2015年5月期 第2四半期決算概要(PDF File/300KB)

株式会社 パソナグループ 東証第1部 証券コード 2168
〒100-8228 東京都千代田区大手町 2-6-4
TEL. 03- 6734- 0200(代) www.pasonagroup.co.jp
2015 年 1 月 13 日
2015 年 5 月期 第 2 四半期 決算概要
 エキスパートサービス (人材派遣)、インソーシング (委託・請負)、プレース&サーチ (人材紹介)
など多くのセグメントが増収となり、売上高は 113,805 百万円 (前年同期比+10.9%)
 連結納税への移行に伴い対象子会社が決算期を 3 月から 5 月に変更し、一部子会社が
8 ヶ月の変則決算
 売上総利益はプレース&サーチやエキスパートサービスの増収と、インソーシングの粗利率
向上などが寄与し、増益
 M&A や変則決算の影響に加え、既存事業拡大のための人的投資等により販管費が増加
 営業利益は 1,195 百万円 (+15.2%)、経常利益は 1,118 百万円 (+16.3%) と増益
 決算期変更に伴い税金費用が一時的に増加したことにより、四半期純損失 155 百万円
計画は上回ったものの、減益
1. 第 2 四半期(累計)連結業績 (2014 年 6 月 1 日~2014 年 11 月 30 日)
売
売
上
上
総
利
高
益
2014 年 5 月期
102,619
19,410
(売上比)
販 売 費 及 び一 般 管 理 費
業
利
常
利
増減
増減率
+11,186
+3,050
18.9%
19.7%
+0.8pt
21,265
+2,893
17.9%
18.7%
+0.8pt
1,038
1,195
+157
1.0%
1.1%
+0.1pt
益
(売上比)
経
2015 年 5 月期
113,805
22,461
18,372
(売上比)
営
(百万円)
益
(売上比)
税金等調整前四半期純利益
961
1,118
+157
0.9%
1.0%
+0.1pt
920
1,088
+167
(売上比)
0.9%
1.0%
+0.1pt
四 半 期 純 損 益
損
益
益
(売上比)
1 株 当 たり四 半 期 純 損 益
△25
△155
△130
-
-
-
△0 円 67 銭
△4 円 22 銭
△3 円 55 銭
2. セグメント別連結業績 (セグメント間取引消去前)
エキスパートサービス(人材派遣)
インソーシング(委託・請負)他
エキスパートサービス(人材派遣)
インソーシング(委託・請負)
HR コンサルティング、教育・研修他
プレース&サーチ(人材紹介)
グローバルソーシング(海外人材サービス)
アウトプレースメント(再就職支援)
アウトソーシング
ライフソリューション
パブリックソリューション
シェアード
消去又は全社
合 計
+15.7%
+15.2%
+16.3%
+18.2%
-
-
(百万円)
売上高
HR ソリューション
+10.9%
+15.7%
前年同期比
営業損益
前年同期比
111,724
+10.0%
3,258
+11.0%
97,455
+12.7%
1,959
+66.9%
67,697
22,362
2,692
2,465
2,238
4,333
9,935
+8.8%
+17.9%
+32.2%
+58.2%
+30.1%
△23.2%
+5.3%
1,959
+66.9%
111
1,188
△86.0%
+23.0%
3,045
+19.5%
△34
-
△964
113,805
-
△2,028
1,195
-
+10.9%
+15.2%
1
●セグメント別業績
※(
)内は前年同期比
HRソリューション
エキスパートサービス(人材派遣)、インソーシング(委託・請負)他
売上高 97,455 百万円(+12.7%) 営業利益 1,959 百万円(+66.9%)
〔エキスパートサービス〕
売上高 67,697 百万円(+8.8%)
 幅広い業界で受注が増加したことに加えて、当期から医療関連人材サービスを提供する(株)パソナメディカル
(旧メディカルアソシア)も寄与
 需要の高い専門職種の拡大に注力し、利便性の高い e ラーニング講座の開発や外部の専門家と連携した
教育プログラムを進め、派遣スタッフの更なるスキルアップを支援する体制を強化
 職種別では IT エンジニアリングが堅調に推移し、経理事務、貿易事務や外国語事務などのテクニカル分野が
大幅に伸長
〔インソーシング〕
売上高 22,362 百万円(+17.9%)
 民間企業では、委託効果が評価され、顧客内の他部署への横展開が増加。また、プロジェクトマネージャーの育成・
教育や外部パートナーとの連携などによってサービス体制を強化した結果、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)
やコンサルティング業務など受託領域が拡張
 パブリック分野においては、女性の復職支援や介護人材の育成などの案件が増加したほか、自治体の行政事務代行
の受託が大幅に増加
 成長戦略の一環として、2015 年 4 月に総務業務アウトソーシング事業を展開するパナソニックビジネスサービス(株)
の子会社化を予定。同社のノウハウと当社グループの BPO 事業の実績と人材供給力を活かし、新しい事業の柱
として更なる拡大を目指す
〔HR コンサルティング、教育・研修他〕
売上高 2,692 百万円(+32.2%)
 グローバル化の進展に加えて、2020 年東京オリンピック・パラリンピック開催をふまえて訪日外国人の増加が想定される
ことから、国内外で「おもてなし研修」や外国語を使用する接客研修のニーズが高まり、「J プレゼンスアカデミー」を
運営するキャプラン(株)で教育・研修の需要が増加
 キャプランが導入、コンサルティングを実施しているタレントマネジメントシステム(サクセスファクターズ)※ も
日系グローバル企業で人材の一元管理ニーズが高まっていることに加えて、グループ会社と連携した新規顧客開拓
を推進したことにより、導入企業およびユーザーが増加
※従業員のスキル・経験等の可視化と評価の一元管理を可能にして企業の人材活用・育成を支援する SAP グループの
HR システム
〔プレース&サーチ(人材紹介)〕
売上高 2,465 百万円(+58.2%)
 企業からの求人は幅広い業種で増加基調が続く
 市場ニーズの高まりが予想される女性の転職支援に特化した専門チームの発足や Web リニューアル、スマートフォン
経由のエントリーを促進する施策などが奏功し、登録者が順調に増加したことが成約件数の増加につながる
 マネージャーやマネジメントクラスの紹介比率が高まったことにより、成約単価も上昇
〔グローバルソーシング(海外人材サービス)〕
売上高 2,238 百万円(+30.1%)
 北米や ASEAN における日系企業の人材需要は堅調に推移。人員増強や現地のサービス体制の拡充も奏功し、
人材派遣、人材紹介、アウトソーシングの全カテゴリーで増収
 人材紹介では成約件数が増加したほか、マネジメント層の紹介にシフトしたことにより単価が上昇し、北米、中国、
シンガポールを中心に伸長
 人材派遣では営業を増員し、大手顧客の開拓が進んだことなどから、北米、台湾、インドなどで稼働者が増加
 アウトソーシングでは給与計算代行が増加したことに加えて、海外進出する企業に対して現地法人設立に関する
コンサルティングやビザ取得支援などのサポートを開始するなど、サービス領域も拡張
エキスパートサービスをはじめセグメント内の全事業で増収となったほか、インソーシングの粗利率の向上もあって
売上総利益が増加。M&A や変則決算の影響で増加した販管費を吸収し、営業利益は大幅に増加
2
アウトプレースメント(再就職支援)
売上高 4,333 百万円(△23.2%)営業利益 111 百万円(△86.0%)
 景気回復により企業の雇用調整が大幅に減少し、受注水準の低下や案件規模の小型化により、減収
 引き続き細やかなキャリアカウンセリングや新規求人開拓に注力し、再就職決定の早期化を進めた上、市場ニーズに
合わせてコンサルタントや拠点の最適化に努めたが、大幅な減益
アウトソーシング
売上高 9,935 百万円(+5.3%) 営業利益 1,188 百万円(+23.0%)
 主力の福利厚生事業は提案営業を積極的に行い、中堅・中小企業の開拓にも注力した結果、会員数は堅調に推移
 取引先と協働で個人顧客向けサービスを展開するパーソナル事業においても会員が大幅に増加
 報奨金等をポイント化して管理・運営するインセンティブ事業も収益は堅調に推移
ライフソリューション、パブリックソリューション、シェアード
売上高 3,045 百万円(+19.5%) 営業損失 34 百万円(前年同期は営業利益 8 百万円)
 ライフソリューションは、保育関連事業を展開する(株)パソナフォスターで大型保育施設の受託が増加し、
介護関連事業の(株)パソナライフケアでデイサービス施設の新規オープンが続く
 利益面ではパソナライフケアの積極的な出店に伴う先行投資が膨らみ、営業損失
消去又は全社
売上高 △964 百万円
営業利益 △2,028 百万円
 グループ間取引と持株会社(株)パソナグループの販管費を含む
3. 財政の状況
(百万円)
前期末比
2014 年 5 月期
期末
2015 年 5 月期
2Q 末
流 動 資 産
48,545
45,027
△3,518
△7.2%
固 定 資 産
27,069
27,330
+260
+1.0%
資 産 合 計
75,615
72,357
△3,258
△4.3%
流 動 負 債
36,967
35,939
△1,028
△2.8%
固 定 負 債
11,467
9,674
△1,792
△15.6%
負 債 合 計
48,434
45,613
△2,821
△5.8%
純資産合計
27,181
26,744
△437
△1.6%
自己資本比率
27.9%
28.6%
+0.7pt
●キャッシュ・フローの状況
増減
増減要因
増減率
現金及び預金の減少 4,747 百万円、
受取手形及び売掛金の増加 984 百万
円等
買掛金の減少 1,102 百万円、
長期借入金の減少 1,694 百万円等
四半期純損失 155 百万円、
配当金の支払 374 百万円、
少数株主持分の減少 13 百万円等
現金及び現金同等物の当期末残高13,317百万円
(百万円)
2014 年 5 月期
2Q(累計)
2015 年 5 月期
2Q(累計)
増減
営業活動に
よる CF
△2,197
781
+2,978
投資活動に
よる CF
△2,465
△1,800
+665
財務活動に
よる CF
△312
△3,884
△3,571
△4,662
△1,018
+3,643
フリーCF
資金増減の主な内訳
税金等調整前四半期純利益 1,088 百万円、
減価償却費 1,249 百万円、未払消費税等の増加
1,922 百万円、売上債権の増加 967 百万円、
営業債務の減少 1,753 百万円、
法人税等の支払額 897 百万円等
固定資産の取得による支出 1,710 百万円、
投資有価証券の取得による支出 152 百万円、
敷金保証金差入支出 158 百万円等
長期借入金の返済 2,232 百万円、
配当金の支払額 792 百万円等
4. 2015年5月期(2014年6月1日~2015年5月31日) 連結業績予想
通期連結業績予想は 2014 年 7 月 11 日に公表した予想に変更はありません。アウトプレースメント(再就職支援)
の受注状況など不透明な部分はあるものの、足元の人材需要は堅調であり、引き続き収益拡大に努めます。
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四半期ごとの連結業績、セグメント別業績データは http://www.pasonagroup.co.jp/ir/data/quarter.html に掲載しています。
本資料記載の将来に関する記述の部分は資料作成時において当社が各種情報により判断した将来情報であり、その内容を当社として保証するも
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