詳細情報

技術名称:小型無人飛行船とメカナムホイール小型検査ロボットの併用による目視検査システム
Wi-Fi カメラ搭載小型無人飛行船により、桁や床版などの高所の近接目視を、Wi-Fi
カメラ搭載小型無人飛行船および Wi-Fi カメラ搭載メカナムホイール小型検査ロボットに
より、ボックス桁内部の近接目視を行う技術である。
Wi-Fi カメラ搭載小型無人飛行船は、総重量が 300g 弱であるため、落下時の衝
撃が小さいうえ、飛行船であることから、急な落下を生じることがなく、安
全性の高いシステムとなると考えている。また、小型無人飛行船は浮力と動力
を備えており、浮力により長時間飛行可能であり、動力により前後左右、上下方向に自
技術特徴
由に飛行可能である。
Wi-Fi カメラ搭載小型無人飛行船、Wi-Fi カメラ搭載メカナムホイール小型検査ロボッ
トともにタブレット PC やアンドロイド端末で操作可能であり、オペレーターと検査員を一人
で兼ねることも可能である。
Wi-Fi カメラ搭載小型無人飛行船、Wi-Fi カメラ搭載メカナムホイール小型検査ロボ
ットともに、安価なシステムであるため、地方公共団体などで事前点検や定期点検を行う
際に有用なシステムと成り得る。
桁および床版の近接目視検査については Wi-Fi カメラを搭載した小型無人飛行船
(飛行系)を使用する。また、ボックス桁内については、Wi-Fi カメラ搭載小型無人飛行船
と Wi-Fi カメラ搭載メカナムホイール小型検査ロボット(車輌系)を使用する。
移動手法
(飛行系等)
(a) Wi-Fi カメラ搭載小型無人飛行船
(b) メカナムホイール小型検査ロボット
Fig. 検査用ロボット
小型無人飛行船、メカナムホイール小型検査ロボットともに、タブレット PC もしくは
操作方法
Android 端末を使用して遠隔操作する。ただし、現状では視認できる範囲内での遠隔操
(遠隔、自律、半自律)
作に限られている。現在、遠隔でも操作できるように、複数台のネットワークカメラを用いた
遠隔操縦システムを開発中である。
情報取得方法
<完成している技術>
(複数カメラ、広視野カメ
 Wi-Fi カメラを用いて撮影した動画および静止画により、近接目視を行う。
ラ、赤外線検出器、打音
<開発している技術>
検査機 等)
 位置情報を自動で取得する技術を開発中です。
<完成している技術>
取得情報の整理・分析
方法
(リアルタイム動画、オルソ
画像、3D データ 等)
 Wi-Fi カメラにより撮影した動画および静止画により、リアルタイムもしくは録画後にひび
割れ箇所などの損傷個所の特定を行う。
<開発している技術>
 損傷状況と位置情報を統合したデータを作成するシステムを研究、開発中です。