P192-209 13.9.11 5:46 PM ページ199 一般名 熱 線 反 射 ガ ラ ス 熱 線 吸 収 板 ガ ラ ス 防 火 ・ 耐 火 ガ ラ ス 品種 (商品名) サ ン カ ッ ト Σ / サ ン ル ッ ク ス ご注意 掲載 ページ 技 術 サ ポ ー ト ・ ご 注 意 反射映像を確保する場合(映像調整構法) 一般に、熱線反射ガラスによる反射映像は、遠方の建物の反射像を比較的遠い視点から見ることが多くなります。このため、わずかな歪みで もその影響は増幅され、反射映像は大きく歪んでしまいます。美しい反射映像を確保するためには、下記事項について総合的に対策を取る 必要があります。 ・サッシの取付け寸法精度を高くする。 ・特殊なバックアップ材等を用いて、ガラス自体の歪みを最小限とする。 ・剛性の小さい呼び厚さ6ミリの反射ガラスは用いず、呼び厚さ8ミリ以上を使用する。 ・映像調整のビューポイントを定めて、無理な調整は行わない。 詳細は P163「熱線反射ガラスの反射映像に対応する場合の標準納まり」をご参照ください。また、熱線反射ペヤ、網入サンルックス、熱線 反射合わせガラスの納まりについては、複層ガラス・網入板ガラス・合わせガラスの標準納まりをご参照ください。 反射映像を問題としない場合 基本的にはフロート板ガラスの納まり・施工に準じてください。<P157参照>また、熱線反射ペヤ、網入サンルックス、熱線反射合わせ ガラスの納まりについては、複層ガラス・網入板ガラス・合わせガラスの標準納まりもご参照ください。 ●おことわり 061 ・熱線反射ガラスの反射膜に、小さな点状の色抜け部分や色ムラのある場合があります。この欠点は製法上生じるものですが、これを皆無にすることは、 非常に困難ですのでご了承ください。 ∼ 062 ■使用上のご注意 ・美しい反射像を保ち、その機能を長くお使いいただくためには、2∼3ヵ月に1回程度のクリーニングを行ってください。 ・汚れがひどい場合は中性洗剤で汚れを落とし、水洗いします。なお、グラスターなど砥粒の入った洗剤、酸性あるいはアルカリ性の強い 洗剤を使用しますと、反射膜に悪影響がありますので避けてください。また、外壁、内壁のタイルや石などの洗浄の際、ガラスに洗剤が 付着しないよう注意してください。 ・冷暖房用の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、ガラスに密着して厚手のカーテンを吊ったり、ロッカーなどの家具を置くと熱割れの 原因となりますのでお避けください。 ・ガラス表面に塗装したり、紙を貼ると熱割れや反射膜の劣化(変色、剥離等)の原因となりますのでおやめください。 ・反射膜面を金属や硬質プラスチックなど、硬いもので擦りますと傷がつくことがあります。この傷は補修できませんのでご注意ください。 特に、クリーニングの際に、スクイージ(ガラス清掃用水切り器具)の金属部分がガラスに触れないよう、十分ご注意をお願いします。 ・カッターや金属製スクレーパーなどで汚れを除去するのは、おやめください。 ・酸性あるいはアルカリ性の度合が強い雰囲気状態にさらされると(例えば、酸性・アルカリ性ガスを発生させる吹付剤などの使用を含む) 、 膜面が変質する可能性がありますので注意が必要です。 サ ン ユ ー ロ ブ ロ ン ズ / サ ン グ リ ー ン サ ン ユ ー ロ グ レ ー / ■設計・施工上のご注意 ・熱線吸収板ガラスは、呼び厚さが厚くなるほど色が濃くなり、熱線吸収率も高くなります。 ・サッシ等との納まりは、フロート板ガラスと同様にしてください。 ・熱線吸収板ガラスは、熱線を吸収することによって、ガラス自体の温度が高くなりますので、透明な板ガラスより熱割れしやすくなります。 特に厚いガラスほど吸収率が高く、この傾向が強くなりますのでご注意ください。条件によっては、熱割れ計算による十分な熱割れ検討 が必要となります。 ・ガラスの切断はクリーンカットを原則としてください。やむをえずエッジ修正が必要な場合は、#120メッシュ以上のサンダーをご使用 064 ください。50メッシュ、80メッシュなど粗いサンダーによる処理は、熱割れの原因となります。 ・バックアップ材は熱割れ防止上、発泡ポリエチレンなど断熱性の高いものをご使用ください。 ・シーリング材は、J IS A 5758に規定する良質の弾性シーリング材(シリコーンシーラント、ポリサルファイドなど)をご使用ください。 ・ビード類は、耐久性の高い良質のものをご使用ください。 ■使用上のご注意 ・冷暖房用の吹き出し空気をガラス面に直接当てたり、ガラスに密着して、厚手のカーテンを吊ったり、ロッカー、家具などを置くと熱割れ の原因となりますのでお避けください。 ・ガラス面にペンキを塗ったり、紙を貼ったりすることは、熱割れの原因となりますのでおやめください。 共 通 の ご 注 意 防 火 ・ 耐 火 ガ ラ ス 詳細はP217の防火・耐火ガラスを正しくお使い頂くために マ イ ボ ー カ 091 をご参照ください。 ∼ 093 ■設計・施工上のご注意 ・<マイボーカ>は強化ガラスと同じ特性を持っているため、外力がかかっていない状態で不意に破損する場合があります。P215の「強化 ガラスを安全にお使いいただくために 」を必ずお読みください。 ・<マイボーカ>は、耐熱防火性能を高めるために、エッジに特殊面取りを施しています。また、傷防止用のエッジ保護テープが巻いてあり ますので、はがさずに施工してください。 ・外観上普通の板ガラスと区別しにくいため、コーナー1ヵ所にマークが表示されています。防火設備に使用する場合は、主構成材料として の耐熱板ガラス品質規格に適合することを示す「fG」マークを表示します。 091 ※透明タイプ6.5ミリには、JISマークは表示されません。 199
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