平成 25 年度決算の 概況( そ の 1 ) 預金は 381 億円増加し、4,700 億円台へ 定番商品となった最高 100 万円が 当たる懸 賞 金 付き定 期 預 金「ハッ ピードリーム定期」が好調に推移し、 (億円) 4,728 預金 4,700 年金受取口座も大幅に増加するな ど、地域に定着した営業活動により 基盤の充実が図られました。 その結果、預金残高は前期比381億 94百万円と大幅に増加し、4,728億 54百万円となりました。 4,346 4,350 4,000 0 3,996 平成24年3月末 平成25年3月末 平成26年3月末 貸出金は 190 億円増加し、4,000 億円を突破 4,054 地元のお客さまの資金需要に積極 的に応え、事業活性化支援ローン などの事業性貸出は大幅な増加と (億円) 貸出金 4,000 なり、住 宅ローンなどの 個 人 向け 貸出も増加しました。 その結果、融資残高は前期比 190 億 72 百万円増加の 4,054 億 43 百 3,863 万円となりました。 3,800 3,674 3,600 0 9 H I R O S H I M A S H I S H I N YO K U M I A I 平成24年3月末 平成25年3月末 平成26年3月末 経常収益は 11 期連続の増収 本来業務に特化したシンプルな経 営 方 針から、貸 出 金 の 増 加により 貸 出 金 利 息が増 収となり、金 融 機 (百万円) 経常収益 14,542 14,500 関の営業活動による収益を表す経 常収益は前期比 7 億 13 百万円増加 の 145 億 42 百万円となりました。 この指標は、一般企業の売上に相 当します。 13,829 13,900 13,300 0 13,296 平成23年度 平成24年度 平成25年度 業務純益は前期に続き増益 店 舗リニューアルなどにより費 用 は増加しましたが、資金運用収益の 増収により業務収益が前期比 6 億 (百万円) 業務純益 7,978 7,900 95 百万円増加した結果、業務純益 は前期比 8 億 2 百万円増加の 79 億 78 百万円となりました。 7,176 業務純益 = 業務収益 −(業務費用 − 金銭の信託運用見合費用) 6,600 5,300 0 5,325 平成23年度 平成24年度 平成25年度 H I RO S H I MA S H I S H I N YO K U M I A I 10 平成 25 年度決算の 概況( そ の 2 ) 経常利益は 16 億 46 百万円 貸出金利息を中心とした資金運用 収 益 は 増 加 し まし た が 、店 舗 リ ニューアルや資産の健全性を強化 (百万円) 経常利益 4,900 する将来を見据えた貸倒引当金の 積み増しなどにより費用は増加し、 経常利益は 16 億 46 百万円となり ました。 経常利益 = 経常収益 − 経常費用 2,700 2,713 2,731 1, 646 0 平成23年度 平成24年度 平成25年度 当期純利益は 10 億円台で推移 貸出金利息の増加を主な要因に資 金運用収益は増加しましたが、店舗 リニューアルや将来を見据えた貸 (百万円) 当期純利益 2,800 倒引当金の積み増しにより費用も 増加し、当期純利益は10 億 17 百万 円となりました。 当期純利益 = 税引前利益 − 法人税、住民税及び 事業税 − 法人税等調整額 1, 767 1, 870 1,400 1, 017 0 11 H I R O S H I M A S H I S H I N YO K U M I A I 平成23年度 平成24年度 平成25年度 コア業務純益は過去最高を更新 金 融 機 関 の 本 来 業 務 による利 益 を示すコア業務純益は前期比 4 億 63百万円増加の78億51百万円 (百万円) 7, 851 コア業務純益 ROA 7,800 となり過去最高を更新しました。 1.65% 収 益 性を示 す総 資 産 利 益 率(RO 1.59% 1.56% A)は 1.56 %と高い収益力を維持 しています。 ROA(総資産利益率) ROA = コア業務純益 ÷ 総資産 とい う算式で求められる金融機関経営の収 益性の指標で、この比率は高い方が良 いとされています。 7,388 7,400 コア業務純益 = 業務純益 + 一般貸倒引当金繰入額 − 国債等債券損益 7,000 0 7,007 平成23年度 平成24年度 平成25年度 経費率は毎期着実に低下 前期に続き外観を一新する店舗リ ニューアル、備品の入替などによる 物件費および人件費の増加により、 (百万円) 40.31% OHR 経費 6,000 経費は前期比 1 億 67 百万円増加の 50 億 54 百万円となりましたが、経 費率(OHR)は収益力の向上により 0.65 ポイント改 善し、39.16 %と 39.81% なりました。 OHR(経費率) OHR = 経費 ÷ 粗利益 という算式で 求められ、経費が業務粗利益に占める 割合を示す指標です。この比率は低い ほど効率が良いとされています。 経費は損益計算書に計上している経費 のうちの業務費用を記載しています。 5, 054 5,000 4, 733 4, 887 39.16% 4,000 0 平成23年度 平成24年度 平成25年度 H I RO S H I MA S H I S H I N YO K U M I A I 12 平成 25 年度決算の 概況( そ の 3 ) 自己資本比率は高い健全性を確保 出資金および利益の蓄積である内 部留保を中心に安定した自己資本 の 増 強を図った結 果 、自己 資 本 額 (百万円) 自己資本比率 自己資本額 37,000 37,220 は前期比25億45百万円増加の 372 億 20 百万円となりました。 11.00% 自 己 資 本 比 率 は 1 0 . 7 8 %と高 い 10.77% 10.78% 健全性を確保しています。 35,000 33,000 0 34,675 32,901 平成24年3月末 平成25年3月末 平成26年3月末 自己資本比率の見方 自己資本比率は、貸出金や有価証券等のリス シシンヨー 10.78% ク資産(リスク・アセット等)に対する出資金や 利益剰余金等の自己資本の占める割合を示 す比 率で、金 融 機 関 の 健 全 性・安 全 性を計る 重要な指標です。平成 26 年 3 月期より新たな 自己資本比率規制(国内基準)に基づき開示 しています。 国際基準 8% 国内のみで業務を行う金融機関は 4 %以上の 水準維持が求められていますが、当組合は国際 統一基準である8 %をも大幅に上回る十分な 水準となっています。 国内基準 4% ●自己資本比率の算式 自己資本額 リスク・ア セット 等 13 H I R O S H I M A S H I S H I N YO K U M I A I ≧4% 不良債権比率は極めて低い水準で推移 不良債権の発生防止と早期回収に 努め、不 良 債 権 のオフバランス化 による資産の良化を図っています。 不良債権比率 (百万円) 不良債権額 17,000 また、将来を見据えた貸倒引当金 の 積 み 増しにより資 産 の 健 全 性 に努めています。金 融 再 生法開示 債 権 額 に 基 づく不 良 債 権 比 率 は 2.29 %となり、全国の金融機関の 2.29% 2.35% 2.17% なかでも極めて低い水準で推移し ています。 10,000 8, 056 9, 167 9,385 平成25年3月末 平成26年3月末 3,000 0 平成24年3月末 金融再生法開示債権構 成 比 当組合は部分直接償却を 実施していません。 開示債権合計 408, 292百万円 ●破産更生債権および これらに準ずる債権・・・・・ 0.58% [平成26年3月末] 定により回収不能または無価値と ●危険債権・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.14% 判定した担保・保証付債権等につ 0.58% ●要管理債権・・・・・・・・・・・・・・ いて、 債権額から担保の評価額およ 合計 2.30% 金融再生法 開示債権 部分直接償却とは、資産の自己査 ●正常債権 ・・・・・・・・・・・・・・97.70% び保証等により回収が可能と認め られる額 を 控 除した 残 高 を 取立 不能見込額として、債権額から直接 減額することです。 H I RO S H I MA S H I S H I N YO K U M I A I 14
© Copyright 2024 ExpyDoc