韓国の賃金動向 Ⅴ

Ⅴ
韓国の賃金動向
2014 年 2 月、常用勤労者 5 人以上の事業場の勤労者 1 人当たり月平均賃金総額
は 3,047 千ウォンとなり、前年同月対比 8.5%の下落であった。
消費者物価上昇分を考慮した実質賃金総額は 2,801 千ウォンで、前年同月対比
9.4%下落である。
(単位:千ウォン、%)
区分
2013年2月
2014年2月
賃金総額
3,330
(15.5)
3,047
(-8.5)
実質賃金
3,092
(13.7)
2,801
(-9.4)
消費者物価指数
107.7
(1.6)
108.79
(1.0)
出所: 1)雇用労働部HP、「2014年3月基準事業場労働力調査」(2014年4月29日付)」
2)(
)内は対前年同月比上昇率
3)消費者物価指数は2000年=100.0である。
2014 年 2 月の産業別勤労者 1 人当たり月平均賃金総額は、金融保険業(5,237 千ウ
ォン)が最も高く、宿泊及び飲食業(1,762 千ウォン)が最も少ない。
前年同月対比賃金下落率が高くなった産業は出版、映像、放送通信及び情報サービ
ス業(-14.5%)、 鉱業(-12.8%)の順である。
(単位:千ウォン、%)
区分
2013年2月
2014年2月
全産業
3,330
(15.5)
3,047
(-8.5)
鉱業
3,553
(19.1)
3,080
(-12.8)
区分
2013年2月
2014年2月
製造業
3,689
(23.0)
3,227
(-12.5)
電気、ガス及び水道事業
5,006
(8.0)
5,000
(-0.1)
2,749
(12..5)
2,639
(-4.0)
建設業
2,551
(12.3)
2,450
(-4.0)
卸小売業
3,312
(9.1)
3,112
(-6.1)
宿泊及び飲食業
1,775
(5.5)
1,762
(-0.7)
運輸業
2,974
(19.0)
2,699
(-9.2)
4,418
(16.0)
3,776
(-14.5)
金融保険業
5,871
(20.0)
5,237
(-10.8)
不動産賃貸業
2,263
(5.9)
2,292
(1.3)
1,864
(5.5)
1,883
(1.0)
教育サービス業
3,654
(16.2)
3,341
(-8.5)
保健及び社会福祉事業
2,728
(6.6)
2,544
(-6.7)
2,354
(17.6)
2,275
(-3.3)
2,403
(10.9)
2,197
(-8.5)
下水、廃棄物処理、原料再生
及び環境復元業
出版、映像、放送通信及び情
報サービス業
事業施設管理及び
事業支援サービス業
芸術、スポ―ツ及び
余暇関連サービス業
協会及び団体、修理及び
その他サービス業
出所: 1)雇用労働部HP「2014年3月基準事業場労働力調査」(2014年4月29日付)
2)( )内は対前年同月比上昇率
事業場規模別にみると、すべての規模で月平均賃金総額が前年同月対比で下落した。
(単位:千ウォン、%)
区分
2013年2月
2014年2月
300人未満
2,879
(12.2)
2,722
(-5.5)
300人以上
5,063
(23.3)
4,322
(-14.6)
出所: 1)雇用労働部HP「2014年3月基準事業場労働力調査」(2014年4月29日付)
2)( )内は対前年同月比上昇率