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大阪大学理学部化学高分子学教室永契会
No.4
“永契会の現況一会員諸兄の寄付を募0ノます-,,
1986年10月5日発行
卒業40年同窓会記
永契会会長野桜俊一
九州大学工学部尾山外茂男(1日'2)
永契会ニューズレターNo4をお手元にお届けすることができましたこ
卒業40年を記念して1日12回生の同窓会を昭和61年4月19日午後新大阪
とを幹事一同喜んでおります。
のガーデン・パレスで開催した。
今回は永契会の会計状態の一端をご報告申し上げ、諸兄の寄付をお願
同窓生24名(他に物故者3名)の中、関東勢が所用や療養中で参加者
いしたいと思います。終身会費の趣旨は積み立てた会費基金の利息で経
が少なかったが、地元関西勢のほざ全員の他、鹿児島、福岡、島根、彦
常支出を賄うことにあると思います。昭和40年の終身会制度の発足当時
はその通りであったのですが、現況は趣旨とはほど遠くなっております。
一番お金のかかる名簿は独立会計で別枠として、年間の経常支出は約57
万円です(印刷費12万円、通信費15万円、データベース維持費20万円、
総会費6万円、作業費4万円)。積立基金(約300万円)の利息が15万
円ですから、実際は毎年の新入会員の終身会費を食いつぶす自転車操業
根、福井、富山、横浜から馳せ参じ、総勢16名とゆう盛況であった。
既に定年を迎え、第2の職場に移った者、悠々自適の者、或いは成人
病を得てアフターケアー中の者が約半数。残った者も近い将来同じ状況
になるとあってそれに近い話題が多かったのは40年とゆう歳月から止む
を得ないことではあった。しかし、話はそれらのバリヤーを如何に克服
したかとゆう大正末期生まれの本領に発展し互に健在を確認し合えたこ
になっています。“積立基金の利息で経常支出を賄う,,理想的な運営に
とは同慶の至りであった。
近ずくためには積立基金の増額を計ることが必要となります。
席上、芝君より、何時も面倒な幹事役を引き受けてくれる小佐井君が、
今回の準備中に愛妻を亡くされ、不幸中にも拘らず中断せず世話して呉
’そこで、次のような二つの方法を実施します。
1)発足以来据え置きの終身会費3000円を5000円に値上げして、昭和
62年の新入会員より実施します。この件は昭和61年3月22日の総会に計
りご承認を頂きました。
れたことが報告され、一同樗然、深く哀'惇の意を表するとともに同君の
尽力に感謝の念を新たにした次第である。
鍵轤蕊鍵鱗鐵
2)永契会として初めてのことですが、会員諸兄に寄付金を募り、積
立基金の増加を計りたいと考えております。趣旨をご理解の上、同封の
振替用紙にて応分のご寄付(-口1000円、何口でも)をおねがいします。
〉11.巡
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7.ノ・I
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昭和37年学部入学及び昭和41年研究科入学者の同期会
広島大学工学部大坪徹夫(新'4)
私達が阪大を卒業して今年で20年目になる。かねてより「一度同窓会
を……」と言いながら、機会なく今日に至った。諸先輩の間でも卒業後
20年目に同窓会を開くのが最近の慣例になっていると聞き、私達も発`債
秘やかな願い
して同窓会を開催しようということになった。なにしろ、20年目となる
大阪大学名誉教授藤田博(名誉)
と住所不明の人も多く、まず連絡及び打合せのため、昨年の蟇に大阪近
辺の有志7名が集まった。その席で横山氏を世話人代表に選び、7月6
私は本年3月末日をもって定年退官し、浪々の身となりました。京大
農学部から本学理学部へ“トレード,,されてきたのが昭和36年の春です
日に新大阪駅近くの大阪ガーデンパレスで開催することに決めた。当日
は全国各地から31名の同期生が集まり盛大な会となった。20年も経つと
様相が全く変っている人も多く、最初は顔と名前が一致しなかったが、
その内、肩をたたき合う光景があちこちで見られた。会は則末氏の機知
に富んだ司会で和気あいあいの内に進行した。特に各参加者の近況、在
学中の思い出等のスピーチが始まると、学生時代に戻り、盛んに野次が
とび爆笑と抱腹絶倒の3時間があっというまに過ぎてしまった。5年後
に再び同窓会を持つことを約し、名残`惜しく散会した。今回参加されな
かった方も次の機会には是非参加されることが期待されている。最後に
今回の参加者の名前を記しておく。赤松(旧姓水野)、浅井、阿竹、石
川、大坪、大西、奥田、小野寺、海崎、栗谷、桜井、二宮、長谷、山本、
石原、上田、魚井、金子、岸田、草薙、杉本、田嶋、中野、則末、林、
福井、藤村、三宅、横山、永川、長谷川。
から、4分の1世紀に渉って本学に御世話になりました。思えばアッと
いう間の年月でした。本会員の中には熱力学の授業でいじめられて、あ
いつにもとうとう年貢の納め時が来たかとホクそ笑んでいる方もあるで
しょう。熱力学は教師にも学生にも実にいやな学科ですよね。もう教え
る身ではなくなりましたが、私は気力と体力の続く限り研究らしいもの
をやってゆきたいと思っています。もちろん、今迄のように若い人達と
協同研究をするわけにはゆきません。さし当り考えているのは、レビュ
ーやモノグラフを書く仕事です。私の専門である高分子溶液論の分野で
はこの十年間に急激な変化が起っていますが、この変化は主として高分
子のシロウトである物理屋によってもたらされたもので、化学屋にはと
ても取りつき難いのです。私が本を書いてみたいのは、物理屋と化学屋
の間の通訳を務めたいという秘やかな願いからです。浪人には自由も時
間もたっぷりあります。
(2)
永契会ニューズレター
停年退職で思うこと
退官に際しての我が人生の結語
大阪大学名誉教授中原昭次(1日'2)
去る3月末で阪大教養を停年退職しました。若い頃、停年で去ってゆ
元大阪大学教養部教授小川和英(1日13)
阪大を去るに当たって若干の感想を述べよとのことで、永契会に皆様
く先益に“おめでとう,,と云ってよいのか、まさか“お気の毒さま”は
の御活躍を祈りながら、私の人生の結語を短文で書かして頂きます。
あるまいが、“御苦労さま”が良いのかなどと迷ったものでした。そし
参考になれば幸いです。
ていよいよ自分の順番が来て、相変らず私の周囲の人も私にどう挨拶し
第一に思うことは還暦を待たずに亡くなった同輩・先輩・後輩が幾人
てよいのか迷っているようでした。とにかく学生時代から研究と教育一
かいる中に、病弱の身の私が周囲にさしたる悪影響を及ぼさずに、この
筋で過して来ました。もはや好むと否とにかかわらず、これしか出来な
年まで生き長らえた事は、偏に多くの方々とその環境のお陰であると感
い男になり切っていました。それをやめろと云われてもこれから先どう
謝しております。すべての基礎は健康と周囲への感謝にあります。
して良いのか当惑しました。この意味では“おめでとう,,と云われると
日本は経済大国とかハイテクの国とか言われ、物の豊かな国になりま
頭に来る始末でした。しかし最近数年間しだいに駄目になってゆく自分
したが、欧米の科学にはゆとりと基礎的な底力があります。勉強は焦ら
自身にがっかりしてポンコツは早くやめんといかんな-と思って来たの
ず・急がず.広い視野で、豊かな心を持って、為すべきでしょう。
も事実でした。やっと自分の責任でなく、規則でやめるのだから結構な
科学の進歩には没社会的・没経済的・没個人的など狭い分野に閉じこ
ことだと思うようになりました。“おめでとう,,といわれて素直に“あ
もる事も必要ですが、自分の直面している問題が現在の、また、将来の
りがとう”と云える心境です。
社会全体の中でどんな位置にあるのかを見抜く必要もあります。この自
これからは追い立てられることはないから、心豊かな人間として余生
をおくることにしたいと思っています。
覚の上に立って、それぞ、れの環境において、責任ある科学への道を選定
すべきでしょう。
’、
「蒔蘂Z]産業科学研究所
産業科学研究所
蛋白質研究所紹介
この間、スタッフおよび卒業生諸氏は全国の産官学界に散って行った
が、とくに北海道から広島にわたる大学や国公立研究機関において、O
B諸氏が中堅クラスとして新しい研究分野を展開しつつあることはまこ
とにたのもしい限りである。
現在は筆者の他に上田講師と吉川・高ノ両助手が研究室を構成してい
るが、筆者の定年によりその歴史にピリオドを打つ日も間近い。なお、
産研附属高機能極限材料研究センター(宮本助教授)が密接な協力関係
にあることを附記しておきたい。
(小泉記)
無機結晶材料部門(河合研究室)
"レーザー光の利用を目ざして,,「無機結晶材料部門」が私達の研究
室の名称であり、これは無機材料の研究開発の基礎となる研究、つまり
固体化学と反応の基礎科学に立脚した研究を進めることを目的としてい
る。主な研究課題は、固体中のイオンの拡散とそれに関連した光インタ
合成無機材料部門(小泉研究室)
教養部から当時堺に在った産研に移り、表記研究室を開設したのは昭
ーカレーション、およびレーザー光による無機薄膜の作製とその反応過
程の研究である。
固体中のイオンの拡散を利用した電気化学的デバイスに化学センサー、
和40年3月1日のことであった。高度成長期のシンボル万博の開催とそ
薄膜電池などがある。この分野の基礎として、物質の化学組成と結晶構
の直前の研究所吹田移転、その後に押寄せた石油危機と公害問題、ハイ
造との関連において、イオン拡散の機構を明かにすることが重要である。
テク時代の到来と新素材への社会の関心の高まり等々、研究室をとり巻
そこで、NMRなどを用いて研究を進めている。この課題を光との関連
く内外の諸情勢は目まぐるしい変遷をたどり、この間学部および大学院
へと発展させるために、層状構造をもつ半導体の光インターカレーショ
を含めて約50名の永契会会員諸氏が入っては去って行ったが、“新物質
ンの研究を行っている。光インターカレーションは光を用いた特殊な無
を求める”という研究室の大方針には変りはなかった。
機物質の合成にほかならないが、光の利用を拡大するためにレーザー光
材料の研究にはプロセシングと評価とがあるが、とかくわが国の大学
による無機薄膜の作製を試みつつある。現在、無機物質はほとんど熱エ
では後者に重点がかかっている嫌いがある。新物質の探索はプロセシン
ネルギーを用いて合成されているが、合成温度の低温化と原子・分子レ
グぬきではあり得ず、そしてプロセシングと評価は切って切れない関係
ベルで制御した物質作製の重要`性が認識されるようになった。これを実
にあるとの信念をもって、主として無機系材料を対象に、反応パラメー
現するために、レーザー誘起化学反応の利用があり、これをレーザー誘
タに圧力を故意に意識した研究テーマとして、圧力誘起相転移による高
起CVD(化学蒸着)と呼ぶ。レーザー照射は分子を選択的に高いエネ
圧相の探索や高圧力下での固体拡散によるセラミックスの焼結や接合反
ルギー状態に励起させて、活性な化学種となり、これが薄膜を形成させ
応を、またソフト化学的手法を用いたテーマとして、二次元一三次元多
る。われわれはC2Hz分子にレンズで絞ったエキシャレーザー光を照射
孔体セラミックスの合成と有機物との相互作用などに挑戦している。
して、多光子分解を利用して初めてダイヤモンド薄膜の作製に成功した。
永契会ニューズレター
さらに、Si2HeとCzHzにレーザーを照射して、将来の高温半導体およ
(3)
食品化学部門(福井研究室)
び発光ダイオードとして注目されているSiCをサファイア表面にエピタ
キシャル成長させることもできた。今後は、膜を生長させる基板表面の
この研究室が開設されたのは昭和45年のことですが、私どもはその頃
構造の制御を行いつつ、レーザー誘起化学反応ならびに膜形成の過程の
から主としてホスホリラーゼについて研究してきました。ホスホリラー
研究を進める計画である。
ゼはデンプンやグリコーゲンを加リン酸分解する酵素で、糖代謝の入口
(河合記)
不定比結晶材料部門(金丸研究室)
(金丸文一、小藤吉郎、延谷宏治、高橋昌男、吉朝朗、山本治子)
無機物は機能性材料として私達の周りで多種多様な型で利用されてい
ますが、その多くはBやPを添加したSiのように母相に適当な異種元
に位置し、その調節の役目をしています。中野憲一助手らはジャガイモ
のホスホリラーゼの一次構造の決定に取り組んできましたが、最近よう
やくその研究を完成させました。サブユニット分子量が十万を越す巨大
なタンパク質の構造決定に成功しただけでなく、この結果からホスホリ
ラーゼのもつ活性調節や基質特異性などの機櫛についておもしろい議論
を展開することができました。
素を添加して望む性質を発現させています。一般に固溶組成域では、添
一方で、下村正二助手らは“酵素学士の興味ある謎,,として長年残さ
加元素は母相の元素と構造化学的によく似た挙動をとると考えられます
れてきたホスホリラーゼとビタミンBGの関係について研究し、ピリド
が、実際には量が増えると母相におかまいなく、添加元素自身の好む局
キサールリン酸のリン酸基が直接的に触媒基として作用することを明ら
所構造をとり、場合によってはクラスターを形成します。例が悪いので
かにしました。これまでにX線結晶解析や核磁気共鳴などの物理化学的
すが、“やくざ”が一人の時は目立たない振舞いをするのに仲間の数が
な方法では解けなかった謎を、私どもは合成化合物を用いた生化学的な
増えると肩で風を切るのと似た所があります。私達は、固体電解質、磁
方法で解くことができたわけで・す。
性体、電気一光材料等を対象に、高分解能電顕、分析電顕、EXAFS
このようなことで、ピリドキサールリン酸の化学になじみができまし
等に依って添力Ⅱ元素近傍の局所構造を解析し、バルクの性質との関係を
たので、最近になり多賀谷光男技官らはこの化合物にヌクレオチドを縮
明らかにするとともに、局所構造の制御に関しても研究を進めておりま
合させて、タンパク質のヌクレオチド結合部位に特異的な新しい親和標
す。
識剤をつくりました。この研究のおかげで、新しい研究分野が開けてき
もう一つの主課題の対象は、金属窒化物の合成で、金属結合から共有
ました。今後の発展が大いに期待されます。これらの研究にはいずれも
結合、さらにイオン結合へと、金属元素の組み合せに依って多様な化学
化学科4回生と有機化学・生物化学専攻院生の諸君が大変に貢献してく
結合が出現する窒化物は結晶化学及び物性面から興味が持たれます。従
れましたが、そこから巣立った諸君が種々の分野で活lWMしているのを楽
来合成の困難さから限られた数の窒化物しか研究対象にならなかったの
しみに見ています。(福井記)
で、すが、PVD等の急速凝集法を導入して各種の複窒化物の合成が行え
るようになりました。これらの化合物は薄腫あるいは積層膜として合成
でき、形状効果やハイブリッド効果による新機能の発現も興味のある所
です。金属窒化物は酸化物や硫化物と違い、天然には殆んど存在しませ
ん。即ち神の創らなかった物質の一つと言え、その意味では畏怖の念を
持たねばならないのかも知れませんが、窒化物の持つ未知の可能性に惹
かれて研究を進めています。(金丸記)
鬮蕊
有機金属化合物部門(高橋研究室)
当部門は、産研創立時から高分子有機化合物部門として村橋俊介先生
(現名誉教授)が担当、昭和31年からは萩原信術先生(現名誉教授)が
担当され、昭和51年に部門名を有機金属化合物部門に改称された。
昭和56年12月から高橋が引き継ぎ早くも5年、現スタッフは職員5名、
(高橋成年教授、城崇助教授、原田明助手、森本秀子技官、山口洋子事
務補佐員)、学生7名、受託研究員1名の計13名で、研究も徐々にでは
旧産業科学研究所(堺)
ありますが軌道に乗りつつあり、有機金属化合物を触媒機能と物性機能
の両面からアタックしています。
触媒機能の研究では、均一系錯体触媒にひと味加えた有機金属化合物
を基本とする触媒系の創製を目的にゼオライト空孔や粘土層間に錯体を
固定化し、あるいはシクロデキストリンとの包接化合物を形成させるこ
とにより、それらの反応場を利用した選択性の高い触媒系の探索を行っ
ています。前者は城助教授を中心に遷移金属クラスターを用いて均一系
と固定化系の新規触媒の開発を、後者は原田助手を中心に種々の遷移金
属錯体とシクロデキストリンとの包接化合物を合成し触媒機能の探索を
行っています。一方、物性面の研究は金属を共役アセチレン結合でつな
いだ直線状有機金属高分子の合成と性質および表示材料への利用を目指
有機材料合成部門(花房研究室)
前回にも記しましたが、この部門の名称は、有機化学反応部門から昭
和55年に現在のように変更され、産業上有用な有機物質の合成を主に研
究するよう要請されています。
当部門の澤田正実助手は、昭和57年5月から産業科学研究所材料解析
センターの助教授に昇任され、同センターの各種機器や装置類の管理を
担当するとともに、以前からの置換基効果に関する研究やスペクトルデ
ータのコンピューター処理による化学構造創生などの情報化学の研究も
進めています。安藤喬志助教授は、昭和58年4月に滋賀医科大学教授と
して御栄転になり、医学進学基礎課程の化学の教育を担当されるととも
した有機金属液晶の研究を取り上げ、民間との共同研究も含めた体制で
に、有機反応機構に関する研究を活発に継続しておられ、国際学会にも
行っています。
度々招待されておられます。
分析機器は日進月歩ですが、反応、合成用機器は今日でも殆ど変わり
有機材料合成部門では現在、山高博講師は、カルポニル化合物と各種
なく、村橋研当時から愛用されていたアセチレン、一酸化炭素等のコン
の求核的な試薬との付力Ⅱ反応について、|司位体標識化合物などを利用し
プレッサーやオートクレーブ、振とう台は今も健在で、“新人類,,型学
て詳細な反応機構の研究を行っており、一電子移動の重要性を明らかに
生達に連日酷使されていますが順調に稼働しています。(高橋記)
しています。山口俊郎助手は、電導性有機錯体に関する研究を、茶谷直
(4)
永契会ニューズレター
人助手は、遷移金属触媒を用いるケイ素試薬の有機化学反応に関する研
の2つの新機能をさらに持たせた新種のホスト化合物類を合成しました。
究をそれぞれ行っております。市原潤子教務員は、以前からの同液二机
これらにはリチウムイオンのみ特異的に捕捉発色するもの、アミン類の
不均一反応に関する研究を行い、簡易なフッ素置換反応に有用な同体担
光学対掌体を選択的に捕捉発色するものもあり、分析試薬や分離剤の開
体や不斉誘導をj起こすlj1il体担体を見出しています。これらの研究におい
発など発展性の大きい課題です。朝日新聞など各紙に紹介されたことも
てはいずれも工業と関連した成果が得られ、企業との共同研究が行われ
あって分子設計には最近特に熱が入ってきております。立光助手グルー
たものもあります。このほか、脱水縮合反応に有効な新しい反応剤の設
プは高電導性有機錯体の合成に多くの顕著な成果を挙げてきました。
毎年研究室全員でソフトボール、テニス、卓球で汗を流しております。
計と合成なども行われています。
(三角記)
このように、当研究室は小人数ながら、若い人達が自由閼達に意欲的
にそれぞれの研究を効率よく進め、明るい雰囲気の中で将来の一層の発
展に備えています。(花房記)
放射線化学部門(林研究室)
職員教授林晃一郎、助教授入江正浩、助手山本幸男、小林一
有機合成薬品部門
雄、技官三木美弥子、甑務補佐員菅美津子
:H部門は昭和38年から石丸寿係教授が担当されましたが、昭和59年3
学生D2(理)、D1(理2名)、いずれも外国人女子留学生(タ
)1に石丸先生は停年により御退官されました。この間、石丸研究室にお
イ2名、中国1名)、M2(工2名)、M1(工1名)、4年(5名)。
いて、理学部化学科の卒業研究および理学研究科有機化学専攻の修士課
主な研究テーマ
程や博士課程の研究を行った者は30名、各種企業からの受託研究生など
a、放射線イオン重合、b・放射線同相重合、c・パルスラジオジリ
は45名に」二っております。先生の御業績で最も著名なものは、醗酵ペニ
ス法による放射線重合反応の中間体と変過程の研究d・酵素等の生体
シリンから6-APAや7-ADCAなどを化学的に効率良く合成する
高分子の還元反応機構のパルスラジオジリスによる解明e・高分子の
方法を開発されたことと、アンピシリンやセファレキシンの製造方法を
プラズマ処理に関する研究(ガスクロ充填剤の改質)f・光応答性高
砿立されたことであります。これらの御業繍によって、昭和54年3月に
分子の研究9.光イオン重合の研究h、ラジカル開始イオン重合の
は大河内記念賞を受賞され、御惇年直後の昭和59年4月には紫綬褒章を
研究i・ヘモグロビンのlihl定化による人工血液の合成
本研究部門では放射線化学、光化学、プラズマ化学と高分子化学(重
お・受けになりました。
また、これらの合成法を大阪大学長出願による国有特許となさり、発
●
合反応、生体高分子の反応を含む)との境界領域の研究を行っている。
Iリ}の権利を国に譲られました。この特許によって、現在までにその使用
例えば放射線によるイオン重合はフリーイオン生長によるものでその
料として約9億円が大蔵省に納入されました。この実績は、近年では未
kpは106~1011M-1sec-1と大きい。オニウム塩存在下で行うと放射線
斡右の国庫収人であり、昭和50年代の大阪大学の発展に影の力となった
によるイオン対生長重合が可能となり、水等の不純物の攻撃にも耐える
ことと思われます。
ので実用的に用いる、ことが出来る。この場合、開始はラジカルで生長は
石丸先生はさらに、昭和57年度から4ケ年計画で産業科学研究所材料
イオン機構で起る。ラジカルの酸化によってカチオンが生成したのであ
解析センターの設備充実を推進され、昭和60年度までに超電導核磁気共
る。すなわち、ラジカル開始イオン重合である。高分子の主鎖または側
鳴装置、単結晶自動X線解析装置、スーパーミニコンピューターによる
鎖に光照射により異性化またはイオン化する単位を導入し、色、粘度、
化学柵造糖密解析装置をはじめ多数の機器の導入にご尽力なさいました。
pH、電気伝導度、溶解度等の高分子溶液の性rliを光照射により制御する
これらの機器装置類は、在来からのセンターの装置とともに、昭和58年
光応需性高分子の研究を行っている。記憶材料として実用性が検討され
に新築された産業科学研究所研究棟別館に集められ、産研をはじめ大阪
ている。パルス状の電子波を照射して寿命の短いイオン、ラジカル等反
大学の各研究室の研究を支援するのに大いに役だっております。
応中間体の存在の確認とその反応性を実測している。これをパルスラジ
現在、有機合成薬品部門には、畠中稔講師と新田芯助手が所属し、伝
オリシス法と云う。パルス「|]はMSからlpS、すなわち10-6sから10-12s
統を受け継いで第4世代のβ-ラクタム抗生物質をめざした研究が続け
の時間中である。例えばヘモグロビンのFb3+のe-1aq(水の照射により
られています。(当部門世話教授、花房記)
生成する水分子に溶媒和された水分子のこと)による還元反応の速度と
それに続く蚤、残部分のコンホーメーション変化を実測している。応用
半導体材料部門(三角研究室)
教授:三角荘一、助教授:坂田祥光、助手:兼田隆弘、立光斉、教務
技商:樋[1弘行、大学院DC3名、MC4名、4年生1名。
山研究室も8月で創設20周年を迎えました。部門名は半導体材料です
が、“芳香環などの元電子系を含み、その特異構造の故に新機能を発現
しうる芳香族化合物類の分子設計・合成と物性研究,,を主研究テーマと
して下記の課題について意欲的に取組んでおります。
従来当研究室の最重点課題であった芳香環積層化合物(シクロファン
)の合成とそのサンドイッチ型フz電子系キ11瓦作用の研究は、樋口技官を
11】心とする小グループで引き続き行われており、世界のシクロファン研
究者の注11を集める重要な成果を続いて発表しております。(樋口氏は62
年811迄シカゴ大学に留学)。坂田助教授グループでは、植物の光合成
における初期過程を研究するモデル化合物の今成とその光電子移動反応
について、ノIL礎工学部又賀研究室と共同研究を行っています。この研究
で生体頬似の班f移動を示したモデル研究の成果はIlt界でも注'二}され、
fWlミは従来より柔軟ljl:の少い堅l1lilなモデル化合物の合成にといよいよ佳
境に入ろうという段陪です。雑H1助手グループは、金属イオン取り込み
能力のあるクラウンエーテル類に、イオン結合引力とイオン捕捉発色能
研究としてヘモグロビンの|i馴定化による人工血液の研究を行っている。
(林記)
P~■~●~・へ●~・~c~●へ●~c-Dへ●へo、-
1蛋白質研究所/
《~~~~~へ~~~~へ~ざ
(5)
永契会ニューズレター
我々のグループでは部門設立以来多くの蛋白質結論の解析を行なって
蛋白質有機化学部門(下西研究室)
有機化学部門は昭和31年に理学部附置蛋白質研究施設として発足し、
33年蛋白質研究所開設に伴ない蛋白質研究所蛋白質有機化学部門となり
ました。以後昭和40年に本部門の初代赤堀四郎教授が退官され、泉研究
室に引き継がれ、本年ペプチドセンター下西康嗣助教授が当研究室の教
授として昇任され、下西研究室が誕生した。昨年停年退官された泉美治
教授は現在大阪学院大学教授として健在です。また田井蜥助教授は姫路
工業大学工学基礎研究所教授として大阪~姫路を股にかけ活踊中です。
研究室秘書の小林妙子女史も昨年停年退職され、現在はスペインに、ア
ラスカにと余生を楽しんでおられます。また今年4月に長く当研究室秘
書を勤められた御牧恵女史が他界されたことも我々にとって特記すべき
ことといえるでしょう。
現在の研究室の構成は、下西先生をはじめ原田忠夫助手、尾崎宏助手、
小畠愛子分析技官の職員4名に、博士課程2名、修士課程2名、学部2
名、研究生1名、と研究従事1名を加えて総員12名です。
きたが、その間、結晶解析のシステム化をX線実験系、データ処理や解
析プログラム等のソフトウェアの面からはかってきた。その結果、かな
り良いシステムを設定することができ、現在では多くの蛋白質の結品解
析を並列して行ない精密化することが可能となった。現在研究している
蛋白質はスーパーオキシドデイスムターゼ、セラチアプロテアーゼ、キ
シラナーゼ等である。更に、蛋白質分子の改変のため遺伝子工学の技術
の習得を試みており、改変された蚤F1質分子の構造研究により機能と構
造の関連をより明確にすることを目指している。
溶液散乱法による研究は全反射ミラーやトロイダルミラーを利用して
X線を集光し強度と分解能を向上させる測定システルを開発し、小角お
よび中角領域でのデータ測定と解析を行なっている。最近のトピックス
はアミラーゼの変性過程の動的解析であろう。
世間では蛋白質工学のような蛋白質の工業的利用を目指した研究が盛
んになってきた。結晶学はそのための基礎データを提供するものとして
重視されるようになってきた。今後、結晶学の基礎的研究とともに、こ
当研究室での研究内容は次の通りです。
1)微量生体成分の構造解析法として、質量分析法と化学的、生化学的
のような応用研究をも発展させたい。
(田中記)
手法とを組み合せた複合分析技術の開発。(下西)
2)腸管感染病原菌の産生する病原因子の構造解析、化学合成、毒性発
現構造等の化学的研究。(下西)
3)立体区別に関する研究:現在では修飾R-Ni触媒による単純ケトン
のエナンチオ面区別反応において、その光学収率は約90%に至っている。
(原田)
4)反応場に関する研究:酵素反応における限定反応場の効果が例証さ
れ、徐々にその姿を現わしつつある。(尾崎)(尾崎記)
蛋白質溶液学部門(高木研究室)
私達の研究室は溶液学部門という名称が示すように、溶けている蚤「1
画がどのような状態にあるかを研究することにより蛋白質の構造と機能
の関連を明らかにすることを役割としております。昔は水に溶け易い蛋
白残を主な相手としていましたが、最近は生化学の先端で問題とされる
旧蛋白質研究所(中之島)
蛋白質化学構造部門(崎山研究室)
厄介な蛋白r'(に主力を注ぐようにしています。特に努力している対象は
私たちの部門では、目下、蛋白質の一次構造解析、構造機能相関、生
生体膜の蛋白質で、界面活性剤の力を借りて水に溶けるようにしたもの
体内修飾の機榊とその生理的意義の解明を主要課題として研究している。
です。測定手段としては光散乱を重視し、HPLC対応の低角レーザー
一次構造研究の対象としているのは、酵素など機能や物性に特色のある
光散乱、静的・動的光散乱、さらには動的光散乱電気泳動といった手法
蛋白質であるが、分析に使用できる試料が量的に制約される場合が多く
を整備・開発して活用しております。これらによって生体膜蛋白質の分
なってきているので、極微量の試料を用いる構造解析に沿った蛋白質の
子構成そして機能する時の構造変化を明らかにすることが可能となって
分離精製法やペプチドの分析技術の開発を並行して進めている。
きております。水溶性の蛋白厩に関しては構造と機能の関連をアミノ酸
蛋白質の機能を支える構造基盤の分子レベルでの解明は蛋白質化学の
配列と立体構造のレベルで理解することを心掛けており、アミノ酸配列
最大の課題であり、X線回折やNMRによる研究だけでなく、多方面か
の変換によって蛋白質分子がどのような影響を受けるかといった観点か
らのアプローチが必要である。私たちは、蛋白質の素材として多くは使
らの研究を進めております。
われていないが機能との関連がその割に多いトリプトファン残基に焦点
高分子学科との連携で理学部と縁を待っています。高分子科学と生化
をあて、この残基が蛋白質において果す役割を化学修飾法と蛍光および
学の数少い接点の一つであることを自覚して有効に機能してゆくことを
NMR法を組合わせて研究を続けている。この研究では既にインドール
願っています。現在の人員構成は次のとおりですが、この他に共同研究
核構成炭素の1つをlaCに化学的に置換する方法を確立して酵素の活性
員として学外から毎年数人の人々が研究に参加しています:
部位のトリプトファン残基に適用し、そのlaC-NMR研究によって局
(教授)高木俊夫;(助手)垣内欣二・油谷克英・亀山啓一;(技官)
酒井美世;(大学院)鑑平凡(生化D1)、渡邊康・希代聖幸(高分子
M1);(学部学生)澤田槙太郎・坪井昭彦(高分子4年次)。
(高木記)
蛋白質物理構造部門(勝部研究室)
当部門は角戸正夫名誉教授の退官後、勝部幸輝教授のもとに田中信夫
助教授、畑安雄助手、佐藤衛助手、寺分育子事務補佐員が在職し、学部
学生2名、院生5名、研究生1名のグループとしてX線回折法によって
蛋白質および生体関連物質の構造解析を行ない、構造と機能の関連につ
いて研究している。
所環境や活性部位の動的性質を明らかにできた。今後、化学修飾法に加
えて蛋白質工学の手法を用いて構造改変を行ない、蛋白質機能の発現機
構を分子レベルで解明することを目指している。
蛋白質が生体内で受ける修飾の一つにN末端のアセチル化がある。こ
の修飾は本部門初代教授の故成田耕造先生が発見された由緒あるものだ
が、アセチル化の機構やその生理的意義は不明のままである。私たちは
これらの課題の解明を目指して研究中である。
現在、当部門には戸田(化新4)、綱沢(高3)の両教官、技官2名、
事務補佐員1名のほか、院生7名、4年生2名、研究生4名、共同研究
員1名、外国人研究員2名、研究従事1名が所属し、研究中である。
(崎山記)
永契会ニューズレター
(6)
蛋白質物性部門(京極研究室)
ペプチドセンター
"寄合い世帯の長所を生かして,,本部門は蛋白質の溶液中の構造と機
能の関係を分光学的手法を用いて追求するということを設立以来行って
いる。本来、地味な部門のはずだが近年、周辺はプロテインエンジニア
リングとやかましく、入部門希望者が急増している。
15年余りセンター長を務められた泉美治教授(併任)が、昨年3月定
年退官されました。現在崎山文夫教授(併任)がセンター長です。
下西康嗣助教授は、本年7月1日をもって蛋白質研究所有機化学部門
の教授となりました。相本三郎(助手)、吉村笙子(技官)、溝口紀子
京極を中心としたグループは、遺伝子核酸と相互作用して遺伝`情報の
発現を制御している蛋白質の構造と、それに関連した特定の塩基配列を
(旧姓富永、技官)の3名が専任職員としてペプチドセンターにおりま
す。
持つ核酸の櫛造を高分解能NMRを中心とした方法で詳細に研究してい
ここ数年間、ペプチドセンターで行なわれた研究内容を紹介します。
る。蚤I≦1質の賦産と改変には遺伝子操作の技術も導入して自前で行って
1.生理活性ペプチドの合成:毒素原性大腸菌の産生する耐熱性エン
いる。菅田(助教授、36年広大理化卒)は前任の宮沢教授の時代から赤
テロトキシンを中心に研究を行なってきました。本毒素は、熱帯や亜熱
タトラマン分光でポリベプチド構成単位の構造を解析しているが、近年
帯地方で頻発する旅行者下痢の原因毒素として知られているもので、そ
は、赤外円二色性測定装置の開発と、生体高分子への応用を手掛けてい
の構造決定、化学合成、構造と活性との相関、分子構造さらに鋭敏な毒
る。小林(助手、42年高分子学卒)を中心としたグループは、小さな蛋
検出法の開発等、多方面にわたり研究を行なってきました。
、衝と生理活性ベプチドの溶液中の立体構造を組みたてる方法としてN
2.質堂分析法によるペプチドおよびタンパク質の構造解析に関する
MRのデーターとデイスタンスジオメトリー法とを組み合わせて行うと
研究:ペプチドあるいはタンパク質の限定分解物を混合物のままで質醗
いうことに挑戦している。昨年まで本部門の助手で、横浜国大工学部に
分析し、そのデータを解析することにより、元のベプチドやタンパク質
転出した阿久津(42年東大理生化)を中心としていたグループは今でも
の構造を微量でしかも迅速に知る方法を開発しました。遺伝子工学の手
生体膜やウイルスのような巨大な分子集合系の動的構造と機能の関係を
法により得られたタンパク質をはじめ数多くのタンパク質の構造解析や
重水素やりんの固体NMRを中心に調べている。
同定に本法は威力を発揮しています。(相本記)
以上のように、種々の経歴をもった者が種々の対象に取り組んでいる。
学生は無機物化専攻が中心で、化学科の4年生もいるが、最近は、生化
昭和60年度永契会収支報告
専攻の学生も増えてきた。共同研究員、会社からの研究生も多く、とも
すれば研究テーマも散漫になりやすい。しかし、違った経験の持ち寄り
が意外な面で生かされて学生の刺激にもなる。こういった特色を生かし
て互いに協力してⅡ]広い成果を上げたいものである。(京極記)
昭和60年度(昭和60年3月24日~昭和61年3月22日) の会計決算が、
3月22日の総会において下記の通り承認されました。
(収入の部)前年度からの繰越金
会誌代(1222部)
永契会会員各賞受賞者一覧
第1711J1内藤記念科学振興賞(京都大学理学部教授)
勝村龍雄(旧3)
30周年記念懇親会費
116,000円
195,689円
計
11本化学会賞(九州大学理学部教授)
木田茂夫(1日16)
有機合成化学協会賞(理化学研究所主任研究L』)
山崎博史(新2)
i舟分子科学功績賞(大阪大学理学部教授)
(支出の部)
417,000円
1,837,950円
利,息
大西俊一(旧19)
l」本化学会化学技術賞(大阪曹達㈱代表取締役会長)
4,391,592円
終身会費(140人分)
’、’
6,958,231円
総会費
80,000円
印刷費・データベース作1友及び答理3$f
2,374,250円
30周年記念講演会・懇親会費
通信費
253,752円
1,048,140円
弔費
3,23011]
振込・振杯・信託手数料
72,580円
事務費
計
野桜俊一一(旧12)
168,660円
4,000,612円
(大|仮大学理学部教授)
FogartyScholar
(NIH,USA)芝哲夫(旧12)
次年度への繰越金
2,957,619円
(永契会会計幹事冬広明)
DistinguishedAlumnusAward.
(TheUniversityofTexasSystemCancerCenterM・D
AndersonHospitalandTumourlnstitute,USA)
(大阪大学理学部教授)
池中徳治(1日15)
囹囹Ⅲ年以降)
嶌崎俊(新5)、山本直登(博36)、吉岡喜三夫(新33)、
以上の方々の御冥福を心よりお祈りします。
囚囿
(大I坂大学理学部理学研究科化学高分子学関係)
新任
寺本明夫教授(昭和61年6月1日)大阪大学理学部高分子学科
(高分子溶液論講座)
下西康嗣教授(昭和61年7月1日)大阪大学蛋白質研究所
(蛋白質有機化学部門)
停年退官
藤田博教授(昭和61年4月1日)大阪大学理学部高分子学科
(高分子溶液論講座)
永契会ニユーズレターNo4
発行日1986年(昭和61年)10月5日
発行所大阪大学理学部化学高分子学教室内
氷云
契へ
編集代表者山本景詐(内線4197)
〒56O豊中市待兼山町1-1
06(844)1151(代表)