講座情報2015年1月号(PDF:629.7KB)

平成26 年度
加古川市男女共同参画センターニュース
2015
1
不安を自信に変えるための、少人数制徹底対策コースです。
効果的・効率的に、アドバイザー(キャリアコンサルタント)と仲間とともに就職活動に臨
むことをめざします!
○ 面接時のマナー
○ 好印象を与える受け答え方
○ 自分の魅力・強みを伝える方法
面接を実際に体験し、改善点をみつ
○書き方の基本
○採用担当者側の視点
○自分の魅力・強みを表現する方法
効果的なアプローチ方を習得し、
強みや魅力を伝えよう!
け、本番に臨もう!
○ 働きたい気持ち…希望と不安の整理
○ 子育てと仕事との両立
○ 今から準備できることと心構え
■定
■参 加
■一 時 保
■講
員■
費■
育■
師■
■会
場■
「子育てしながら働く」を
考えましょう!
各回 10 名 (先着順・要予約)
無料
無料・要予約・定員あり
男女共同参画センター キャリアアドバイザー
(キャリアコンサルタント有資格者)
加古川市男女共同参画センター(JA ビル 3 階)
セミナールーム
■申込み・問合せ■
電話で男女共同参画センター
424-7172 まで
共同駐車場ご利用
の方には、一時間無
料サービス券をお
渡しします。
加古川駅
ベ
ル
デ
寺家町商店街
モ
ー
加古川駅南
ミニ市役所
ル
(
JAビル3階
南
行
共同駐車場
酒屋
銀行
国道2号線(東行き)
き
)
ヤマト
ヤシキ
~いつ起こるかわからない、そのときのために~
1995 年(平成7年)1 月、夜明け前の時刻を突然襲った阪神淡路大震災の発生から早くも 20 年が経ちま
す。中でも甚大な被害をこうむった神戸市内には多くの避難所が開設され、多数の住民が小学校の体育館な
どでの避難生活を余儀なくされました。
プライバシーが保たれない状態でのこうした生活の長期化は、多くの人が体調を崩す結果となり、とりわ
け女性はそれが顕著でした。当時、避難所の運営は男性主導で、女性の意見はほとんど反映されず、ストレ
スの蓄積により、次のような事例が多くみられました。
・救援物資に生用用品がなかった。
・更衣や授乳の場所すら確保されず、男性の前で授乳や着替えをためらった。洗濯しても下着を干す勇気がなく、生乾
きのままや何日も同じ服を着用していた。
・男性のストレスのはけ口として、DVや性暴力の標的となった。
(内閣府実施 アンケート調査から抜粋)
それから 16 年後の 2011 年(平成 23 年)に発生した東日本大震災では、こうした反省がほとんど生か
されることなく、同じ事態が繰り返されることになりました。これを深刻な事態と受け止めた政府はようや
く重い腰を上げることになり、2012 年(平成 25 年)には「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組
指針」が示され、過去の災害対応における経験をもとに、男女共同参画の視点から、必要な対策・対応につ
いて、予防、応急、復旧、復興等の各段階において地方公共団体が取り組む際の基本的事項が示されました。
各自治体には、避難所の運営はもとより、災害対策全般について記した「地域防災計画」を策定しなけれ
ばなりません。しかし、意思決定に女性がかかわっていないケースも多く、依然として女性の意見が反映さ
れることなく、そのことがまだ同じことに繰り返しになってしまったのです。
過去の震災の教訓を無駄にせず、だれもが避難生活を送るためには、男女が等しく意思決定にかかわる必
要があります。
思い出してみてください。大地震の発生直後は余震も多く、枕元に避難に必要な品を詰めたリュックを用
意されていた方も多かったのではないでしょうか。
ところが今はどうでしょう。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のことわざのように、最近は大きな地震も起き
ていないことから、災害に対する備えを疎かにしてしまっていないでしょうか。これは地震だけではありま
せんが、いつ自宅の損壊等で避難所での暮らしを余儀なくされるかもしれません。
日ごろから防災用品や個人的な必需品を自宅のみならず、職場にも常備しておくことも大切です。
さらには、自宅の耐震化や家具の転倒防止策にも取り組むなど、防災について家族で話し合ったり、近所
との共助体制をつくるなど、日ごろから地域社会においても関心をもつことがその第一歩となります。
女性、子どもに必要な備蓄品目の例
○生理用品(生理用ナプキン、サニタリーショーツ、洗浄綿、
おりものシート、中身の見えないごみ袋)
○授乳用品(粉ミルク、哺乳瓶、哺乳瓶の消毒剤、湯沸し器具)
○離乳食用品(ベビーフード、スプーン)
内閣府「男女共同参画の視点
○紙おむつ用品(紙おむつ、おしりふき、ごみ袋) からの防災・復興の取組指針」
○その他(抱っこひも、授乳用ポンチョなど)
資料編から抜粋
平常時にしておくこと
・食糧、生活必需品等については各人が最低 3 日分の量を用意しましょう。
・備品の品目、数量、備蓄場所及び保管期限を定期的に点検しましょう。
関連図書・DVD紹介 いずれもセンターにて貸出しできます
左上から時計回りに
○「被災ママ812人が作った子連れ防災手帖」 つながる com.編 2012 年
○「災害ストレスから子どもの心を守る本」
内海裕美監修 2011 年
○「安心できる避難所づくり」 DVD
~男女共同参画の視点を避難所づくりに~
青森県男女共同参画センター編 2013 年
○「女たちが語る阪神・淡路大震災」
ウィメンズネット神戸編 1995 年
わが家・わがまちの防災対策
あの震災から 20 年、男女共同参画の視点から考えてみる
○いきなりの大きな揺れ、普段からの備えさえあれば…
○避難所における女性のプライバシーが守られなかった
○防災リーダーは男性ばかり 女性はひたすら炊出しばかり
など
この講座では講義と実践を含めた内容とし、
日常生活における災害の備えや災害が起きた時の対応
避難先における男女共同参画の視点
についてともに考えてみましょう。
講師
阪神・淡路大震災記念
日時
2015 年(平成 27 年)
人と防災未来センター
主任研究員
斉藤
容子 さん
◆会
場◆
加古川駅南まちづくりセンター
(JA ビル 4 階)
2月2日(月)◆定
員◆
50名
午後 1 時 30 分~3 時 30 分
相談員からのメッセージ
◆申込み◆
一時保育無料
要予約・定員あり
電話で424-7172まで
~2014 年を振り返って~
政府の成長戦略の重要課題として女性の活躍が注目された 2014 年。この 1 年間、男女共同参画推進専門員の
私にとって印象的だったことをご紹介します。
まずは衆議院解散により廃案になってしまった「女性の活躍推進法案」です。企業への「女性登用の数値目標を
義務付け」が新しいポイントとして注目されていました。また 10 月には「すべての女性が輝く政策パッケージ」
という施策にて組織の中で働きづらい、貧困、ひとり親世帯、ストーカー、配偶者からの暴力やセクハラについ
て、具体的に女性がどのような支援が検討されているのか、また女性だけでなく男性も活躍できる社会に必要な
考えと具体的な行動が描かれています。これらは内閣府男女共同参画局のホームページに詳しく書かれています
し、その実施について国民の声も募集中です。今後の国の方針を把握するためにもぜひご覧下さい。
(http://www.gender.go.jp/)具体的目標が立てられることにより、会社や個人の行動が変わりそうな兆しです。
二つ目は市民の皆様のお声です。当センターでは「出前講座」として、幼稚園や小中学校へ出張講座をしていま
す。テーマは男女共同参画や男性として・女性としての生き方やコミュニケーションです。講座では、世界的に
見た日本の男女の状況や、9 月に発表された 2013 年の国税庁の民間平均給与は男性 511 万円、女性は 272 万円
等のデータ、女性が仕事を持つことについての意識調査の変化等のデータを示し、変化する時代にどのように自
分が生きたいのかを確認したりしています。
「データを知り、社会の変化を理解した」
「自分はどう生きていきた
いのかを家族とも話し合ってみたい」等、自分自身について考える時間の大切さに気づいたというお声を多数頂
いています。
男女共同参画社会とは「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における
活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することが
でき、かつ、共に責任を担うべき社会」
(男女共同参画社会基本法第 2 条 1999 年施行)のことです。男でも女で
も「自分は何がしたいのか」
「どのような関係性をつくりたいのか」
「どのように社会に貢献したいのか」を考え、
それぞれの力が活かされることを応援するものです。当センターは 2015 年も男性も、女性もそれぞれの力を活
かせるきっかけとなるような事業を実施、発信により加古川市の皆さまのお役に立つ存在でありたいと思います。
(相談員 K)
一時保育あり
無料・要予約
社会保険労務士による女性が働くための悩み相談
・と
・時
・場
き
間
所
平成27年1月21日(水)
午後2時~午後7時
加古川市男女共同参画センター
(JAビル 3F)
・電 話 079-424-7172
・次回の開催予定日
平成27年2月18日(水)、3月18日(水)
※午後5時以降に来られる方と一時保育が必要な方
は要予約
私らしい働き方・就職・起業に向けた相談、
キャリアコンサルタントからのアドバイス
・と
・時
・場
き
間
所
毎週火曜・木曜・金曜
午前10時~午後3時30分
加古川市男女共同参画センター
(JAビル 3F)
・電 話 079-424-7172
※要予約・一時保育あり
~まちづくり講座を振りかえって~
昨年 9 月から始まったまちづくり講座は、身近な地域から「わたしにもできる」
まちづくり、をテーマに9回開催し、12 月 17 日に無事最終回を終えることがで
きました。
受講生の皆さん、長期間お疲れ様でした。ご参加いただきましてありがとうござ
いました。
修了式に先立ち、受講生のみなさんに、これまでの講座を振り返り、それぞれの
想いを語っていただきました。地域活動への「はじめの一歩」を踏み出してみませ
んか!との呼びかけで集まった方々です。ボランティア歴 20 年の方、リタイア後
に加古川に戻りボランティアを始めようとされている方、人と関わりたいという思
いから参加いただいた子育て中のお母さんなど、今回の講座が皆さんにとって有意
義なものであり、今後の活動に役立つことを願っています。
まちづくりへの想いはみんな様々だけど、「あいさつ」からより良いコミュニケ
ーションにつながることを共有し、まちづくり講座の終了となりました。
最後になりましたが、講師をはじめ開催にあたりまして関係いただきました多く
のみなさんにお礼を申し上げるとともに、担当者もたくさんの「気づき」をいただ
きましたことを感謝いたします。ありがとうございました。
センターでは情報提供とコミュニティの場として、フェイスブックに「かこがわさんかくねっと」を開設しています。講座情報
をはじめ、男女共同参画に関する情報を掲載していますので、ぜひご覧ください。
http://www.facebook.com/kakogawasankakunet
加古川駅
平成 27(2015)年 1 月発行
ベ
行
ル
デ
加古川市男女共同参画センター
〒675-0066
寺家町商店街
加古川市加古川町寺家町45番地
加古川駅南ミニ市役所(JAビル3階)
【電 話】079-424-7172
【FAX】079-454-4190
共同駐車場ご利用の方に
は、一時間無料サービス券
をお渡しします。
モ
ー
加古川駅南
ミニ市役所
ル
(
JAビル3階
南
行
共同駐車場
酒屋
ヤマト
ヤシキ
き
)
銀行
国道2号線(東行き)
♪編集後記♪ 新年あけましておめでとうございます。みなさんは楽しい正月休みを過されましたか?我が家では遅寝遅起きが続き、正月らしい?ぐうたらな毎
日でした。それでもやはり、新年を迎え今年はこんなことをやってみよう、こんなところを改善したい、家族みんなが心も体も健康で過ごせるよう気をつけてい
きたい、と前向き・上向きな力が自分の中に満ちているな、と感じます。センターでも今年一年たくさんの人との出会いを大事に、様々な企画講座・支援をして
いけるよう努めていきます。みなさま、どうぞ今年もセンターに足をお運びくださいますよう、よろしくお願いします。