鶴舞 - 相模原市立谷口中学校

谷口中学校だより
鶴舞
いいじゃないの
平成26年度 第 10 号
平成26年12月24日発行
相模原市立谷口中学校
[ホームページ]
http://www.sagamihara-yaguchi-j.ed.jp
お
校長
しろ ぬ
の
小野
みつる
充
ふう
二人をテレビで初めて見たのは今年の9月でした。一人は顔を白塗りにした女性風、
こ
もう一人はおじさん。メイクが濃すぎて二人が女性なのか男性なのか、何歳くらいなの
か、まったくわかりません。おじさんのねちっこい話し方と「いいじゃないのぉ~」と
へんとう
いうセリフ。それに対して、すべて「ダメよ~ダメダメ」で返答する白塗り女性。その
おもしろ
やり取りはこの上なく面白く、思わず大声を上げて笑ってしまいました。すると、台所
こ ごえ
で何かを作っていた娘二人が小声でこんなことを。
「あんなの見て笑ってるよ」
「古いし」
「感覚わかんねぇな」。ついつい聞こえてしまったその会話。後ろ姿で顔は見えないけ
うすわら
ちが
れど、おそらくあきれた薄笑いを浮かべているに違いないと思った私は、
「こんなに面
せ なか
あ
白いお笑いコンビは他にいない!!」という言葉を二人の背中に浴びせかけました。もち
はんのう
お とな げ
きわ だ
ろん何の反応もなく、私の大人気なさだけが際立ってしまったのでした。
めい
ですから、そのコンビの名セリフ「ダメよ~ダメダメ」が今年の流行
ま ちが
語大賞に選ばれたことを知ったときには、「やはり自分の目に間違いは
なかった」と喜びもひとしおでした。コンビ名や二人とも若い女性であ
ほこ
ることをすでに知っていた私は、娘たちに勝ち誇ったように言いました。
む はんのう
「日本エレキテル連合、最高!」。しかし、やはり無反応でした。
おお く ぼ よ しと
こん き
話は変わりますが、サッカーJリーグ・川崎フロンターレの大久保嘉人選手が、今季
18得点をあげて2年連続の得点王に輝きました。2年連続得点王は過去に二人。けれ
たんどく
し じょう
ども、単独では史 上 初めてだそうです。そんな大記録を打ち立てた大久保選手は、こ
う語っています。
「チームにかかわるみなさんのおかげ。もっと努力し、来年またここ
がん ば
に立てるように頑張っていきたい。」
まん が
また話は変わりますが、私は新聞の4コマ漫画を必ず読むようにしています。なぜな
ら、面白いからです。4コマ目を見て、笑ったり、心の中でうなずいたり。よくぞ毎日
そんけい
ねん
いだ
アイデアが浮かぶものだ、と作者に対して深い尊敬の念を抱いてもいます。あるとき、
だい じ
その作者の一人が書いた文章を雑誌で読みました。
「4コマ漫画で一番大事なコマは、
き しょう て ん け つ
3コマ目だ。起 承 転結でいえば転の部分。これによって、その漫画の運命は決まる。
」
しんせん
何となく4コマ目が重要なのだろうと考えていた私にとって、実に新鮮な言葉でした。
い ん しょう ぶ か
ち え
しぼ
4コマ目をいかに印 象 深い、光り輝くものにするか。そのために3コマ目に知恵を絞
る作者たちの姿が目に浮かんできます。
流行語にしても、サッカーの得点王にしても、これと同じことが言えるのではないで
かくとく
しょうか。「ダメよ~ダメダメ」が大賞を獲得したのは「いいじゃないのぉ~」があっ
すぐ
たからであり、大久保選手が得点王に輝いたのはシュートに結びつく味方の優れたパス
があったからだと思うのです。つまり、「いいじゃないのぉ~」と「優れたパス」とい
う漫画の「3コマ目」にあたる部分が、別のものの良さを引き出し、高めているのです。
さ よう
さて今年一年、私たち教員が生徒たちに投げかけた「3コマ目」はどのように作用し
たのでしょうか。期待どおりの成長につながったものもあれば、自分自身「さらに工夫
おだ
の必要な3コマ目」もあったように思います。しかしながら、明るく穏やかな気持ちで
かか
彼らと日々の関わりがもてたことには大いに満足しています。
そして、たった今気づきました。そうした私の気持ちや関わりを引き出してくれたの
は、まさに谷口中学校の生徒たちだったのだと。
2年生の発表会
「職業体験」 「神奈川探検」
12月19日(金)の午後、2年生が体育館で「総合的な学習の発表会」を行いまし
た。今年度実施した「職業体験」と校外学習の「神奈川探検」について、代表グループ
がプレゼンテーション(発表)用のソフトを使って、まとめたことを発表しました。
日頃から表現力を高めるために、各教科でグループごとの意見交換の積み重ねをして
いるので、どの生徒も落ち着いた発表態度でした。さらに発表力に磨きをかけてほしい
です。当日、見学にお越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
ハンド・イン・ハンド募金活動
【1月の予定】
12月13日(土)の午後、相模大野駅周辺で「ユ
7 日(水)冬季休業終了
ニセフ ハンド・イン・ハンド募金活動」が行われ
8 日(木)3学期始業式
ました。生徒会が中心になって活動への参加協力を
諸活動なし
呼びかけ、約 120 人の生徒が本校から参加しました。 9 日(金)一斉下校
世界中の子どもたちの命を予防可能な病気から守 13 日(火)一斉下校
り、健やかな成長を支えるために行われるユニセフ 14 日(水)入学説明会
募金。当日1日だけで 301,964 円が集まりました。
専門委員会
15 日(木)特別日課
一斉下校
16 日(金)代表委員会
19 日(月)一斉下校
20 日(火)学級プログラム委員会
26 日(月)一斉下校
28 日(水)一斉下校
29 日(木)3年公立出願日、
3年給食なし
一斉下校
30 日(金)3年給食最終日
一斉下校