発泡材料の水平燃焼性試験

発泡材料の水平燃焼性試験
評価基準:
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UL94 (第 6 版、第 8 章)
CSA C22.2-92 No. 0.17-00(4.2.2 項)
ASTM D4986
ISO 9772 / JIS K7241
1.サンプルサイズ
150±5×50±1.0 ㎜×各厚み(13 ㎜以内)
2.サンプルコンディショニング
1)As Received:温度 23±2℃、相対湿度 50±5%で 48 時間以上コンディショニング
2)After Aging:温度 70±2℃で 168±2 時間エージング後、
温度 23±2℃、相対湿度 20%以下で 4 時間以上冷却
3.試験方法
1)各コンディショニングに対し、サンプル 5 本を1セットとし、2 セットずつ用意する。
(計 20 サンプル)
各サンプルの一方の端から 25mm、60mm、125mm のところに線を引く。
2)サンプルの短軸側の端が、金網を折り曲げたところに接触するよう設置し、その折り曲げた方の端の
175±25mm 下方に脱脂綿を置く。
(図 1 参照)
3)ウイングチップのついたバーナーで、38±2mm 高さの青色炎を作り、サンプルの端に 60±1 秒間炎を
当て、その後サンプルからバーナーを離す。
(図 2 参照)
4)バーナを離してから、燃焼および火種が消えるまでの時間と距離、および燃焼が 25mm ラインに達して
から消えるまでの時間と距離を測定する。燃焼が 125mm ラインに達したときは、その時点で計測を終了
する。
5)脱脂綿を着火させるような燃焼落下物があったかどうかの観察も行う。
<HF-1 および HF-2 クラス*の場合>
判定条件
離炎後の燃焼時間
HF-1
4/5 が 2 秒以下
HF-2
4/5 が 2 秒以下
1/5 が 10 秒以下
1/5 が 10 秒以下
離炎後の燃焼+火種時間
≦30 秒
≦30 秒
落下物による脱脂綿着火
無
有
60mm 未満
60mm 未満
サンプルが炎の影響を受けた長さ
注:4/5 5 本 1 組のセットのうち 4 本
1/5 5 本 1 組のセットのうち 1 本
*: ISO 9772 1994 年版では、それぞれ FH1、FH2。
<HBF クラス**の場合>
1) 100mm 間(25mm ラインから 125mm ラインまで)を、40mm/
分を超える燃焼速度で燃えるサンプルがあってはならない、
または
2) 燃焼あるいは火種が 125mm マークに達する前に消火するサ
ンプルでなくてはならない。
**: ISO 9772 1994 年版では、FH3。
5 本 1 組のサンプルの内 1 本だけ要求に合わない場合は、もう 1 組の
セットで再試験を行う。
UL94 の HF-1、HF-2 あるいは HBF クラス材料と判定されるためには、
この 2 セット目のサンプル全てがその厚みで要求に適合しなくては
ならない。