付図・付注(PDF形式:685KB)

付図1-1
原材料・エネルギーコスト増加の販売価格への転嫁状況
(1)これまでの価格転嫁の状況
(2)今後の価格転嫁の見込み
ほとんど転嫁できる
ほとんど転嫁できている
全体
全体
半分以上転嫁できる
半分未満しか転嫁できない
半分以上転嫁できている
半分未満しか転嫁できていない
小規模
小規模
ほとんど転嫁できない
全く転嫁できない
ほとんど転嫁できていない
全く転嫁できていない
中規模
中規模
0
20
40
60
80
100
(%)
0
20
40
60
80
100
(%)
(3)価格転嫁が困難な理由
(%)
全規模
中規模
小規模
その他
長期契約のため価格変
動が困難であるため
販売先が交渉に応じな
いため
価格転嫁すると売上が
減少するため
80
70
60
50
40
30
20
10
0
(備考)1.経済産業省「ここ1年の中小・小規模企業の経営状況の変化について」により作成。
2.(3)価格転嫁が困難な理由については、(1)において「ほとんど転嫁できていない」、
「全く転嫁できていない」と回答した企業に理由を尋ねたもの。
付図2−1 労働力率と求職意欲喪失者の関係
(1)労働力率と求職意欲喪失者
男性・25∼44歳
(労働力率、前年差、%ポイント)
1.0
女性・25∼44歳
(労働力率、前年差、%ポイント)
2.0
0.5
1.5
0.0
1.0
-0.5
0.5
-1.0
0.0
-0.5
-1.5
-0.6
-0.1
0.4
-0.4
-0.2
0.0
0.2
(求職意欲喪失者比率、前年差、%ポイント) (求職意欲喪失者比率、前年差、%ポイント)
男性・45∼64歳
(労働力率、前年差、%ポイント)
1.0
女性・45∼64歳
(労働力率、前年差、%ポイント)
2.0
0.5
1.5
0.0
1.0
-0.5
0.5
-1.0
0.0
-1.5
-0.5
-0.6
-0.4
-0.2
0.0
0.2
0.4
-0.4
-0.2
0.0
0.2
(求職意欲喪失者比率、前年差、%ポイント)
(求職意欲喪失者比率、前年差、%ポイント)
男性・65歳∼
(労働力率、前年差、%ポイント)
1.0
女性・65歳∼
(労働力率、前年差、%ポイント)
2.0
0.5
1.5
0.0
1.0
-0.5
0.5
-1.0
0.0
-1.5
-0.5
-0.4
-0.2
0.0
0.2
-0.6
-0.1
0.4
(求職意欲喪失者比率、前年差、%ポイント)
(求職意欲喪失者比率、前年差、%ポイント)
(2)労働力率の増減要因
男性・25∼44歳
(前年差、%、%ポイント)
0.3
求職意欲喪失者要因
労働力率
0.2
女性・25∼44歳
(前年差、%、%ポイント)
2.0
1.5
0.1
1.0
0.0
-0.1
0.5
-0.2
-0.3
-0.4
0.0
その他要因
-0.5
(期)
ⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢ
(年)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
男性・45∼64歳
(前年差、%、%ポイント)
1.0
(期)
ⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢ
(年)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
女性・45∼64歳
(前年差、%、%ポイント)
2.0
0.8
1.5
0.6
0.4
1.0
0.2
0.0
0.5
-0.2
-0.4
0.0
-0.6
-0.8
(期)
ⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢ
(年)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
男性・65歳∼
(前年差、%、%ポイント)
1.0
-0.5
(期)
ⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢ
(年)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
女性・65歳∼
(前年差、%、%ポイント)
1.0
0.8
0.5
0.6
0.4
0.0
0.2
-0.5
0.0
-0.2
-1.0
-0.4
-1.5
(期)
ⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢ
(年)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
-0.6
(期)
ⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢⅠⅢ
(年)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
(備考)1.総務省「労働力調査」により作成。
2.求職意欲喪失者比率は、人口に対する割合。労働力率は、後方12か月移動平均。求職意欲
喪失者比率は後方4四半期移動平均。震災によりデータが欠損している時期は線形補完。
3.(1)のサンプル期間は、2003年10−12月から2014年7−9月。
4.(2)は、労働力率の増減を、求職意欲喪失者比率の増減とそれ以外に分解。
付図2−2
若年無業者
(1)若年無業者の動向(15∼34歳)
(万人)
180
160
(%)
3.5
若年無業者比率(男性、目盛右)
3.0
140
2.5
120
100
若年無業者比率(女性、目盛右) 2.0
80
1.5
60
女性
1.0
40
20
男性
0
0.5
0.0
(年)
(2)各年齢階層別の無業者比率
3.0
(%)
3.5
男性
(%)
3.5
25∼34歳
3.0
2.5
2.5
2.0
1.5
女性
35∼44歳
15∼24歳
2.0
1.5
1.0
1.0
0.5
0.5
0.0
0.0
(年)
(年)
(備考)1.総務省「労働力調査」により作成。
2.無業者とは、非労働力人口のうち家事も通学もしていない者。無業者比率は、人口に占める無業者の割合。
2011年1−3月期から7−9月期は、東日本大震災の影響により欠損。後方4四半期移動平均。
3.若年無業者とは、15∼34歳における無業者。
付図2-3
誘発雇用者数の推移
(1)産業別の雇用誘発係数
0.04
(人/百万円)
0.03
2013年・実質
民間最終消費支出:314兆円
総固定資本形成:105兆円
0.02
0.01
サービス
情報通信
運輸
(3)労働生産性(生産額/人) (万円/人)
1,800
(2005年1-3月期=100)
誘発雇用者(推計)
110
不動産
総固定資本形成
(2)誘発雇用者(推計)と実際の雇用者数
115
金融・保険
民間最終消費支出
商業
建設
製造業
サービス
情報通信
運輸
不動産
金融・保険
商業
建設
製造業
0.00
1,700
1,600
雇用者ベース
1,500
105
1,400
100
1,300
雇用者(実績)
95
就業者ベース
1,200
1,100
90
2005
1,000
07
09
11
13 14 (年)
1995
2000
05
10 12(年)
(備考)1.総務省「平成17年(2005年)産業連関表」、「労働力調査」、内閣府「国民経済計算」に
より作成。
2.誘発雇用者は、産業連関表及び国民経済計算を用いて、GDP需要項目別に各期の誘発雇用
者数(有給役員・雇用者)を試算したもの。また、2005年時点の生産誘発係数を用いており、
2005年以降の構造変化を反映していないことには留意が必要である。
3.GDPは、実質季節調整系列を用いた。雇用者数(「労働力調査」)は、季節調整系列を用いた。
付図2-4
性別・雇用形態別の一人当たり賃金の動向
(2005年=100)
108
非正規・女性
106
正規・女性
短時間・女性
104
102
短時間・男性
100
非正規・男性
98
正規・男性
96
94
2005
06
07
08
09
10
11
12
13
(年)
(備考)1.総務省「賃金構造基本統計調査」により作成。
2.一般労働者(「正規」及び「非正規」)の所定内給与、及び短時間労働者の1時間当たりの賃金。
また、賃金構造基本統計調査における「正社員・正職員」を「正規」、「正社員・正職員以外」
を「非正規」とした。
付図2−5
3.0
GDPデフレーターの寄与度分解
(前年比、%)
政府消費デフレーター
輸出デフレーター
2.0
その他
個人消費デフレーター
設備投資デフレーター
1.0
0.0
-1.0
-2.0
-3.0
GDPデフレーター(折線)
国内需要デフレーター
輸入デフレーター
(折線)
-4.0
2000
01
02
03
04
05
(備考)内閣府「国民経済計算」により作成。
06
07
08
09
10
11
12
13 (年度)
付図2−6
年齢階級別・企業規模別・世代別の比較
(1)コーホート別の勤続年数の推移
(1959∼63年生まれ対比、年)
0.4
0.2
1974∼78年生まれ
0.0
-0.2
1964∼68年生まれ
-0.4
-0.6
-0.8
-1.2
1969∼73年生まれ
1984∼88年生まれ
-1.0
1989∼93年生まれ
-1.4
20∼24
25∼29
1979∼83年生まれ
30∼34
35∼39
40∼44
45∼49 (歳)
(2)一般正規労働者の賃金カーブ
500
450
400
所定内給与
(千円)
1000人以上規模
(点線:2005年、
実線:2013年)
100∼999人規模
350
300
250
200
10∼99人規模
150
20∼24 25∼29 30∼34 35∼39 40∼44 45∼49 50∼54 55∼59 60∼64(歳)
(備考)厚生労働省「賃金構造基本統計調査」により作成。
付図3−1 その他サービス収支の主要国の貿易特化係数
(1)その他サービスの内訳
建設(6.5%)
通信(0.6%)
0.3
英国
0.2
0.5
アメリカ
0.1
0.3
0.0
0.2
-0.1
0.1
-0.2
0.0
-0.3
日本
ドイツ
-0.4
2000
02
04
06
08
10
12 13(年)
保険(0.1%)
1.0
英国
0.4
日本
ドイツ
アメリカ
-0.1
-0.2
2000
02
04
06
08
12 13(年)
10
金融(3.1%)
0.8
0.7
0.5
0.6
英国
0.5
0.0
ドイツ
-0.5
アメリカ
0.4
英国
ドイツ
0.3
0.2
-1.0
日本
アメリカ
0.1
日本
0.0
-1.5
2000
02
04
06
08
10
2000
12 13(年)
情報(1.2%)
0.6
06
08
10
12 13(年)
0.6
英国
0.5
0.4
0.4
ドイツ
0.2
04
特許等使用料(21.4%)
0.7
0.8
02
アメリカ
英国
0.3
0.2
0.0
0.1
-0.2
0.0
アメリカ
-0.4
-0.1
ドイツ
-0.2
-0.6
日本
-0.3
日本
-0.8
-0.4
2000
02
04
06
08
10
12 13(年)
2000
02
04
06
08
10
12 13(年)
(2)その他営利業務の内訳
仲介貿易・その他貿易関連(14.9%)
その他営利業務(28.2%)
0.4
1.0
英国
0.3
英国
0.8
0.2
0.6
アメリカ
0.1
0.4
0.0
0.2
日本
ドイツ
-0.1
0.0
ドイツ
日本
-0.2
-0.2
-0.3
-0.4
2000
1.0
アメリカ
02
04
06
08
10
12 13(年)
2000
オペレーショナルリース(2.5%)
0.5
02
04
06
08
10
その他業務・専門技術サービス(10.7%)
0.4
0.8
英国
0.3
日本
0.6
12 13(年)
0.2
0.4
アメリカ
0.2
0.1
ドイツ
-0.1
0.0
ドイツ
-0.2
英国
-0.2
アメリカ
0.0
日本
-0.3
-0.4
-0.4
-0.6
-0.5
2000
02
04
06
08
10
12 13(年)
2000
文化・興業(0.1%)
02
04
06
08
12 13(年)
10
公的その他サービス(1.7%)
1.0
0.8
0.8
0.6
英国
0.6
0.4
0.4
0.2
日本
ドイツ
0.2
アメリカ
0.0
0.0
-0.2
日本
-0.4
ドイツ
-0.2
-0.4
-0.6
アメリカ
-0.6
-0.8
-1.0
2000
02
04
06
08
10
12 13(年)
英国
-0.8
2000
02
04
06
(備考)1.財務省「国際収支統計」、OECD.Statにより作成。
2.表題の括弧内は日本の2013年のサービス収支の受取における金額ウェイト。
(サービス収支の受取に占める各項目の受取の割合)
08
10
12 13(年)
付図3−2
(%)
30
25
業種別の人件費比率
製造業の人件費比率
はん用・生産用・
業務用機械
電気機械・
情報通信機械
製造業
20
15
10
5
0
化学
輸送機械
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ(期)
(年)
2008
09
10
11
12
13
14
(%)
30
運輸業、郵便業
25
20
鉄鋼
非製造業の人件費比率
サービス業
建設業
15
10
5
0
非製造業
卸売業・小売業
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ(期)
(年)
2008
09
10
11
12
13
14
(備考)財務省「法人企業統計季報」により作成。
付図3−3 現地生産による国内生産への影響(業種別)
10
輸送機械
(兆円)
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
2004 05
1
06
07
(兆円)
08
09
10
11
(年度)
12
化学
1.5
その他製造業
(兆円)
0.5
0
-0.5
-1
-1.5
-2.5
-2
-3.5
-3
2004 05
20
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
-30
-35
-40
(兆円) 電気機械・情報通信機械
5
現地生産による
輸出代替効果
4
3 国内生産への影響
2
(折線)
1
0
-1
-2
-3
輸出誘発効果
-4
逆輸入効果
-5
(年度)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12
06
08
09
10
06
07
08
09
10
-4.5
(年度)
12
11
(年度)
12
11
(兆円)卸売・小売業以外の非製造業
6
4
2
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
(年度)
(年度)
2004 05 06 07 08 09 10 11 12
12
卸売・小売業
(兆円)
2004 05
07
2004 05
06
07
08
09
10
11
(備考)1.経済産業省「海外事業活動基本調査」により作成。農林漁業及び鉱業を除く。
2.(1)の各効果の定義は以下のとおり。
現地生産による国内生産への影響 = 輸出誘発効果 + 輸出代替効果等 − 逆輸入効果
輸出誘発効果 = 海外現地法人の仕入額のうち、日本からの仕入額
輸出代替効果等=海外現地法人の現地及び第三国への販売額に現地調達比率を乗じた額
及び 海外現地法人の販売額のうち、日本への販売額(逆輸入)
※現地調達比率は、投資決定のポイントとして、国内活動に対して海外活動の方が必ずしも有利とは
言えない事由の回答割合としている。同事由には、「技術者の確保が容易」「部品等の現地調達が
容易」「現地の製品需要が旺盛又は今後の需要が見込まれる」「進出先近隣三国で製品需要が旺盛
又は今後の拡大が見込まれる」「社会資本整備が必要水準を満たしている」「納入先を含む、他の
日系企業の進出実績がある」といった回答が該当するものとした。
付図3−4 輸出誘発効果と現地調達比率(業種別)
輸送機械(17.0%)
(%)
(兆円)
14
75
現地調達比率
輸出誘発効果
12
(折線)(目盛右)
70
10
(兆円)
10
電気・情報通信機械(9.1%) (%)
40
8
35
6
8
65
6
4
60
2
0
2004 05
06
07
08
09
10
11
化学(2.4%)
(兆円)
2
55
12
(年度)
(%)
70
65
60
1
55
0
2004 05
06
07
08
09
10
11
卸売・小売業(58.7%)
(兆円)
40
35
30
25
20
15
10
5
0
2004 05 06 07 08 09 10 11
50
12(年度)
(%)
40
35
30
4
25
2
0
2004 05
(兆円)
6
06
07
08
09
10
11
その他製造業(8.1%)
5
60
3
2
55
1
0
2004 05
06
07
08
09
10
11
卸売・小売業以外の非製造業
(兆円)
(4.7%)
4
3
30
2
25
20
12(年度)
(%)
70
65
4
5
20
12(年度)
1
0
2004 05
06
07
08
09
(備考)1.経済産業省「海外事業活動基本調査」により作成。農林漁業及び鉱業を除く。
2.輸出誘発効果は海外現地法人の仕入額のうち、日本からの輸入分。
括弧内は、当該業種の、2012年度における輸出誘発効果のシェア。
3.現地調達比率は、海外現地法人の仕入額に占める、現地調達額の割合。
10
11
50
12(年度)
(%)
80
75
70
65
60
55
50
45
40
12(年度)
付図3-5 建値通貨別証券投資資産と各国金利の推移
(1)建値通貨別証券投資資産残高割合
英ポンド
(3%)
平成25年末時点
合計 359兆2,150億円
その他
(7%)
米ドル
(45%)
豪ドル
(5%)
ユーロ
(17%)
日本
(23%)
(2)各国10年国債金利推移
8
(%)
オーストラリア
7
英国
6
5
4
3
日本
ドイツ
2
アメリカ
1
0
2000
02
04
06
08
10
12
14
(年)
(備考)財務省「本邦対外資産負債残高」、Bloombergにより作成。
付図3−6 輸出金額に占める価格要因割合
(1)輸出全体
(%)
100
90
(2)輸送用機器
(%)
100
90
2012年10−12月期∼
80
80
70
70
60
60
50
50
40
40
2012年10−12月期∼
30
30
2005年1−3月期∼
20
20
2005年1−3月期∼
10
10
0
1
2
3
4
5
6
7
8
0
(期後) 1
9 10 11
(3)一般機械
(%)
100
2
3
4
5
6
7
8
10 11(期後)
9
(4)電気機器
(%)
100
2012年10−12月期∼
80
80
2012年10−12月期∼
60
60
40
40
20
20
0
2005年1−3月期∼
-20
0
-40
-20
2005年1−3月期∼
-60
-40
-80
-60
1 2 3 4 5
(5)金属及び同製品
(%)
100
6
7
8
-100
9 10 11(期後) 1 2 3
(6)化学製品
(%)
100
90
90
80
80
70
2005年1−3月期∼
2012年10−12月期∼
60
40
40
30
30
20
20
10
10
2
3
4
5
6
7
8
6
7
8
9
(期後)
10 11
2012年10−12月期∼
60
50
1
5
70
50
0
4
0
9 10 11(期後)
2005年1−3月期∼
1
2
3
4
5
6
7
8
9
(期後)
10 11
(備考)1.財務省「貿易統計」により作成。内閣府による季節調整値。
2.価格要因比率は、次式による要因分解を行った上で、各期の価格要因と数量要因の絶対値の和に
占める、価格要因の割合とした。ただし、pは価格、xは数量。
‫݌‬௧ ‫ݔ‬௧ െ ‫݌‬଴ ‫ݔ‬଴ ൌ ‫݌‬଴ ‫ݔ‬௧ െ ‫ݔ‬଴ ൅ ‫݌‬௧ െ ‫݌‬଴ ‫ݔ‬଴ ൅ ሺ‫݌‬௧ െ ‫݌‬଴ ሻሺ‫ݔ‬௧ െ ‫ݔ‬଴ ሻ
数量要因
価格要因
交絡項
付図3-7
輸入物価の寄与度分解
(1)輸入物価(円ベース)の要因分解
2005~07年
(2005年1-3月
(2005年1-3月
期比(%))
期比(%)、寄与度)
0
50
円ドルレート(目盛右)(折線)
その他
40
石油・石炭・天然ガス
-5
化学製品
30
-10
金属・同製品
20
10
総平均
(折線)
-15
40
2012年以降
(2012年10-12月
(2012年10-12月
期比(%)、寄与度)
期比(%))
35
石油・石炭・天然ガス
0
電気・電子機器
-5
30
25
20
15
10
金属・同製品
化学製品
その他
-10
総平均
(折線)
-15
5
-20
0
食料品・飼料
-10
2005
-5
-25 -10
電気・電子機器
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
06
07
0
-20
円ドルレート(目盛右)
(折線)
Ⅳ
(期)
(年)
Ⅰ
Ⅱ
2012
Ⅲ
Ⅳ
食料品・飼料
Ⅰ
13
-25
Ⅱ
Ⅲ (期)
14
(年)
(2)輸入物価(契約通貨ベース)の要因分解
2005~07年
2012年以降
(2005年1-3月期比(%)、寄与度)
(2012年10-12月期比(%)、寄与度)
4
石油・石炭・天然ガス
3
食料品・飼料
総平均(折線)
2
金属・同製品
その他
1
50
40
その他
石油・石炭・天然ガス
化学製品
30
20
金属・同製品
総平均
(折線)
10
0
0
-1
-10
電気・電子機器
食料品・飼料
-2
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ(期)
2005
06
07
(年)
化学製品
電気・電子機器
Ⅳ
2012
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
13
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ (期)
14
(年)
(備考)1.日本銀行「企業物価指数」により作成。
2.(1)及び(2)においては、①2005年から2007年までは2005年基準、②2012年10-12月期から
2014年7-9月期までは2010年基準により算出。
付注1−1
消費の基調的な動きからのかいり
① マクロの消費関数による試算値
1.推計方法
1999 年1−3月期から 2013 年7−9月期のデータを用い消費関数を推計した。
その上で、消費関数より求められる 2013 年 10−12 月期及び 2014 年1−3月期に
おける推計値(消費のトレンド)と実績のかいりを駆け込み需要による基調からの
かいりとみなした。なお、2014 年4−6月期及び 2014 年7−9月期については、
消費税率引上げによる物価上昇の影響を除いた「雇用者報酬」、
「金融資産」を基に
消費のトレンドを推計している。
2.使用データ
(1)消費支出及び雇用者報酬
内閣府「国民経済計算」の民間最終消費支出及び雇用者報酬の実質原系列を使用。
(2)金融資産
日本銀行「資金循環統計」の家計純金融資産残高を使用。内閣府「国民経済計算」
の家計最終消費支出デフレーター(除く持ち家の帰属家賃)で実質化。
(3)消費者マインド
内閣府「消費動向調査」の消費者態度指数を使用。
(4)高齢者比率
総務省「人口推計」を用いて、総人口における 60 歳以上人口の割合を算出。
3.推計結果
(1)推計期間
1999 年1−3月期∼2013 年7−9月期
(2)推計式
C=α 1*Y+α 2*FA(-1)+α 3*CCI+α 4*OLD+α 5*dmE+α 6*dmL
R 2=0.58
A.R 2=0.54
C:消費支出前年比
D.W.=1.36
Y:雇用者報酬前年比
CCI:消費者マインド前年差
括弧内はラグ次数
FA:金融資産前年比
OLD:高齢者比率前年比
dmE:2011 年1−3月期に1、2012 年1−3月期に−1をとるダミー
dmL:2009 年1−3月期に1、2010 年1−3月期に−1をとるダミー
推計値
t値
α1
α2
α3
α4
α5
α6
0.21
0.12
0.04
0.19
-2.51
-2.35
2.33**
3.19**
1.19
3.44**
-3.94** -3.40**
(備考) *は 10%、**は5%水準で統計的有意。
② 形態別の関数による試算値
1.推計方法
1999 年1−3月期から 2014 年7−9月期のデータを用い、駆け込み需要とその
反動による影響を表すダミー変数Vをもとに、耐久財、半耐久財、非耐久財別に消
費関数を推計した。その上で、2013 年 10−12 月期及び 2014 年1−3月期におけ
るダミー変数Vによる押上げ分を駆け込み需要による基調からのかいりとみなし
た。
2.使用データ
内閣府「国民経済計算」の形態別国内家計最終消費支出を利用。それ以外のデー
タは、①と同様。
3.推計結果
(1)推計期間
1999 年1−3月期∼2014 年7−9月期
(2)推計式
Cd=α 1*Y+α 2*CCI+α 3*OLD
+α 4*dmE+α 5*dmL+α 6*dmV 1+α 7*dmV 2+α*8dmV 3
R 2=0.53
A.R 2=0.47
D.W.=1.19
Csd=α 0 +α 1*Y+α 2*FA(-1)+α 3*dmE+α 4*dmV 4+α 5*TR
R 2=0.60
A.R 2=0.56
D.W.=1.19
Cnd=α 0 +α 1*Y+α 2*FA(-1)+α 3*CCI+α 4*OLD
+α 5*dmE+α 6*dmV 4
R 2=0.40
A.R 2=0.33
D.W.=1.09
Cd:耐久財消費支出前年比
Csd:半耐久財消費支出前年比
Cnd:非耐久財消費支出前年比
Y:雇用者報酬前年比
FA:金融資産前年比
OLD:高齢者比率前年比
CCI:消費者マインド前年差
TR:1994 年1−3月期を1とし、四半期ごとに1
ずつ増加する変数
dmE:2011 年1−3月期に1、2012 年1−3月期に−1をとるダミー
dmL:2009 年1−3月期に1、2010 年1−3月期に−1をとるダミー
dmV 1:2013 年 10−12 月期に1、2014 年7−9月期に−1をとるダミー
dmV 2:2014 年1−3月期に1、2014 年7−9月期に−1をとるダミー
dmV 3:2014 年4−6月期に1、2014 年7−9月期に−1をとるダミー
dmV 4:2014 年1−3月期に1、2014 年4−6月期に−1をとるダミー
耐久財
α1
α2
α3
α4
α5
α6
α7
α8
推計値
1.23
0.19
3.01
-6.00
-18.70
4.23
18.85
-7.01
t値
2.14**
1.26
10.30**
-1.39
3.99**
-0.78
3.56**
-1.30
α0
α1
α2
α3
α4
α5
推計値
-4.40
1.40
0.09
-3.89
6.37
0.10
t値
-5.21**
5.26**
1.04
-1.99*
3.24**
4.86**
α0
α1
α2
α3
α4
α5
α6
推計値
-4.05
0.10
0.18
0.11
1.17
-1.84
3.04
t値
-3.54**
0.59
2.00*
1.94*
3.03**
-1.42
-2.35**
半耐久財
非耐久財
付注1−2
住宅着工の基調的な動きからのかいり
1.推計方法
持家、貸家の着工戸数をそれぞれ以下の通り推計した。その上で、それぞれの関
数より求められる 2013 年1−3月期から同年 10−12 月期における推計値(住宅着
工のトレンド)と実績のかいりを駆け込み需要による基調からのかいりとみなした。
なお、分譲住宅については、土地取得や建築確認から着工までの期間が事例によっ
て異なり、長期的な動向を捉えることが難しいためここでは推計を行っていない。
2.使用データ
(1)持家、貸家の着工戸数
国土交通省「住宅着工統計」の利用関係別季節調整済み着工戸数を使用。
(2)住宅ローン金利
10 年固定型住宅ローン金利(都市銀行)の代表的ケースを使用。
(3)貸し出し金利
日本銀行「貸出約定平均金利」の新規・長期・国内銀行のデータを使用。
(4)地価指数
一般財団法人日本不動産研究所「市街地価格指数」の六大都市・住宅地の指数を
使用。1−3月期と7−9月期の指数については、前後指数の単純平均により算出。
(5)住宅ストック数
総務省「住宅・土地調査」の居住世帯無しの建物数を使用。データが得られない
期間については、5年間の空室増加数を四半期ごとの住宅着工戸数で按分すること
で算出。
(6)消費者マインド
内閣府「消費動向調査」の消費者態度指数を構成する意識指数を使用。
(7)キャップレート
一般財団法人日本不動産研究所「不動産投資家調査」の賃貸住宅の期待利回りを
使用。4−6月期と 10−12 月期の指数については、前後指数の単純平均により算
出。
3.推計結果
(1)推計期間
持家
:
1999 年4−6月期∼2012 年 10−12 月期
貸家
:
2004 年4−6月期∼2012 年 10−12 月期
(2)推計式
MO
α
α ∗ IR
α ∗ dmE
R 2=0.92
2
α ∗ CP
α ∗ dmK
3
α ∗ ST
α
A.R 2=0.90
α ∗ LR
α ∗ CR
2
α ∗ CP
2 α ∗ dmE
R 2=0.98
A.R 2=0.97
2
D.W.=1.15
3
MO:持家の着工戸数(対数値)
0.003 -0.074 -0.246 -0.087
3.812 ** -2.236 ** -5.528 ** -2.819 **
α ∗ ST
2
α ∗ MI
2
α ∗ dmK
D.W.=1.84
推計値
82.857 -0.004
0.011 -0.706
t値
15.666** -2.498 ** 2.159 ** -14.090**
(備考) *は10%、**は5%水準で統計的有意。
IR:住宅ローン金利
α ∗ MI
α ∗ dmL
推計値
23.480 -0.002
0.005 -0.126
**
*
t値
-1.888
4.598 ** -5.198**
9.388
(備考) *は10%、**は5%水準で統計的有意。
KA
2
0.005 -0.018
3.988 ** -9.793 **
-0.063 -0.489
-2.018 * -10.786 **
KA:貸家の着工戸数(対数値)
LR:貸し出し金利
CP:地価指数
ST:住宅ストック数(対数値)MI:消費者マインド
CR:キャップレート
dmE:2011 年4−6月期に1、同年7−9月期に−1をとるダミー
dmK:2007 年7−9月期に1、同年 10−12 月期に 0.5 をとるダミー
dmL:2008 年 10−12 月期から 2009 年7−9月期の間のみ1をとるダミー
ただし、ダミー変数以外の説明変数は 2005 年1−3月期 = 100 としている。推
計式中の括弧内はラグ次数。
着工ベースから金額ベースへ換算は以下の通り行っている。
着工戸数のかいり
2013 年 4
6 月期∼2014 年 1
2013 年 1
3 期∼2013 年 10
3 月期の GDP 民間住宅投資額
12 期の住宅着工総戸数
付注2−1
構造失業率の推計について
構造失業率はUV曲線を下記のとおり推計したうえで算出している。1980 年から
2014 年までにおいて2回構造変化しているものとして、1980∼95 年、1996∼99 年、
2000∼14 年の 3 つの期間のUV曲線を推計している。
log(‫ݑ‬௧ )=0.126−0.066*log(‫ݒ‬௧ )+0.036*ܴܳ௧ +0.916*log(‫ݑ‬௧ିଵ )−0.022‫ܦ‬ଵ −0.015‫ܦ‬ଶ (UV 曲線)
(3.74) (-6.33***)
(2.86***)
(62.83***)
(-3.51***)
(2.43**)
自由度修正済み決定係数:0.99、D.W.値:2.16
log(‫ݑ‬௧ )=log(‫ݒ‬௧ )となる点から構造失業率を算出する。
‫ݑ‬௧ :雇用失業率(=完全失業者数/(完全失業者数+非農林業雇用者数)×100)
‫ݒ‬௧ :欠員率(=(有効求人数−就職件数)/(有効求人数−就職件数+非農林業雇用者数)×100)
ܴܳ௧ :離職率(30 人以上の事業所)
‫ܦ‬ଵ :1980∼95 年の間に1をとるダミー
‫ܦ‬ଶ :2000∼14 年の間に1をとるダミー
(ダミー変数は失業率と欠員率が安定的であった期間に設定)
推計期間:1980 年1−3月期∼2014 年7−9月期
括弧内の数値は t 値。***は1%有意、**は5%有意。
付注2−2 広義失業率の定義
広義失業率は、以下の計算式による。
分子
U−4
完全失業者+求職意欲喪失者
分母
労働力人口+求職意欲喪失者
完全失業者+周辺労働力+経済的
U−6(旧)
労働力人口+周辺労働力
理由によるパートタイム就業者
完全失業者+周辺労働力+不本意
U−6(新)
労働力人口+周辺労働力
型非正規
完全失業率 完全失業者
労働力人口
表中の各用語の定義は以下のとおり。
1.
「求職意欲喪失者」
就業希望であり、仕事があればすぐに就くことができ、過去1年間に求職活動を行ったこ
とがあることに加え、適当な仕事がありそうにないために求職活動を行うことをやめた者。
2.
「周辺労働力」
就業希望であり、仕事があればすぐに就くことができ、過去1年間に求職活動を行ったこ
とがあるが、適当な仕事がありそうにない、又は家事育児のため仕事があっても続けられそ
うになく、求職活動を行うことをやめた者。
3.
「経済的理由によるパートタイム就業者」
1週間の就業時間が 35 時間未満である者のうち、追加就業希望がある者(ただし、自己都
合等により現在短時間就業にある者を除く)
。
4.
「不本意型非正規」
非正規雇用者のうち「正規の職員・従業員の仕事がないから」と回答した者。
付注3−1
財別輸出のパススルーの推計について
財別の輸出物価と為替レートの関係について、パラメータが時間と共に変化すると
仮定し、以下の式を推計した。
∆ln
1
1
、
1 ∗ ∆ ln
2
2
2 ∗ ∆ ln
:t 時点における財 i の円ベースの輸出物価、
各変数は、
:t時点におけ
る財 i の円ベースの輸出物価を契約通貨ベースの輸出物価で除した財別名目実効為
替レート、
:t時点における財 i の投入物価。各変数は2期移動平均をとってい
る。∆lnは自然対数の階差オペレータを示す。c:定数項、 1 は財 i の為替転嫁率(円
ベース)(時変パラメータ)、
2 は財 i の投入物価の時変パラメータ、 、
、 は
誤差項である。
サンプル期間は 1995 年1−3月期から 2014 年7−9月期。カルマンフィルターに
よる推計結果は以下のとおりである。
財別為替転嫁率
終期の値
RMSE
z値
Prob.
総平均
0.8120
0.03053
26.598
0
輸送用機器
0.8958
0.03273
27.367
0
電気・電子機器
0.9040
0.03808
23.740
0
はん用・生産用・業務用機器
0.9437
0.02901
32.523
0
化学製品
0.4661
0.08261
5.642
0
付注3−2
財別輸入のパススルーの推計について
財別の輸入物価と為替レートの関係について、パラメータが時間と共に変化すると
仮定し、以下の式を推計した。
∆ln
1
1
各変数は、
、
1 ∗ ∆ ln
2
2
2 ∗ ∆ ln
、
3
3
3 ∗ ∆ ln
:t 時点における財 i の円ベースの輸入物価、
:t時点におけ
る財 i の円ベースの輸入物価を契約通貨ベースの輸入物価で除した財別名目実効為
替レート、
:t時点における国内実質GDP。
:t時点におけるロイター/
ジェフリーズCRB指数。CRB指数は、アメリカ国内の各商品取引所等で取引され
ている先物価格から算出される国際商品先物指数。各変数は3期移動平均をとってい
る。∆lnは自然対数の階差オペレータを示す。c:定数項、 1 は財 i の為替転嫁率(円
ベース)
(時変パラメータ)、
2 は国内実質GDPの時変パラメータ、
指数の時変パラメータ、 、
、 、 は誤差項である。
3 はCRB
サンプル期間は 1986 年7−9月期から 2014 年7−9月期。カルマンフィルターに
よる推計結果は以下のとおりである。
財別為替転嫁率
終期の値
RMSE
z値
Prob.
総平均
0.9035
0.09999
9.036
0
石油・石炭・天然ガス
0.9180
0.22401
4.098
0
食料品・飼料
0.8413
0.07259
11.589
0
電気・電子機器
0.8245
0.03945
20.901
0
金属・同製品
0.7228
0.11008
6.566
0
付注3−3
単位付加価値の要因分解
単位付加価値の変化は、
以下により産出価格要因と投入価格要因に分解することができる。
ある経済部門の産出価格をPy、産出量をQy、投入価格をPm、投入量をQm、単位付加価値
をPV で表すと、当該部門の経済活動によって生み出される(名目)付加価値額は、下式によ
り表される。
これより、当該部門の単位付加価値は以下により表される。
数量一定で価格のみが変化する場合、単位付加価値の変化率は以下のとおりとなる(ΔP
は前期から今期のPの変化幅)
。
Δ
Δ
Δ
Δ
ただし、α
Δ
で中間投入比率を、β
・・・①式
で付加価値比率を表し、α
β
1
①式より、
「単位付加価値の変化率=(産出価格の変化率−投入価格の変化率×中間投入比
率)÷付加価値比率」が成り立つことが分かる。よって、単位付加価値の変化率は、
「産出価
格の変化率÷付加価値比率」で表される産出価格要因と、
「(投入価格の変化率×中間投入比
率)÷付加価値比率」で表される投入価格要因に分解することができる。
また、①式より、投入価格の変化が過不足なく産出価格に転嫁されるための条件を導くこ
とができる。価格転嫁に過不足がないとき、単位付加価値は一定に保たれ、①式の左辺はゼ
ロとなり、以下の関係が成り立つ。
Δ
Δ
これより、投入価格に対する産出価格の弾性値が中間投入比率に等しいとき、価格転嫁に
過不足がないことが分かる。
付注3−4
無形資産がTFP上昇率に与える影響の推計について
無形資産は情報化資産、経済的競争能力、革新的資産から構成され、それぞれの上
昇率がTFP上昇率に与える影響を以下の式で推計した。
定数項 各変数は、
:t−θ年∼t年にかけての各業種のTFP上昇率の平均(注1)、
:t−θ年∼t年にかけての実質無形資産ストックの平均(注1)の前年比、 :
t時点における誤差項である。
(注1) θには平成 23 年度年次経済財政報告において用いられている各資産の償
却年を使用した。
・情報化資産投資:3年間(償却率 33%)
・経済的競争能力投資:2年間(償却率 50%)
・革新的資産投資:5年間(償却率 20%)
推計結果は以下のとおりである。
<日本>
サンプル期間:
情報化資産…1988 年∼2010 年
経済的競争能力…1987 年∼2010 年
革新的資産…1990 年∼2010 年
変数
β
標準誤差
t値
Prob.
情報化資産
0.1585
0.0542
2.9232*
0.0081
経済的競争能力
0.2596
0.0906
2.8659*
0.0090
革新的資産
0.1236
0.0490
2.5207**
0.0208
(備考)*は1%有意、**は5%有意。
<諸外国>
サンプル期間:
情報化資産…2002 年∼2010 年
経済的競争能力…2002 年∼2010 年
革新的資産…2002 年∼2010 年
変数
β
標準誤差
t値
Prob.
情報化資産
0.1713
0.0051
2.0512**
0.0480
経済的競争能力
0.2918
0.0024
3.7380*
0.0006
革新的資産
0.1033
0.0018
2.3214**
0.0263
(備考)1.*は1%有意、**は5%有意。
2.諸外国はアメリカ、ドイツ、フランス、英国の平均。
3.諸外国の値についてはデータの制約上、2002 年からとなる。