「瀬尾南海の世界」リーフレットPDF(A4×2枚)

平成27年
12月23日(火)∼4月5日(日)
■開館時間 / 9:00 ∼ 18:00(入館受付 17:30 まで)
■休 館 日 / 月曜日(月曜日が祝日のときは翌日)
12/25,31,1/1,2,2/25,3/25
■入 館 料 / 常設展示と共通
一 般:310 円(230 円)
高校・大学生:190 円(120 円)
小 ・ 中 学 生:120 円(60 円)
※( )は 20 名以上の団体
かい
■黎明館3階 企画展示室
せ の お な ん
平成26年
日本画家 瀬尾南海の世界
∼知られざる鹿児島ゆかりの画家∼
ほんば
「 奔 馬 」
※ 身体障害者手帳,療育手帳及び精神障害者保健福祉
手帳の提示のあった方とその介護者1名は免除
※ 県内の小・中学校,高等学校,特別支援学校の児童・
生徒とその引率者については,教育課程に基づく学習
活動として入館する場合は,事前申請によって入館料
が免除されます。
のど か
「 閑 」
鹿児島県歴史資料センター黎明館
開催にあたって
瀬尾南海
瀬尾南海は,1894(明治27)年大阪府生まれ。薩摩藩士で,島津斉彬の画のお相手役や,
かくてい
西郷隆盛とも親しかったという祖父鶴汀に, 幼い頃から絵を学び,9歳の時,内国勧業博
覧会(大阪)で,祖父とともに作品が選ばれ,時の東宮(後の大正天皇)に絵を献上しました。
かのう たんめい
1908(明治41)年14歳の時,一家で上京すると,絵師の狩野探溟(師:薩摩出身の樋口
たんげつ
探月)の画塾で本格的に絵を学び,1918(大正7)年,文展(文部省美術展覧会)に入選し,
将来を期待されるようになります。
しかし,南海は,次第に画壇から離れ,自宅で,素人の希望者に画の手ほどきを始めるの
です。南海に学ぶ塾生は,財界人,実業家,大学教授,住職,菓子屋,主婦,OL,学生など様々で,
そ せんどう
1940(昭和15)年に「素仙洞」という会ができるほどになりました。
そんな南海の絵は,画題も技法も幅広く,各流派にわたるのが特徴です。1969(昭和
44)年,75歳で亡くなるまで,多くの方々に絵を教えましたが,鹿児島では,ほとんど知
られていません。
今回,南海の生誕120年を記念し,平成14年に御子息から寄贈された作品を中心に展
示いたします。
「人生はすべて縁によって結ばれている」と語り,数多くの塾生に慕われていたという,
南海の作品の世界をどうぞ御高覧ください。
第1章 人を描く
第2章 自然を描く
瀬尾鶴汀「南洲先生真像」
32.3㎝×226.5㎝ 1876
(明治 9)
年
「太公望」
32.8㎝×42.0㎝ 1950
(昭和25)
年
「朝顔」
27.2㎝×24.2㎝ 1960
(昭和35)
年
第3章 身近なものを描く
関連行事
企画展解説講座(展示解説講座を兼ねる。)
「 瀬 尾 南 海 の 世 界 」
●日時:1 月 24 日(土)
13:30 ~ 15:00
●場所:黎明館 3 階 講座室
●講師:学芸専門員 切原勇人
けん こう
「献香」文展入選
270㎝×147㎝ 1918
(大正7)
年
「あらかぶ」
34.5㎝×53.5㎝ 1946
(昭和21)
年
※ 講座は無料,
申込みは必要ありません。
※ 講座終了後,
企画展示室で解説を行います。
その際は,
常設展示団体入館料が必要です。
鹿児島県歴史資料センター黎明館
〒892-0853 鹿児島市城山町7番2号 TEL 099
(222)
5100
ホームページhttp://www.pref.kagoshima.jp/reimeikan/
FAX 099
(222)
5143