2014年12月22日

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ピクテ・ファンド・ウォッチ 2014年12月22日
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
原油価格の影響を考える
供給過剰や需要見通しの悪化懸念などを背景とした原油価格下落を受けて、産油国のロシアなどを中心に株価・
通貨の変動が大きくなっています。特に、ロシアについては、98年のロシア危機が思い起こされますが、足元の経済
のファンダメンタルズは、98年の危機時と大きく異り、即、危機的状況に陥る可能性は小さいと見られます。
原油価格大幅下落∼世界景気全体には
プラスだが市場は過剰反応?
原油価格は供給過剰や需要見通しの悪化懸念などを背
景に2014年の6月末から12月17日現在までで1バレル
105ドル台から足元、55ドル近辺へと約-50%程度注の下
落となっています(図表1参照)。主に原油輸入国にとっ
ては、原油安は生産コストの低下やガソリン価格の低下
などを通じた消費拡大により、世界全体では景気回復を
後押しするとの見方もあります(図表2参照)。
一方、原油価格の下落は原油輸出国などにとっては痛
手となります。また、株式市場ではエネルギー関連セク
ターの株価などにマイナスとなることから、産油国のひと
つであるロシア株式(RTS指数)は同期間で-47%の下
落となっています。
注:NYMEXの軽質スイート原油先物
図表1:最近の原油価格動向
(日次、期間:2013年12月18日∼2014年12月17日)
110
ドル/バレル
90
70
50
13年12月
14年3月
14年6月
14年9月
14年12月
※原油:NYMEXの軽質スイート原油先物
出所:ブルームバーグのデータを基にピクテ投信投資顧問作成
図表2:原油価格が25%下落した場合のGDPへの影響推定
需要から見た原油価格動向
∼需要は軟調
では、なぜ原油価格が下落したのでしょうか?主な背景
は、需要が激減というよりも、軟調な需要のもとでの過
剰な供給と見ています。
原油への需要を見ると足元やや軟調な展開となってい
ます(図表3参照)。過去の原油への需要の推移を見て
みると、2008年のリーマン・ショック後の景気回復期に原
油への需要が回復したように、景気回復期には原油需
要は回復し、反対に景気が鈍化する局面では原油需要
が軟調となる傾向が見られます。足元、中国の経済成長
率がやや下方修正される雲行きであること、日本、欧州
の景気回復ペースが鈍いことが原油の需要に影響した
可能性が考えられます(図表3参照)。
(次ページに続きます)
(※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の
内容が変更される場合があります。)
先進国
新興国
アジア(日本除く)
中南米
0.3%
0.5%
0.8%
-0.3%
0.4%
0.4%
0.4%
0.3%
ユーロ圏
米国
日本
中国
出所:ピクテグループのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
図表3:世界の原油需要(前年同月比)
8%
(月次、期間:1996年11月∼2014年11月)
6%
4%
2%
0%
2%
4%
6%
96年11月
ITバブル
崩壊
99年12月
03年1月
リーマンショック
06年2月
09年3月
12年4月
※原油需要:Energy Intelligence Group による世界石油需要データ
出所:ブルームバーグのデータを基にピクテ投信投資顧問作成
当ページのデータは将来の運用成果等を示唆あるいは保証するもので
はありません。
ピクテ投信投資顧問株式会社
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
供給から見た原油価格動向
∼供給過剰が最大要因、減産なら反発?
次に、より顕著な原油価格下落の理由は供給と見てい
ます。
供給過剰の背景は、サウジアラビアなど石油輸出国機
構(OPEC)加盟国やロシアなど主要産油国が原油価格
下落するなか通常であれば減産で価格下落を抑える動
きに出るところ、減産を行っていないことやシェール革命
による米国での原油の生産量の増加などが背景にある
と見ています(図表4∼6参照)。
主要産油国が減産に至らない背景には、台頭してきた
非OPECの原油生産量拡大によるOPECのシェア低下や
代替エネルギーの台頭による原油自体のシェア低下へ
の危機感などがあると見ています。また、米国のシェー
ル開発業者への圧力、イランの核保有やロシアへの制
裁などを意識しているとの見方もあります。
一方、非OPECの台頭については、米国の原油生産の
地位の高まりが注目されます。米国はシェール革命によ
り2020年までには現在世界最大の産油国であるサウジ
アラビアを抜いて、世界最大の原油産出国となることが
予想(IEA)されており、過去7年間で産出量は70%近く増
加しています(図表5参照)。
こうしたなか「原油価格の下落で生産コストが中東諸国
などと比較して高いシェールオイルは採算が合わなくな
り生産する企業が減り、シェールオイル関連企業にも影
響があるのでは」という懸念もあがっています。
サウジアラビアの原油生産自体の採算コストは10ドル以
下といわれていますが、現在の国家予算維持には1バレ
ル90ドル程度必要といわれています。しかし、同国は
GDP(国内総生産)比100%程度の外貨建て資産を保有
することから、当面の原油安には耐えられるとの見方が
あります。一方、イランやベネズエラなどは国家財政が
ぜい弱で、イランでは1バレル130ドルあたりが、ベネズエ
ラでは160ドルあたりが同国の国家予算維持の水準とも
言われており、原油価格が続落あるいは低水準で推移
した場合には同国財政や経済に大きなマイナスとなりま
す。
米国のシェールオイル生産の採算ラインは1バレル約40
∼115ドル、平均で85ドルと推定されています。長期にわ
たって原油価格が生産の採算ラインを大きく下回って低
迷した場合には、採算が合わない事業からの撤退により
生産量が減少し、シェールオイル関連企業の収益にもマ
イナスの影響を及ぼす可能性があります。(図表6参照)
今後もOPECが引き続き減産せず、ドル高が進行し需要
の大きな減少が見られた場合には、原油価格が更に下
落する可能性もあります。一方、需要は変化するのに時
間がかかりますが、減産が開始された場合には急反発
する可能性もあり今後の動向に注視が必要と見られま
す。 (次ページに続きます)
(※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の
内容が変更される場合があります。)
ピクテ投信投資顧問株式会社
図表4:原油生産量と原油価格の推移
(月次、期間:1997年11月∼2014年11月)
35,000
MBBL/日
OPEC原油生産量(左)
原油価格(WTI)(右)
ドル/バレル
150
33,000
130
31,000
110
29,000
90
27,000
70
25,000
50
23,000
30
21,000
10
19,000
97年11月
-10
01年11月
05年11月
09年11月
13年11月
図表5:サウジアラビアと米国の原油生産量
(月次、期間:2004年11月∼2014年11月(米国9月))
11,000
2020年
MBBL/日
10,000
9,000
IEA
予想
8,000
7,000
6,000
サウジアラビア原油生産量
米国原油生産量
5,000
4,000
3,000
04年11月06年11月08年11月10年11月12年11月14年11月
図表6:原油価格の推定採算ライン
ベネズエラの国家予算維持
イランの国家予算維持
米国シェールオイルの生産採算ライン(最高値)
ロシアの国家予算維持
カナダのオイルサンドの生産採算ライン
航空会社の営業黒字維持水準
サウジアラビアの国家予算維持
米国シェールオイルの採算ライン(平均値)
米国シェールオイルの採算ライン(最低値)
ロシアの原油生産採算ライン
サウジアラビアの原油生産採算ライン
130
115
110
100
95
90
85
40
30
7
0
20 40
160
米ドル/BBL
60 80 100 120 140 160 180
【図表4,5,6】
出所:ブルームバーグ、国際エネルギー機関(IEA)、ピクテグ
ループ、各種資料のデータを基にピクテ投信投資顧問作成
当ページのデータは将来の運用成果等を示唆あるいは保証するもので
はありません。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
原油価格下落による主要産油国ロシアへの影響
図表7:新興国の対外債務比較
ロシアでは原油価格の急落を受けて、通貨ルーブルが
大きく下落しており、かつてのロシア危機のような状況に
なるのではないかと心配する声が聞かれる状況ですが、
ファンダメンタルズ(基礎的条件)は危機時より大きく改善
しており、すぐに危機的な状況になる訳ではありません。
ただし、今後の状況については引き続き注意深く見てい
く必要があると考えます。
ロシア危機当時とは
ファンダメンタルズに大きな違い
現在、ロシアでは通貨ルーブルが大きく下落しており、
1998年8月に起こったロシア危機のような状況になるの
ではないかと心配する声が聞かれる状況です。
現在の状況と1998年のロシア危機では、原油価格の急
落という共通点があります。1998年のロシア危機の際に
は、1996年末頃には25ドル台だった原油価格が、1997
年末には17ドル台まで約-30%超下落しています。危機
以前のロシアは現在よりも資源に対する経済の依存度
が高く、原油価格の下落はロシアの財政や経済に大き
なマイナス影響となりました。
原油価格の下落という共通点がある一方、ロシアのファ
ンダメンタルズ(基礎的条件)には大きな差があります。
当時のロシアは対外債務が対GDP(国内総生産)比で
45%(1997年末時点)あり、現在の33%(2014年9月時
点)よりも高い水準にありました(図表8参照)。また足元
のロシアの対外債務(対GDP比)は新興国平均よりも低
い水準にあります(図表7参照)。次に外貨準備(金を含
む)の水準を見ると、1997年末時点が176億ドルだった
のに対して、足元では4,205億ドル(2014年11月末時点)
と世界でも中国、日本に次ぐ規模の残高です(図表9参
照)。
そのため現在ロシアが置かれている状況は、原油価格
下落の影響で通貨ルーブルが急落しているといった点
では似ていますが、対外債務比率や外貨準備高など
ファンダメンタルズを見ると大きくかけ離れた状況にある
ことがわかります。
ロシアは、すぐに危機的な状況になるようなファンダメン
タルズではありませんが、今後の状況については引き
続き注意深く見ていく必要があると考えます。
(次ページに続きます)
※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内
容が変更される場合があります。
図表8:ロシアの対外債務対(GDP比)
(1997年末時点、2014年9月末時点)
60%
45.1%
33.0%
40%
20%
0%
1997年
2014年
図表9:ロシアの外貨準備
(1997年末時点、2014年11月末時点)
億ドル
6,000
4,205
4,000
2,000
176
0
1997年
2014年
当ページのデータは将来の運用成果等を示唆あるいは保証するもので
はありません。
【図表7,8,9】
※2014年の値については、IMFによる2014年の名目GDP(国内総生産)(予
想)データとロシア中央銀行発表の対外債務残高(2014年9月推計)を用い
て算出 出所:ロシア中央銀行、IMF、ピクテ・アセットマネジメント、ブルー
ムバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
当ファンドのロシア株式組入れについて。
今後も分散投資によりリスク低減を図る
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)(以下、
当ファンド)では、ロシア株式について、2014年11月末
時点で7.0%注保有していましたが、12月に入って若干組
入比率を引き下げています(2014年12月18日時点で約
5%台半ば注)。今後も、ウクライナを巡る地政学リスクが
後退した場合や原油価格が反発した場合には、ロシア
株式も反発が期待できることも考慮し、一定の保有比
率を継続する方針です。
その一方で、改革の進展が期待される中国(2013年11
月末は20.9%注⇒2014年11月末は25.2%注)や、企業の
内部留保金に対する課税強化が予想されることを受け
て、企業が配当性向の引き上げに動く可能性が高いと
みられる韓国(2013年11月末は1.1%注⇒2014年11月末
は1.8%注)などの組入比率を引き上げています。また、
この両国は原油純輸入国であり原油安は経済にプラ
ス効果をもたらすと期待されます。
当ファンドでは、新興国に幅広く投資を行い、分散投資
を行うことで、今後も様々なリスクの低減を行っていく
方針です(図表10参照)。
注:ファンドの主な投資対象であるPGSF-新興国ハイインカム株式ファンド
の状況です。
図表10:当ファンドの国別組入比率
(2014年11月末時点)
カザフスタン,
0.8%
チリ, 0.9%
アラブ首長国 コロンビア, 0.5%
トルクメニス
連邦, 0.6%
ナイジェリア,
タン, 0.4%
0.5%
カタール, 1.3%
預金等、その
他, 4.5%
メキシコ, 2.5%
マレーシア,
3.0%
中国, 25.2%
高成長国
39.9%
ロシア, 7.0%
ポーランド, 4.3%
タイ, 3.3%
資源国
40.3%
南アフリカ, 8.2%
ブラジル, 14.6%
インドネシア,
2.5%
トルコ, 1.4%
チェコ, 1.1%
準先進国
15.3%
インド, 0.8%
フィリピン, 0.5%
ハンガリー,
0.4%
カンボジア,
0.3%
※上記はファンドの主な投資対象であるPGSF-新興国ハイインカム
株式ファンドの状況です。
ギリシャ, 0.2%
韓国, 1.8%
台湾, 13.3%
上記は過去の実績であり、当ファンドの運用実績を示すものではありま
せん。また、データは将来の運用成果等を示唆あるいは保証するもの
ではありません。
(※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変
更される場合があります。)
ピクテ投信投資顧問株式会社
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
投資リスク
[基準価額の変動要因]
●ファンドは、実質的に株式等に投資しますので、ファンドの基準価額は、実質的に組入れている株式の価格変動等(外国証
券には為替変動リスクもあります。)により変動し、下落する場合があります。
●したがって、投資者の皆様の投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割
り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。また、投資信託は預貯金と異なり
ます。
●ファンドは、実質的に株式に投資しますので、ファンドの基準価額は、実質的に組入れている株式の価
株式投資リスク
格変動の影響を受けます。
(価格変動リスク、
●株式の価格は、政治経済情勢、発行企業の業績・信用状況、市場の需給等を反映して変動し、短期的
信用リスク)
または長期的に大きく下落することがあります。
為替変動リスク
●ファンドは、実質的に外貨建資産に投資するため、対円との為替変動リスクがあります。
●円高局面は基準価額の下落要因、円安局面は基準価額の上昇要因となります。
●ファンドが実質的な投資対象とする新興国は、一般に政治・経済・社会情勢の変動が先進国と比較し
て大きくなる場合があり、政治不安、経済不況、社会不安が証券市場や為替市場に大きな影響を与え
ることがあります。その結果、ファンドの基準価額が下落する場合があります。
カントリーリスク
●実質的な投資対象国・地域において、政治・経済情勢の変化により証券市場や為替市場等に混乱が
生じた場合、またはそれらの取引に対して新たな規制が設けられた場合には、基準価額が予想外に下
落したり、運用方針に沿った運用が困難となる場合があります。この他、当該投資対象国・地域におけ
る証券市場を取り巻く制度やインフラストラクチャーに係るリスクおよび企業会計・情報開示等に係るリ
スク等があります。
※基準価額の変動要因は上記に限定されるものではありません。
[その他の留意点]
●ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第 37 条の 6 の規定(いわゆるクーリング・オフ)の適用はありません。
ファンドの特色
<詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)でご確認ください>
●主に新興国の高配当利回りの株式に投資します
●特定の銘柄、国や通貨に集中せず、分散投資します
●毎月決算を行い、収益分配方針に基づき分配を行います
●毎月 10 日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、原則として以下の方針に基づき分配を行います。
−分配対象額の範囲は、経費控除後の繰越分を含めた利子・配当等収益と売買益(評価益を含みます。)等の全額とします。
−収益分配金額は、基準価額の水準等を勘案して委託会社が決定します。
毎年 2 月、5 月、8 月および 11 月の決算時には、原則として決算時の基準価額が 1 万円を超えている場合は、毎月の分配金に 1 万円を超える部分の額
および分配対象額の範囲内で委託会社が決定する額を付加して分配する場合があります(1 万円を超える部分の額が少額の場合には、分配金を付加し
ないこともあります)。
−留保益の運用については、特に制限を設けず、委託会社の判断に基づき、元本部分と同一の運用を行います。
※将来の分配金の支払いおよびその金額について示唆、保証するものではありません。
※投資にあたっては、以下の投資信託証券への投資を通じて行います。
○ピクテ・グローバル・セレクション・ファンド-新興国ハイインカム株式ファンド(当資料において「新興国ハイインカム株式ファンド」という場合があります)
○ピクテ-ショートターム・マネー・マーケット JPY(当資料において「ショートターム MMF JPY」という場合があります)
※実質組入外貨建資産は、原則として為替ヘッジを行いません。
※資金動向、市況動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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[収益分配金に関する留意事項]
分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純
資産から支払われますので、分配金が支払われると、
その金額相当分、基準価額は下がります。
分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払
われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。
また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
計算期間中に発生した収益を超えて支払われる場合
前期決算日から基準価額が上昇した場合
前期決算日から基準価額が下落した場合
(注)分配対象額は、①経費控除後の配当等収益および②経費控除後の評価益を含む売買益ならびに③分配準備積立金および
④収益調整金です。分配金は、分配方針に基づき、分配対象額から支払われます。
※上記はイメージであり、実際の分配金額や基準価額を示唆するものではありませんのでご留意ください。
投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当
する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合
も同様です。
分配金の一部が元本の一部払戻しに相当する場合
分配金の全部が元本の一部払戻し
に相当する場合
普通分配金: 個別元本(投資者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
元本払戻金: 個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の投資者の個別元本は、元本払戻金(特別分配金)の
(特別分配金) 額だけ減少します。
(注)普通分配金に対する課税については、「手続・手数料等」の「税金」をご参照ください。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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手続・手数料等
[お申込みメモ]
購入単位
販売会社が定める 1 円または 1 口(当初元本 1 口=1 円)の整数倍の単位とします。
購入価額
購入申込受付日の翌営業日の基準価額とします。(ファンドの基準価額は 1 万口当たりで表示しています。)
換金価額
換金申込受付日の翌営業日の基準価額から信託財産留保額を控除した価額とします。
換金代金
原則として換金申込受付日から起算して 7 営業日目からお支払いします。
購入・換金の
申込不可日
ルクセンブルグの銀行またはロンドンの銀行の休業日ならびに当該休業日の 2 営業日前の日においては、購入・換金のお申込みはできません。
換金制限
信託財産の資金管理を円滑に行うため、1 日 1 件 10 億円を超える換金はできません。
また、別途、大口換金には制限を設ける場合があります。
信託期間
平成 20 年 1 月 31 日(当初設定日)から無期限とします。
繰上償還
決算日
受益権の口数が 10 億口を下回ることとなった場合等には信託が終了(繰上償還)となる場合があります。
毎月 10 日(休業日の場合は翌営業日)とします。
年12回の決算時に、収益分配方針に基づき分配を行います。
収益分配
※ファンドには収益分配金を受取る「一般コース」と収益分配金が税引後無手数料で再投資される「自動けいぞく投資コース」があります。ただし、販売会社によって
は、どちらか一方のみのお取扱いとなる場合があります。
[ファンドの費用]
投資者が直接的に負担する費用
購入時手数料
3.24%(税抜3.0%)の手数料率を上限として、販売会社が独自に定める率を購入申込受付日の翌営業日の基準価額に乗じて得た額とします。
(上記は 1 口当たりの購入時手数料です。購入時手数料の総額は、これに購入口数を乗じて得た額となります。)
信託財産留保額 換金時に換金申込受付日の翌営業日の基準価額に 0.3%の率を乗じて得た額が控除されます。
投資者が信託財産で間接的に負担する費用
運用管理費用
(信託報酬)
毎日、信託財産の純資産総額に年1.242%(税抜1.15%)の率を乗じて得た額とします。運用管理費用(信託報酬)は、毎計算期末または信託終
了のとき信託財産中から支払うものとします。
[運用管理費用(信託報酬)の配分(税抜)]
委託会社
販売会社
受託会社
年率 0.35%
年率 0.75%
年率 0.05%
新興国ハイインカム株式ファンド
純資産総額の年率0.75%
投資対象
ショートタームMMF JPY
純資産総額の年率0.3%(上限)
とする
(上記の報酬率等は、今後変更となる場合があります。)
投資信託証券
実質的な負担
その他の費用・
手数料
最大年率1.992%(税抜1.9%)程度
(この値はあくまでも目安であり、ファンドの実際の投資信託証券の組入状況により変動します。)
毎日計上される監査費用を含む信託事務に要する諸費用(信託財産の純資産総額の年率0.054%(税抜0.05%)相当を上限とした額)ならびに組
入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料等および外国における資産の保管等に要する費用等(これらの費用等は運用状況等により変
動するため、事前に料率、上限額等を示すことができません。)は、そのつど信託財産から支払われます。投資先ファンドにおいて、信託財産に課
される税金、弁護士への報酬、監査費用、有価証券等の売買に係る手数料等の費用が当該投資先ファンドの信託財産から支払われます。
※当該費用の合計額については、投資者の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
[税金]
●税金は表に記載の時期に適用されます。
●以下の表は、個人投資者の源泉徴収時の税率であり、課税方法等により異なる場合があります。
時期
項目
税金
分配時
所得税
および地方税
配当所得として課税
普通分配金に対して 20.315%
換金(解約)時
および償還時
所得税
および地方税
譲渡所得として課税
換金(解約)時および償還時の差益(譲渡益)に対して 20.315%
※少額投資非課税制度「愛称:NISA(ニーサ)」をご利用の場合
NISA は、平成 26 年 1 月 1 日以降の非課税制度です。NISA をご利用の場合、毎年、年間 100 万円の範囲で新たに購入した公募株式投資信託などから生じる配当所得および譲渡所得
が 5 年間非課税となります。ご利用になれるのは、満 20 歳以上の方で、販売会社で非課税口座を開設するなど、一定の条件に該当する方が対象となります。詳しくは、販売会社にお問
い合わせください。
※上記は、当資料発行日現在のものですので、税法が改正された場合等には、税率等が変更される場合があります。
※法人の場合は上記とは異なります。
※税金の取扱いの詳細については、税務専門家等にご確認されることをお勧めします。
ファンドに関する
お問い合わせ先
ピクテ投信投資顧問株式会社
【電話番号】
【ホームページ】
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Pictet Fund Watch
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
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委託会社
ピクテ投信投資顧問株式会社(ファンドの運用の指図を行う者)
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第380号 / 加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
受託会社
三井住友信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管および管理を行う者)
<再信託受託会社:日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社>
販売会社
下記の販売会社一覧をご覧ください。(募集の取扱い、販売、一部解約の実行の請求受付ならびに収益分配金、償還金および一部解約代金の
支払いを行う者)
販売会社一覧
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商号等
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岩井コスモ証券株式会社
宇都宮証券株式会社
SMBC日興証券株式会社
SMBCフレンド証券株式会社
株式会社SBI証券
岡三証券株式会社
極東証券株式会社
髙木証券株式会社
東洋証券株式会社
新潟証券株式会社
野村證券株式会社
ばんせい証券株式会社
百五証券株式会社
マネックス証券株式会社
みずほ証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
水戸証券株式会社
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株式会社広島銀行(インターネットバンキング専用)
株式会社福岡銀行
株式会社北海道銀行
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金融商品取引業者
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登録金融機関
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関東財務局長(金商)第24号
近畿財務局長(金商)第15号
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関東財務局長(金商)第2251号
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関東財務局長(金商)第53号
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近畿財務局長(金商)第20号
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九州財務局長(登金)第6号
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東北財務局長(登金)第12号
加入協会
一般社団法人 一般社団法人 一般社団法人
日本証券業
日本投資
金融先物 第二種金融商品
協会
顧問業協会
取引業協会
取引業協会
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当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあ
たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等をお渡ししますので必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。●投資信託は、値動きのあ
る有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者
の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。●運用による損
益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありま
せん。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものでは
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はなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象で
はありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。●当資料に掲載されているいかなる
情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
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