データシート(PDF)

AML DATA SHEET: KW Issue C
www.qdj- mcg.com
UHV-互換ワイヤと熱電対KW3, KW6, KW9 及び KTK
ポリイミド絶縁ワイヤの一般的特性
ポリイミドは誘電性と機械的特性に優れています。摩耗に対して耐性が高く、高温、低温に対しても柔軟な耐性を有
しています。ガス排出性能も優れていて、ベークアウトにより内部吸収されたガスも迅速に排出されます。.
ポリイミド被覆ワイヤは2種類があります。エナメルタイプとフィルム巻きです。エナメルコートワイヤ
は薄いコーティングで放射線に対する耐性が高いことが有利な点です。フィルム巻きワイヤはかなり厚い絶縁になり
ますが、ワイヤも一緒に動くような用途には最適です。
ポリイミドは使用される厚みの幅によって自然の金色から薄い茶色までで着色されます。有機染料は使用しません。
このタイプの製品はUHV用途として洗浄後出荷されます。
共通データ – 全製品
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最小曲げ半径: 2mm
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200ºCにてベーキング可。絶縁は260℃まで上げても問題ありませんが、排ガス特性が恒久的に悪くなります。
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最低温度 <4.2ºK. 80°K以下で使用する場合はワイヤはフレックスタイプは不可。ストレートタイプか
ツイストタイプになります。
♦
ガス排出分子: CO と H2, < 1 x 10-12mBar リットル sec-1 metre-1 , 70ºCにて(200℃にて 12時間のベー
キング後)
KW9
KW3
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ポリイミドエナメルコート付 OFHC 銅製ワイヤ 10m長
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ワイヤ外形 0.295mm : 全体で0.314mm から0.331mm
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抵抗 20℃にて 0.25 ohm(オーム).
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電圧定格値 250V RMS.
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ガンマ線放射耐性 > 1 x 1010 Rad.
-1
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銀製メッキ OFHC 銅製ワイヤ、ポリイミドの
ヘリカルフィルムで2重巻き。 ポリイミドはフッ化エチレン個ポリ
マーにてシールが施されている 10m 長
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ワイヤ径 0.9mm, 全体径 1.10mm から1.17mm.
♦
♦
銀メッキされたOFHC 銅線にポリイミドヘリカルフィルム二度巻き、
ポリイミドは蛍光エチレンポリマーにてシールされています。長さ
10m
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線径は0.6mm ,外径は 0.81 から0.87mm.
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抵抗値は 20℃にて0.06 オーム/ m .
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電圧定格 600V RMS
電圧定格 600V RMS
KTK
KW6
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抵抗 温度20℃にて0.027 オーム/ m
♦
両方ともポリイミドヘリカルフィルムで巻かれたクロメル/アルメル
タイプ熱電対。ポリイミドは蛍光エチレンコポリマーにてシールさ
れています。熱電対の接続部は剥き出しです。線はツイスト線、
長さ2m
♦
線径は0.2mm , 外形は0.4mm.
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-40℃から+230℃において、許容偏差 <1º 、
BS4937 標準品一覧より.
This document and the designs depicted are the copyright of Arun Microelectronics Ltd. Specifications are subject to change, confirm before ordering. E & OE
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使い方説明
ストリッパー
全てのポリイミド絶縁線はロータリ高速ストリッパーのご使用をお勧めします。サーマルストリッパーは適していません。
フィルム巻き線はシャープなナイフの下で線を回しながら外皮を剥ぐのが良いでしょう。シリンダー状になっている被覆状の絶縁
シールを剥がして下さい。線材に損傷を与えないよう注意して行って下さい。
ラッカーシールされた線はシリコンシリコンカーバイド紙を使って被覆を剥がして下さい。
熱電対の使い方
熱電対の接点は剥き出しです。導電体の表面への接触が熱電対接続されている装置の計測や制御に誤差の原因と
ならないように注意して下さい。大抵の制御機器は熱電対の共通モード電圧にて影響を受けるので、時々接点を絶縁する必
要がある場合が生じます。アルミナセラミック玉、又はプレートは熱伝導性が高く、良い電気的絶縁特性があるので、この目的
に便利です。
線材は見かけ同じなので、他の方法で識別が必要です。熱電対の接点が熱せられると、プラスの電圧がアルメル線に
対してクロメル線上に発生します。電圧は約40µV ºC-1 なので、数十分の1℃の温度上昇を認識できる感度を有した
電圧計が必要です。二者択一法として、アルメルは弱い磁性を有しているので微尐磁性永久磁石として認識される
かもしれません。
熱電対を互換性のある制御装置に接続して下さい。線は被覆するかツイストにして下さい。一般的に互換性のある材料
によるフィードスルーを使う程の必要は無いでしょう。実際上真空側の接点を全く互換のある材質にすることは困難
です。使用されるフィードスルーピンは実際上出来るだけ近くで、同じ温度領域で使用するようにして下さい。
こうすることで、フォードスルーピンの末端で互いに余分に、不必要な熱電効果で発生する電圧を出来るだけ小さく、
又はキャンセルすることが出来ます。これらの予備的注意が有効な誤差は平均的に2ºC以内です。
多目的フィードスルー予備のピンを使用するのは避けて下さい。高電流が流れるとフィードスルー全体の温度が
上昇し計測誤差の原因にもなります。大きな交流電圧が熱電対の線の近くにあると測定装置に影響を与える場合があります。
注文情報:
KW3
KW6
KW9
KTK
0.3mm 銅線, ポリイミド-エナメルシール, 10m
0.6mm 銅線, ポリイミド巻き, 10m
0.9mm 導線, ポリイミド巻き, 10m
Kタイプ熱電対はポリイミド巻き, 2m
特注にてより長いケーブルの提供ができます
日本カンタム・デザイン(株)
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