運用報告書 - 国際投信投資顧問

運 用 報 告 書
当ファンドの仕組みは次の通りです。
商 品 分 類 追加型投信/国内/債券/MMF
信 託 期 間 信託期間は1992年5月8日以降無期限です。
運 用 方 針
内外公社債への投資により、安定した収益の確保
を目指して安定運用を行います。
国際のMMF
(マネー・マネージメント・ファンド)
内外の公社債を主要投資対象とします。
なお、有価証券等の価格変動リスクおよび為替変
主要投資対象
動リスクを回避するため、有価証券先物取引等お
よびスワップ取引を行うことができます。
2014年11月
主な投資制限 外貨建資産への投資割合には、制限を設けません。
毎日決算を行い、原則として、信託財産から生ず
る利益の全額を収益分配金に充当します。
分 配 方 針 収益分配金は、税金を差引いた後、毎月の最終営
業日に1ヵ月分まとめて自動的に無手数料で再投
資されます。
2014年 5 月30日から
(
2014年11月27日まで
)
受益者のみなさまへ
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ご投資いただいております「国際のMMF
(マネー・マネージメント・ファンド)」の2014
年5月30日から2014年11月27日までの計算期間に
行われた決算について運用状況をまとめてご報告
申し上げます。
今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い
申し上げます。
※印刷・製本不良が万が一ございました場合には、お取り替えいたし
ますのでお申込みされた販売会社までご連絡ください。
本報告書は「投資信託及び投資法人に関する法律」、投資信託協会規則
により、国際投信投資顧問株式会社の責任において作成したものです。
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当作成期間の運用経過(2014年5月30日から2014年11月27日まで)
運用経過
当ファンドは、前回運用報告書中の「投資
環境見通しと今後の運用方針」に記載の内容
に基づき、元本の安全性に配慮しながら、相
対的に信用力が高く、残存期間や取引期間が
1年以内の公社債、コマーシャル・ペーパー
(CP)等短期金融商品を中心に運用を行い、
好利回りの確保を目指しました。2014年11月
27日の純資産総額に対する公社債組入比率は
57.5%とし、ポートフォリオの平均残存日数
は58日としました。この結果、2014年5月30
日から11月27日までの182日間の分配金(税込
み)合計は、元本1万円につき2円83銭3厘
(期間中の分配金の平均利回りは年率
0.056%)となりました。
公社債市場および短期金融市場の動向
〈主要金利の推移〉
(%)
1.0
0.8
新発10年長期国債利回り
0.6
投資環境見通しと今後の運用方針
0.4
0.2
背景に地政学リスクが高まったことなどから、
0.4%台まで低下しました。その後、長期国債
の入札が低調であったことから、0.58%程度
まで上昇しました。9月中旬から11月の初め
にかけては、世界経済の成長率が鈍化したこ
とや日銀の追加金融緩和などを背景に長期金
利は、0.45%を下回りました。その後、一時
的に0.53%程度まで上昇したものの、当作成
期間末は0.43%程度となりました。
2014 年 9 月 上 旬 に か け て の 国 庫 短 期 証 券
3ヵ月物の利回りは、日銀による短期国債の
買入れが高水準に推移したことなどから低下
傾向となりました。その後、短期国債の需給
がさらに引き締まったことなどから、同利回
りはマイナスで推移しました。10月下旬の短
期国債の入札結果が初めてマイナスとなった
ことを受けて、一時的に同利回りはマイナス
0.08%程度まで低下しました。その後、日銀
の追加の金融緩和を受けて、日銀の短期国債
の買入れが減少するとの見通しを背景に、同
利回りは0%程度まで上昇しました。当作成
期間末はマイナス0.03%程度となりました。
無担保コール翌日物金利
0.0
国庫短期証券3ヵ月物利回り
-0.2
'14/6
7
8
9
10
11
(年月)
(出所:Bloomberg)
当作成期間の長期金利(新発10年国債利回
り)は、世界経済の成長率が鈍化したことや
日銀の追加金融緩和などを背景に低下する展
開となりました。
2014年8月末にかけての長期金利は、欧州
中央銀行(ECB)による金融緩和を受けて
欧州の主要国の国債利回りが低下したことや、
マレーシアの航空機が撃墜されたとの報道を
国内景気については、2014年4-6月期に続き
7-9月期の国内総生産(GDP)成長率はマイ
ナスとなりました。また、物価の伸び悩みを
背景に、10月末には日銀が追加金融緩和を実
施しました。個人消費の回復の鈍さや原油価
格の下落などを背景に、日銀による「物価安
定の目標(消費者物価の前年比上昇率
2%)」の達成には時間を要し、当面は金融
緩和が継続すると思われることから、短期金
利は低位で推移するとみています。
今後の運用としては、当ファンドの商品性
を勘案して、安定した収益の確保を目指しま
す。組み入れにあたっては、相対的に信用力
が高く、残存期間や取引期間が1年以内の公
社債、短期金融商品、現先取引等を中心に運
用を行い、好利回りの確保を目指します。
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1万口(元本1万円)当たり分配金(2014年5月30日から2014年11月27日まで)のお知らせ
年
月
2014年6月
7月
8月
9月
10月
11月
分配金(税込み)
52銭6厘
53銭6厘
49銭5厘
46銭3厘
43銭8厘
37銭5厘
所
得
税
8銭
8銭2厘
7銭5厘
7銭
6銭7厘
5銭7厘
地
方
税
2銭6厘
2銭6厘
2銭4厘
2銭3厘
2銭1厘
1銭8厘
源泉税合計
10銭6厘
10銭8厘
9銭9厘
9銭3厘
8銭8厘
7銭5厘
お手取り額
42銭
42銭8厘
39銭6厘
37銭
35銭
30銭
(注1)上記期間の分配金は各月における前月最終営業日から当月最終営業日の前日までの累計です。
(注2)上記期間のお手取り分配金は、各月の最終営業日に皆さまの口座に繰り入れて再投資しました。
(注3)上記期間内の途中でお買い付けの場合は、お買い付け日から各期間の末日までの分配金合計から、源泉税額を差し引いた額が再投資額となります。
(注4)2013年1月1日から、個人および法人の受益者ともに、所得税15%に2.1%の率を乗じた復興特別所得税が付加され、20.315%(所得税および復興特別所
得税15.315%、ならびに地方税5%)の源泉徴収が行われます。
資産・負債・元本及び基準価額の状況
資
公
金
社
債 その他有価証券
額 比 率 金
額 比 率
百万円
%
百万円
%
64,188
57.5
15,493
13.9
(作成期末:2014年11月27日現在)
資産・負債・元本及び基準価額の状況
産
純資産総額
コール・ローン等
外貨建
負
債
そ の 他 資 産 合 計
純資産
比 率
金
額 比 率
百万円
%
百万円
百万円
百万円
%
32,026 28.7
111,708
5
111,703
-
元
本
百万円
111,703
1万口当たり
基 準 価 額
円
10,000
(注1)比率は投資信託財産総額(111,708百万円)に対する比率です。
(注2)11月27日現在における次期繰越金は5千円です。
(注3)金額の単位未満は切り捨てです。
(注4)11月27日現在における先物取引の取引残高はありません。
(注5)11月27日現在における借入公社債の券面総額は9,400百万円です。
(注6)当ファンドの期首(前作成期間末)元本額は116,044,827,436円、当作成期間中追加設定元本額は8,159,632,192円、当作成期間中一部解約元本額は
12,501,310,677円です。
(注7)1口当たり純資産額は、当作成期間末1.0000円です。
売買及び損益の状況
組入有価証券の売買状況
付
売
付
買
そ
の
他
そ
の
他
公社債 有価証券 公社債 有価証券 新規買付額
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
3,685,975
19,493 3,671,552
-
-
( 40,730) (28,000)
[1,375,600] [ 2,999] [1,393,487]
買
(作成期間:2014年5月30日から2014年11月27日まで)
先物取引状況
建
売
建
損益の状況
決済額
新規売付額
決済額
百万円
-
百万円
-
百万円
-
運用損益
信託報酬
収益分配金
千円
42,887
千円
10,540
千円
32,341
(注1)公社債の買付、売付は売渡代金です。(経過利子分は含まれていません。)
( )内は償還による減少分で、上段の数字には含まれていません。
(注2)組入有価証券の売買状況及び先物取引状況の[ ]内は利害関係人*との取引金額です。
(注3)金額の単位未満は切り捨てです。
(注4)11月27日現在における先物取引の取引残高はありません。
*利害関係人とは投資信託及び投資法人に関する法律第11条第1項に規定される利害関係人であり、当作成期間における当ファンドに係る利害関係人とは三菱
UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、株式会社三菱東京UFJ銀行です。
<当作成期間中の分配金の計算過程>
当作成期間に係る分配対象収益の合計額は32,347,220円、分配金額の合計額は32,341,677円です。
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自社による当ファンドの設定・解約状況(2014年5月30日から2014年11月27日まで)
該当ありません。
組入資産の明細
(1) 国内(邦貨建)公社債
作
成
期
2014年11月27日現在
券
百万円
25,700
残存期間別組入比率
ちBB格
額 組 入 比 率 う
以下組入比率 1 年 以 上 1 年 未 満
百万円
%
%
%
%
25,701
23.0
-
-
23.0
金
融
債
券
普 通 社 債 券
合
計
6,600
31,810
64,110
6,605
31,881
64,188
区
国
分
債
証
額 面 金 額 評
価
5.9
28.5
57.5
-
-
-
-
-
-
5.9
28.5
57.5
(注1)組入比率は、資産総額に対する評価額の割合です。
(注2)残存期間が1年以内の公社債は原則として償却原価法により評価しています。
(注3)時価で評価する銘柄については金融商品取引業者、価格情報会社等よりデータを入手しています。
(注4)額面金額・評価額の単位未満は切り捨てです。
(注5)BB格以下組入比率の計算においては、Moody'sとS&Pの格付けのうち高いものを採用しています。
(注6)-印は組み入れがありません。
(2) 国内(邦貨建)公社債銘柄別
作
銘
成
期
柄
(国債証券)
第481回 国庫短期証券
第482回 国庫短期証券
第485回 国庫短期証券※
第488回 国庫短期証券
第493回 国庫短期証券※
第495回 国庫短期証券※
小
(金融債券)
い第715号 商工債
い第717号 商工債
い第718号 商工債
い第719号 商工債
第241回 信金中金債(5年)
第242回 信金中金債(5年)
第244回 信金中金債(5年)
第245回 信金中金債(5年)
第 43 号 商工債(1年)
第143号 商工債(3年)
第146号 商工債(3年)
第147号 商工債(3年)
利
率
%
-
-
-
-
-
-
-
計
0.7
0.7
0.65
0.7
0.7
0.7
0.65
0.7
0.1
0.3
0.3
0.3
2014年11月27日現在
額 面 金 額
評 価 額
千円
千円
5,000,000
4,999,993
4,000,000
3,999,992
890,000
890,017
3,000,000
2,999,993
5,000,000
5,000,700
7,810,000
7,810,390
25,700,000
25,701,086
600,000
500,000
500,000
100,000
600,000
900,000
200,000
300,000
500,000
300,000
1,300,000
100,000
600,273
500,748
500,898
100,244
600,275
900,885
200,359
300,741
500,008
300,046
1,300,834
100,082
償 還 年 月 日
2014/12/22
2015/1/8
-
2015/1/26
-
-
2014/12/26
2015/2/27
2015/3/27
2015/4/27
2014/12/26
2015/1/27
2015/3/27
2015/4/27
2015/5/15
2014/12/26
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作
銘
成
期
柄
(金融債券)
第148号 商工債(3年)
小
計
(普通社債券)
第 32 回 アサヒビール社債券
第 2 回 セブン&アイ・ホールディングス社債券
第 4 回 セブン&アイ・ホールディングス社債券
第 14 回 ジェイ エフ イー ホールディングス社債券
第 15 回 ジェイ エフ イー ホールディングス社債券
第 13 回 豊田自動織機社債券
第 14 回 日立製作所社債券
第 23 回 三菱重工業社債券
第 9 回 豊田通商社債券
第 46 回 三菱商事社債券
第 53 回 三菱商事社債券
第 19 回 みずほコーポレート銀行社債券
第 20 回 みずほコーポレート銀行社債券
第 21 回 みずほコーポレート銀行社債券
第112回 三菱東京UFJ銀行社債券
第114回 三菱東京UFJ銀行社債券
第133回 三菱東京UFJ銀行社債券
第 11 回 静岡銀行社債券
第 49 回 三井住友銀行社債券
第 37 回 NTTファイナンス社債券
第 38 回 NTTファイナンス社債券
第 44 回 トヨタファイナンス社債券
第 48 回 トヨタファイナンス社債券
第 13 回 リコーリース社債券
第 40 回 日立キャピタル社債券
第 1 回 三井住友ファイナンス&リース社債券
第 11 回 三菱UFJリース社債券
第 16 回 三菱UFJリース社債券
第 53 回 小田急電鉄社債券
第 59 回 小田急電鉄社債券
第 22 回 京王電鉄社債券
第 2 回 東日本旅客鉄道社債券
第 37 回 東日本旅客鉄道社債券
第 57 回 東海旅客鉄道社債券
第 59 回 東海旅客鉄道社債券
第 24 回 エヌ・ティ・ティ・データ社債券
小
計
合
計
利
率
%
0.25
-
0.633
1.68
0.541
0.708
0.572
1.46
1.56
0.688
1.09
1.23
0.91
0.71
0.71
0.565
0.66
0.67
0.27
1.37
0.67
0.76
0.55
0.516
0.272
0.608
0.818
0.676
0.532
0.402
0.496
0.24
1.64
4.9
1.49
0.297
0.262
0.66
-
-
2014年11月27日現在
額 面 金 額
評 価 額
千円
千円
700,000
700,526
6,600,000
6,605,923
700,000
400,000
100,000
2,100,000
100,000
1,600,000
300,000
1,500,000
200,000
200,000
300,000
1,700,000
2,000,000
1,600,000
600,000
3,600,000
700,000
300,000
5,200,000
100,000
300,000
100,000
600,000
2,400,000
1,200,000
500,000
800,000
900,000
100,000
150,000
200,000
460,000
200,000
300,000
100,000
200,000
31,810,000
64,110,000
701,500
403,457
100,239
2,103,222
100,223
1,601,230
303,124
1,500,262
200,923
200,379
301,059
1,701,685
2,004,664
1,604,711
600,545
3,607,787
700,486
302,096
5,211,472
100,037
300,739
100,227
600,579
2,405,712
1,202,589
501,932
802,596
900,647
100,274
150,125
200,930
465,314
200,156
300,029
100,066
200,613
31,881,648
64,188,658
償 還 年 月 日
2015/5/27
2015/4/27
2015/6/19
2015/6/19
2015/3/5
2015/5/27
2014/12/19
2015/8/18
2014/12/9
2015/5/20
2015/1/30
2015/5/8
2015/1/27
2015/4/20
2015/7/21
2015/1/26
2015/4/17
2015/4/20
2015/6/24
2015/4/20
2014/12/19
2015/6/19
2015/6/19
2015/6/19
2015/5/21
2015/3/20
2015/8/5
2015/9/2
2015/2/27
2015/8/12
2015/7/24
2015/3/20
2015/2/25
2014/12/19
2014/12/16
2015/4/24
2015/6/19
(注1)額面金額・評価額の単位未満は切り捨てです。
(注2)銘柄欄に※のあるものは現先で保有している債券です。
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(3) 満期保有目的債券
2014年11月27日現在における満期保有目的債券の保有銘柄はありません。
格付別組入資産の純資産総額に対する比率
公
格
付
AAA
AA
A
BBB
BBB-
BB以下
社
債
組入比率(%)
1.0
33.3
0.2
-
-
-
A-相当以上
(満期保有目的債券)
-
(-)
BBB相当以上
(うち、信用格付業者等の
格付がないもの)
国債、政府保証債、
地方債
合
計
-
(-)
(2014年11月27日現在)
短 期 金 融 資 産
付
組入比率(%)
A-1
54.7
A-2
-
A-3
-
NR
-
その他資産
0.1
格
10.7
45.2
A-2相当以上
(うち、信用格付業者等の
格付がないもの)
-
(-)
国債等を担保とする
有担保コール
合
計
0.0
54.8
(注1)組入比率は、純資産総額に対する評価額の比率です。
(注2)公社債の「A-相当以上」、「BBB相当以上」及び短期金融資産の「A-2相当以上」は、投資信託協会の「MMF等の運営に関する規則」に基づき
当社が作成したガイドラインで判断したものです。
「BBB相当以上」及び「A-2相当以上」の上段の数値は、1社の信用格付業者等による信用格付があるもので、下段の数値は信用格付業者等の信用
格付がないものです。
(注3)その他資産は、指定金銭信託、未収金、未払金等です。
(注4)格付は、R&I、JCR、Moody's、S&P、Fitchの信用格付のうち、最上位の長期信用格付又は短期信用格付を採用しています。現先取引、有担保コールは担保
資産の信用格付を採用しています。
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