3idemo 簡易説明書 第1版 pg. 1 1.起動 2.各アイコン及び各機能 2-1.ファイル 2-2.編集 2-3.表示 2-4.ツール 2-5.処理 2-6.実行 2-7.画像 3.注意事項 pg. 2 1.起動 3idemo フォルダの 3idemo.exe を起動 起動すると画像取り込み設定の画面になります。 「なし」を選択でファイル入力です。 「USB」を選択で、DirectShow 対応 USB カメラでの取り込みが可能となります。 pg. 3 起動画面になります 画像表示領域 テンプレート画像表示 結果内容表示 処理結果画像及び蓄積画像 pg. 4 2.各アイコン及び各機能 2-1.ファイル ・ 画像を開く:画像ファイルを開きます。ファイルの形式は bmp と tiff です。 ・ 画像を保存:アクティブな画像を保存します。 ・ サーチ結果出力:パタンマッチングの結果を出力する場合の、出力先を指定します。 CSV で保存されます。 ・ アプリケーションの終了:3idemo を終了します。 pg. 5 2-2.編集 ・ テンプレート設定:パタンマッチングのテンプレート登録をします。起動画面右 側の各テンプレート画像をダブルクリックでも下記 Dialog が開きます。 この画面からテンプレートを登録及び削除をします。 ファイルの読み込みは予め登録・保存を行ったテンプレートを読み込みます。 ファイルの保存は登録したテンプレートを保存します。 テンプレートは 3 つまで保存ができます。 テンプレート1~3 の左にチェックを入れると、そのテンプレートが有効となります。 pg. 6 領域設定の数値を直接入力してテンプレート領域を指定する。または破線をマウスで移 動及び操作することでテンプレートとして登録する領域を設定します。 このように指定した領域がテンプレートとして登録されます pg. 7 テンプレート登録 Dialog のエッジ検出設定 テンプレート登録 Dialog のマスク設定 pg. 8 テンプレート登録 Dialog の詳細設定 ・ 処理(サーチ)領域設定:パタンマッチングだけではなく、各画像処理を行う際 の領域設定を行います。 領域設定の数値を直接入力して処理領域を指定する。または破線をマウスで移動及び 操作することで処理領域を設定します pg. 9 ・ プロパティ:各種パラメータ調整を行います。 画像取込間隔:カメラから撮像する場合の各フレーム間の間隔を設定します。 投影範囲を限定する:投影処理を行う場合の投影範囲設定をします。 終了時の画像を保存する:チェックを入れると次回立ち上げ時に終了時の画像 が開きます。 サーチエリアを分割する: テンプレートマッチング詳細設定 サーチタイプ:マスクを使用するか設定します。 サーチ最少スコア:設定した数値以上のスコアを探索します。 サーチ実行時に平滑化を行う: サーチ実行時にサブピクセル処理を行う: サーチ実行時に円検出を行う: 画像取り込み時にサーチを実行する: Sauvola Filter:フィルターのパラメータを設定します。 黒点強調: pg. 10 2-3.表示 ・ ツールバー:ツールバーを表示するか設定します。 ・ ステータスバー:ステータスバーを表示するか設定します。 ・ カメラ制御バー:カメラ接続時にカメラの制御を行う制御バーを表示するか設 定します。 ・ 拡大:画像を拡大します。 ・ Fit:画像表示領域より大きな画像を表示する場合、画像領域サイズに合わせて Fit させます。 ・ 分割:各表示領域のサイズ変更をします。 ・ 探索結果 結果表示:画像処理を行った場合の結果を表示します。 相関値:テンプレートマッチングの相関値を表示します。 探索結果枠:テンプレートマッチング結果、探索した箇所を囲います。 投影エッジサーチ枠: pg. 11 ・ ログ:下の別 Dialog でログを表示します。 ・ BLOB 結果:2 値化後の特徴量抽出の結果を表示します。 ・ 処理範囲枠:処理範囲を紫枠で表示します。ツールバーでのみ表示・非表示の 設定ができます。 pg. 12 2-4.ツール ・ プロファイル:画面上に描画された X,Y のライン上の濃度情報を表示します。 ・ 円プロファイル:任意に調整した円における円周上の濃度情報を表示します。 ・ 投影:編集→プロパティで設定した投影範囲において X,Y 各方向の投影情報を 表示します。 ・ 距離計測:マウスで任意に指定した 2 点間の距離と角度を計測します。(画素 単位) ・ ヒストグラム:処理(サーチ)領域設定で設定された領域のヒストグラムを表 示します。 pg. 13 プロファイル例 円プロファイル例 pg. 14 投影例 距離計測例 計測結果が表示され 現在の座標と濃度 ます。 が表示されます。 pg. 15 ヒストグラム例 pg. 16 2-5.処理 処理はほぼツールバーアイコンからは行えません。 ・ Smooth: ・ Gaussian: ・ Median: ・ SobelX: ・ SobelY: ・ Laplacian: ・ Canny: ・ DefectEH: ・ Statistic:統計量を計測します。 ・ Sauvola: ・ Blob:2 値特徴量抽出処理を行います。 ※このツールバーアイコンを有効にすると、Blob にて検出された塊をオーバー レイで囲います。 pg. 17 Smooth 例 Gaussian 例 pg. 18 Median 例 SobelX 例 pg. 19 SobelY 例 Laplacian 例 pg. 20 Canny 例 DefectEH 例 pg. 21 Statistic 例 処理範囲を変えることで統計量も変わっています。 pg. 22 Sauvola 例 フィルターのパラメータは編集→プロパティ Dialog で設定します。 pg. 23 Blob Blob 設定 Dialog にてパラメータを調整した 境界接触:画像境界に接触しているものを対象にするか、しないか。 対照色:検出対象の色を指定します。 穴を埋める:検出対象内部に穴があった場合それを塗りつぶすか指定します。 スキャン:検出のスキャン方向を指定します。 BLOB 最大:検出対象数を指定します。 検出面積:検出面積の範囲を指定します。 2 値化レベル:検出する際の 2 値化レベルを設定します。表示画面は変わりません ので、2 値化レベルの妥当性を表示画像で確認する場合は、画像→2 値画像を選択 するか、ツールバーにて表示画像を 2 値画像へ変更をしてください。 pg. 24 検出例 グレイ画像に検出箇所をオーバーレイ表示(オーバーレイ有効) 2 値化画像に検出箇所をオーバーレイ表示(オーバーレイ有効) pg. 25 ※その他 各種フィルターをかけた画像同士で再度フィルターを掛けることも可能です。 例 オレンジ囲いが各フィルター処理を行った画像です。 上記はこの中で SobelX の結果画像を選択(クリック)し、それに再度 SobelY を処理 した結果です。 処理結果画像を選択すると画像表示領域に選択された画像が表示され、その表示されて いる画像に対して新たな処理が可能となります。 pg. 26 2-6.実行 ・ サーチ実行:テンプレートマッチングを実行します。テンプレートが登録され ていないと、有効になりません。(上記はテンプレート登録がされていないの で無効表示となっています) このツールバーアイコンを有効にすることでサーチ結果箇所をオーバーレ イ表示します。 実行結果例 実行をすると、探索された場合は緑色でオーバーレイ表示します。(オーバーレイを有 効にしている場合)また処理結果領域に処理結果内容が表示されます。 pg. 27 2-7.画像 ・ カラー画像:カメラーカメラで取り込み、またはカラー画像を読み込んだ場合 これを選択してカラー表示にしてください。 ・ グレイ画像:グレイガメラで取り込み、またはグレイ画像を読み込んだ場合こ れを選択してグレイ表示にしてください。 ・ 2 値画像:カラー画像及びグレイ画像を 2 日画像に変換、または Blob 処理の パラメータ調整のために 2 値画像の確認をする場合はこちらを有効にしてくだ さい。画面上に 2 値化レベルを設定する Dialog が出ます。こちらでレベルの 調整を行なってください。 pg. 28 3.注意事項 ・ このソフトウェアは画像評価用ソフトウェアです。このソフトにて OK/NG 判 定はできません。 ・ このソフトウェアの所有権はスリーイメージング株式会社が所有しております。 無断で複製及び販売はしないでください。 ・ このソフトウェアは弊社にて任意でバージョンアップを行なっています。機能 の互換性が保たれない可能性もあることをご留意ください。 ・ このソフトウェアはインテル社が開発・公開しているオープンソース(BSD ラ イセンス)の画像処理ライブラリ“OpenCV”及び弊社にて開発している(仮称) THREE IMAGING LIBRARY(TIL)を使用しています。 ・ pg. 29
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