中小企業団体情報連絡員報告結果(平成26年11月分)

中小企業団体情報連絡員報告結果(平成26年11月分)
栃木県中小企業団体中央会
この報告結果は、栃木県中央会において設置している中小企業団体情報連絡員(中小企業組合
(協同組合、商工組合等)の役職員52名に委嘱)による、所属組合の組合員企業の全体的な景況
です。
○
11月の前年同月比DI値は、前月の前年同月比DI値と比べて、9指標中「在
庫数量」「販売価格」「雇用人員」の3指標が上昇し、「売上高」「取引条件」「収益状
況」「資金繰り」「設備操業度」「業界の景況」の6指標が低下した。
○ 主要3指標は、「売上高」が 7.7 ポイント低下の-25.0 ポイント、「収益状況」が
3.8 ポイント低下の-36.5 ポイント、「業界の景況」が 7.7 ポイント低下の-34.6
ポイントであった。
○ 「在庫数量」が 10 ポイントを超えて大幅に上昇し、「雇用人員」が 5 ポイントを超
えて大きく上昇した。「設備操業度」が 15 ポイントを超えて大幅に低下し、「売上
高」「取引条件」「業界の景況」が 5 ポイントを超えて大きく低下した。「在庫数量」が
2ヶ月連続で上昇し、「売上高」「取引条件」「収益状況」「業界の景況」が2ヶ月連続
で低下した。
県内主要3指標の推移(前年同月比DI値)
30.0
20.0
10.0
0.0
-10.0
-20.0
-30.0
-40.0
-50.0
-60.0
-70.0
-80.0
H23
H24
11 12 1 2
3
4
5
6
7
8
H25
9 10 11 12 1 2
3
5
6
7
8
H26
9 10 11 12 1 2
3
4
5
6
7
8
9 10 11
-25.0
-34.6
-36.5
売上・受注高
主要3項目
4
県内
DI 値
収益状況
全国
前月比
DI 値
業界の景況
売上・受注高
前月比
当月の県内売上・受注高 DI 値は、前月よ
売上・受注高
-25.0
-7.7
-22.9
-7.1
り 7.7 ポイント低下の-25.0 ポイントとな
収 益 状 況
-36.5
-3.8
-30.1
-2.0
った。全国においては、前月より 7.1 ポイン
業界の景況
-34.6
-7.7
-30.1
-2.7
ト低下の-22.9 ポイントとなった。
全国集計結果の推移
H25
H26
11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
40
収益状況
当月の県内収益状況 DI 値は、前月より 3.8
30
ポイント低下の-36.5 ポイントとなった。
20
全国においては、前月より 2.0 ポイント低下
10
の-30.1 ポイントとなった。
0
-10
業界の景況
-20
当月の県内業界の景況 DI 値は、前月より
-30
7.7 ポイント低下の-34.6 ポイントとなっ
-40
た。全国においては、前月より 2.7 ポイント
-50
売上・受注高
収益状況
業界の景況
低下の-30.1 ポイントとなった。
-概
況-
11月の前年同月比DI値は、前月の前年同月比DI値と比べて、図表4のとおり、9指標中「在
庫」「価格」「雇用」の3指標が上昇し、「売上」「条件」「収益」「資金」「操業」「景況」の6指標が低下した。
主要3指標は、「売上高」が 7.7 ポイント低下の-25.0 ポイント、「収益」が 3.8 ポイント低下の-36.5
ポイント、「景況」が 7.7 ポイント低下の-34.6 ポイントであった。指標を個別に見ると、「在庫」が 10
ポイントを超えて大幅に上昇し、「雇用」が 5 ポイントを超えて大きく上昇した。「操業」が 15 ポイント
を超えて大幅に低下し、「売上」「条件」「景況」が 5 ポイントを超えて大きく低下した。「在庫」が2ヶ月
連続で上昇し、「売上」「条件」「収益」「景況」が2ヶ月連続で低下した。
また、業種別の状況を見ると、図表4のとおり、「売上」は製造業で7業種中1業種が上昇、2業種が
低下し、非製造業では6業種中2業種が上昇、3業種が低下した。「収益」は製造業で3業種が低下し、
非製造業で3業種が上昇、2業種が低下した。「景況」は製造業で2業種が低下し、非製造業で2業種
が上昇、3業種が低下した。
全国指標では、前月の前年同月比DI値と比べて9指標すべてが低下した。円安に伴う原材料費の
高騰や燃料価格の高止まりにより、収益環境の悪化を懸念する報告が多い。加えて、消費税率引き上
げ後の長引く内需低迷や再増税延期の決定、衆議院解散による影響を指摘する声も寄せられている。
図表1~【 業種別・指標別動向一覧表 】
食料品製造
繊維・同製品
木材・木製品
印刷
窯業・土石
鉄鋼・金属
売上
△
×
×
△
△
△
在庫
△
○
△
△
△
△
価格
△
△
△
△
△
△
条件
△
×
△
△
△
△
収益
×
×
×
△
△
×
資金
△
△
×
△
△
△
操業
△
×
△
△
×
△
雇用
△
△
△
△
△
△
景況
△
×
×
△
△
×
一般機器
卸売業
小売業
サービス業
建設業
△
×
×
△
△
△
△
△
-
-
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
×
×
×
△
△
△
△
×
△
△
△
-
-
-
-
△
△
△
△
△
△
×
×
△
△
運輸業
△
-
△
△
△
△
-
△
△
その他
△
-
△
△
△
△
-
△
△
○ 増加・上昇・好転
(DI 値 +40 ポイント以上)
△ 不変
× 減少・低下・悪化
(DI 値‐40 ポイント以下)
図表2~【 業種別・指標別 DI 値一覧表 】
食料品製造
繊維・同製品
木材・木製品
印刷
窯業・土石
鉄鋼・金属
一般機器
小計
卸売業
小売業
サービス業
建設業
運輸業
その他
小計
合計
売上
0.0
-75.0
-75.0
0.0
-25.0
0.0
-25.0
-32.0
-66.7
-57.1
0.0
20.0
0.0
0.0
-18.5
在庫
-25.0
50.0
-25.0
0.0
0.0
25.0
0.0
4.0
33.3
14.3
条件
-25.0
-50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-12.0
-33.3
-28.6
0.0
0.0
0.0
0.0
-11.1
収益
-50.0
-75.0
-75.0
0.0
0.0
-50.0
-75.0
-52.0
-66.7
-71.4
33.3
-20.0
0.0
0.0
-22.2
資金
-25.0
-25.0
-50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-16.0
-33.3
-42.9
16.7
0.0
0.0
0.0
-11.1
操業
0.0
-50.0
-25.0
0.0
-75.0
0.0
-25.0
-28.0
20.0
価格
0.0
0.0
25.0
0.0
0.0
0.0
0.0
4.0
-33.3
14.3
0.0
20.0
0.0
0.0
3.7
雇用
-25.0
-25.0
25.0
0.0
-25.0
0.0
0.0
-8.0
-33.3
14.3
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
景況
-25.0
-75.0
-75.0
0.0
-25.0
-50.0
0.0
-40.0
-66.7
-42.9
-16.7
-20.0
-25.0
0.0
-29.6
-25.0
8.6
3.8
-11.5
-36.5
-13.5
-28.0
-3.8
-34.6
図表3~【 指標別DI値の推移 】
H26
H25
11月
12月
1月
8月
9月
10月
11月
売 上 高
13.5
17.3
21.2
5.8
-15.4
-3.8
-17.3
-25.0
在庫数量
-2.9
-5.7
-2.9
-5.7
-5.7
-14.3
-2.9
8.6
販売価格
0.0
-1.9
3.8
0.0
3.8
3.8
1.9
3.8
取引条件
-5.8
-11.5
-7.7
-7.7
-7.7
-3.8
-5.8
-11.5
-5.8
-21.2
-26.9
-25.0
-15.4
-19.2
-13.5
-32.7
-36.5
-15.4
-11.5
-7.7
-17.3
-11.5
-17.3
-15.4
-11.5
-11.5
-13.5
-4.0
-12.0
12.0
0.0
-16.0
-16.0
4.0
-8.0
-8.0
-8.0
-28.0
1.9
1.9
-3.8
-9.6
-7.7
-9.6
-7.7
-5.8
-5.8
-5.8
-11.5
-3.8
-1.9
-1.9
-9.6
-11.5
-25.0
-30.8
-34.6
-28.8
-23.1
-23.1
-26.9
-34.6
2月
3月
4月
5月
6月
0.0
28.8
-9.6
-15.4
-11.5
-5.7
-14.3
-11.4
0.0
0.0
3.8
11.5
9.6
5.8
23.1
-15.4
-13.5
-11.5
-11.5
-7.7
収益状況
-13.5
-11.5
-3.8
-21.2
資金繰り
-11.5
-11.5
-11.5
設備操業度
4.0
4.0
雇用人員
1.9
業界の景況
-7.7
7月
図表4~【 前月DI値差 】
売上
食料品製造
在庫
価格
条件
収益
資金
操業
雇用
景況
0.0
-50.0
0.0
-25.0
-25.0
0.0
-25.0
0.0
0.0
繊維・同製品
-25.0
0.0
0.0
-25.0
0.0
0.0
-25.0
0.0
-25.0
木材・木製品
-50.0
-25.0
0.0
0.0
-25.0
-50.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
窯業・土石
25.0
25.0
-25.0
0.0
0.0
0.0
-50.0
0.0
-25.0
鉄鋼・金属
0.0
75.0
0.0
0.0
0.0
0.0
25.0
25.0
0.0
一般機器
0.0
0.0
0.0
0.0
-25.0
0.0
-50.0
0.0
0.0
-8.0
4.0
-4.0
-8.0
-12.0
-8.0
-20.0
4.0
-8.0
印刷
小
計
卸売業
-33.3
33.3
-33.3
0.0
0.0
0.0
0.0
-66.7
小売業
28.6
28.6
42.9
-14.3
14.3
14.3
28.6
28.6
-16.7
0.0
0.0
33.3
-16.7
0.0
0.0
建設業
0.0
0.0
0.0
-40.0
20.0
0.0
-20.0
運輸業
-75.0
0.0
0.0
-25.0
0.0
0.0
-50.0
その他
50.0
0.0
0.0
50.0
0.0
50.0
50.0
11.1
-7.4
7.7
-7.7
サービス業
小
計
-7.4
30.0
7.4
-3.7
3.7
3.7
合
計
-7.7
11.5
1.9
-5.7
-3.8
-2.0
-20.0
特記事項
情報連絡員報告(平成26年11月分)
所属組合
特記事項
味そ製造業
売上増加の要因は、先月同様本業の味噌ではなく、関連商品の売上増加によるも
の。取引条件、収益の悪化は原材料の高騰によるもので、特に大豆の価格上昇が
業績を厳しいものにしている。
外衣・シャツ製造業
消費税増税の影響が、今になって少しずつ出てきたようだ。
染色整理業
売上・受注の減少で、不況感・不安感が生じている。
一般製材業
前月に比べ、非常に加工坪数が落ち込んでしまった。なかなか安定した需要とは
言い難く、苦戦している状況である。
今月は年末なので、何とか坪数を増やしたいところだが、昨年のような環境には
ない。
印刷業
ニーズの変化、需要の停滞、過当競争、低価格など、厳しい経営状況に変わりは
ないが、突然の衆議院選挙のため、一部の印刷業者においては売上増となる見込
み。
金属製品製造業
国内では、軽自動車と小型車は売れているが、取り扱っているのが普通車以上の
部品であるので、受注量が伸びない。
金属製品製造業
自動車関連においては、富士重工が相変わらず絶好調。ただし、2次下請は取引
条件、収益状況ともに苦戦している。ホンダ下請は、リコール問題の影響を受け、
売上高、設備操業度が悪化傾向にある。
一般機械器具製造業
消費税、電気代、社会保険料の上昇が、経営環境を悪化させている。
一般機械器具製造業
新規受注への状況がなかなか好転せず、売上高は減少傾向になってきている。
収益状況については、コストダウンによる影響と低価格対応のため、利益がなか
なか出せず、悪化傾向となっている。機械の設備操業度は上昇傾向となっている
が、利益を考えると横ばいと予想され、益々厳しい状況が予想される。
新規受注に結び付けるために、新規受注活動、社内の工数低減、稼働率向上等の
改善を行っているが、好転せず、抜本的な対策が必要となってきている。
化粧品卸売業
消費税増税後売上が減少。
各種商品卸売業
輸入原材料を取り扱う中小の卸業にとって、前月同様厳しい状況下にある。消費
税増税が先送りされたことによって一息つくことができたが、10月31日の日
銀の追加金融緩和の決定を受け、さらに円安が進行したことで、先行きが不安で
あるといった声が多かった。
食肉小売業
牛・豚の出荷数が少なく、輸入物もアメリカ・オーストラリアの干ばつ、現地高、
為替の円安で、国内・海外物の仕入が高値であり、粗利益が低い。
各種商品小売業
全業種とも売上の落ち込みを見た1ヶ月間であった。ただし、通行量等は若干だ
が増しているように思う。特に金・土曜は夕方から飲食関係の店が賑わっている
ように思われる。
各種商品小売業
主力の婦人衣料については、アピタとの合同イベントの効果により前年比 111%と
好調であったが、インテリア部門において、個店催事を来月に先延ばしをしたこ
とにより、全体としての前年比は 93%であった。業界の景況もマイナス傾向にあ
り、年末商戦にて巻き返したい。
花・植木小売業
重油高による国内生産の減少や、円安による輸入商品の減少により、市場への入
荷量が増えない状況が続いている。
婚礼件数は多かったが、一般小売の動きと需要はかなり落ち込んでいる。
自動車整備業
売上高はまだ前年を下回っているが、やや回復の兆しが見える。私ども自動車業
界は、これから来年3月に向け増販期となるため、更なる巻き返しができればと
考えている。
ビルメンテナンス業
増収増益で推移。人手不足の中、主婦、シニア、障がい者、ニート、外注等多様
な働き手を確保し、活用していることによる。
給食センター
売上高は、シニア向け弁当のおかげで前年同月対比は不変であった。
今後は新規事業の開始により増加傾向である。しかし、燃料や食材価格の値上げ
等で依然として厳しい状況である。企業努力、新調理法確立等の理由により、コ
スト軽減となっており、少しずつではあるが収益の改善がされつつある。
旅館・ホテル
今年の紅葉シーズンも、おかげさまで昨年度同様好調であった。平日も11月後
半の連休頃までは良好で、塩原の紅葉は盤石であることを実感し、また感謝して
いる。この後は、年末年始を挟み忘新年会シーズンからスキーシーズンへ移行し
て行くが、ぜひ多くのお客様にお越しいただきたいと願っている。
内装工事業
栃木県室内装飾事業協同組合の防炎ラベル支給枚数から見ると、前年同月比カー
テン用ラベルは 44%増、敷物用ラベルは 34%減、壁装用ラベルは 61%減であった。
4~11月累計では、カーテン用ラベルは 21%増、敷物用ラベルは 19%減、壁装
用ラベルは 2%増であった。
ラベルの売上金額は、4~11月累計で 8%増となった。
一般貨物自動車運送業
燃料価格は当月も値下げ傾向を示したが、適正運賃が確保できないことから、収
益状況改善には全く至らない。
荷物情報は活発であるが、ドライバー不足で、確保した仕事の消化も厳しい状況
である。
貨物軽自動車運送業
某給湯器メーカーのリコール回収業務が12月25日をもって終了となるため、
売上高の減少が懸念される。荷主企業間の受注にばらつきがあり、個人消費が停
滞している等景況感は不透明である。
燃料費の高騰、ドライバー不足、高速料金の割引終了、物価の高騰等により、厳
しい事業運営を余儀なくされている。
組合員の高齢化による脱退・廃業で、ドライバー(人手)不足が大きな課題とな
っている。
一般乗用旅客自動車運送業
大谷石採石業
対前年比で 5~6%売上が落ちているが、月末は忘年会で少し動いた。
昨年同月並み。組合員から、仕事量は気持ち少ないが忙しいという声があった。