ServiceNow Cloud Provisioning

データシート
ServiceNow Cloud Provisioning
メリット
• 効率の向上
使いたくなるサービスカタロ
グでのセルフサービスプロビ
ジョニングの提供、仮想イン
フラストラクチャ要求への対
応の自動化、仮想インフラス
トラクチャ管理時間の短縮に
より、時間とコストを削減し
ます。
• 利用状況の最適化
クラウドプロビジョニングラ
イフサイクル全体を通じて仮
想インフラストラクチャ利
用を最適化し、VM 登録を削減
し、カスタム要件に応じてク
ラウドプロビジョニングを拡
張します。
• クラウド操作の可視化
注意が必要な項目を一目で確
認し、パブリック / プライベー
トクラウドの操作を的確に把
握できます。
IT の課題
クラウドコンピューティングは現在、多くの企業にとって重要で注目すべき取り組みとなっ
ています。ところがクラウドコンピューティングの導入アプローチが原因で、クラウドプロ
ビジョニングのニーズへの対応が遅れ、リソースを無駄にすることが多いのが現状です。IT
部門がクラウドを迅速にプロビジョニングできないため、ビジネスイノベーションの速度が
遅くならざるを得ません。社内ユーザーはクラウドがオンデマンドで柔軟性があり、機動的
なものであるということを知っています。そのため、数日や数週間といった期間をかけるの
ではなく、要請すればただちにクラウドプロビジョニングを実施してくれるものと思ってい
ます。また、プロビジョニングされたシステムは、管理されないままになることが多く、そ
の結果、導入された仮想マシン(VM)が無駄に放置されることになります。クラウドの導入
では仮想リソースが十分に活用されないまま、エンドユーザーの仮想資産に対する説明責任を
果たせないことがあります。また IT 部門は、クラウドコンピューティングが社内で注目され
ていることを考慮して、クラウドコンピューティングの価値を早期に示す必要があります。
ServiceNow のソリューション
ServiceNow Cloud Provisioning アプリケーションを利用すれば、IT 部門はパブリッククラ
ウドやプライベートクラウドを数分でプロビジョニングし、クラウドのライフサイクル全体を
通じてクラウドの利用状況を最適化できます。既存のクラウド管理製品と ServiceNow
Cloud Provisioning を組み合わせて使うことで、Amazon EC2 や VMware vSphere の仮想
資産を検出し、直感的に使えるサービスカタログを通じてエンドユーザーにそれらの資産を
提供し、オフィスサービスからソフトウェア、ハードウェア、仮想資産まで、あらゆるものを
注文できる単一の統合環境を構築することができます。仮想資産は、拡張性のあるリース管
理機能や変更管理プロセスとの統合機能によって、その作成から使用終了まで確実に配備・
管理されます。ServiceNow Cloud Provisioning は、使い慣れたサービスカタログをユーザー
インターフェイスとして使ったセルフサービス、および ServiceNow エンタープライズ IT
クラウドにおけるシングル・レコードシステム(管理情報の一元化)を、パブリック / プラ
イベートクラウドコンピューティングに拡張します。その結果、IT 部門はパブリック / プラ
イベートクラウドを管理可能な状態で短時間でプロビジョニングできるため、企業のイノベー
ション能力と俊敏さを高め、エンドユーザーの満足度と生産性を向上させ、その企業独自の
価値を高めることができます。
ServiceNow サービスカタログのセルフサービス注文で利用可能な仮想リソース
www.servicenow.com
ServiceNow Cloud Provisioning
クラウドライフサイクルを通じたプロビジョニン
グの自動化
ServiceNow Cloud Provisioning は、セル
フサービスカタログから、クラウドオーケ
ストレーション、クラウドリソースの最適
化まで、クラウドプロビジョニングのライ
フサイクル全体を自動化します。IT 管理者
は、Amazon EC2 や VMware のリソースを
ServiceNow サービスカタログで利用でき
るようにすることで、数分でパブリック /
プライベートクラウドをプロビジョニング
できます。また、リースポリシーと変更ポ
リシーを定義することで、変更管理を完全
に統合しながら仮想インフラストラクチャ
の要求を IT 情報のレコードシステムに自動
的に転送できます。これには、使用終了の
プロビジョニングや必要性を判断するため
のレビューのスケジュールなども含まれま
す。クラウドライフサイクルを通じたプロ
ビジョニングの自動化により、時間の節約、
クラウドソリューションの配置と保守時の
複雑さの軽減、VM の無駄な配置の防止を
実現します。
使いたくなるサービスカタログを使ったセルフ
サービスプロビジョニング
エ ン ド ユ ー ザ ー は、ServiceNow Service
Catalog を使って、新規リソースのオーダー
や既存リソースに対する更新の依頼、仮想
資産へのアクセスをセルフサービスで行う
ことができます。仮想資産をオーダーする
際、エンドユーザーはリース期間、プロビ
ジョニングルール、価格オプションを設定
できます。また、仮想資産を ServiceNow
CMDB のサービスおよびアプリケーション
と関連付けることができます。IT 管理者は、
パブリッククラウド / プライベートクラウ
ドで検出された仮想資産から、ServiceNow
サービスカタログにカタログ項目を簡単に
作成できます。さらに、自動化に必要な基
本設定に適合するようにカタログの項目を
変更することができます。セルフサービス
プロビジョニングにより、クラウドのプロ
ビジョニングが速く、柔軟になるだけでな
く、エンドユーザーが使い慣れたサービス
カタログからサービスを注文するという方
法によって確実に利用することが可能にな
ります。
データシート
プロビジョニングルールによる確実な制御
プロビジョニングルールは仮想資産に対す
る要求を適切なクラウドに動的にルー
ティングし、適切なリソースと変更管理ポ
リ シ ー を 組 み 込 み ま す。ServiceNow
Cloud Provisioning はプロビジョニングさ
れた仮想資産に対するリース管理によって、
VM が無駄に放置されないようにします。
仮想資産はユーザーへの通知後にリースを
延長したり、再要求することが可能です。
仮想資産がプロビジョニングされた環境に
変更管理が必要であると判断された場合、
その環境にある仮想資産を変更しようとし
たり利用しようとしたりすると、適切な変
更管理プロセスが自動的に起動されます。
続いて、承認された変更内容が自動的に実
装されます。IT 部門はプロビジョニング
ルールによりクラウドのプロビジョニング
ライフサイクル全体を制御できるため、結
果的に組織全体にとってもメリットとなり
ます。
実動環境にプロビジョニングされた VM の変
更管理
クラウド・オペレーション・ポータルによる集
中監視
クラウド・オペレーション・ポータルによっ
て、サービスの提供状況、パブリッククラ
ウド / プライベートクラウドの状態、サー
ビスレベルに対するパフォーマンス、仮想
資産の今後の状態をまとめて表示できます。
IT 管理者はクラウドのインフラストラク
チャを表示し、エンドユーザーの依頼への
対応状況を確認することができます。別の
クラウド管理製品を使わずにポータルから
仮想資産にアクセスできます。また、仮想
資産の電源オン / オフ、
一時停止、
終了もポー
タルから実行できます。クラウド操作ポー
タルによって、クラウドの操作を可視化し、
仮想資産に対するエンドユーザーの要求へ
の対応に集中することができます。
クラウド・オペレーション・ポータルにより
仮想リソースに対する要求に集中
グラフィカルワークフローによるオーケス
トレーション
ServiceNow Cloud Provisioning は
ServiceNow Service Automation Platform
のグラフィカルワークフロー機能のオーケスト
レーション拡張機能の上に構築されています。
これによって IT 技術者は間違いやすい手動
による定型タスクを、直感的なポイントアンド
クリックインターフェイスを使用するワークフ
ローによる自動処理に置き換えることができ
ます。また、ServiceNow プラットフォーム
のアプリケーション開発ツールを使えば、独
自のカスタムオーケストレーションアプリケー
ションを開発できます。グラフィカルワークフ
ローによるオーケストレーションにより、IT
部門は企業固有のカスタム要件に合うように
ServiceNow Cloud Provisioning を柔軟に
拡張できます。
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