: 45 カ国の 200 以上の金融機関。各国の中央銀行、市中のイスラーム銀行、イス
ラーム銀行業を営む各種金融機関
V.2000 年代:
成長期
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多様なイスラーム金融商品
グローバルな金融マーケットの確立:
会計制度やマーケット・ルールの整備、国際的な監視体
制、資本移動の活発化
金融工学の発展:有利子金融だけでなくイスラーム金融も恩恵
イスラーム商品の多様化・高度化への需要:
有利子金融商品と同等の商品が、イスラーム金融
にも求められる
顧客ニーズに対応:
金融、イスラーム両面でニーズを満たす
シャリーア解釈の積極的な適応:
多様なイスラーム金融商品の誕生を支える
9.11 とイラク戦争の影響
2000 年代に起きた一連の出来事:
アメリカ同時多発テロ事件(2001 年 9 月 11 日)、アフガニ
スタン侵攻(2001 年 10-11 月)、イラク戦争(2003 年 3-5 月)
その後への影響: 西側諸国では、反イスラーム感情(イスラーモフォビア)、アラブ・イスラー
ム諸国のヒト・モノ・カネの動向監視を強化。イスラーム諸国では、反米感情、
「イラク戦争こそ
テロだ」という考え。中東産油国の政情不安→原油の安定的供給に疑問→原油価格の高騰
オイルマネーの動きに変化をもたらす
オイルマネーの動向
原油価格の動向: 2004 年以降に原油価格が急激に上昇。サブプライムローン問題で資金が原油
先物取引市場へ。BRICs 市場での原油需要の伸び。中東の情勢不安。原油価格高騰により、中東
湾岸諸国に巨額のオイルマネーが流入
オイルマネーの投資先の変化: 従来は欧州市場を通じて、米国債や米株式を保有。2004 年以降
は米による資金動向のモニタリングへの忌避、サブプライムローン、反米感情。
新たな投資先の模索: 国内インフラ(空港、交通、不動産)、外国証券投資(スクークへの投資)、
国内証券投資(湾岸諸国の各証券取引所での株式投資)、海外直接投資(イスラーム諸国への投資。
農業・インフラなど)、海外への資金チャンネルとしてイスラーム金融が活用
VI.現在のイスラーム金融市場
グローバルな動向
【表 1】地域別イスラーム金融の市場規模(総資産ベース)の推移
【表 2】イスラーム金融資産上位 15 か国
【表 3】イスラーム金融資産上位 15 か国のイスラーム金融機関数
【表 4】イスラーム金融資産とイスラーム金融機関数
【表 5】イスラーム金融資産とムスリム人口
【表 6】イスラーム金融資産と GDP
近年のグローバルなイスラーム金融市場
中東・北アフリカを中心に、各地域とも堅調な伸びを示し、上位 15 国で約 1 兆米ドル
2007-8 年の原油高: 中東・北アフリカでは追い風となったが、アジア(主にマレーシア)では
インフレが発生して経済が鈍化、しかし 2 年で回復
上位 15 カ国
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湾岸諸国とマレーシア:
ムスリム人口の規模は比較的小さいものの、金融機関数が多く、また
経済規模に応じてイスラーム金融資産の規模が大きい。個々人の所得が大きく、またイスラーム
金融のウエイトが大きいと推察される
その他のイスラーム諸国:
人口規模はまちまちだが、イスラーム金融資産の規模に大きな差が
ない。国土と金融機関数の関係が影響。個人所得やイスラーム金融への関心は低いものの、着実
に成長の道を歩んでいる
非イスラーム諸国:
グローバル経済の金融センターとして取り組み始めている
マレーシアの動向
【表 7】イスラーム銀行への預金者
【表 8】イスラーム銀行からの産業別融資
【表 9】イスラーム銀行からの目的別融資
【表 10】イスラーム銀行からの契約形態別融資
マレーシアのイスラーム銀行市場
預金者:
政府、金融機関、企業に比べて個人預金額の比率が 1/4~1/5 程度にとどまる
借り手: 個人の融資残高が 6 割前後で最も高い。融資の目的は、自動車・バイク、不動産購入、
教育ローンなど、個人にとっての「大きな買い物」
契約形態:
融資の過半数は、ムラーバハのような二重の売買契約に基づいている。次いで、リ
ース形式が全体の 1/4 を占める。共同事業形式であるムダーラバやムシャーラカの比率が低い
イスラーム銀行の役割: 企業相手のホールセール業務よりも、個人相手のリテール業務に強み。
イスラーム銀行自体の規模が小さいため、企業向け融資のような大口融資を引き受けるだけの体
力がない?
企業や政府からの預金を引き受け、それを原資に融資を行うことで、個々人の自動
車や住宅、教育など、個人生活の拡充に寄与
VII.今後の見通し
成長の維持・拡大のための3つのポイント
ムスリムとイスラーム(勢力)の動向:
解釈上の問題が発生しないか?
か?
イスラーム金融がどう理解されるか?
イスラームの
有利子金融に対して魅力と競争力のある金融商品を開発できる
イスラーム金融機関の数と支店が増えるか?
当該国におけるイスラームの位置づけがど
うなるか?
実体経済の動向:
マクロ経済・グローバル経済の動向がどうなるか?
分所得と貯蓄率に変化はあるか?
非ムスリム(国)の動向:
ムスリム個々人の可処
治安、地勢学上の問題は発生するか?
ムスリムがマイノリティーである西側金融センターの国々(シンガ
ポール、香港、韓国、日本など)が、どの程度「本腰」を入れるか?
マイノリティーではある
が一定規模以上のムスリムがいる経済大国(になりつつある)中国とインドの動向は?
リムもイスラーム金融を気軽に利用するようになるか?
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非ムス
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【表 1】地域別イスラーム金融の市場規模(総資産ベース)の推移
4,500
4,349
4,164
GCC(湾岸諸国)
中東・北アフリカ(GCC以外)
4,000
サブサハラ
3,725
アジア
3,500
3,532
3,374
欧米豪州
3,151
3,000
2,627
2,483
2,500
2,000
1,781
1,768
1,664
1,500
1,309
1,193
1,068
1,000
864
500
351
386
428
67
84
108
2008年
2009年
215
47
0
2007年
【表 2】イスラーム金融資産上位 15 か国
539
137
2010年
2011年
【表 3】イスラーム金融資産上位 15 か国のイス
ラーム金融機関数
70
4,000
65
61
3,880
60
54
3,500
47 46
50
3,000
40
2,500
42 40
31
30
2,000
24 24
1,509
1,334
1,500
941
1,000
796
796
13
6
10
523
500
280
190
121
117
105
87
4
4
スイス
トルコ
シリア
エジプト
バングラデシュ
イギリス
カタール
スーダン
インドネシア
イラン
UAE
サウジアラビア
スイス
【表 4】イスラーム金融資産とイスラーム金融
マレーシア
0
クウェート
66
バハレーン
79
エジプト
シリア
インドネシア
バングラデシュ
スーダン
イギリス
トルコ
カタール
バハレーン
クウェート
UAE
マレーシア
サウジアラビア
イラン
0
16
20
【表 5】イスラーム金融資産とムスリム人口
機関数
1,600
1,600
サウジアラビア
サウジアラビア
1,400
1,400
マレーシア
マレーシア
1,200
1,000
1,000
UAE
800
総資産(億米$)
総資産(億米$)
1,200
クウェート
バハレーン
600
UAE
800
バハレーン
クウェート
600
カタール
カタール
400
400
トルコ
トルコ
200
シリア
スイス
イギリス
バングラデシュ
エジプト
200
スーダン
スイス
0
0
10
20
30
イギリス
インドネシア
40
50
60
シリア
スーダン
バングラデシュ
エジプト
インドネシア
0
70
0
イスラーム金融機関数
5,000
10,000
ムスリム人口(万人)
6
15,000
20,000
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【表 6】イスラーム金融資産と GDP
1,600
サウジアラビア
1,400
マレーシア
総資産(億米ドル)
1,200
1,000
UAE
800
バハレーン
クウェート
600
カタール
400
トルコ
200
イギリス
スーダン
バングラデシュ
シリア エジプト
スイス
インドネシア
0
0
5,000
10,000
15,000
20,000
GDP(億米ドル)
【表 7】イスラーム銀行への預金者
3000
個人
企業
金融機関
政府
2500
598
2000
905
1500
1000
222
705
345
500
239
186
456
2006年
2011年
0
【表 8】イスラーム銀行からの産業別融資
1400
1242
1200
2006年
2011年
1000
800
600
503
400
200
140
116
94
109
39
75
70
16
69
13
34
68
30 41
1 12
3 11
電気、ガス、
水道
7
鉱業
31
25
50
0
その他
第一次産業
建設業
不動産業
運輸、倉庫、
コミュニケーション
小売、ホテル、
レストラン
教育、健康
金融、保険
製造業
家計
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【表 9】イスラーム銀行からの目的別融資
600
2006年
540
2011年
500
453
400
300
380
272
237
200
178
171
102
100
94
100
53
51
30
8
17
41
30
9
5
16
0
0
0
その他
耐久消費財購入
クレジットカード
土地建物以外の
固定資産購入
8
建設
非住宅用
不動産購入
証券購入
個人使用
(教育ローン)
住宅用
不動産購入
運転資金
輸送機器
購入
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