歯科医師としてのNR實格の活用

、
栄 養 情 報 担 当 者 協 会(NR)協1会
発行機 関紙
"KIZuNa1'第12り201伊1三lJj発
行
Kiz
uN
栄養情報 担当者協会
σ
(旧 名称=NRニ
歯 科 医 師 と して のNR資
ュ ー ス)
格 の活 用
医療法人社 団グ ローバル会
清水 洋 利
なぜ 歯 科 医 師 が サ プ リ メ ン ト?多 くの 方 に 問 わ れ ます 。 菌科1夷師 は 「
摂食」
とい う営 み に お い て 、 形 態 的 ・機 能 的 専 門 家 で あ る とい え ま す 。 た と え ば 、糖
尿 病 用 メニ ュー 。 多 くの 場 合 、患 者 様 は 歯 周病 を 患 って お ら れ ま す 。 残 され た
歯 やi噛み に く い 義 歯 で し っ か り と咀 囎 さ れ 、 患 者 様 の 満 足 を 得 ら れ て い ます
か?と
問 われ た場 合 、 歯科 医 師 の 存 在 な く して の 介 入 は 困 難 で あ る こ とが わ か
りま す 。 ま た 、特 定 保 健 用 食 品 で も、 虫 歯 ア防 ・歯 の 健 康 ・骨 の 健 康 ・Caの 吸
収 ・パ グキ の 健 康 と、 約 半数 が 歯 科 に 関 係 す る も の で す 。
さ ら に 、 歯 科 医 院 は 全 身 的 に 「未 病 」 の 方 が 多 く訪 れ 、 定 期 的 な ケ ア等 、 疾 病 の 予 防 の た め に 来 院 され る 方 が
多 く 「未 病 の 段 階 で 患 者 さ ん を ピ ッ クア ップ で き る 」 大 き な 砦 とな り得 る の で は な い か と考 え て い ます 。
さ て 、 私 が 行 っ て い る四R資格 を 活 用 した 実 践 活 動 と して は 、 ま ず 、 問 診 を 通 して 全 身 症 状 で気 に な る と こ ろ
を 聞 き 出 す こ とか ら始 ま り ます 。 そ の 際 に 「栄 養 情 報 担 当 者 」 とい う資 格 を 表 示 す る こ とに よ り、患 者 様 も 歯 科
に 限 定 せ ず 、 全 身 症 状 や 使 川 し て い る サ プ リメ ン ト等 につ い て お 話 に な り ます 。 さ ら に関 心 の 高 い 方 に は 、 肥 満
遺 伝f検
査 や 毛髪 ミネ ラ ル検 査 等 を 紹 介 し、 よ りエ ビデ ン ス に 基 づ い た ア ドバ イ ス を す る よ う に して い ま す 。 そ
の 時 に 、 商 品 猛 で は な く、栄 養 素 名 で 説 明 す る と抵 抗 な く聞 い て 戴 け る こ とが 多 い で す 。 この つ か み さ え し っか
りす れ ば 、 た と え ば抜 歯 や イ ン プ ラ ン トの 術 後 、 義 歯 、 歯科 治 療 中 の 噛 み に く さ ゆ え に不 足 しが ち な 栄 養 素 の サ
ポー ト、 糖 尿 病 を 伴 う 歯周 疾 患 へ の 対 応 を サ ポ ー トす るサ プ リ メ ン トの 提 案 も しや す くな り ます 。
しか しな が ら、 医療 現 場 に お い て最 も痛 感 す る こ とは 、 どの よ うな 知 識 や マ ニ ュ ア ル が あ って も 、 「お も て な
しの 心 」 が な け れ ば 、 患 者様 に は 何 も通 じな い と い う こ と で す 。 私 が 患 者 様 接 遇 の お 手 本 の 一 つ に して い る の
は 、ザ ・リ ッツ カ ー ル トン の ク レ ド(信 条)で す 。 す な わ ち 、心の こ も っ た お もて な し と快 適 さ を 提 供 す る こ と を
最 も 人 切 な 使 命 と心 得 る こ と、 そ し て 、 言葉 に され な い 願 望 や ニ ー ズ を も先1読み して お 答 え す る サ ー ビ ス の 心
で す 。 「も う年 だ し、 い ま さ ら健 康 な ん て 」 とい っ た,}葉 を 文字 通 り受 け 取 って はい け ませ ん。 ま た 、 湘Rの在 り方
に つ い て お 手 本 の 一一
つ に して い る の が 、 帝 国 ホ テ ル の 行 動 基 準 で す 。 す な わ ち 、 お客 様(患
者 様)や
社 会 の人 た
ち か ら 「さす が 因R」とい われ る た め 、 検 拶 ・清 潔 ・身 だ しな み ・感 謝 ・気 配 り ・謙 虚 ・知 識 ・創 意 ・挑 戦 を 忘 れ
な い こ と です 。 そ して 、 オ テ ル ・ド ゥ ・ミ クニ の メニ ュー にあ る ア ラ ン シ ャペ ル さん の 言葉 を 改 変 し て 、 困R活
動 は節 度 の あ る 行 為 で な くて は な り ま せ ん 。 繊 細 な 感 性 と慎 み 深 い 態 度 で 臨 む の で す 。 す べ て を 決 め る の は お
客 様 自身 で あ り、 皿 は、 自然 の 摂理 を 学 び 続 け る永 遠 の ア プ ラ ン テ ィ(師 弟)な の で す か ら」 。 これ らの 在 り方 を
根底 に、 自ら 「
挑 戦 」 し続 け る こ とが 、HRの 未 来 を 開 く鍵 だ と思 い ま す 。
健 康 食 品 を 取 り巻 く現 状
NR協
会
昨 年 末 、 「黒 鳥 龍 茶 に類 似 す る 商 品 を 販 売 さ れ た!」
一2009年 を振 り返 って一
学術理事会
とす る 訴 訟 の 判 決 が 下 さ れ ま した 。 こ れ は 、 特 定 保 健 用 食
品(以 下 トク ホ)の 表 示 許 可 を得 た後 に 、 後 発 メ ーカ ーが 、 安 全 性 や 有 効 性 が 不 明 な ま ま雨 後 の竹 の 子 の ご と く類
似 品 を 上 市 した 例 で す 。 しか も、 「ポ リフ ェ ノー ル の 含 有 量 約70倍
。 ○ ○OOな
ん か まだ う す い1」 と い った キ
ャ ッチ コ ピ ー を 用 い て お り、 他 人 の 揮 で 相 撲 を と る よ うな 健 康 食 品 業 界 の 舞 台 裏 を 示 した 状 態 で 本 年 が 始 ま り ま
した 。
しか し、 健 康 食 品 の 法 令 上 の 定 義 が 曖 昧 な こと に 問 題 が あ る と も い え ま す 。 健 康 食 品 の 需 要 の 増 加 に伴 い 、 健 康
に関 す る情 報 が 氾 濫 して い ます.健 康 被 害 へ の 苦 情 も 多 く、 法 的な 整備 や 行 政 機 関 の 迅 速 な 対 応 、NRの
動 が 求 め ら れ て い る こ とは 確 か で す。 と は い うも の の 、NRの
積極 的 活
社 会 的属 性 を 考 え る と、 飛 ぶ よ う に売 れて い る 商 品
の 売 れ 行 き を止 め る こ とは 実 際 に は 困難 な こ と で す 。 国 家 ・企 業 ・マ ス コ ミ の 三 位 一 体 の 努 力 な く して、 健 康 食 品
の 問 題 は解 決 困 難 と 思 わ れ ま す 。
と こ ろで 、 医 療 の 現 場 に お い て は 「健 康 か 病 気 か 」 と い う概 念 が 重 要 視 さ れ て き ま した が 、 近 年 で は、 感 染 症 の
減 少 と生 活 習慣 病 の 増 加 と い った 疾 病 構 造 の 変 化 が 見 られ る よ う にな り、 セ ル フ メ デ ィケ ー シ ョ ン(自 分 の健 康 管
理 は 自 分で 行 う)や 、 セ ル フ プ リベ ン シ ョン(病 気 に な る 前 か ら、 病 気 の 予 防 や 改 善 の 為 の 健 康 づ く り 自 ら行 う)
とい う概 念 が知 ら れ る よ う に な って き ま した 。 こ う い った 背 景 を も と に ビ タ ミ ン や ミ ネ ラ ル な どの サ プ リ メ ン トを
は じめ 、 多 くの 健 康 食 品 の 利 用 が 増 加 す る こ と と な った 流 れ を 考 え て み て も、 本 筋 か ら 外 れ た 健 康 食 品競 争 な ど を
冷 静 に 断 じる 目 を 、NRも
消 費 者 も持 た な く て は な らな い 時 代 にな って き た と い え ま す 。
こ こで 、 行 政 の 流 れ を 見 て み ま す と、 民 主 党 が 統合 医 療 の 普 及 な ど を盛 り込 ん だ こ と は 、 今 後 の 健 康 食 品業 界 へ
の 追 い 風 とな る こ と と 思 わ れ ま す 。 事 実 、 厚 労 省 は、 代 替 医 療 に関 す る 実 態 調 査 報 告 書 を 出 し、 そ の 中で 、 代 替 医
療 は ア レル ギ ー性 疾 患 成 人 患 者 の20∼40%、'」
、
児 患 者 の10∼20%で
ころ が 、 経 済 産 業 省 の 調 査 報 告 書 で は 、 消 費 者 の 約70%が
視 し、50%が
受療 経 験 が あ る こ と を報 告 して い ま す 。 と
健 康 食 品 を購 入 す る と き に、 「期 待 され る 効 果 」 を重
「商 品 パ ッケ ー ジ」 か ら効 果 効 能 に 関 す る 情 報 を 得 て い る こ と が 分 か り ま した 。 この こ と は 、 効 果
効 能 表 示 を過 度 に 取 り締 ま る 行 政 の 方 針 と、 一 般 消 費 者 の ニ ー ズ と が 大 き く乖 離 して い る 様 子 を 浮 き 彫 り に して い
ます。
そ の よ うな 中 で6月 、 厚 生 科 研 で 、健 食 ア ドバ イ ザ ー 資 格 制 度 の 現 状 を 調 査 す る 研 究 課 題 が採 択 さ れ ま した 。 現
在10団
体 以 上 が 認 定 して い る 各 資 格 に つ い て 認 定 者 の レベ ル を比 較 し、 差 異 を明 ら か に して 実 際 に 社 会 に 役 立 つ
資 格 制 度 の 構 築 を 目指 す こ とに な り ま す。 現 在 、 健 食 ア ドバ イ ザ ー に はNR、JCNAサ
プ リ メ ン トア ドバ イ ザ ー、
食 品 保 健 指 導 士 、 健 康 食 品管 理 土 な ど の 民 間 資 格 が 乱 立 して い ま す 。 健 康 食 品 の ア ドバ イ ザ リー ス タ ッフ の 社 会 的
な ニ ー ズ は 高 い もの の 、 こ う した 人 材 を 受 け 入 れ る企 業 等 が そ の 必 要 性 を 判 断 し に く く、 資 格 取 得 者 が 十 分 に 活 動
で き る 場 が 少 な い と い う 問題 点 が あ りま す 。
ま た 、8月 に は 、 トク ホ と して は新 規 の 保健 の 用 途 衰 示 で あ る、 「歯 を 支 え る パ グ キ の 健 康 を保 つ食 品 」 が886
番 目 の トク ホ と して 登 場 しま した 。 こ れ で 、8月27日
現 在 、892商
品 が トク ホ と して 許 可 を受 け た こ と にな りま
す 。 そ して9月 、 消 費 者 庁 が 発 足 しま した。 消 費 者 行 政 の 窓 口 が 一 本 化 さ れ る 事 で 、 健 康 食 品 に 関 与 す る 多 岐 に わ
た る 法 律 の 適 応 や 相 談 が 簡 略 化 さ れ る こと が 期 待 さ れ ま す。 その よ うな 最 中 、 ク ッキ ン グ オ イ ル に 含 ま れ る 、 発 が
ん性 物 質 に 分 解 さ れ る 可 能 性 の あ る 「グ リ シ ドー ル 脂 肪 酸 工 ズテ ル 」 に 関 して 厚 生 労1動省 に 報 告 が な さ れ 、 商 品 に
つ い て 一 時 販 売 自粛 ・出 荷 停 止 を 発 表 す る 事 態 が お き ま した 。 そ して、 消 費 者 庁 が そ の 商 品 の トク ホ 表 示 許 可 に 関
す る 再審 査 の 手 続 き に 入 る と 発表 した と こ ろ 、 結 果 を 待 た ず して 製 造 販 売 元 が 表 示 許 可 の 失 効届 を保 健 所 に 提 出 と
い う 顛 末 とな りま した 。
こ の 問 題 を機 に 、"開 店 休 業 中"だ
った 消 費 者 庁 と消 費者 委 員 会 が 動 き出 し、 根 拠 な き"健 食 た た ぎ'へ
と発 展
しそ うな 勢 い も感 じら れ ま す 。 健 全 な企 業 活 動 さ え も否 定 しか ね な い 危 うさ が 漂 って い る と も い え る か も しれ ま せ
ん 。 消 費 者 教 育 を しな い ま ま 取 り締 り だ け を 強 化 して も、 「ア マ メ シ バ 」 を原 料 と す る 健 康 食 品 で 呼 吸 器 障 害 を 負
った と した よ うな 訴訟 の 類 は な くな る こ と は な い と考 え られ ま す 。
こ う した 今年 の 流 れ を 見 て い ま して も 、NRに
と って も っと も 必 要 か つ 大 切 な こ と は 、 正 しい 情 報 を 正 し く消 費
者 に 伝 え 、 消 費 者 自身 が 考 え て 選 ぶ 力 を 持 つ お 手 伝 い を す る と い う こ と で あ り、NR本
来の 立場の重 要性が改めて
感 じら れ た1年 だ った と い え ま す 。
理 事 会
か ら の
ご 連 絡
今 ま で に 、 会 員 の 方 か ら 事 務 局 な ど に あ て て い た だ い た ご 質 問 の う ち、 以 下 の 二 点 に つ
い て理 事 会 の 場 で 協 議 い た し ま した の で 、 ご報 告 い た し ま す 。
質 問1
「NRの
名 称 に つ い て 、 職 務 の 内 容 が わ か り に く く、 使 用 しに くい の で 、 栄 研 側 に 変 更 を
イ
衣.車
頁し冒
て ほ し ㌧・。 」
回 答1
協 議 の結 果 、 栄 研 側 に 協 会 と して の 正 式 な 要 望 書 は 出 さ な い こ と と し ま した 。 制 度 が 始
ま っ て ま だ5年
と い う時 期 に 、 一 度 始 ま っ た も の を 変 更 す る と い う の は 望 ま し く な い よ う
に 思 わ れ ま す 。NRの
知 名 度 が 低 い こ と も一 因 と思 わ れ ま す が 、 協 会 と し て は 、 こ れ を上
げ る こ とに よ って 、同 時 に職 務 や立 場 の 周知 を図 る ため の活 動 に遊 進 い た します 。
質 問2
「運 営 会議 の 位 置 づ け を明 確 に して ほ しい 。 」
回 答2
今 年 度 よ り、 ほ ぼ1か 月 に1回 の ペ ー ス で 運 営 会 議 を 開 催 して い ま す 。 定 款 に 定 め ら れ た
理 事 会 は3か 月 に1回 の 開 催 で す 。 以 前 よ り議 案 が 増 え て い た こ と か ら、 本 来 で あ れ ば 理 事
会 の 開 催 を増 や す べ き で す が 、 理 事 は全 国 に居 住 して お り増 や す こ と は 難 しい 現 状 で す 。
運 営 会 議 は 、 協 会 を 円 滑 に 運 営 す る た あ に 、 必 要 事 項 の 連 絡 、 決 定 を 行 う場 で す 。 た だ し
定 款 の と お'1、 議 案 の 最 終 決 定 機 関 は理 事 会 で す 。
今 後 と も 、NR協
会 の 活 動 へ の ご理 解 と ご 協 力 を お願 い い た し ま す 。
FlNESIS
㈹
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メ デ ィ カ ル ハ ー ブ の 専 門 家 養 成 を ス ター ト し ま す
・ ΨII〔
嬰くノトこ〕19〔,〔}、21〔
・{・1曜13・OO-1720
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NPO日 心 メ テ ィカル ハ ー プ協 会が 認 定す る
「ハー パ ル セ ラ ヒ ス.ト」 を受 験 吋 能
{認定 校 ケラ ウターハ ウスとの 共同 事 裳 です)
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NRや
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バ ル セ ラ ピ ス トの ス ケー ル 講 師.祁lli痒
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で の 養 戊 ス クー ル 鮭 世 等 に ご 興 昧 の あ る 方 は お 問 い 合 せ トさ い
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