油圧サーボプレス(Majestic) のご紹介 2015 年 1 月 22 日 (株) エムエイチセンター http://www.mhcenter.co.jp １．特徴 ● 能力 500kN～6000kN までラインナップ。すべて小型で、ピットレス構造。（４項外観 図、巻末の参考価格表参照） ● メインスライド、下部ＫＯの２軸が標準仕様。3 軸以上も製作できます。 ● タッチパネルからの設定で、位置、速度、荷重、KO 背圧の制御ができます。 ● KO 背圧は、スライドの位置に連動して５段階で設定できます。 ● 高剛性フレームとリアルタイムハイト補正[注 1]により、負荷が変動しても高い精度で下 死点を保持します。 ● ストローク 600mm まで製作できます。スライドは、どのハイト位置からでも最大加圧 能力を発生できます。(下死点付近限定ではありません) ● 各軸の動作順序は、タッチパネルから自由に設定できます。 ● 各軸の動作の合間に、外部入出力信号を入れることもできます。お客様が考える加工法 を容易に実現できます。 （シーケンスラダー図の変更不要。タッチパネルからの設定 のみで実現。添付のサンプル画面参照願います） ● 原則、複数軸の同時動作は不可ですが、製作可能な場合もあります。ご相談下さい。 ● レース工程との連結運転も実績あります。振動少なく、周辺設備に迷惑かけません。 ● 油圧サーボ弁（流量制御弁）は不採用。流量の調節はポンプの回転数で制御します。原 則として、冷却水不要です。 ● 生産性(サイクルタイム)はメカのサーボプレスより劣ります。 [注 1]プレス動作中の負荷データから、瞬時にハイト補正値を演算。次のショットではなく、 現在進行中の動作に補正値を反映。加工負荷変動による下死点ずれを防ぐ機能。 ホームページに動画掲載中です。 以下、２項（各軸の制御方式）、３項(精度)、４項(外観図)，サンプル画面、参 考価格表と続きます。 ２．各軸の制御方式 軸名称 軸番号 位置制御 速度制御 荷重制御 背圧制御 1 メインスライド ○ ○ ○ (注 1) × (注 3) 2 下部ＫＯ ○ ○ ○ (注 1) ○ (注 2) 3(注 4) (例)閉塞用制御クッション × ○ ○ (注 2) ○ (注 2) × ○ ○ (注 2) ○ (注 2) 4(注 4) (注 1) 油圧を計測しながらサーボモーターの回転を制御します。オーバーシュート(設定荷 重より高い荷重が瞬間的に発生すること)はありません。 (注 2) 電磁比例リリーフ弁を用いた制御です。オーバーシュートが発生する場合もあります。 (注 3) 背圧制御は不可ですが、電磁弁をクローズにして位置を保持することは可能。メイン スライドを反力として、下部ＫＯ側から加圧することもできます。 (注 4) 軸３、軸４はオプション対応です。仕様はお客様との打合せで決定します。 ３．精度 項目 精度 静的精度 平行度 受圧プレート上で JIS 1 級 (JIS B 6403) 静的精度 直角度 受圧プレート上で JIS 1 級 (JIS B 6403) スライド加圧 停止精度 無負荷繰り返し ±10μm スライド加圧 荷重制御 繰り返し精度が最大荷重の±0.5% 6000kN プレスの場合、±30kN ４．外観図 加圧能力 6000kN、オープンハイト 650mm、 ストローク 300mm、 ＫＯ能力 600kN、ストローク 120mm、2 軸仕様 ======== サンプル画面 ======== ① 自動運転の選択画面 ②に移動 ・運転プログラムは任意の名前を付けて、最大４０個保存できます。 ② 自動運転設定初期画面 ④に移動 ①に移動 ③に移動 ・オレンジ色で囲っている数値・文字は設定変更できます。（全ての画面に共通） ・ＫＯ背圧とクッション背圧は、スライドハイト位置にリンクさせて５段階で設定するこ とができます。 ・メインスライド、下部ＫＯ、閉塞用クッションの３軸仕様の画面です。 ③ 繰り返しスライド加圧設定画面 ②に移動 ・上記の設定は自動運転設定画面（④参照）内で、動作モード１０番で使用します ④ 自動運転設定画面 ・メインスライド、下部ＫＯ、閉塞用クッションの３軸制御の例です ・外部入出力も含め、動作順序は自由に設定できます。 ・動作入力は４０行まであります。 ②に移動 ⑤ 参考 外部入出力チェック画面 ・プレスのシーケンスプログラム（ラーダー図）を変更しなくても、外部との入出力がで きるようになっています。自動運転設定プログラム（④参照）内に、外部信号のやり取 りを記述できます。 ======== 参考価格表 ======== 加圧能力 ﾓｰﾀ-容量 (kN) (kW) 加圧速度 早送速度 早送能力 KO 能力 (mm/s) (mm/s) (kN) (kN) 参考価格 (万円) 500 7 21.4 108 123 65 1400 1000 11 20.4 90 240 100 1800 1500 15 19.0 90 332 150 2150 2000 22 21.0 78 563 200 2450 2500 22 17.0 61 712 250 2550 3000 30 19.5 54 1093 300 3050 4000 22×2 21.0 79 1097 400 3500 5000 22×2 17.8 64 1354 500 3750 6000 22×2 14.5 53 1638 600 3900 6000 30×2 18.0 57 2018 600 4300 ・メインスライド、下部ＫＯの２軸仕様の参考価格です。 ・参考価格は、オープンハイト 650mm、 ストローク 300mm、 KO ストローク 120mm、 ＫＯシリンダ背圧制御、安全カバー、光線式安全装置を含む仕様です。 ・上記仕様は、参考価格算出のための仮仕様です。実際の製作仕様は、お客様と打合せの 上決定します。 ・予告なく価格を改定する場合があります。予め御了承下さい。 ・弊社標準仕様のプレスは、ダイセットごと載せ替える仕様のプレスではありません。金 型のみ交換する仕様のプレスです。（プレスがダイセット機能を内蔵しています） ・ダイセットごと交換する仕様のプレス(フロント開口幅が大きいプレス)も製作しますが、 上記参考価格より高くなります。 ・外部入出力信号(入力 10 点、出力 10 点)も標準装備です。 ・リアルタイムハイト補正機能も標準装備です。 ・サーボモーターを使用しない従来型の油圧プレスの製作も承ります。 以 上
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