情報誌第8号

洋野町地域づくり研究会 2014.09 第8号
事務局:役場企画課(65-5912)
= みんなで地域をつくる =
「地域協働のまちづくり研修」に参加しました。
今回の研究会は、8月 30 日(土)に盛岡市で開催された『地域づくりフォーラム「持続可能
な地域を目指して」~女性と若者の力で地域を元気に~』に参加しました。このフォーラムは、
岩手県が主催したもので、町の「地域協働のまちづくり研修」として参加しました。
フォーラムでは、基調講演や地域の活性化に向け、UIターンで移住した若者・女性の活躍で、
主体的な地域づくり活動を実践している方々の事例紹介などが行われましたので、その概要をお
伝えします。
基調講演
島根県中山間地域研究センター研究統括監(島根県立大学
連携大学院教授)の藤山 浩(ふじやま こう)さんが、
「『市
町村消滅』ではなく『田舎回帰』へ」と題して講演を行いま
した。
講演では、今年5月に増田寛也さん(日本創生会議・人口
減少問題検討分科会)が提言した地方から都市部への人口流
出による「市町村消滅論」に触れ、当然にして予測通りの消
滅危機自治体はあるものの、前提条件が平成 22 年国勢調査
までであり、平成 23 年以降のUIターンの増加や各自治体
の定住状況の差などは反映されていないことから、各自治体
が独自に検証する必要性を挙げていました。
また、定住や人口増加の取り組みとしては、毎年人口の1%をUIターンで取り戻すこと
が出来れば、人口回帰は可能ではないか。そして、循環型のまちづくりにより所得の1%を
足元から取り戻すことが重要であると提言し、地域の食材などのほか学校の机やイスなども
地域の木材を使用するなど、生活していくうえで“地域にないものはない”の考えが大切で
あるなどのお話もあり、改めて“地域資源”への気づきや再発見が大切だと感じました。
皆さんも、地域の“お宝”を子どもから高齢者まで地域の交流を図りながら、みんなで楽
しく地域散策して探してみてはいかがでしょうか。そして、昔ながらのモノや今ある新しい
“魅力”を一つでも見つけられたら楽しいですよね☆
(裏面もご覧ください)
洋野町地域づくり研究会 2014.09 第8号
事務局:役場企画課(65-5912)
事例発表①
新潟県十日町市(とおかまちし)
NPO法人 十日町市地域おこし実行委員会
事務局長 多田 朋孔(ただ ともよし)さん
事例発表②
茨城県常陸太田市(ひたちおおたし)
地域おこし協力隊OG
長島 由佳(ながしま ゆか)さん
※ 「地域おこし協力隊」とは?・・・地方自治体が都市住民を受け入れて委嘱して、1 年以上 3 年以下の期間で、
地域おこし活動の支援や農林漁業の応援、住民の生活支援など「地域協力活動」に従事してもらい、あわせてそ
の定住・定着を図りながら、地域の活性化に貢献する制度です。