(中間)試験問題 (pdfファイル)

問 1 次の用語を英語表記(略語は不可)しなさい.
(各 2 点)
国際放射線単位測定委員会 :
腔内照射治療
:
電子平衡
:
制限質量衝突阻止能
:
線源・標的間距離
:
問 2 高 LET 放射線と低 LET 放射線の生物学的効果の比較について次のカッコ内に入る言葉を書きなさい.(各 3 点)
生物学的効果比(RBE)は,高 LET 放射線の方が低 LET 放射線よりも(
)
.
酸素増感比(OER)は,高 LET 放射線の方が低 LET 放射線よりも
(
)
.
細胞分裂周期依存性は,高 LET 放射線の方が低 LET 放射線よりも
(
)
.
問 3 照射線量の旧単位 R(レントゲン)と現単位 C/kg の換算式は,X (R) = k×X (C/kg)である.k を求めなさい.
計算式も書くこと.ただし,1(esu) = 3.336×10-10(C),空気の密度は ρ = 1.293×10-3(g/cm3)とする.(10 点)
問 4 電離箱線量計で測定した水ファントム中の点における照射線量 X が,0.01(C/kg)であった.Bragg - Gray の空洞
理論に基づいて,この点における水吸収線量 Dwater(Gy) を求めなさい.計算式も書くこと.
ただし,対象放射線に対する水および空気の質量衝突阻止能は (S/ρ)water=1.850 および (S/ρ)air=1.660(MeV・cm2/g),
空気の W 値は 33.97(eV)とする.電子素量= 1.602×10-19(C),
1(eV) = 1.602×10-19(J) である.
(10 点)
問 5 電離箱線量計を用いて吸収線量を測定した時,測定場の温度および気圧は 22.0 ℃,0.98 気圧であった.
この時の温度気圧補正係数 kTP を求めなさい.計算式も書くこと.(10 点)
問 6 水吸収線量 D は,D = M×D,W×kQ で算出できる.この中の因子 kQ について説明しなさい.
(10 点)
問 7 外部照射に関する次の模式図に示した吸収線量を用いて
吸収線量を用いて深部量百分率(PDD)
,組織空中線量比(TAR),
吸収線量を用いて
組織最大線量比(TMR)の定義式および最大深における散乱係数 SF(dmax, A) を記述しなさい.
(各 3 点)
S
S
D△m(A) d
D(d,A)
S
S
f
A0
dmax
D(dmax,A)
A
深部量百分率
A
D(dmax,A0)
dmax
D(d,A0)
PDD(d , A0 ) =
組織空中線量比
TAR(d , A) =
TMR(d , A) =
最大深散乱係数
SF (d max , A) =
組織最大線量比
問8
A
d
TAR (d , A) = TMR(d , A) × SF (d max , A) の関係式と左図および問 7 の図を参考にして,TMR(d, A)から PDD(d, A0, f) を
求める計算式を導きなさい.図に示した用語を用いること.(下枠内に書ききれない時は前頁裏面
前頁裏面に書くこと)
(20 点)
前頁裏面
S
f
A0
dmax
d
Admax
D(dmax,Admax)
A
D(d,A)
問9
10 MV X 線により STD=100 cm,照射野サイズ 12×8 cm2 で,水中の深さ 5 cm のビーム中心軸上の点に DT=2.0 Gy を
照射したい.設定する MU 値を計算しなさい.ただし,OPF=0.995,TMR=0.962,DMU=1.000 (cGy/MU)とする.
計算式も書くこと.
(10 点)