耐震構造 第7回 自習課題(提出不要)

耐震構造 第7回 自習課題(提出不要)
y =
(1) 各層の層せん断力を求めよ.(2点×3=6点)
dy
d 2 y d ⎛ dy ⎞ yは時刻tの関数である。従って,tと書くべきところをxとしてあるような解
,y = 2 = ⎜ ⎟
dt
dt
dt ⎝ dt ⎠ 答は,0点として処理する.
1層:Q1 =
y + 9y = 0
2層:Q2 =
3層:Q3 =
(2) 地表面における転倒モーメントを求めよ.(2点)
MOVT1 =
y − 3 y + 2 y = 0
(3) 各層において,耐震壁の負担せん断力が第3層でQW3 = 450kN,第2層でQW2 = 849kN,
第1層でQW1 = 1040kNのとき,柱1C1,2C1,3C1のせん断力を求めよ.(2点×3=6点)
(ヒント:第i層での柱の負担せん断力をQCiとすると,力のつり合いより以下の式が成り立つ)
QCi + QWi = Qi
1層:QC1 =
y + 4 y + 5 y = 0
2層:QC2 =
3層:QC3 =
(4) 各層の反曲点高比を,1層ではyC1 = 0.65, 2層ではyC2 = 0.45,3層ではyC3 = 0.40とする.
このとき,柱1C1,2C1,3C1の柱頭,柱脚での曲げモーメントを求めよ.(2点×6=12点)
RG1
P3 = 624 kN
3C 1
P2 = 416 kN
3W 2
3.2m
2W 2
3.2m
1W 1
3.6m
3G1
2C 1
P1 = 208 kN
2G1
1C 1
7.2m
7.2m
3層柱頭:MC3T =
3層柱脚:MC3B =
2層柱頭:MC2T =
2層柱脚:MC2B =
1層柱頭:MC1T =
1層柱脚:MC1B =
(5) 各階梁2G1,3G1,RG1の外側端部での曲げモーメントを求めよ.(2点×3=6点)
2階梁:MG2 =
3階梁:MG3 =
R階梁:MGR =
(うらへ)
B
m
C
3.2m
A
D
6.0m
(1) 構造物全体の水平剛性を求めよ(30点).
質量: m = 43.2ton
柱(部材AB,CD): 450mm × 450mm,IAB = ICD = 3.41x10-3m4
梁(部材BC): 300mm × 500 mm,IBC = 6.25x10-3m4
(スラブ付き:断面2次モーメントの割り増し係数 2.0)
(3)下の表に示す(擬似)加速度応答スペクトル(減衰定数h = 0.05)を有する地震動がこの単層構造物に作用す
る場合を考える.この単層構造物の減衰定数がh = 0.05のとき,構造物の最大応答変位を求めよ.ただし,構造
物は弾性範囲で応答するものとする(5点).
注)表から応答スペクトルの値を読み取る際に,固有周期は,小数点第3位で四捨五入すること.
ヤング係数: E = 2.1 x 107 kN/m2とする。
(4) (3)に示す(擬似)加速度応答スペクトル(減衰定数h = 0.05)を有する地震動に対し,ダンパーを付加させる
ことで問の構造物に生じる最大加速度を4.0m/s2にまで低減させたい.この時に構造物全体で必要な減衰定数h
はいくらか求めよ.ただし,減衰による応答スペクトルの低減係数F(h)は下式で与えられるとする.(5点)
F (h) =
S (h)
1.5
=
S ( 0.05 ) 1 + 10h
応答スペクトル
自習課題の解答のパス
ワードのヒント:
□□-□□-□□-□□
(11文字)
(2) 構造物の固有周期を求めよ(10点).
・最初の□□には,
問2(2)の解答の上2ケタ
・2つ目の□□には,
問2(5)の2階梁の曲げモ
ーメントの上2ケタ
・3つ目の□□には,
問3(1)の水平剛性の上2
ケタ
・最後の□□には,
問3(2)の固有周期の上2
ケタ
が入る(全て半角,”-”は
マイナス)
なお,上2ケタを取る時,
計算結果の3ケタ目を四
捨五入のこと