ShowVault および IMB Chase Mode ユーザーマニュアル バージョン 1.0 SHV.OM.004341.DRM ページ 1 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 目次 はじめに ........................................................................................................................................3 1.1 連絡先情報......................................................................................................................... 3 1.2 必要なソフトウェア、ファームウェア、およびライセンス............................................... 4 2 手順 ...............................................................................................................................................5 2.1 詳細接続図......................................................................................................................... 6 2.2 ハードウェアのセットアップ ............................................................................................ 9 2.3 ソフトウェア構成 .............................................................................................................. 9 3 文書改訂履歴 ...............................................................................................................................13 1 SHV.OM.004341.DRM ページ 2 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 1 はじめに 固有のソフトウェア、ファームウェア、および DLM (Doremi ライセンスメッセージ) を使用して、ShowVault および IMB をタイムコード追跡のため構成することができます。 本文書では、必要なソフトウェアおよびファームウェアのバージョン、および ShowVault および IMB をChase Mode で構成する方法を説明しています。 この文書は、ShowVault および IMB ユーザーマニュアルの付録となります。 ShowVault および IMB の操作に関する詳細については、該当するユーザーマニュアルを参照してください。 1.1 連絡先情報 USA 週7日24時間対応のテクニカルサポート回線: + 1-866-484-4004 テクニカルサポート E メール: [email protected] ヨーロッパ 週7日24時間対応のテクニカルサポート回線: + 33 (0) 492-952-847 テクニカルサポート リンク: http://support.doremitechno.org/ticketing 日本 テクニカルサポート回線: + 044-966-4855 テクニカルサポート E メール: [email protected] オーストラリア~中国~インド~インドネシア~韓国~マレーシア~ニュージーランド~フィリピン ~シンガポール~台湾~タイ テクニカルサポート E メール: [email protected] SHV.OM.004341.DRM ページ 3 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 1.2 必要なソフトウェア、ファームウェア、およびライセンス ShowVault and IMB がChase モードに対応するには、次のソフトウェアとファームウェアをもつ必要があります。 ソフトウェア、ファームウェア、および DLM を入手するには、[email protected] までご連絡ください。 ソフトウェアおよびファームウェアの更新に関する指示については、ShowVault and IMB マニュアルをご参照ください。 IMB: ◦ SM バージョン: 5.1.4 以上 ◦ ファームウェア: 32.07d 以上 ShowVault: ◦ ソフトウェア: 2.6.3 ソフトウェアおよびファームウェアのバージョンは、ShowVault GUI の About ウィンドウで確認できます。 前述のソフトウェアおよびファームウェアに加えて、ShowVault では、Chase Mode DLM パッケージも必要です。 Chase Mode DLM のパッケージを入手するには、[email protected] までご連絡ください。 DLMパッケージの取り込みに関する指示については、ShowVault ユーザーマニュアルをご参照ください。マニュアルは doremilabs.com. でご覧いただけます。 SHV.OM.004341.DRM ページ 4 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 2 手順 Chase Mode のセットアップを行うには、次の 2 つの構成方法があります。 1. マスタースレーブ構成 – 1 つの IMB がマスターユニットとなり、1 つのスレーブユニットにタイムコードを送り、スレーブ ユニットがマスターを追跡します。 この構成では、2 つの IMB の同期が可能となります (図 1)。 マスターユニ ット タイムコード: Master Out から Slave In へ スレーブ ユニット 図 1: マスター/スレーブ ブロック図 2. タイムコード ソースの追跡 – IMB および ShowVault は、埋め込み LTC タイムコードを持つ HD-SDI ソースであればどこからのタイムコードでも追跡できます。 埋め込みタイムコードのソースを利用するには、HD-SDI シグナルが分配器 (DA) の複製であることが必要です。 IMB/ShowVault は、デイジーチェーン接続でのタイムコード シグナルをサポートしていません。 この構成では、3 つ以上の IMB の同期が可能となります (図 2)。 埋め込みタイ ムコード ソース タイムコード 分配器 スレーブ ユニット 1 スレーブ ユニット 2 ... スレーブ ユニット n 図 2: タイムコード生成元の追跡ブロック図 SHV.OM.004341.DRM ページ 5 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 2.1 詳細接続図 備考:この例で示されている IP アドレスは、例示のみを目的としたものです (図 3、図 4、図 5)。 接続追跡 Audio/GPIO PCIe PCIe マスタ ー IMB SDI IN A/B ShowVault IP: 192.168.100.10 Eth SDI OUT A Eth IP: 192.168.100.15 PCIe PCIe ShowVault IP: 192.168.100.11 スレー ブ IMB SDI IN A SDI OUT A/B Eth Eth IP: 192.168.100.16 図 3: 接続追跡図、プロジェクター 2 台 (マスター/スレーブ) SHV.OM.004341.DRM ページ 6 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 Audio/GPIO PCIe ShowVault PCIe SDI IN A/B SDI Out A Eth IP: 192.168.100.10 Eth SDI IN SDI OUT IP: 192.168.100.15 HDSDI 分配器 SDI OUT PCIe PCIe ShowVault マスター IMB SDI IN A SDI Out A/B Eth IP: 192.168.100.11 Eth スレー ブ IMB 1 IP: 192.168.100.16 PCIe PCIe ShowVault SDI IN A SDI Out A/B Eth IP: 192.168.100.12 Eth スレー ブ IMB N IP: 192.168.100.17 図 4: 接続追跡図、プロジェクター 3 台以上 (マスター/スレーブ) SHV.OM.004341.DRM ページ 7 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 PCIe ShowVault Eth IP: 192.168.100.10 PCIe スレーブ IMB 1 SDI IN A SDI OUT A/B SDI OUT Eth SDI OUT タイムコー ドを持つ HDSDI マスター ソース IP: 192.168.100.15 HDSDI 分配器 SDI OUT SDI IN PCIe PCIe スレーブ ShowVault IP: 192.168.100.11 Eth IMB N SDI IN A SDI OUT A/B Eth IP: 192.168.100.16 図 5: 接続追跡図、外部タイムコード SHV.OM.004341.DRM ページ 8 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 2.2 ハードウェアのセットアップ 1. マスター/スレーブ構成を使用する場合、マスター IMB の SDI Out-A を スレーブ IMB の SDI IN-A へ接続します (図 6)。 2. 埋め込みタイムコードソースと DA を使用する場合、DA の SDI 出力を スレーブ IMB それぞれの SDI IN-A へ接続します (図 6)。 SDI IN-A SDI OUT-A 図 6: IMB SDI In と Out 2.3 ソフトウェア構成 ハードウェアのセットアップが完了後、ShowVault GUI を使用した追跡を行うため、Slave IMB を設定する必要があります。 Chase の対象となる Slave IMB の設定を行うには: 1. ShowVault GUI を使用して、Menu → Doremi Apps から Macro Editor を開きます。 2. 左上の緑色の「+」ボタンを押して、新しいマクロを作成します (図 7)。 3. ポップアップウィンドウから、マクロ 「Chase On」と名前をつけ、「OK」を押し、新しいマクロを作成します (図 8)。 Save ボタン Create Macro ボタン Insert Action ボタン 図 7: スレーブ ユニットでのMacro Editor SHV.OM.004341.DRM ページ 9 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 図 8: マクロに名前をつける 「Chase On」マクロを選択し、「Insert a new Action」ボタンを押します (図 7)。 4. 「Add a new Action」ウィンドウで、左のペインから「Playback」を選択します (図 9)。 5. 次に、右のペインで「Chase Mode」をダブルクリックします (図 9)。 6. Chase モードのポップアップウィンドウで、ドロップダウンメニューから “SDI”を選択し、OK を押します (図 10)。 7. Add を押し、Chase Mode アクションを Chase On マクロに追加します (図 9)。 図 9: 新しいマクロウィンドウを追加する 図 10: Chase Mode ポップアップ ウィンドウ 9. Save ボタンを押して、マクロ設定を保存するための管理者パスワードを入力します(図 7)。 10. Menu → Doremi Apps から CineLister を開きます。 11. Editor タブから、希望する CPL をプレイリストに追加します。 図 : Chase Mode は、単一の CPL を含むプレイリストについてのみサポートされています。 複数の CPL にわたる追跡はサポートされていません。 12. Chase On マクロを、Automation Cues セクションからプレイリストに追加します。 13. Insert Macro のポップアップウィンドウから、“From the begin of the SHV.OM.004341.DRM ページ 10 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 clip”を選択し、カウンタが 00:00:00 となっていることを確認します (図 11)。 14. 「OK」を押して、マクロの挿入を完了します (図 11)。 図 11: Insert Macro ウィンドウ SPL のChase マクロ 図 12: CPL および Macro がスレーブ ユニットのプレイリストに追加される 15. Playback タブへ移動し、ドロップダウンメニューを使用して、モードを Play に設定します。 Chase Mode は、モードが Play に設定されている場合にのみ動作します (これはスレーブ側にのみ該当し、マスター側ではどのような設定も可能です。なぜなら、ス レーブは該当するユニットからのタイムコードなら何でも追跡するためです)。 詳しい情報については、図 13をご覧ください。 16. Pause を押してCPL をロードし、プレイバック追跡のためキューに加えます。 SHV.OM.004341.DRM ページ 11 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 17. 希望する CPL をMaster ShowVault でロードし、Play を押すか、または埋め込まれた タイムコードソースを始動すると、スレーブ IMB が追跡を開始します。 Playback モード ドロップダウン ボックス Playback タブ 図 13: CPL が Chase Mode にキューされる 以上。 SHV.OM.004341.DRM ページ 12 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0 3 文書改訂履歴 日付 改訂 6/30/2014 1.0 SHV.OM.004341.DRM 説明 文書の初版。 ページ 13 / 13 Doremi Labs バージョン 1.0
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