RCガーデックス 強化剤

カルシウム含有塗布型躯体強化剤
RC ガーデックス
強化剤
地球に
やさしい
水系エコ建材
(RC ガーデックス併用品)
併用時効果:耐久性向上、ひび割れ補修、強度アップ、防水・止水、反応促進
RC ガーデックス強化剤とは
●製品の特徴
RC ガーデックス強化剤はカルシウム塩を主成分とした塗布型
RC ガーデックス強化剤の効果
強化剤です。コンクリート内の奥深く浸透した強化剤のカルシウム
イオンと RC ガーデックスが反応しコンクリートひび割れ補修や
コンクリートの剥落を抑制します。さらに、躯体内部ではカルシ
ウム濃 度 が 通 常より高くなるた め RC ガ ーデックスと反 応して
コンクリートが緻密化し、アルカリも付与されます。
( 特に経年劣
化したコンクリートではカルシウム分が中性化等で減少している
事がある為、通常施工するよりも効果的です。)
Ca 2+
強 化 剤 を 塗 布→躯 体 内 に RC ガ ーデックスを 塗 布→ 相 互 反 応した RC ガ ーデッ
浸透したカルシウムイオン カルシウムイオンと反応し クスがゲル状になりクラック
が躯体内に拡散。
を充填。
ゲル状態へ変化
■ RC ガーデックスと併用した時の反応式
Na 2 S iO 3 ・ n H 2 O + C a 2+ + H 2 O ⇒ C a S i O 3 ・ n H 2 O + 2 Na +
(けい酸ナトリウム)
(カルシウム)
(水)
( C-S-H 系の結晶)
(ナトリウム)
●塗布後の接着強度の変化( RC ガーデックス併用時)
カルシウム塩の有無で接着強度を調べたものである。
通常 3 ヶ月位かかるものが 7 日で強度発現をしている。
強度も RC ガーデックス単体使用時に比べて高くなっている。
又、0.6mm 以下のひび割れ補修も対応出来る
(N/mm2)/(%)
7日
28 日
無塗布(ブランク) 2.53
2.55
3.76
147.5
4.38
171.8
4.33
169.8
RC ガーデックス 2.83
2 回塗布
111.9
RC ガーデックス 4.08
2 回塗布 + 強化剤 161.3
RC ガーデックス 3.92
2 回塗布+防錆強化剤 154.9
3 ヶ月
2.58
3.82
148.1
4.42
171.3
4.41
170.9
6ヶ月
2.60
4.03
155.0
4.48
172.3
4.46
171.5
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
0
7日
●=無塗布(ブランク)
■=RC ガーデックス 2 回塗布
28 日
3 ヶ月
6 ヶ月
▲=RC ガーデックス 2 回塗布+強化剤
★=RC ガーデックス 2 回塗布+防錆強化剤
標準施工仕様書
工程
施工用具
調合
RC ガーデックスの
噴霧器・刷毛
原液を水で 1:1 に
強化促進
ローラー等
希釈して使用
塗り回数
工程間隔
2回
※後工程で RC ガーデックスを
使用する時は本剤を施工後、
24 時間以上空ける。
1 ∼ 2 時間
標準施工面積
60m 2/13kg/10ℓ缶
0.3ℓ /m 2( 2 倍希釈液)
上記記載の情報は標準仕様のものになります。施工条件・施工方法により多少の変更が生じる事がございます。詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。
RC ガーデックス強化剤の作業手順
RC ガーデックス併用工程
事 前工程
(注意)施工部位の温度が 5℃以下・湿度 85% 以上の場合は施工しないでください。
養
(注意)ガラス製品や鉄部等は念入りに養生を行ってください。
生
清掃及び洗浄
乾 燥 養 生
回 目工程
1
回 目工程
2
安全の確保と作業範囲の確認をする。
作業範囲確認
第 1 回材料塗布
必要に応じて施工部位近傍の養生をする。
施工面に応じて、低圧・高圧洗浄機やブラシ等で汚れを除去清掃する。
(注意)酸系等の洗剤等は絶対に使用しないでください。
清掃時に使用した水を乾燥させる。
原液を水で1対1に希釈した材料を噴霧器やローラー・刷毛などを使用し、
均等に塗布する。塗布量は、希釈した材料で 1m2 当たり 0.15 リットルとする。
(注意)原液はよく振ってから1対1に希釈してください。
(注意)1対1に希釈した材料も、必ず攪拌してから塗布してください。
乾 燥 養 生
施工面と季候に応じて、材料の浸透時間を設ける。
(1 ∼ 2 時間程度)
施工表面が乾燥するまで濡らさない様に注意願います。
第 2 回材料塗布
原液を水で1対1に希釈した材料を噴霧器やローラー・刷毛などを使用し、
均等に塗布する。塗布量は、希釈液で 1m2 当たり0.1リットルとする。
乾 燥 養 生
最 終工程
散
水
清
掃
(注意)1対1に希釈した材料も、必ず攪拌してから塗布してください。
施工面と季候に応じて、材料の浸透時間を設ける。
(1 ∼ 2 時間程度)
施工表面が乾燥するまで濡らさない様に注意願います。
材料の浸透を促進する為、
均等に低圧塗布をする。
(後行程の清掃との併用可)
(注意)水量を調整し、施工面に残っている材料を周囲に飛散させない様に注意願います。
施工面に残っている材料をヌメリが無くなるようにブラシ等で充分に洗い流す。
材料が残っているか心配な場合はリトマス試験紙で確認することをお薦めします。
施工部近傍で材料の飛散が想定される部位も併せて流水洗浄する。
(注意)ガラス製品や鉄部等は念入りに洗浄を行ってください。
RC ガーデックス施工
RC ガーデックスのカタログをご参照下さい。
(注意)強化剤の乾燥が不十分な状態で施工を行うと表面で反応し、白くなることがございます。
施工漏れがない事を確認する。
養生材撤去
撤去した養生材は必ず指定された場所に廃棄する。
最 終 点 検
再度、養生部位に材料が付着していないか確認する。
清
養生材等の撤去忘れが無いかを確認する。
確 認工程
施 工 確 認
掃
施工受け入れ検査
監督員・係員等担当者に完了検査をうける。
施工・保管上の注意点
1. 降雨・降雪時や、または予想される時は施工を行わないで
物 性
色調
単色水溶液
2. 施 工 後 の 乾 燥 が 不 十 分 な 場 合、RC ガ ーデックス施 工 後
pH
6 ±2
荷姿
3. 冷暗所での保管を推奨します(0℃以下での保管は避けて
比重
1.3 ± 0.05
有効成分
30% ± 2
10 リットル
ペール缶
重量:約 13kg
下さい。
に粉ふきが生じる場合がございます。
下さい)。
〈注意事項〉諸官庁等の特記事項等がある時は、そちらを優先願います。改修時等の時は標準施工仕様と異なる時がございます。お気軽に弊社にご相談下さい。
■ カタログ記載の情報は 2014 年 1 月現在のデータです。品質改良の為 , 断り無く仕様変更する場合があります。数値は試験結果であり保証値ではありません。
お問い合わせは
www.kutai.co.jp
Reinforced Concrete Care of Japan
〒 333-0835 埼玉県川口市道合 262-1
048-229-7222 048-229-7223 [email protected]
www.kutai.co.jp
2014.03
亜硝酸塩含有塗布型鉄筋防錆剤
RC ガーデックス
地球に
やさしい
水系エコ建材
防錆強化剤(単独使用、
)
ガーデックス併用品
RC
併用時効果:鉄筋防錆、塩害対策、耐久性向上、ひび割れ補修、止水・防水
RC ガーデックス防錆強化剤とは
●製品の特徴
RC ガーデックス防錆強化剤は亜硝酸カルシウムを主成分とした
鉄筋腐食
亜硝酸イオン(NO2−)
水溶液としてコンクリートに到達
潮風などによって外部から
進入した塩化物イオン(Cl−)
塗布型防錆剤です。コンクリート内の奥深く浸透した強化剤の亜
硝酸イオンにより鉄筋表面を不動態化し、鉄筋の腐食を防止・抑
制します。また、RC ガーデックスと併用するとコンクリートひび
水
酸素
割れやコンクリートの剥落を防止します。さらに、カルシウム濃
度が通常より高くなるため RC ガーデックスと反応しコンクリート
が緻密化し、アルカリも付与されます。
( 特に経年劣化したコンク
リートではカルシウム分が中性化等で減少している事がある為、
通常施工するよりも効果的です。)
亜硝酸イオンが鉄筋腐食を抑える仕組み
Cl−
鉄筋
サビ
鉄筋
不動態被膜(Fe2O3)
不動態被膜が破壊されてサビが発生
サビが膨張する圧力でコンクリートに
ひび割れが発生する
不動態被膜
鉄筋内の鉄イオン(Fe2+)と反応し
不動態被膜が再生する
サビが発生しない為膨張が起きない
■ RC ガーデックスと併用した時の反応式
Na2SiO3・nH2O + Ca(NO2)2 + nH2O ⇒ CaSiO3・nH2O + 2NaNO2
(けい酸ナトリウム)
(亜硝酸カルシウム)
(水)
( C-S-H 系の結晶)
(亜硝酸ナトリウム)
●塗布後の亜硝酸イオンの濃度変化
●コンクリート中の塩化物量に対する防錆強化剤の塗布量
下の表は建設後 13 年を経過した外壁面に塗布工法で亜硝酸カル
防錆強化剤の塗布量
シウムを塗布し、経過時間ごとのコンクリート中の亜硝酸イオン濃
度を調べたものである。塗布量は記されていないが塗布直後から
コンクリート内部に亜硝酸イオンが浸透し、時間の経過とともに内
部に拡散していっているのがわかる。
コンクリート中の NO2 濃度
表面からの深さ
1 ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
12 ヶ月
1cm
0.36
0.30
0.29
0.20
2cm
0.12
0.70
0.40
0.10
6cm
0.05
0.10
0.20
0.15
●塗布後の接着強度の変化( RC ガーデックス併用時)
ひび割れ補修も対応出来る
7日
無塗布(ブランク) 2.53
RC ガーデックス
2 回塗布
RC ガーデックス
2 回塗布 + 強化剤
RC ガーデックス
2 回塗布+防錆強化剤
0.15
0.25
0.35
0.45
0.55
0.65
0.74
0.09
0.15
0.21
0.27
0.33
0.39
0.45
0.6
1.0
1.4
1.8
2.2
2.6
3.0
0.20
0.35
0.49
0.63
0.76
0.90
1.04
※上記数値は本製品単独で使用した場合の数値です。
RC ガーデックス併用時は上記数値の 70% 程度が目安になります。
※引用文献:セ技年報 40 昭 61 大分大学平居ほか
カルシウム塩の有無で接着強度
を調べたものである。通常 3 ヶ月
位かかるものが 7 日で強度発現
をしている。強度も RC ガーデッ
クス単 体 使 用 時 に 比 べて高く
なっている。又、0.6mm 以下の
NO2 / Cl モル比=0.8
かぶり 3cm かぶり 5cm かぶり 7cm
塩素量 kg/m3
単位 %
3cm
0.80
0.95
0.90
0.11
単位 kg/m2
コンクリート中の塩化物
2.83
111.9
4.08
161.3
3.92
154.9
28 日
2.55
3.76
147.5
4.38
171.8
4.33
169.8
(N/mm2)/(%)
3 ヶ月
2.58
3.82
148.1
4.42
171.3
4.41
170.9
6ヶ月
2.60
4.03
155.0
4.48
172.3
4.46
171.5
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
0
7日
●=無塗布(ブランク)
■=RC ガーデックス 2 回塗布
28 日
3 ヶ月
6 ヶ月
▲=RC ガーデックス 2 回塗布+強化剤
★=RC ガーデックス 2 回塗布+防錆強化剤
標準施工仕様書
標準施工面積
工程
施工用具
防錆処理及び
RC ガーデックスの
強化促進
噴霧器・刷毛
ローラー等
調合
塗り回数
工程間隔
1∼2 回
※後工程で RC ガーデックスを
塗布量 0.6kg/m 2 の場合(モル比 0.8 )
かぶり厚 3cm 塩素量 4.0kg/m 3 以下で有効
かぶり厚 7cm 塩素量 1.6kg/m 3 以下で有効
1 ∼ 2 時間
原液または、
原液を水で 1:1 に
希釈して使用
40m 2 / 13kg / 10 ℓ缶
0.25 ℓ/ m 2(原液)
使用する時は本剤を施工後、
24 時間以上空ける。
上記記載の情報は標準仕様のものになります。施工条件・施工方法により多少の変更が生じる事がございます。詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。
RC ガーデックス防錆強化剤の作業手順
1 回・2 回塗布工程
養
養
(注意)ガラス製品や鉄部等は念入りに養生を行ってください。
生
乾 燥 養 生
乾 燥 養 生
第 1 回材料塗布
乾 燥 養 生
第 2 回材料塗布
乾 燥 養 生
清
水
掃
第 1 回材料塗布
必要に応じて施工部位近傍の養生をする。
施工面に応じて、低圧・高圧洗浄機やブラシ等で汚れを除去清掃する。
(注意)酸系等の洗剤等は絶対に使用しないでください。
清掃時に使用した水を乾燥させる。
原液を水で1対1に希釈した材料を噴霧器やローラー・刷毛などを使用し、
均等に塗布する。塗布量は、希釈した材料で 1m2 当たり 0.15 リットルとする。
(注意)原液はよく振ってから1対1に希釈してください。
(注意)1対1に希釈した材料も、必ず攪拌してから塗布してください。
乾 燥 養 生
施工面と季候に応じて、材料の浸透時間を設ける。
(1 ∼ 2 時間程度)
施工表面が乾燥するまで濡らさない様に注意願います。
第 2 回材料塗布
原液を水で1対1に希釈した材料を噴霧器やローラー・刷毛などを使用し、
均等に塗布する。塗布量は、希釈液で 1m2 当たり0.1リットルとする。
乾 燥 養 生
最 終工程
最 終工程
散
2
回 目工程
回 目工程
2
(注意)施工部位の温度が 5℃以下・湿度 85% 以上の場合は施工しないでください。
清掃及び洗浄
1
安全の確保と作業範囲の確認をする。
作業範囲確認
清掃及び洗浄
回 目工程
回 目工程
1
生
事 前工程
事 前工程
作業範囲確認
RC ガーデックス併用工程
散
清
水
掃
(注意)1対1に希釈した材料も、必ず攪拌してから塗布してください。
施工面と季候に応じて、材料の浸透時間を設ける。
(1 ∼ 2 時間程度)
施工表面が乾燥するまで濡らさない様に注意願います。
材料の浸透を促進する為、
均等に低圧塗布をする。
(後行程の清掃との併用可)
(注意)水量を調整し、施工面に残っている材料を周囲に飛散させない様に注意願います。
施工面に残っている材料をヌメリが無くなるようにブラシ等で充分に洗い流す。
材料が残っているか心配な場合はリトマス試験紙で確認することをお薦めします。
施工部近傍で材料の飛散が想定される部位も併せて流水洗浄する。
(注意)ガラス製品や鉄部等は念入りに洗浄を行ってください。
RC ガーデックス施工
RC ガーデックスのカタログをご参照下さい。
(注意)防錆強化剤の乾燥が不十分な状態で施工を行うと表面で反応し、白くなることがございます。
施工・保管上の注意点
1. 降雨・降雪時やまたは予想される時は施工を行わないで下さい。
2. RC ガーデックス 防錆強化剤は酸性物質と反応すると分解して NOx
ガスが発生しますので絶対に酸性物質と触れない様願います。
3. ウレタン系防水材、仕上材が RC ガーデックス 防錆強化剤施工後に
乾燥硬化が不十分な場合、粉ふきや膨れを生じる場合があります。
4. 所要量は躯体内の塩分量により増減します。
5. 冷暗所での保管を推奨します(0℃以下での保管は避けて下さい)。
物 性
色調
単黄色水溶液
pH
10 ± 2
荷姿
比重
1.3 ± 0.05
10 リットル
ペール缶
重量:約 13kg
有効成分 30% ± 1
〈注意事項〉諸官庁等の特記事項等がある時は、そちらを優先願います。改修時等の時は標準施工仕様と異なる時がございます。お気軽に弊社にご相談下さい。
■ カタログ記載の情報は 2014 年 1 月現在のデータです。品質改良の為 , 断り無く仕様変更する場合があります。数値は試験結果であり保証値ではありません。
お問い合わせは
www.kutai.co.jp
Reinforced Concrete Care of Japan
〒 333-0835 埼玉県川口市道合 262-1
048-229-7222 048-229-7223 [email protected]
www.kutai.co.jp
2014.03