災害に備え 衛星回線を使用した通信訓練を実施します

大町ダ
記 者 発 表 資 料
ム安全 国土交通省 北陸地方整備局
大町ダム管理所
平成26年10月23日
利用点
検(G
災害に備え
W前)
衛星回線を使用した通信訓練を実施します
の実施
につい
国土交通省
北陸地方整備局 大町ダム管理所では、災害に備えた取り組みとして、職員を対
て
象とした衛星通信装置(Ku−SATⅡ)の通信訓練を実施します。
この訓練は、地震や洪水等の災害を想定した防災訓練の一環として行うもので、今年度から新
たに運用を開始したIP伝送技術を用いた衛星通信装置(Ku−SATⅡ)の設営及び操作習熟度
の向上を図ることを目的としています。今回は可搬型装置にて通信訓練を行います。
・日
時
平成26年10月24日(金) 13時00分∼15時30分
・場
所
長野県大町市平字ナロヲ大クボ2112−71 大町ダム管理所 車庫前
・訓練内容
Ku−SATⅡ可搬局(可搬型装置)を設営し、相手局と対向でカメラ画像の送受信
や通話試験、パソコン操作を実施します。
・訓練参加
大町ダム管理所3名、松本砂防事務所3名 計6名
・詳細行程
13時00分∼13時40分 事前準備、装置の設営訓練(組立作業)
13時40分∼15時30分 カメラ画像の送受信、通話試験、パソコン操作訓練
【Ku-SATⅡの災害時運用イメージ】
各事務所または
関係自治体へ
通信衛星
国土交通省
衛星通信車
(Ku-SATⅡ車載局)
Ku-SATⅡ
固定局
被災現場
光ケーブル
Ku-SATⅡ可搬局
関係自治体へ
Ku-SATⅡ可搬局
モニタ
パソコン
カメラ
【問い合わせ先】
国土交通省 北陸地方整備局 大町ダム管理所
管理所長 杉本 利英
電気通信係長 山形 公次
TEL:0261-22-4511 FAX:0261-22-4512
大町ダ 国土交通省 北陸地方整備局
【添付資料】
ム安全 大町ダム管理所
利用点
【平成26年 Ku−SATⅡ導入までの経緯について】
検(G
国土交通省は、昭和58年以降、災害時に衛星回線を利用して現地画像を伝送し、遠隔で監視
するための衛星通信装置を全国的に整備・運用してきました。当時の衛星通信装置は、カメラ映
W前)
像を静止画相当で伝送するものでした。
の実施
その後、平成6年に通信衛星を民間衛星のJCSATに変更して、以降、カメラ映像を準動画で伝
送できる衛星通信装置(Ku−SAT)を再配備・運用してきました。
につい
今回、従来の衛星通信装置(Ku−SAT)システムが老朽化してきたことを受け、平成26年から、
て
衛星回線のIP伝送化及び装置の小型軽量化に対応した衛星通信装置(Ku−SATⅡ)の配備・
運用を開始しました。このKu−SATⅡ導入により、災害現場での運搬・設営がさらに容易となり、
現地カメラ映像を画質の良い動画で伝送可能となったほか、パソコンを使用したメール等による
情報の送受信や衛星通信車(Ku−SATⅡ車載局)との通信が可能となりました。
Ku−SATⅡは、災害現場のカメラ映像や被災情報を災害対策本部や関係自治体にいち早く伝
送し、現地状況を迅速かつ正確に把握することを可能とする装置であり、今後も災害の早期復旧
に役立てます。
主な機能変更
1.カメラ画像伝送速度
及び画像符号化方式
従来のKu−SAT(可搬局)
画像伝送速度 64kbps 1ch
画像符号化方式 H.261
(準動画・低画質)
Ku−SATⅡ(可搬局)
画像伝送速度 運用384kbps 1ch
画像符号化方式 H.264 SD
(動画・高画質)
0.9mφパラボラアンテナ
(大きい・重い)
0.65m×0.5m平面アンテナ
(小さい・軽い)
3.パソコンの接続使用
パソコン・ネットワーク接続運用不可×
パソコン・ネットワーク接続運用可能○
4.衛星通信車との通信
別システムだったため通信不可×
同じKu−SATⅡとなり通信可能○
2.使用アンテナ
【参考】 昨年の訓練状況
(従来のKu-SAT) ※他事務所例
【参考】 今年の訓練状況
(Ku-SATⅡ) ※他事務所例