SCHOTT、高透過ブルーガラスフィルター BG60 シリーズ HT バージョン

報道・出版関係御中
ショット日本株式会社
プレスリリース:2014 年 6 月 17 日
SCHOTT、高透過ブルーガラスフィルター
可視光域で極めて高い透過率を実現
BG60 シリーズ HT バージョンを発売
ドイツの特殊ガラスメーカー、ショット (SCHOTT AG、本社:ドイツ・マインツ市、取締役会会長:Dr.
フランク・ハインリヒト)は、ブルーガラスフィルター、BG60 シリーズの製品ポートフォリオを強化して
います。
本日新たに、より高い特性を持った HT(High Transmission=高透過)バージョンのブルーガラスフィル
ターを発売いたします。これらの製品は、2014 年 6 月 17 日から 19 日まで台湾にて開催される「国際オプ
トエレクトロニクス展(OPTO Taiwan)」のショットのブース(ブース番号 N393)で展示します。
新しいブルーガラスフィルターは、高性能カメラに優れた透過特性をもたらします。0.21 ミリメートルの
厚みのガラスで、可視光域で透過率を最大 2%改善しました。さらに、赤外波長範囲では高いブロッキング
性能を保持します。ショットの新しい BG60 シリーズ HT バージョンは、間接照明など光量の限られた環境
下での写真撮影に最適です。
アドバンスドオプティクス事業部でアジアセールス副社長を務めるウベ・ウィルケンスはこう述べています。
「ショットは、急速に成長しているアジアのスマートフォン市場に参入し、この 2 年間、大きな成功をおさ
めています。ショットのブルーガラスフィルターBG60 シリーズは、アジアの主要な携帯機器メーカーのス
マートフォン用カメラユニットに採用されています。BG60 シリーズに新たに加わった HT バージョンは、
お客様の次世代機器や今後開発されるアプリケーションに最適な素材であると確信しています」
ドイツの特殊ガラスメーカー、ショットのブルーガラスフィルターは、高機能カメラのイメージセンサに組
み込んで使われますが、既存の素材に比べ、優れた特性を発揮します。
BG60 シリーズ HT バージョンは可視光域で非常に高い透過率をもっています。
板厚は、カメラで最も広く使用されている、0.21 ミリメートルです。透過率は、最大で 2%の向上に成功し
ました。照度の低い状況では、このようなフィルターを用いて撮影した写真は画像ノイズが減少し、全体的
な画質が向上します。フィルターの厚さが 1.0 ミリメートルの場合、透過率は 7~8%向上します。
ショットの BG60 シリーズ、新たに開発された BG60 シリーズ HT バージョンのいずれも、過酷な環境下で
の使用にも耐える優れた耐環境性を有しています。これらのブルーガラスフィルターは、脈理や気泡、異物
が極めて少なく優れた内部品質を持っています。生産安定性が高いため、ロット毎、ガラスの溶解単位毎の
透過率や屈折率のバラつきが少ないこともショットのブルーガラスフィルターの特長のひとつです。
ショットのブルーガラスフィルターは、標準的な 4 点曲げ強度試験で 120 メガパスカルの高い曲げ強度を実
現しており、容易かつ安全に既存の加工工程で加工することができます。さらに、BG60 シリーズのブルー
ガラスフィルターは有害物質であるアンチモンやカドミウム、鉛、クロムなどを含有せず、環境に優しい製
品です。顧客からの要望により、すべてのブルーガラスフィルター製品について、国際的に有名な SGS に
よる試験結果も提供可能です。
また、ショットは、特殊な用途に応じたカスタムソリューションも提供しています。
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その他、詳細情報は下記をご参照ください(英語サイト):
http://www.schott.com/advanced_optics/english/syn/advanced_optics/products/opticalcomponents/optical-filters/nir-cutoff-filters/index.html?tab=tabs-239396-5
[表1]
BG62 HT の透過率:
0.21 ミリメートルの厚みのガラスで、
可視光域で透過率を最大 2%改善。
出典: ショット
[写真 ID: 240800]
BG60 シリーズ HT バージョン:新しいブルーガラ
スフィルターは、高性能カメラに優れた透過特性を
もたらす。
出典: ショット
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ショット AG について
ショット AG は、特殊ガラス・材料、先進技術分野で 130 年の歴史を有する国際的な技術グループ企業で
す。ショット製品の用途は、家電、医薬品、電子 機器、光学機器、輸送機器など多岐に渡っており、多く
の製品が世界 No.1 として評価されています。ショットはサステナビリティを追求し、従業員、社会、 環境
への支援に努めています。またショットは世界 35 ヵ国に製造・販売拠点を設置し、お客様との密接な関係
を保っています。現在の従業員数は約 15,400 人で、2013 年度には約 18 億 4000 万ユーロの売上高を達成し
ました。なお、ショットは、カールツァイス財団の傘下企業です。
ショット日本について
ショット日本は、ショットグループのアジア初の販売子会社として、1966 年に設立されました。結晶化ガ
ラス、光学ガラス、薄板ガラス、管ガラスなど、ショット製品の日本市場での販売を担当しています。主要
製品のひとつセランは、その耐熱性を評価され、1977 年以降、リンナイ株式会社の加熱調理機の トッププ
レートに採用されています。ショットグループは、2000 年に NEC との合弁会社「NEC SCHOTT コンポーネン
ツ株式会社」を設立、2008 年には株式会社モリテックス(現・ショットモリテックス株式会社)の株式の
大量取得など、日本での活動を活発化 させています。
本件の製品販売に関するお問い合わせ先
ショット日本株式会社
アドバンスドオプティクス事業部門
担当:マネージャー 森田 正路
電話番号: 03-5366-2491
Fax 番号: 03-5366-2481
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