創造拠点形成事業「沖縄クリエイターズビレッジ」 文化的プログラム 第 2

創造拠点形成事業「沖縄クリエイターズビレッジ」
文化的プログラム 第 2 回「ジュネチック」
企 画 概 要
■はじめに
本企画は、NPO 法人 琉・動・体が取り組む創造拠点形成事業「沖縄クリエイターズビレッ
ジ」の一環で実施される文化的プログラムの一つです。本事業は、沖縄市一番街商店街
周辺をモデル地域に、創造拠点形成に向けた様々な文化的プログラムの実施で「ネットワ
ーク形成」と、地域資源を最大限に活かした「地域創造の基盤づくり」に取り組んでいます。
本プログラムは、本事業担当によるプロデュースで実施されます。
■「ジュネチック」タイトルの由来
「ジュネチック」とは、先祖供養を目的に芸能や祭りで集落の路地を練り歩く「道ジュネー」
の「ジュネ(沖縄の古語で「巡る・連なる」の意)」に由来しています。
■趣旨
本企画は、地域・社会・環境におけるアート・アーティストの価値、その役割を発表し、交流
する場であり、現代・現在の地域・社会・環境をどのように表現しようかと考え、その特性を
真摯に紡ぎだすアーティストによる「リサーチ、制作、発表と交流の場」です。本プログラム
をきっかけに、より多くの人がその意義に気づき、さらに開催地域の特色や文化に触れ、
人々との交流の中で新たな発見と認識を深め、会期前、会期中または会期終了後も日常
の延長線上の中で、アート・アーティストとの関わりや地域との関わりが、継続的に続く状
態になることを目的にしています。
「ジュネチック」のタイトルに込めた通り「めぐる・つらなる」が、本プログラムの重要なキー
ワードです。
■招聘アーティスト:5 名
■選考方法
企画プロデュースの創造拠点形成事業「沖縄クリエイターズビレッジ」担当による推薦アー
ティストの中から選考を行い、選考会議で決定した候補者に交渉。アーティストから参加す
る・しないの表明により決定。
[選考基準]
本プログラムの開催場所(会場)が地域(街なか)であることを理解し、企画趣旨に賛同い
ただき、共に本プログラムを作り上げていけるアーティスト。
■文化的プログラム「ジュネチック in コザ」 実施内容
トークイベント(囲む会)・・・全 3 回 テーマ「創造・地域・コミュニケーション」
第1回:11月29日(土)19:00〜21:00
第2回:12月 6日(土)19:00〜21:00
第3回:12月13日(土)19:00〜21:00
囲む会は、講師による話題(自身の活動紹介など)を提供することで、その話をきっかけに
参加者自身が刺激を受け誘発され実行できる意識が生まれ、気づきや再確認など様々な
学びを通して意見交換できる場、多様な視点・観点が交流できる場を目的としています。
アーティストトーク
日時:2014年12月4日(木)19:00〜21:00
招聘アーティストによるリサーチ、制作、発表で感じたこと、街(コザ)の魅力、これからの
可能性などについて語ってもらいます。
参加者にアート・アーティストについて理解を深めてもらうための一問一答ができる時間も
設けます。
オープニング、クロージングイベント、その他企画
・パフォーマンス ・音楽 ・フード
地域で活動する(あるいは県内外・海外で活動する県出身者含め)パフォーマンス、音楽、
フードの中から選考。商店街を会場に「一番街 show 店街」的イベントを開催します。
★12月4日(木)16:00~:一番街音頭が復活!商店街を道ジュネします。
地域と協働するための発表と交流の場
現代・現在の地域・社会・環境をどのように表現しようかと考え、その特性を真摯に紡ぎだ
すアーティストによるリサーチ、制作、発表と交流の場を開催します。
■招聘アーティスト紹介
上原 耕生(KOUO UEHARA) 現代美術家
1982 年 沖縄県生まれ
2006 年 成安造形大学造形美術学部卒業
2010 年 東京芸術大学大学院 美術研究科先端芸術表現専攻修了
美術館やギャラリーといった既存の展示空間や手法にとらわれず、外壁や空き地等の日
常空間を使い、空間そのものを作品化する表現を行う。壁画シリーズの他にペインティン
グと映像の時間を掛け合わせた『white painting シリーズ』等がある。
窪山 洋子(HIROKO KUBOYAMA) BAB works 代表、Bloom Gallery 主宰
1981 年 福岡県生まれ
大学時代にフィールドワークで訪れた沖縄市(コザ)でアートプロジェクトやフェスティバル
に触れたのがきっかけで、街と人との関わりに興味を持ちはじめる。
一般企業に就職後、働きながら写真学校に通い、翌年京都造形芸術大学通信教育部で
学芸員資格を取得。2009 年に大阪市淀川区に「Bloom Gallery」をオープン。写真を軸と
する企画展やイベントを多数開催。また、行政との協働事業において、こどもへの写真ワ
ークショップを企画。「おおさかカンヴァス推進事業」アートマネージャー(大阪、2012)」、
「水都大阪フェス 2013」市民活動分野のコーディネーター(大阪、2013)を経て、2014 年よ
り写真を軸に領域横断的なプロジェクトを行う BAB works を設立。2014 年 11 月に開催さ
れる【奈良・町家の芸術際 はならぁと 2014】の「こあ」部門ではキュレーターを務める。
Bloom Gallery WEBSITE: http://www.bloomgallery103.com/
豊里 友行(TOMOYUKI TOYOZATO) 俳人、写真家
BLOG: http://toyotanneru4.ti-da.net/
1976 年 沖縄県生まれ
1999 年 3 月 日本写真芸術専門学校 樋口健二ゼミ卒業。樋口健二先生に師事。
1999 年 3 月 沖縄に帰郷し、沖縄をカメラで取材活動スタートし、現在にいたる。
2005 年 「海鳴りの島から~辺野古の記録~」沖縄県内で巡回展開催。
県外での写真展も同時に協力者によって石川県や大阪府その他で多数開催。
2008 年 「海鳴りの島・沖縄」写真展 (辺野古のテント村、中部写真館)
2011 年 写真雑誌『LP』季刊で「高江」「読谷」「コザ」「辺野古」の沖縄 2011 シリーズを連
載。 2012 年 2 月 「沖縄桜」豊里友行 写真展 (西原町立図書館展示ホール)
2012 年 3 月 写真雑誌『LP』18 号 特集「カーニバル」を掲載。
2012 年 5 月 画廊沖縄 2012 年復帰 40 年企画 【依存-Independent】「白い地図」豊里
友行展 (画廊沖縄)
2012 年 8 月 「南風の根(フェーヌニィー)」豊里友行展 (gallery ラファイエット)
2012 年 11 月 連続写真展「沖縄 1999-2012」豊里友行 写真展 (ギャラリーM&A)
その他、展覧会多数。
写真集:『東京ベクトル』沖縄書房、 『彫刻家金城実の世界』、『沖縄 1999‐2010 戦世・普
天間・辺野古』 発行
「天荒俳句賞」第一回、第六回、第七回受賞。第三十七回沖縄タイムス芸術選賞奨励賞
(文学部門・俳句)受賞。2011 年 10 月 NHK 俳句王国に 2 週連続出演。
句集:『バーコードの森』、アンソロジー句集『新撰 21』共著 発行
藤原パウラ(PAULA FUJIWARA) 写真家
WEBSITE: http://www.paulafujiwarafoto.com
1978 年 スペイン バルセロナ生まれ
ロンドン(2004)、東京(2006-2012)に滞在したのち、2012 年より沖縄在住。
Education
バルセロナ大学で歴史学士・アジア太平洋研究修士。専修大学、早稲田大学に留学。日
本写真芸術専門学校写真部卒業。写真家渡部さとる氏、セバスチャン・サルガド氏、横浜
市美術館など主催の写真ワークショップに多数参加。
Awards/Grants/Internships
・2012 年 卒業優秀賞 日本写真芸術専門学校
・2010 年-2011 年 インターン 東京都写真美術館 事業企画課
・2007 年 浮世絵研究助成 太田記念美術館
Exhibitions
2014 年
・「スペイン人写真家による日本」グループ展 カルロス 3 世大学マドリード
・「シャンブル・ダミ/アンチシャンブル」グループ展 わたらせアートプロジェクト 群馬県桐生
2013 年
・「イベリア半島から見る日本」二人展 セルバンテス文化センター東京
2012 年
・ Hipermerc'Art 2012 グループ展 Sala Vinçon バルセロナ
・ Instantes Privados. La nueva fotografia japonesa 巡回グループ展 FNAC スペイン
各地
・ I78, 982KMS/ 49 ,077MI グループ展 SIM RESIDENCE レイキャヴィーク
・ To the Lighthouse グループ展 SIM GALLERY レイキャヴィーク
・「日本写真芸術専門学校 卒業作品展」 AXIS GALLERY 東京
Artist-in-Residence
・2014 年 3 月 わたらせアートプロジェクト、群馬県桐生
・2012 年 9 月~10 月 Artists Village Gallery、中国・北京
・2012 年 4 月~5 月 アイスランド・ビジュアル・アーティスト組合(SIM The Associaton of
Icelandic Visual Artists)、アイスランド・レイキャヴィーク
Publications
2011 年
・Pieces of social mirror レリア・ワニック・サルガド、セバスチャン・サルガド監修 学校法
人呉学園
・「東京都写真美術館寄託の福森白洋写真作品・資料および関係資料について」金子隆
一・編著『東京都写真美術館紀要』No. 10
・「芸術写真の精華」東京都写真美術館『芸術写真』
オラワン アルンラック ORAWAN ARUNRAK
WEBSITE: http://www.orawanarunrak.com/
1985 年 バンコク生まれ
紙と鉛筆、それは、誰かと、気持ちを共有したい時に最初に思いつくシンプルな素材。主に
特有の場所と、そのコミュニティーを観察する事から始まり、コミュニケーションを通して描
かれる、私的な Drawing の数々は、新たな伝達ツールとして場所と人とを繋げる実験を繰
り返す。そこで発見される新たな関係性は作品として、人と場所への関心を広げていく。
Education
B.F.A Printmaking, Department Of Finearts, King Mongkut’s Institute of Technology
Ladkrabang, Bangkok
Solo Exhibitions
2014 "Dear Duang Daao" Cafe, Ikebukuro, Japan
2013 “What Are They Doing Inside?”, Speedy Grandma, Bangkok
2008 “Brandnew: Supernoyz”, Tadu Contemporary Art, Bangkok
Residencies
・2014 “Pisaot” six-week residency at Sa Sa Art Projects, Phnom Penh, Cambodia.
Part of Rates of Exchange, Un-Compared: Contemporary Art in Bangkok and Phnom
Penh, curated by Roger Nelson and Brian Curtin
・2014 Travelling residency in Sri Lanka, three weeks, sponsored by anonymous
Bangkok collector.
■会 場: 沖縄市一番街商店街とその周辺
■会 期: 2014 年 12 月 4 日(木)~12 月 14 日(日)
■主 催: NPO 法人 琉・動・体
■後 援: 沖縄タイムス社、ラジオ沖縄、NHK 沖縄放送局、琉球朝日放送、琉球放送、
琉球新報社
■協 力: office BULAT、ARCADE‐ART SPACES & STUDIOS、gallery ラファイエット、
沖縄市一番街商店街振興組合、サイン沖縄、コザまち社中
■支 援: 沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会「平成 26 年度 沖縄文化活性化・創造発信
支援事業」
■問合せ: 創造拠点形成事業「沖縄クリエイターズビレッジ」担当
TEL: 070‐5690‐7039 E-mail: [email protected]