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ROMARIN使用方法の紹介
August, 2014
WIPO Japan Office
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 ROMARINの概要
ROMARINは、マドリッド制度の下で記録されたすべての国際登録に関する情報を提供するデー
タベースです。情報は毎日更新されています。
英語、フランス語、スペイン語で提供されています。
URL:
http://www.wipo.int/romarin
IR Status
Search Results
Search
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 主な機能
 国際登録のステータス確認
国際登録の名義人や保護の範囲など、個別の国際登録の登録情報を確認できます。指定国か
らの拒絶通報なども記録されている場合には確認できます。
自分の所有する国際登録ばかりでなく、他人の国際登録の情報も同様に見ることができます。
 簡易検索(Simple search)
国際登録番号や名義人名、商標、指定商品・役務名などからキーワード検索ができます。キー
ワードを入力するだけで手軽に検索をすることができます。
〔補足〕
国際登録はXMLフォーマットで記録されているため、タグ情報をもとに検索式を作れば専門家向
け検索(Advanced search)も利用できます。簡易検索では検索できない項目も検索できますが、一
般向けではないため、詳細はこちらを直接ご参照ください。
http://www.wipo.int/romarin//samples.do?Language=en
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 ROMARINの使用上の注意
 掲載情報
現在効力を有する国際登録と過去6ヶ月以内に消滅した国際登録の記録を有しています。国際
事務局で審査中の国際出願や事後指定の情報の記録も有しています。なお、各国で直接出願
によって登録された商標は収録されていませんのでご注意ください。
 経過情報の重要性
国際登録の指定国での保護範囲を確認する際は、手続の経過情報を参照する必要があります。
国際登録によっては指定国毎に保護範囲、特に保護を受ける指定商品・役務の範囲を限定
(limitation)していることがあります。このような限定は国際登録の基本情報には反映されず、指
定国ごとの手続の経過情報として記録されます。
 国名の略称
ROMARINでは国名を表示するのに2文字の略称を使用しています。Current Statusの上の
Countriesの欄に表示された略称に1秒以上カーソルを合わせると国名が表示されます。一覧表
はこちらを参照ください。
http://www.wipo.int/scit/en/standards/pdf/03-03-01.pdf
 ブラウザの戻るボタンを使用しない
検索結果一覧やステータス情報画面から戻る場合には左上部のSimple searchのボタンを利用し
て検索画面まで戻ってください。
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 基本操作(1)
 検索
項目(Holder Name, Markなど)をプルダウンから選択して、キーワードを入力し、検索(Search)ボ
タンを押すことで検索結果を出すことができます。それぞれの項目を関連付けて検索条件を設定
することもできます(AND, OR, ANDNOT, ORNOT)。
検索対象とする国際登
録の範囲の指定
検索項目を選択
キーワードを入力
検索結果の
表示数
検索
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 基本操作(2)
 検索結果一覧
検索結果の一覧が表示されます。一覧への表示項目はプルダウンから選択又はPreferencesで
設定することができます。
個別の国際登録情報を確認するには、国際登録番号又は商標名をクリックしてください(ブラウザ
の機能に従って別のタブ又はウィンドウにて開くことをお薦めします。個別の登録情報から検索結
果一覧に戻れません。)。
クリックすると個別の国際
登録の記録内容を表示
PDF又はXML形式で出力
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 基本操作(3)
 国際登録のステータス確認
Full detailsのタブのCurrent Statusに名義人名、商標、指定商品・役務などの基本情報が記録され
ています。Registration以降に当該国際登録に関連した手続情報が時系列順に記録されています。
他のタブ〔Summary(書誌情報), By Office(官庁毎の情報), Documents(PDFが記録された手
続)〕を通じて情報を整理して表示することもできます。
指定国
名義人名、商標、指定商
品・役務など
時系列順に手続を記録。
(末尾に2字で関係国の略
称)
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 検索の基本(1)
 原則一致する語を検索
原則としてキーワードと一致する語を検索します。例えばphilipと入力して検索したときは、Philip
Morrisのように同一語を含むものは表示しますが、Philipsのように一致しない語は表示しません。検
索範囲を拡張するには次頁以下で解説する特殊符号を使用する必要があります。
 表示件数
最大2000件の結果表示しかできませんので、2000件を超える場合には検索条件を絞ってください。
 検索条件の設定
演算子を用いて検索条件の組み合わせができます。
(例)
apple and pear
apple or pear
apple w/5 pear
(pearの5語以内にapple)
apple not w/5 pear
(pearの5語以内にappleがない)
apple and not pear
(pearはなくappleのみ)
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 検索の基本(2)
 検索語の拡張
完全一致ではなくより広い範囲を検索するためには、以下のような特殊符号も使用できます。
記号
解説
?
1文字拡張
*
何文字でも拡張
使用例
Appl? (applyやappleも検索)
Appl* (applicationも検索)
%
あいまい検索
ba%nana (banana, banannaも検索)
#
称呼検索
~
語尾の拡張
apply~(apply, applies, appliedも検索)
~~
数字の範囲
12~~24 (18も検索)
&
類義語検索
fast& (quickも検索)
#smith (smith, smytheも検索)
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 検索の基本(3)
 文字拡張(? *)
?は1文字分、*は何文字分でも検索範囲の拡張をします。これらは検索対象文字のどこでも使え
ます。
(例)*cipl* (principle, participleも検索)
ap*ed (applied, approvedも検索)
2901* (ウィーン分類の29.01以下の区分を検索)
 曖昧検索(%)
%の数によって検索の際にプログラムが無視する相違点の数を設定できます。%を置いた前の
文字が一致する範囲の中で、その後の文字を曖昧検索します。
(例)ba%nana (検索対象は、baで始まり、bananaの語と1字違いのもの)
b%%anana (検索対象は、bで始まり、bananaの文字と2字違いのもの)
 称呼検索(#)
同じ文字で始まり、称呼した際に似た音になる範囲を検索します。
(例)#smith (例えばsmithe, smytheなどを検索)
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 検索の基本(4)
 語尾の拡張(~)
文法上のバリエーションをカバーした検索を行います。ingや過去形、複数形などに対応します。
 数字の範囲(~~)
番号や日にちなどの数字の範囲を指定するために使用します。
(例)apple w/5 12~~17 (12から17の間の数字から5文字以内にappleの語があるものを検索)
20100101~~20101231 (国際登録日が当該期間内の検索)
 類義語検索(&)
意味の似た単語を検索します。例えば、fast&とするとquickも検索します。検索範囲は収録されて
いる類語辞典によって決定されます。
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 検索の基本(5)
 検索上の細かいルール
•
複数の単語からなる1フレーズとして検索をしたいときは、”apple pie”のように”で挟んでください。
•
句読点はスペースとして扱われます。例えばcan’tはcanとtとして扱われます。
•
複数の検索式をつなげる場合は()で区切ってください。
(例)
apple and (pear or orange)
•
ifやthe, ofのようなノイズは検索に際して無視されます。
•
日にちで検索する際はyyyymmdd(年月日)の順で入力してください。なお、国際登録の表示
データは逆の順で表示されますので注意してください。