氏名 [課題11] 下の図は,マグマ溜り内部での結晶分化作用の概略を示しており,主に結晶の沈降が原因と なってマグマAから新たなマグマCが形成された様子を示している.なお,マグマ溜り内部の状態がIか らIIに変化する際に,マグマ溜りの外部からの物質の出入りはなかったとする(=マグマ溜りを一つの 系とした時,系全体の化学組成は不変である).結晶分化作用以前のマグマAのSiO2の質量パーセント が55%,マグマ溜りの底に沈降して集積した鉱物集合体Bの SiO2の質量パーセントが45%,結晶分化作 用によって新たに形成されたマグマC のマグマAに対する質量の割合が75%のとき,マグマCに含まれ るSiO2の質量パーセントを求めなさい.計算過程も答案用紙に記しなさい. SiO2=X wt.% 質量75 SiO2=55 wt.% 質量100 SiO2=45 wt.% 質量25 解答欄 マグマCのSiO2の質量%をXとする。マグマA、マグマC、鉱物集合体Bの質量 の割合は、100:75:25である。そのため、100×55=75×X+25×45の関係 が成り立ち,X=58.3 %となる。 下の図のように、てこの原理で考えてみると理解しやすいかもしれない。 鉱物集合体B SiO2 (%) 45 75 マグマA 55 25 マグマC X
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