フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 2014 年 3 月 6 日 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 フリースケール、電力要件の厳しいコネクテッド・デバイス向けの プログラマブルなパワー・マネジメント IC のファミリを拡充 i.MX 6アプリケーション・プロセッサのシステム向けに最適化された 最新のPFシリーズパワー・マネジメントIC (PMIC)により、多様なプラットフォームでの利用が可能に ドイツ、ニュルンベルク(Embedded World 2014)-2014 年 2 月 25 日-フリースケール・セミコンダク タ(NYSE:FSL)は、高度なプログラミングの可能なパワー・マネジメント IC である PF シリーズの新製品 として、MMPF0200 デバイスを発表しました。 MMPF0200は、フリースケールのi.MX 6(アイドット・エムエックス6)Solo、i.MX 6SoloLite、およびi.MX 6DualLiteの各アプリケーション・プロセッサをベースとするシステムでシームレスに稼働するように最適 化され、さらに極めて優れた設定機能とクイックターン・プログラマビリティを備えており、ポータブル医療 機器、IPヘッドフォン、ホーム・セキュリティ・システム、IPTVコントローラ、タブレット、および家庭用エネ ルギー管理ソリューションなど、消費電力が重視されるプラットフォームのホストとして理想的です。車載 電子機器市場のリーダーとしての長期にわたるフリースケールの実績を基盤とするMMPF0200は、イン フォテイメント・システムなどの車載アプリケーション向けのAEC-Q100グレード3にも適合します。 MMPF0200のクィックターン・プログラマビリティを利用すれば、システムの多様な要件に対応し、加えて 急速な成長と変化を遂げる新興市場の要求を満たすデバイスを、迅速かつ簡単にプログラムすることが できます。また、あらゆる設定に対応するアーキテクチャを基盤としており、数多くの出力でさまざまな定 格電流の設定と電圧の変更が可能であるため、コア・プロセッサ、メモリ、およびペリフェラルをサポート するシステムレベルの電力ソリューションとしても機能します。そのため、システム設計の複雑性の緩和、 全体の部品コストの削減、市場への製品投入の迅速化をもたらします。 フリースケールのジェイムズ・ベイツは次のように述べています。「フリースケールの MMPF0200 は、ア プリケーション・プロセッサのパワー・マネジメントに対してシステムレベルで対処するため、クイックター ン・プログラマビリティを備えた PMIC として機能するだけではなく、さまざまなアプリケーションのリファレ ンス・デザイン、ソフトウェア、および評価ボードにも利用することができます。高度に先進的なこのデバ 1 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 イスは、i.MX 6 アプリケーション・プロセッサ・ファミリなどの幅広く利用されるプロセッシング・ソリューショ ンの利用者に対して、フリースケールの世界クラスのアナログ製品がもたらす真価を、明確に示していま す。」 MMPF0200は、MMPF0100を含むフリースケールのPFシリーズ・ファミリの製品です。MMPF0100が豊 富な機能を備えたスマート・モバイル・デバイスや車載インフォテイメント・システムなどの極めて複雑な システムに理想的であるのに対して、MMPF0200は、これまで対応していなかったi.MX 6SoloLite、 i.MX 6Solo、およびi.MX 6DualLiteの各SoCなどの超低消費電力のi.MX 6製品ファミリ向けに設計され ています。MMPF0200は、i.MX 6テクノロジとシームレスに連携して設計サイクルを短縮し、i.MX 6のリ ソース、機能、IPの利用を最適化します。 MMPF0200 PMIC の主な特長は次のとおりです。 - 入力電圧:2.8V~4.5 V - 最大 4 個の出力を備えた降圧コンバータ SW1:2.5 A 単相/二相 x 1 SW2:1.5 A x 1 SW3:2.5 A x 1 または 1.25 A x 2 ダイナミック電圧スケーリング PWM、PFM、APS のスイッチング・モード 調整可能なスイッチング周波数:1 MHz、2 MHz、または 4 MHz - 5.0 V ブースト・レギュレータ:OTG 対応 600 mA x1 - 6 個の LDO - VGEN1/2、0.80V~1.55 V @ 100/250 mA VGEN3/4/5/6、1.8V~3.3 V @ 100/350/100/200 mA フル・プログラマブルの出力電圧、電流制限、スイッチング・モード、ソフト・スタート、および周波 数 - オン、オフ、スタンバイのモード別のプログラミング - プログラマブルな起動シーケンスおよび起動タイミング - ワンタイム・プログラマブル・メモリ(ユーザ設定が可能) - RTC 供給電圧:1.0V~3.0 V @ 400 μA - 10 mA の DDR メモリ基準電圧 - ボタン電池充電器 2 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 Twitter でツイートしよう:「Freescale introduces new, highly programmable power management IC for power-constrained connected devices announced today from @Freescale」 開発サポート、価格、および供給 MMPF0200 パワー・マネジメント・デバイスは現在サンプル出荷中で、2014 年 3 月の生産開始を予定 しています。詳細については www.freescale.com/pmic の Web サイトをご覧ください。1 万個購入時の 1 個あたりの参考価格は 2.38 ドル(USD)からです。 フリースケールは、MMPF0200 パワー・マネジメント・デバイス向けとして以下のハードウェアおよび無 償ソフトウェア用意しています。 KITPF0200EPEVBE 評価ボード(118.00 ドル) KITPFPGMEVME PF シリーズのプログラマ・ボード(99.00 ドル) PF ファミリの PMIC デバイス向けの KITPF0100SKTEVBE OTP プログラミング・ソケット (110.00 ドル) 優れた堅牢性と信頼性を備えたアナログ性能 フリースケールのアナログ製品の大多数は、拡張温度範囲での動作など、産業市場の極めて重要な要 件を満たします。各製品は、厳格なプロセス制御によって設計と製造が行われ、車載市場の厳格な信頼 性基準を満たすよう、業界標準の手法を用いて適格性が診断されます。また、PF0200 は、大半のフリ ースケールの産業用アナログ製品と同様、フリースケールの長期製品供給プログラム(Product Longevity Program)の対象となっており、製品リリースから最低 10 年間または 15 年間の供給体制が 保証されます。諸条件の詳細、ならびに対象製品のリストについては、 www.freescale.com/productlongevity の Web サイトをご覧ください。 フリースケール・セミコンダクタについて フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場に おいて、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マ イクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの 技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となり ます。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラスト ラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーショ ン向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半 3 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、 http://www.freescale.com/ja をご覧ください。 フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて イノベーションとコラボレーションの促進を目的に設立されたフリースケール・テクノロジ・フォーラム (FTF:Freescale Technology Forum)は、業界最大規模の包括的な組込みエコシステムを体験できる イベントです。FTF では、フリースケールやエコシステム・パートナーが 4 日間にわたって詳細なトレーニ ングや実践的なワークショップ、デモンストレーションを提供します。また、業界の同業者や優れたビジョ ンを持つ先駆者とコラボレーションを進めるまたとない機会でもあります。世界中のデベロッパ・コミュニ ティから熱い支持を受けており、2005 年に開催を開始して以来、FTF の参加者は世界全体で 6 万人に 到達しようとしています。中核イベントである FTF Americas は、2014 年 4 月 8 日~11 日にテキサス 州ダラスで開催される予定です。FTF Japan は東京にて、2014 年 10 月 6 日に開催される予定です。 Freescale ならびに Freescale のロゴマークは Freescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの 所有者が権利を保有しています。 ©2014 Freescale Semiconductor, Inc. 4
© Copyright 2025 ExpyDoc