平成27年1月6日 J クイックハンドボールの実施について ―U-12 新ゲーム様式― 公益財団法人日本ハンドボール協会 競技本部長 江成 元伸 普及指導本部 角 紘昭 10∼12 歳の小学生時期の年代は将来にわたってスポーツを続けてゆくための基礎的 基本的な身体機能や、心構えを身につける極めて重要な時期である。 この年代におけるハンドボール競技も基本的には日本ハンドボール競技規則に則っ ておこなうがその重要性に鑑み、ハンドボールの魅力を十分に味わいつつ「正しい習慣 (Good Habit) 」 ・正確な基礎基本の技術の習得 ・正確で素早い判断力、多面的能力の養成 ・ハンドボールにおける広がりと奥行きの感覚の養成 ・1 対 1 の強さの養成 を身につけ、将来にわたって発展していくために「J クイックハンドボール―U-12 新ゲ ーム様式―」を下記のように定め、実施する。(詳細は別紙) 1 指導者は「U−12の指導理念(早いゲーム展開の中で積極的な防御)」の具現化 に努めること。 2 コート 36m×20m 3 試合時間 ・3セット制 (10分×3)インターバルは5分間とする。 ※ 記録席にセット回数を表示する。 4 試合開始 ・ゲーム前のトスによりサイドとスローを選択する。 ・セットごとに両チームはサイドを交代する。スローオフについても、交互 に行う。(規則10−1) ・ゲームスタートはゴールキーパーからのスローによる。 ゴールキーパーはゴールキーパーラインの上から、審判の笛の合図でスローを行 う。 ※ゴールキーパーラインは50cm とする。 この「J クイックハンドボール」は平成27年度より実施する。 ※基礎基本の練習方法は日本協会HP(http://www.handball.or.jp/)動画公開→ YouTube を参考にされたい。 平成27年1月6日 J クイックハンドボール実施規則 原則として日本ハンドボール協会競技規則に則って行うものとする。 第 1 条 コート 1の1 小学生の場合長さ36m、幅20m ゴールポストとその裏の壁との距離差が、サイドによって大きい場 合コートの周囲には, サイドラインに沿って幅 1 m 以上,ゴール ラインの後方に幅 2 m 以上の安全地帯を設けなければならない。 一方のチームが有利になるようにコートの特性を変えてはならない。 1の7 ゴールキーパーライン(4 m ライン)は, ゴールの正面に引いた長 さ 50cm の直線である。 第 2 条 競技時間,タイムアウト 2の1 競技時間は各10分の3セットである。 休憩時間は5分が標準である。 延長戦は現行規則(2−2)の通りである。 ※セット回数表示板(A4 サイズ程度:横21cm 縦29.5cm)を 記録席中央に設置する。 2の 10 各チームは, 正規の競技時間中 1 回,1 分間のチームタイムア ウトを取る権利がある。しかし, 延長戦ではチームタイムアウト を取ることができない(競技規則解釈 3)。 第 10 条 スローオフ 10 の 1 競技の開始にあたり, コイントスに勝ちボールを選択したチー ムがスローオフを行う。そして相手はサイドの選択権を得る。ま た,コイントスに勝ったチームがサイドの選択権を望んだ場合は, 相手がスローオフを行うことになる。 各セット終了後に両チームはサイドを交代する。開始のスローオ フも交互に行う。 10 の 2 得点の後は, 得点をされたチームのスローオフによって競技を 再開する。 10 の 3 スローオフはゴールキーパーがゴールキーパーライン(4 m ライ ン)上からおこなう。 10 の 4 相手チームのプレーヤーはスローを行うプレーヤーから 3 m 以 上離れなければならない(規則13−8)。 スローオフの際、スローする側のプレーヤーの位置は特段の制 限はないものとする。
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