日米の起業家環境の最大の違い 米国： 優秀な起業したい人があふれている。 ベンチャーは急速な成長を目指す人が多い。 起業家がＣＥＯにこだわらない。 ＶＣが動きやすい。 日本： 優秀な人は起業したがらない。 ベンチャーは安全第一でゆっくり成長を目指す人が多い。 起業家はＣＥＯを引退まで固守したい。（俺の会社） ＶＣが動きにくい。 大阪市大 前田昇 1 ＶＣＣ の カバーエリア 日米対比 人 物 金 情報 日本のＶＣＣ 時間 米国のＶＣＣ 大阪市大 前田昇 2 メガ・ファンド ＶＣ リードインベスター 総額200億円～2500億円のファンド（新規事業投資組合）を管理運用 ファンド一本あたり50億円～100億円のファンドを運用 シリコンバレー、ボストン、ＮＹ，ダラスに拠点 数人のスペシャリティを持つジェネラルパートナー(無限責任)が運営 会社としては事務の数人のみでジェネラルパートナーは個人資格で参加 VB VC ＤＥＣ ： ＡＲＤ コンパック ： セビン・ローゼン、ＫＰＣＢ* ワング ： マサチューセッツ・キャピタルリソース インテル ： アーサーロック、ＫＰＣＢ アップル ： アーサーロック、ベンロック、セコイア ジェネティック： ＫＰＣＢ ロータス ： セビン・ローゼン、ＫＰＣＢ オラクル ： セコイア サンマイクロ ： ＵＳベンチャーパートナーズ、ＫＰＣＢ シスコシステム： セコイア ヤフー ： セコイア *ＫＰＣＢ ： クライナー・パーキンス・コフィールド・バイヤーズ社 KEIRETSU 大阪市大 前田昇 3 ネットスケープ 設立時の人材集め ジム・クラーク （スタンフォード大準教授、シリコングラフィックス創業者ＩＰＯ） マーク・アンドリーセン （イリノイ大学生） + ＫＰＣＢ + ジム・バークスディル（ＡＴＴワイアレス ピーター・カリー（財務 ＣＥＯ，フェデラルエクスプレス社長） マッコウセルラー代表取締役副社長） リック・シェル（シマンテックＶＰ） ジム・シャー（オラクルＶＰ） キャンデス・メイルフィット（シリコングラフィックス人事部長） 大阪市大 前田昇 4 米国のベンチャーキャピタリストから見えてくる 求められるベンチャーキャピタリスト像 • • • • • • • • • • プロデユーサー力 想像力 分析力 お金志向 スペシャリティ 黒子力 強運 グローバル視野 インテリジェンス インディペンデンス ベンチャーキャピタル そのものがベンチャー である。 大阪市大 前田昇 5 日本ベンチャーキャピタリストの新しい波 長谷川博和 4３才 グローバル・ベンチャーキャピタル ＧＶＣ 社長 ＪＡＦＣＯ‘９６スピンオフ 日米連携 ブティック ＩＲＲ１００％超 ８/１５社ＩＰＯ、Ｍ＆Ａ 村口和孝 4７才 日本テクノロジーベンチャー・パートナーズ ＮＴＶＰ 社長 ＪＡＦＣＯ‘９８スピンオフ ＪＡＦＣＯ時代最高の運用実績 ノースＩＰＯ 大滝義博 ６２才 バイオフロンティア・パートナーズ ＶＦＪ 社長 ＪＡＦＣＯ‘００スピンオフ アンジエスＭＧ等ＩＰＯで日本のバイオベンチャー育ての親 川分陽二 ５２才 フューチャー・ベンチャーキャピタル ＦＶＣ 社長 住銀、日本アジア投資スピンオフ 出縄良人 自身の会社もＩＰＯ ４３才 ディーブレイン・キャピタル社長 個人投資家向け未公開株式市場ＶＩＭＥＸ創設 大沢弘治 ４０才 グローバルキャタリスト・パートナーズ ＧＣＰ 社長 シリコンバレー三菱商事スピンオフ シリコンバレーを拠点にイスラエル技術を移転 田中邁 ５８才 ワールドビューテクノロジーＶＣ ＷＶＴＶＣ 社長 ＪＡＦＣＯ‘９６スピンオフ 米国ファンド設立専門 多くのＩＰＯで成功 日本政策投資銀行（ＤＢＪ）との連携ＶＣ： ファンドの約半分をＤＢＪが持つ イノベーションエンジン（ナノテク佐野社長）、トランスサイエンス（バイオ井上社長）、テックゲートインベストメ ント（カーブアウト土井社長）、テクノロジーアライアンスインベストメント（カーブアウト吉沢社長）、ウオーター ベイン（バイオ黒石社長）、バイオテックヘルスケア（バイオ松本社長） 等々 コーポレートベンチャーキャピタル（ＣＶＣ）：大企業やベンチャー企業のＶＣ トヨタ、日立、松下、ソニー、富士通、ドコモ、電通、資生堂、ソフトバンク、ライブドア、サイバーエージェント等 インキュベーター等の支援企業のＶＣ機能：インキュベーター、コンサルタント、エンジェル、ファンド、ＶＣ等の機能融合 ドリームインキュベーター（堀社長）、モバイルインターネット（西岡社長）、サンブリッジ（マイヤー社長）、等々 大阪市大 前田昇 6
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