最終更新日:2014年12月24日

コーポレートガバナンス
CORPORATE GOVERNANCE
SCHOTT MORITEX Corporation
最終更新日:2014年12月24日
ショットモリテックス株式会社
代表取締役社長 佐藤隆雄
問合せ先:管理本部 人事総務部
証券コード:7714
http://www.schott-moritex.co.jp
当社のコーポレート・ガバナンスの状況は以下のとおりです。
Ⅰコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及び資本構成、企業属性その他の基本情報
1.基本的な考え方
当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、「光」の活用をベースとした独自の技術開発により国際社会に貢献することを通じ
て企業価値を継続的に高めると共に、内部統制システムの適切な整備により、経営の健全性、透明性を確保しつつ効率性を高めることを主眼とし
ております。また、当社の事業内容等を的確に理解していただけるよう、株主や投資家に向けた積極的かつ適切な情報開示を行っております。
2.資本構成
外国人株式保有比率
10%未満
【大株主の状況】
氏名又は名称
ショット日本株式会社
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
ショットモリテックス従業員持株会
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
株式会社サニカ
株式会社証券ジャパン
日本証券金融株式会社
株式会社コマツ
江平 文茂
森 英二
支配株主(親会社を除く)の有無
―――
親会社の有無
SCHOTT AG (非上場)
所有株式数(株)
割合(%)
9,976,711
312,900
113,100
78,500
68,000
66,200
58,600
56,000
54,600
43,900
補足説明
注 (2)大株主の状況 につきましては、平成26年9月30日現在の状況を記載しております。
3.企業属性
上場取引所及び市場区分
東京 第一部
決算期
9月
業種
精密機器
直前事業年度末における(連結)従業員
数
100人以上500人未満
直前事業年度における(連結)売上高
100億円未満
直前事業年度末における連結子会社数
10社未満
4.支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針
当社では、親会社と親会社以外の一般株主との間での利益の相反のおそれのある関連当事者取引は、必ず取締役会に諮ることと
し、かかる取締役会には、親会社から独立した立場にある社外監査役が出席することを確保して、少数株主の利益が損なわれること
のない様留意しております。
5.その他コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情
当社は、親会社との間で資本業務提携契約を締結し、親会社との協調関係の強化を図るとともに、同契約において、当社と関連当事
者(これには親会社及び親会社のグループ会社を含みます。)との間の取引の公正性を確保し、「独立当事者間と同様(at armslength)」の原則を遵守するために、当社が合理的な方策を講じることを親会社は了解し、これに合意しております。また、親会社と親会
71.60
2.25
0.81
0.56
0.49
0.48
0.42
0.40
0.39
0.32
社以外の一般株主との間での利益の相反のおそれのある関連当事者取引は、必ず取締役会に諮ることとし、かかる取締役会には親
会社から独立した立場にある社外監査役が出席することを確保するものとしていることから、これらの施策により、親会社からの独立性
は確保されているものと考えております。
Ⅱ経営上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織その他のコーポレート・ガバナンス体制の状況
1.機関構成・組織運営等に係る事項
組織形態
監査役設置会社
【取締役関係】
定款上の取締役の員数
8名
定款上の取締役の任期
2年
取締役会の議長
社長
取締役の人数
4名
社外取締役の選任状況
選任している
社外取締役の人数
2名
社外取締役のうち独立役員に指定され
ている人数
0名
会社との関係(1)
氏名
属性
a
b
c
会社との関係(※1)
d
e
f
g
h
i
ステファン レッチェ
他の会社の出身者
○
トーマス クロエ
他の会社の出身者
○
※1 会社との関係についての選択項目
a
親会社出身である
b
他の関係会社出身である
c
当該会社の大株主である
d
他の会社の社外取締役又は社外監査役を兼任している
e
他の会社の業務執行取締役、執行役等である
f
当該会社又は当該会社の特定関係事業者の業務執行取締役、執行役等の配偶者、三親等以内の親族その他これに準ずる者である
g
当該会社の親会社又は当該親会社の子会社から役員としての報酬等その他の財産上の利益を受けている
h
本人と当該会社との間で責任限定契約を締結している
i
その他
会社との関係(2)
氏名
独立
役員
適合項目に関する補足説明
ステファン レッチェ
―――
トーマス クロエ
―――
【監査役関係】
監査役会の設置の有無
設置している
定款上の監査役の員数
4名
監査役の人数
4名
当該社外取締役を選任している理由(独立
役員に指定している場合は、独立役員に指
定した理由を含む)
当該取締役の選任に当たっては、当社が親
会社であるショットAGと締結した業務提携契約
に基づき推薦を受け、同氏の職務経験を考慮
し、また、人格、識見等も含め、総合的に判断
し、社外取締役として選任しています。
同氏には、得意分野の見地からの意見など、
取締役会の意志決定の妥当性・適正性を確保
するための助言・提言を期待しております。
当該取締役の選任に当たっては、当社が親
会社であるショットAGと締結した業務提携契約
に基づき推薦を受け、同氏の職務経験を考慮
し、また、人格、識見等も含め、総合的に判断
し、社外取締役として選任しています。
同氏には、得意分野の見地からの意見など、
取締役会の意志決定の妥当性・適正性を確保
するための助言・提言を期待しております。
監査役、会計監査人、内部監査部門の連携状況
監査役会は、会計監査人より四半期決算レビュー結果について定期的に詳細な説明・報告を受け、常勤監査役は必要に応じ随時意見交換を行
っております。
また、監査役会は、監査・内部統制室の年間監査計画立案に関与・意見を述べるほか、常勤監査役は監査・内部統制室の実地監査に原則とし
て同行しております。
社外監査役の選任状況
選任している
社外監査役の人数
2名
社外監査役のうち独立役員に指定され
ている人数
1名
会社との関係(1)
氏名
属性
a
b
c
会社との関係(1)
d
e
f
g
h
i
藤代政夫
公認会計士
○
穂苅進
他の会社の出身者
○
※1 会社との関係についての選択項目
a
親会社出身である
b
その他の関係会社出身である
c
当該会社の大株主である
d
他の会社の社外取締役又は社外監査役を兼任している
e
他の会社の業務執行取締役、執行役等である
f
当該会社又は当該会社の特定関係事業者の業務執行取締役、執行役等の配偶者、三親等以内の親族その他これに準ずるものである
g
当該会社の親会社又は当該親会社の子会社から役員としての報酬等その他の財産上の利益を受けている
h
本人と当該会社との間で責任限定契約を締結している
i
その他
会社との関係(2)
氏名
藤代政夫
独立
役員
○
穂苅進
適合項目に関する補足説明
―――
―――
当該社外監査役を選任している理由(独立
役員に指定している場合は、独立役員に指
定した理由を含む)
当該監査役は、人格、識見に優れ、高い倫理
観を有していること、および長年にわたる公認
会計士としての豊富な経験と財務および会計
に関する専門的な見識を有していることから、
社外監査役として選任しています。また東京証
券取引所が定める一般株主と利益相反の生じ
る恐れがあるとされる事項に該当しておらず独
立性を有していることから、同氏を独立役員と
して指定しております。
当該監査役は、人格、識見に優れ、高い倫理
観を有していること、および企業の経営者とし
て、また常勤監査役としての豊富な経験と深い
見識を有していることから社外監査役として選
任しています。
【独立役員関係】
独立役員の人数
1名
その他独立役員に関する事項
―――
【インセンティブ関係】
取締役へのインセンティブ付与に関する
施策の実施状況
業績連動型報酬制度の導入
該当項目に関する補足説明
当社では、年間の役員報酬決定後も、業績の進捗に応じて適宜役員報酬の減額を行うなど、経営責任の明確化に努めております。
ストックオプションの付与対象者
該当項目に関する補足説明
―――
【取締役報酬関係】
(個別の取締役報酬の)開示状況
個別報酬の開示はしていない
該当項目に関する補足説明
第43期(自平成25年10月1日 至平成26年9月30日)における取締役報酬は以下の通りであります。
取締役 6名 報酬総額 40,981千円 報酬限度額 200,000千円
注)社外取締役2名には報酬を支払っていません。
報酬の額又はその算定方法の決定方
針の有無
なし
報酬の額又はその算定方法の決定方針の開示内容
―――
【社外取締役(社外監査役)のサポート体制】
当社では、社外監査役のサポート体制として、常勤監査役からの指示・要請に対して、各部門が必要な情報を適時適切に常勤監査
役に伝達しております。
その情報については、定期的に監査役会を開催することによって、他の社外監査役との間での情報の共有化が図られ、適切な経営
の監視が出来るようになっております。
また、社外監査役は取締役会や業務執行討議会等の主要な会議に出席して適切な意見を述べることが出来るほか、社外監査役間
で法的問題点を共有し、経営監視機能の強化を図っております。
2.業務執行、監査・監督、指名、報酬決定等の機能に係る事項(現状のコーポレート・ガバナンス体制の概要)
1.当社の業務執行に係わる会議および開催頻度、概要は、下記の通りであります。
・取締役会 毎月1回
取締役会は当社または当社グループ全体に影響を及ぼす重要事項についての決定を行うとともに、月次の経営状況ならびに業務執行上決定
した事項につき重要性の高いものについて規程に則り報告を行います。
・監査役会 毎月1回
監査役会は取締役による経営状況、組織各部門の業務執行状況、取締役会の意思決定及びその運営手続きなどの監査を行います。また、財
務報告体制、会計処理、計算書類などの適法性などについて会計監査を行うとともに会計監査人から定期的に報告を受け、監査を実施しており
ます。
・業務執行討議会 毎週1回
業務執行討議会においては、週次の経営状況についての報告を行うとともに、各部門間で生じた課題などを提示し、議論の上決定を行います。
・コンプライアンス会議 3ヶ月毎1回
コンプライアンス会議においては、当社グループ全体に影響を及ぼすコンプライアンス上重要な事項についての決定を行うとともに、当社または
当社グループに生じた課題などについて報告を行います。
・内部統制委員会 3ヶ月毎1回
内部統制委員会においては、当社の内部統制システムの基本方針に則り、財務報告に係る内部統制に関する決定を行います。
2.当社の業務執行に係わる監督機能強化のためのプロセスは下記の通りです。
・新規業務案件の開始に当たっては、管理本部が適法性の確認を行う。
・管理本部は、必要に応じて顧問弁護士に法的なアドバイスを受ける。
・契約の締結については、管理本部 人事総務部でのチェックを受ける。
3.当社の監査組織については、監査・内部統制室を設置して、専任の担当者が内部監査規程に則り社内監査を実施しております。
4.公認会計士が法令に基づき行う監査の状況は下記の通りであります。
・監査法人 新日本有限責任監査法人
・氏名 山口 光信
柴田 憲一
・継続監査年数については、全員7年以内であるため記載を省略しています。
・新日本有限責任監査法人は、平成25年5月30日に当社の会計監査人に選任されました。
3.現状のコーポレート・ガバナンス体制を選択している理由
当社は監査役設置会社であります。当社は現在の体制においてガバナンス体制の構築を行うことが現状では効率的であると考えて
いることから、本体制を採用しております。
Ⅲ株主その他の利害関係者に関する施策の実施状況
1.株主総会の活性化及び議決権行使の円滑化に向けての取組み状況
補足説明
その他
株主総会招集通知についてはホームページへの掲載を行い、確認を容易にしております。
2.IRに関する活動状況
補足説明
IR資料のホームページ掲載
ショットモリテックスIRホームページ
http://www.schott-moritex.co.jp/ir/index.php
ホームページ掲載の投資家向け情報は、最新ニュース、招集通知、有価証券
報告書(四半期報告書)、決算短信、決算説明会資料、ファクトシート、年次報
告書、株式情報、IRカレンダー、IRについてのFAQ、株価情報(外部リンク)、
電子広告であります。
IRに関する部署(担当者)の設置
当社では、管理本部長をIR担当責任者とし、人事総務部および経理財務部
を事務・連絡担当部署としております。
代表者自身
による説明
の有無
3.ステークホルダーの立場の尊重に係る取組み状況
補足説明
社内規程等によりステークホルダーの
立場の尊重について規定
当社では、経営理念として、「市場、顧客満足度の向上に努め、健全な継続的成長を
実現することにより、社会、株主、社員にとって価値ある企業作りに励む」旨を謳ってお
り、その実現に向けて尽力しております。
環境保全活動、CSR活動等の実施
当社では、複数の事業所においてISO14001の取得を行ったほか、環境方針を打ち出
し、省資源対策・省エネルギー対策・環境汚染対策・廃棄物対策などの、環境保全活動
に努めております。また、コンプライアンス経営の徹底を経営の根幹に置き、管理本
部を中心に遵法意識の徹底を図っております。
Ⅳ内部統制システム等に関する事項
1.内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況
1 .内部統制システムに関する基本的な考え方
当社では、内部統制システムの基本的な考え方として、企業価値を継続的に高めるとともに、経営の健全性、透明性を確保しつつ効率性を高め
ることを主眼としております。
特に、業務の遂行に当たっては、法令の遵守を最重要課題に位置づけ、管理本部を中心にコンプライアンスの徹底強化を図っております。
2. 内部統制システムに関する整備状況
内部統制システムに関する整備状況については、平成18年5月2日開催の取締役会において下記の基本方針を決議し、その後必要に応じた改
訂を行いその強化を図っております。
1)取締役の職務の執行が法令・定款に適合することを確保するための体制
使用人の職務の執行が法令・定款に適合することを確保するための体制
(1) 代表取締役は、取締役会、月次業績報告会その他の会議等において繰り返しコンプライアンス重視を取締役及び使用人に伝え、法令遵守を
あらゆる企業活動の前提とすることを徹底します。
(2) 取締役会は、コンプライアンス会議を設置してコンプライアンス担当取締役をその責任者、管理本部をその事務局とし、コンプライアンス担当
取締役は、定期的にコンプライアンス会議を開催して、全社横断的なコンプライアンス体制の整備及び問題点の解決を図るものとします。
(3) 取締役は、コンプライアンス上の問題点を発見した場合は、速やかにコンプライアンス担当取締役に通知するものとし、通知を受けたコンプラ
イアンス担当取締役は、その問題の解決のために速やかにコンプライアンス会議を開催するものとします。
(4) 監査役は、取締役の職務の執行を監査し、コンプライアンス上の問題点を発見した場合は、速やかに監査役会に報告するとともに、コンプライ
アンス担当取締役に通知するものとし、通知を受けたコンプライアンス担当取締役は、その問題の解決のために速やかにコンプライアンス会議を
開催するものとします。
(5) 取締役会は、公益通報等取扱規程に基づき、公益通報を受け付けるためのショットモリテックス・ヘルプライン(以下、ヘルプラインという。)を
設置し、社長の指名するヘルプライン管理者を置き、外部の法律事務所および監査・内部統制室をヘルプライン受付窓口として、広く情報の収集
に努めるとともに、通報・相談を受けたヘルプライン管理者は、内容を調査し、関係部門と協議のうえ、必要に応じ調査チームを組織し、問題の解
決と再発防止に当たるものとします。
2)取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する事項
(1) 管理本部長は、文書管理規程に基づき、次の各号に定める文書(電磁的記録を含む。以下、同じ。)を関連資料とともに文書管理規程に定め
る保管責任者に保管させるものとします。
ア.株主総会議事録
イ.取締役会議事録
ウ.月次業績報告会資料
エ.事業部門会議議事録
オ.コンプライアンス会議議事録
カ.代表取締役の特命により設置した委員会・プロジェクトチーム議事録
キ.代表取締役または取締役を最終決裁権者とする稟議書及び決裁書
ク.代表取締役または取締役を最終決裁権者とする契約書
ケ.会計帳簿、計算書類、出入金伝票
コ.税務署その他の官公署、証券取引所に提出した書類の写し
サ.その他、文書管理規程に定める文書
(2) 前項各号に定める文書の保管期間は、ア.イ.及びコ.については永久保存とし、ウ.ないしキ.及びケ.については10年間、ク.及びサ.については文
書管理規程に定める期間とします。
(3) 保管責任者については、文書管理規程に定めるところによるものとし、保管文書について取締役または監査役から閲覧の要請があった場合
には、遅滞なく本社において閲覧できる方法で保管するものとします。
注.文書管理規程の内容については、遅滞なく内容の補充・整理等の改正を行うほか、法令改正や職務の効率化等のため必要ある場合は適宜
見直しを行うものとします。
3)損失の危機の管理に関する規程その他の体制
(1) 取締役会は、リスク管理担当責任者を定め、リスク管理担当責任者は、コンプライアンス、品質管理、環境、情報セキュリティー、災害、輸出
管理等の各分野の担当部門にリスク管理マニュアルを作成させ、これに基づきリスク管理を徹底させることといたします。
(2) リスク管理担当責任者は、リスクの想定、分類を通じて有事の際の迅速かつ適切な情報伝達方法を含むリスク管理体制の整備を推進するも
のとします。
(3) リスク管理担当責任者は、リスク管理体制整備の進捗状況や具体的個別事案を通じての体制の適切性のレビューを行い、必要に応じて取締
役会及び監査役会に報告するものとします。
(4)監査・内部統制室は、リスク管理の状況及びリスク体制整備の進捗状況を監査し、必要に応じて取締役会及び監査役会にその結果を報告す
るものとします。
4)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(1) 取締役会は、取締役会が定める経営機構、代表取締役及びその他の業務執行を担当する取締役、執行役員等の職務分掌に基づき、それぞ
れの担当業務を執行させるものとします。
(2) 取締役会は、中期経営計画並びに事業年度の全社目標を定めてその浸透を図り、その目標達成に向けて業務執行を担当する取締役、執行
役員等が実施すべき計画のフォローを行うものとします。
(3) 取締役会は、四半期毎に管理会計の手法を用いてその結果をレビューし、結果をフィードバックするとともに、効率化を阻害する要因を排除、
低減する等の改善を促進することにより、目標達成の確度を高め、全社的な業務の効率化を実現するシステムを構築いたします。
5)株式会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
(1) 当社は、取締役会主導のもと、当社及びグループの取締役及び使用人が一体となって情報の共有化と順法意識の醸成を図ります。
(2) 取締役会は、グループリスク管理担当責任者及びグループコンプライアンス担当責任者を定め、グループ会社の内部統制体制の構築を推進
させることといたします。
(3) 監査・内部統制室は、当社の監査基準に準拠して、必要に応じてグループ会社に対する監査を実施し、監査結果をグループ会社にフィードバ
ックするとともに、問題点が発見された場合はその改善を指示するものとします。
(4) グループ会社は、自社の規程に準じて、一定の事項についてグループ会社における取締役会決議前に、当社管理本部に承認を求めまたは
報告するものとし、一定の基準を満たすものについては当社の取締役会に付議または報告するものとします。
6)株式会社とその親会社(及びそのグループ会社)における業務の適正を確保するための体制
(1) 当社は、親会社との間で資本業務提携契約を締結し、親会社との協調関係の強化を図るとともに、同契約において、当社に対する高い議決権
保有比率を有する特定の株主(これには親会社を含みます。)からの不当な影響力をコントロールし、また、当社と関連当事者(これには親会社
及び親会社のグループ会社を含みます。)との間の取引の公正性を確保し、「独立当事者間と同様(at arms-length)」の原則を遵守するために、
当社が合理的な方策を講じることを親会社は了解し、これに合意しております。
(2) 当社では、親会社と親会社以外の一般株主との間での利益の相反のおそれのある関連当事者取引は、必ず取締役会に諮ることとし、かかる
取締役会には、親会社から独立した立場にある社外監査役が出席することを確保するものとします。
7)財務報告の信頼性を確保するための体制
当社及びグループ会社は、金融商品取引法の定め並びに財務報告に係る内部統制規程及び内部統制委員会規程に従い、財務報告に係る内
部統制システムの構築並びに評価及び報告に関する体制の整備と適切な運用を行うことにより、財務報告の信頼性と適正性を確保するものとし
ます。この運用に当たり、監査・内部統制室は適切な運用がなされているかの評価および信頼性と適正性の向上の為の助言を各部門へ行ってお
ります。
8)監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する体制
常勤監査役は、監査・内部統制室所属の使用人に、監査業務に必要な事項を命令することができるものとします。
9)「8)」にいう使用人の取締役からの独立性に関する事項
(1) 常勤監査役の職務の補助者の人事異動については、常勤監査役の承認を得なければならないものとします。
(2) 監査役より監査業務に必要な命令を受けた使用人は、その命令に対して、取締役、監査・内部統制室長等の指揮命令を受けないものとしま
す。
10)取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制、その他の監査役への報告に関する体制
(1) 代表取締役及び取締役は、取締役会等の重要な会議において必要に応じその担当する業務の執行状況の報告を行うものとします。
(2) 代表取締役及び取締役は、必要に応じて次に定める事項を監査役会に報告するものとします。
ア.会社に著しい損害を及ぼす恐れのある事項
イ.毎月の経営状況として重要な事項
ウ.内部監査状況及びリスク管理に関する重要な事項
エ.重大な法令・定款違反
オ.ショットモリテックス・ヘルプラインの通報状況及び内容
カ.その他、前各項に準じる事項
(3) 使用人は、前項ア.及びエ.に関する重大な事実を発見したときは、それぞれ取締役及びヘルプライン管理者に報告するものとし、これらの報告
を受けた取締役及びヘルプライン管理者は、遅滞なくこれを監査役会に報告するものとします。
11)その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
(1) 監査役会は、代表取締役及び監査法人と計画的に意見交換を行うことといたします。
(2) 代表取締役は、監査役会の要請に基づき、監査役会が業務執行取締役及び重要な使用人からヒアリングを実施できる機会を確保することと
いたします。
2.反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況
当社では、暴力団等の反社会的勢力に対しては一切関係を持たず、これらと関わりのある企業、団体、個人とはいかなる取引も行いません。さ
らに、万一に備えて、反社会的勢力に関する情報収集と、有事の対処能力向上を主目的として、公益社団法人警視庁管内特殊暴力防止対策連
合会に加入しております。
また、取引基本契約等の取引先との契約においても、反社会的勢力の排除に関する取り決めを行っております。
反社会的勢力による接触、不当要求や妨害行為が発生した場合は、顧問弁護士及び警察等の関係機関と連携を図りつつ、人事総務部が統轄部
署となり対処するとともに、社内への報告並びに注意を促すこととしております。
Ⅴその他
1.買収防衛策の導入の有無
買収防衛策の導入の有無
なし
該当項目に関する補足説明
当社は、平成18年12月18日および平成19年1月30日開催の当社取締役会決議により、「当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(以下
「買収防衛策」といいます。)」を導入いたしましたが、その後、ドイツのSCHOTT AGのグループ会社であるショット日本ホールディング株式会社
(以下「ショット日本ホールディング」といいます。現ショット日本株式会社)が、平成20年9月25日より当社株式の友好的な株式公開買付を実施
し、ショット日本ホールディングは当社株式の70.8%を取得して、平成20年10月30日付でショット日本ホールディングの親会社であるSCHOTT AG
が当社の親会社となりました。
これにより、当社を取り巻く経営環境は、買収防衛策の導入時点と大きく異なることとなり、当社株式に対する大規模買付行為が発生するリスク
が大幅に低下したことから、平成21年3月26日開催の当社取締役会において買収防衛策の廃止を決議いたしました。
従いまして、現時点では当社株式の大規模買付行為に関する特別な防衛策は導入しておりません。
2.その他コーポレート・ガバナンス体制等に関する事項
―――
【 参考資料:模式図 】
株主総会
選
任
報
告
選
任
報
告
選
任
監査役会
監査
取締役会
報
告
監査
報
告
監査・内部統制室
報告
ショットモリテックス・ヘルプライン
監
視
報告
取締役社長
監査・内部統制室
指示
会
計
監
査
人
監
査
・
報
告
報
告
監
査
管理本部
全体評価・内部統制委員会主催
【内部統制・業務執行に係わる会議】
業監
務視
執統
行制
・
法的問題への対処
・コンプライアンス会議
・月次業績報告会
・事業部会
・内部統制委員会
情報共有化
各本部・各部室
【 参考資料:適時開示体制の概要(模式図) 】
取締役会
代表取締役社長
指示
開示情報取扱責任者・管理本部長
重要事実発生部門
法務・広報グループ
開示
東京証券取引所