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平成26年度日本看護協会 インターネット配信研修[オンデマンド]
研修No.110「一般病院における認知症系アの質向上のための看護管理者の役割
~急性期医療を受ける認知症高齢者に対応するために~」
~ 受講者の皆さまからの講義へのご質問と回答 ① ~
講義内容への質問
●第10章:倫理調整について
○講義の中で「客観的視点を持って倫理調整を行う」というお話が
ありました。
1
例えばどのような場面で倫理的調整が必要なのか、教えてくださ
い。
回 答
BPSDが強い場合、向精神薬による薬物療法や身体拘束による行動制限が実施され
ることがあります。その場合、患者の安全を守るうえで必要なことであってもその策が
最善の対処であるのか、自分や他職種の考え・行動を冷静に協議することが必要と
思われます。
<藤原講師>
外来での問診の際に、その時の表情・言動から認知症の症状と生活状況を注意深く
アセスメントし、ニーズや課題を明確にして対応するようにしております。受診当日に
●家族支援の方法について
時間が持てない場合は、外来日以外で面談を行います。電話での相談にも応じてお
○外来受診の際に、そのご家族に支援を行う良い方法があれば教
りますが、多くの情報を得られるよう、ご本人やご家族と直接お会いすることよいで
えてください。
しょう。
受診が終了したらすぐに帰宅する状況から、なかなか家族の思いを
2
<藤原講師>
聞く時間が持てません。
家族は早く帰りたいと思っていると感じるので、どうしたら良いか
看護師から先に声をかけたりするなど、家族が話しかけやすい雰囲気作りも重要で
困っています。何か良い取り組み例がありましたら教えてください。
す。また、時間に余裕がない家族には連絡ノート等を活用するとよいと思います。
<島橋講師>
平成26年度日本看護協会 インターネット配信研修[オンデマンド]