HQシリーズ 取 扱 説 明 書

65CB0086E
島津エミット
防爆形 電動バルブアクチュエータ
90°回転用
開閉用
HQシリーズ
取扱説明書
ご使用にあたって
1. 保管
このアクチュエータを現地取り付けされるまでは、乾燥した場所に保管し、電線接続口の
プラグその他カバーを取りはずさないでください。
2. 防水
このアクチュエータは密封構造をもち、防水形になっています。
したがって、これらを保証する各部のカバーおよびプラグがとりはずされたことに起因する
故障については責任を負いかねます。
島津エミット株式会社
制定 :2009年01月23日
改定 E:2014年02月20日
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目次
1.はじめに
1.1 目的
1.2 注意について
3
3
2.製品
2.1 製品識別
2.2 防爆上の取扱い
2.3 ご使用いただく前に
2.4 保管
4
4
4
4
3.仕様
3.1 一般仕様
3.1.1 性能
3.1.2 標準仕様
3.1.3 オプション仕様
3.1.4 手動ハンドルとクラッチ機構
3.1.5 グリース交換
3.2 外形
3.2.1 HQ-008~120
3.2.2 HQ-200~300
3.3 内部構造
5
5
5
5
6
6
7
7
7
8
4.据え付け
4.1 最初に
4.2 設置
4.2.1 マウント部詳細(ISO5211)
4.3 リミットスイッチ調整
4.4 トルクスイッチ調整
4.5 左回転閉止設定
4.6 ストッパー調整
4.7 CPT 4~20mA出力 (オプション)
4.7.1 標準仕様
4.7.2 調整
4.7.3 ゼロスパン調整
4.8 PCU ポジショナー(オプション)
4.8.1 レイアウト
4.8.2 マニュアル運転
4.8.3 自動調整モード
4.8.4 不感帯調整
4.8.5 遅延タイマー
4.8.6 入力信号断時動作
4.8.7 左回転閉止設定
9
9
10
11
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12
12
13
13
13
14
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16
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17
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18
18
1
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4.9 インジケーター設定(オプション:SLU)
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5.運転
5.1 電気配線と予備運転
5.2 標準回路
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21
6.メンテナンス
6.1 メンテナンス
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7.トラブルシューティング
23
8.据え付けおよびメンテナンス情報
24
9.保証
25
2
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1
はじめに
1.1
目的
この取扱説明書はHQシリーズ電動アクチュエータの設置、操作およびメンテナンス方法について
説明します。
1.2
注意について
製品をご使用になる前に必ず取扱説明書をお読みください。
危険:
その事象を避けなければ、死亡または重傷に至る可能性がある場合に用いています。
警告:
潜在的な危険がある場合の警告です。
その事象を避けなければ、死亡または障害に至る可能性がある場合に用いています。
注意:
製品を正しくご使用していただくための情報を記載しています。
3
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2
製品
2.1
製品識別
銘板は電線管接続口の反対側にあります。
2.2
防爆上の取扱い
防爆、防水構造を損なわないように注意して、防爆要件を
満たす設置をしてください。
(認定品のケーブルグランドを付属納入しています。)
・下表を参照してケーブル太さに適合したゴムパッキンを取付けて
ください。
ゴムパッキン内径
適用ケーブル外径
13mm
12.1~13.0mm
14mm
13.1~14.0mm
15mm
14.1~15.0mm
*ゴムパッキンは上記3種類が付属されます。
・接続口のOリングの挿入を忘れないように。
・ゴムパッキンがケーブルを確実にシールしているか確認して
ください。
使用しないケーブル接続部は付属のプラグを取り付けて下さい。
ケーブル接続部の最高温度は100℃です。耐熱ケーブルをご使用ください。
アース端子は端子盤とケーブル接続口の中央にあります。正しくアースを接続して下さい。
2.3
ご使用いただく前に
ご使用いただく前に、お手元の製品がご注文された形式か、製品銘板にて確認して下さい。
万一、ご注文された形式と異なる場合には、お手数ですがご連絡ください。
2.4
保管
アクチュエータは清浄で、涼しく乾燥した場所で保管して下さい。
ケーブル接続口等の開口部は、埃等の浸入を防ぐ為、カバーを取り付けて下さい。
屋外にて保管する場合、水没しないような場所に保管して下さい。
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3
仕様
3.1
一般仕様
HQシリーズ電動アクチュエータはバタフライ弁、ボール弁等に適用できます。
3.1.1 性能
3.1.2 標準仕様
電源
AC100V/110V/200V/220V 1φ、AC200V/220V/400V/440V 3φ
モータ
誘導電動機 サーマルプロテクター内蔵
負荷率
S4 70% / S2 30分
リミットスイッチ
開閉各1個
接点容量250V16A
中間リミットスイッチ 2個
接点容量250V16A (HQ-008/010は除く)
トルクスイッチ
開閉各1個
接点容量250V10A (HQ-008/010は除く)
センターコラム
90℃±10% 機械的ストッパー付き
開度指示
連続指示形
手動・電動操作切替 手動:レバー切替え 電動:自動復帰
セルフロック
有り
スペースヒーター
2W(110V/220V)
密封度
防浸IP67、耐圧防爆 Exd Ⅱ BT4
電線管接続口
2-G3/4
周囲温度
-20℃~+60℃
塗装色
マンセルN6
3.1.3 オプション仕様
PIU
CPT
PCU
ATS
ALS
SICU
ICU
ポテンショメーター(1kΩ)
4~20mA 出力
ポジショナー(4-20mA入出力)
補助トルクリミットスイッチ(AC250V 16A 2個)
補助位置リミットスイッチ(AC250V 16A 2個)
セミインテリジェント操作ユニット
インテリジェント操作ユニット
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3.1.4 手動ハンドルとクラッチ機構
HQシリーズはクラッチ機構により、手動操作に切替え可能です。
・ 手動自動切替えレバーを手動ハンドル側へ引きます。
・ 手動ハンドルを回して希望のバルブ位置にします。
・ 右回転で閉止です。
手動自動切替えレバーは電動操作時に自動操作位置に自動復帰します。
3.1.5 グリース交換
設置後はグリース交換の必要はありませんが、定期的なメンテナンスを実施する
ことにより、長期的に性能を維持することができます。
メンテナンスにつきましては、当社にお任せ下さい。
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3.2
外形
3.2.1 HQ-008~HQ-120
1
トップカバー
2
ボディ
3
切替えレバー
4
手動ハンドル
5
ストッパー
6
インジケーター
7
電線接続口
8
ベース
9
ドライブスリーブ
3.2.2 HQ-200~HQ-300(ギヤBOX付き)
1
2
3
4
5
6
7
9
10
11
トップカバー
ボディ
切替えレバー
手動ハンドル
ストッパー
インジケーター
電線接続口
ベース
ドライブスリーブ
ギヤBOX
7
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3.3
内部構造
8
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4
据え付け
4.1
最初に
ご使用になる前に、製品形式、出力トルク、回転速度、電源電圧を確認して下さい。
爆発性雰囲気で防爆形を使用されるにあたり、設置作業は専門の知識を持った作業者が行って下さい。
メンテナンス・修理、改造につきましては、当社にお任せ下さい。
注意:
アクチュエータをご使用になる前に、必ず取扱説明書をお読みください。
4.2
設置
アクチュエータを設置する前に、製品に損傷がないか確認して下さい。
正立据え付けが最も望ましい取り付け姿勢ですが、他の姿勢でも取り付け可能です。
ドライブスリーブは簡単に取り外すことができます。
アクチュエータはしっかりとバルブに固定して下さい。
アクチュエータとバルブの軸がずれないように設置して下さい。。
アクチュエータとバルブはバックラッシュのないように接続して下さい。
注意:
電源が入ってないことを確認した上で作業を行って下さい。
アクチュエータの手動ハンドル部分にロープやフックをかけて搬送しないで下さい。
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4.2.1 マウント部詳細(ISO5211)
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4.3
リミットスイッチ調整
アクチュエータの手動ハンドルを回して全閉位置にして下さい。
六角レンチにてCLOSEリミットカムの止めネジを緩めて下さい。
リミットスイッチが作動するまでCLOSE カムを回して下さい。(図1)
六角レンチにて、CLOSEリミットカムの止めネジを締めて下さい。
アクチュエータの手動ハンドルを回して全開位置にして下さい。
六角レンチにてOPENリミットカムの止めネジを緩めて下さい。
リミットスイッチが作動するまでOPEN カムを回して下さい。(図2)
六角レンチにて、OPENリミットカムの止めネジを締めて下さい。
危険:
調整前に確実に全ての電源がつながっていないことを確認して下さい。
図1 CLOSEリミットカム調整
図2 OPENリミットカム調整
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4.4
トルクスイッチ調整
モーターロック時にバルブやアクチュエータが損傷するのを防止する為に、運転中のトルク変化を
検出します。モーターロック時にはトルクスイッチが作動し、直ちにアクチュエータを停止します。
トルクスイッチは基本的に工場にて最適な位置に調整されています。
再調整が必要な場合には、購入元へ連絡願います。
注意:
設定トルク以上のトルク設定にはしないで下さい。
4.5
左回転閉止設定
標準は右回転閉止ですが、下記のような簡単な変更により左回転閉止に設定することができます。
・ 端子台の6と7、8と9を逆に接続する。(HQ-008/010)
・ 端子台の9と10、11と12を逆に接続する。(HQ-015以上)
・ 開度表示器を調整する。
PCU(ポジショナー)付きの場合
・ PCU(ポジショナー)ボードのディップスイッチ’CH2’をONにする。
・ 手動にて50%開度の位置にして、’AUTO SETTING’ボタンを1回押す。
4.6
ストッパー調整
ストッパーボルトのナットを3~4回転緩める。
手動にて閉側リミットスイッチが作動するまで閉側に回す。
ストッパーボルトを突き当たるまでねじ込む。
ストッパーボルトを1回転戻し、ロックナットを締付ける。
開側も同様に調整する。
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4.7
CPT 4~20mA出力 (オプション)
CPTはアクチュエータの開度を4-20mAに変換し、出力します。
4.7.1 標準仕様
電源
出力
分解能
精度
周囲温度
周囲湿度
耐電圧
絶縁
AC200/220(100/110)V、50/60Hz
4-20mA 負荷抵抗 750Ω
1/1000
±0.5~±1.5%
-20~+70℃
最大90%RH
AC1500V 1分 (入・出力―GND間)
500VDC 30MΩ
注意:
調整前に電源が入っていないことを確認して下さい。
4.7.2 調整
CPTは工場にて調整されていますが、再調整が必要な場合には下記を参考にして下さい。
・
・
・
・
・
電源を投入し、アクチュエータを閉止位置にします。
P1(オレンジ)とP3(灰)の抵抗値を約1000Ωにします。
POINT SHAFT GEARを緩めてP1とP3間の抵抗値が80~120Ωになるまで回します。
六角レンチにてPOINT SHAFT GEARを締付けます。
ポテンショメータのバネをギヤとPOINT SHAFTに接続します。
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4.7.3 ゼロスパン調整
ゼロスパンは工場にて調整済みですが、再調整が必要な場合には下記を参考にして下さい。
・ 手動にてアクチュエータを50%開度の位置にします。(左回転)
・ 電動にてアクチュエータを全閉位置にします。(右回転)
・ アクチュエータを全閉位置にして、4mAを出力するまでCPTの”ZERO”を調整します。
・ 電動(または手動操作)にてアクチュエータを全開位置にします。
・ 出力が20mAになるまでCPTの”SPAN”を調整します。
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4.8
PCU ポジショナー (オプション)
PCU仕様
電源
入力
入力抵抗
出力
制御出力
出力接点
遅延時間
不感帯
周囲温度
周囲湿度
耐電圧
絶縁
AC85~280V ±10%、50/60Hz
4~20mA
250Ω
4~20mA (負荷抵抗 最大500Ω)
250VAC 16A max.
2 (開閉各1)
0~7.5秒( 0.5秒刻み)
0目盛り: 0.068mA ( 0.068mA 刻み)
-20~+70℃
最大90%RH
AC1500V 1分 (入・出力―GND間)
500VDC 30MΩ
通常PCUはご注文時の仕様に合わせて工場にて調整しております。
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4.8.1 レイアウト
4.8.2 マニュアル運転
’Zero’、’ Span’ボタンを同時に2秒間押し続けると、黄色のLEDが点灯し、マニュアルモードになります。
’Zero’ボタンを押すと、閉方向に動作します。(右回転)
’Span’ボタンを押すと、開方向に動作します。(左回転)
15秒間なにも操作しないと自動調整モードになります。
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4.8.3 自動調整モード
全開、全閉リミットスイッチを調整します。
手動にてアクチュエータを中間位置にします。
'AUTOSETTING’ボタンを1回押すと、下記のように動作し自動的に全開全閉位置を設定します。
自動調整中は青色のLEDが点滅します。
1) 5秒間 開動作(赤色LED点灯)
2) 全閉へ動作(全閉にて緑色LED点灯)
3) 全開へ動作(全開にて赤色LED点灯)
4.8.4 不感帯調整
ハンチングが起こる場合には、PCU(ポジショナー)ボードの'RESOLUTION’スイッチを調整します。
ハンチングしなくなるまで時計回りに回して下さい。
調整範囲
0~7.5%
0.5%刻み
注意:
過度のハンチングはアクチュエータのモータ、PCU、ポテンショメーターにダメージを与えます。
4.8.5 遅延タイマー
遅延時間スイッチを右に回すと遅延時間が増加します。
・ 調整範囲: 0.0~7.5秒
0.5秒刻み
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PCU LED表示
PCUボード
点灯
青、点灯
青、点滅
緑、点灯
赤、点灯
黄、点灯
黄、点滅
表示内容
電源ON
自動調整モードON
全閉
全開
マニュアルモード
故障
4.8.6 入力信号断時動作
入力信号断時のアクチュエータの動作をディップスイッチによって設定することができます。
工場出荷時の設定は、'FAIL STOP' です。
4.8.7 左回転閉止設定
ディップスイッチの変更により、入出力信号を変更することができます。
SW5(CH2) -> ON :
20mA で全閉、 4mA で全開
SW5(CH2) -> OFF:
4mA で全閉、 20mA で全開
手動にて50%開度の位置にして、’AUTO SETTING’ボタンを1回押すことにより自動的に
全開全閉位置を調整します。
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4.9
インジケーター設定(オプション:SLU)
手動にてアクチュエータを全閉位置にします。
アクチュエータのカバーを開けます。
インジケーターのネジを緩めます。
インジケーターを現在位置に調整します。
インジケーターのネジを締めます。
カバーを閉めます。
インジケーターLED(SLU)
LED
点灯
白、点灯
緑、点灯
赤、点灯
黄、点灯
表示内容
電源ON
全開
全閉
トルクトリップ
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5
運転
5.1
電気配線と予備運転
警告:
爆発性雰囲気の地域での作業においては、防爆規格を遵守願います。
配線作業は熟練した電気技術者または電気技術者から特別の教育をうけた者が、電気技術に
関する法令に従って行ってください。
使用しないケーブルグランドや接続口は出荷時の防爆型プラグで閉止して下さい。
防爆地域では、本体に付属の防爆型ケーブルグランドを組み付けてください。
嵌め合い部分に傷をつけないよう、カバーの扱いに注意してください。
カバーを取り付けるときには無理に押し込まないでください
アクチュエータカバーのネジを緩め、取り外します。
電源電圧が銘板の表示と合致しているか確認して下さい。
ケーブルをケーブルグランドに通します。
回路図に従って配線します。
手動にてバルブを中間位置にした後、電動にて開方向に作動させ、モータの回転方向が正しいか
確認して下さい。標準では右回転閉止です。
リミットスイッチが正しく作動することを確認して下さい。
ケーブルグランドが正しく固定されていることを確認してください。
環境に合ったケーブルグランドを使用して下さい。
爆発性雰囲気ではIP67以上のものが適しています。
カバーをかぶせボルトを締め付けます。
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5.2
標準回路
危険:
配線とリミットスイッチの調整が完了するまで電源は入れないで下さい。
電源投入後はカバーを開けないよう注意して下さい。
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6
メンテナンス
6.1
メンテナンス
注意:
メンテナンス作業を行う前に電源を切ってください。
アクチュエータを取り外す前に、バルブまたは他のアクチュエータが切り離されており、力が
かかっていないことを確認して下さい。
通常6カ月ごとにメンテナンスを実施して下さい。ただし、より過酷な状況で使用されている場合には
より短い間隔での点検を推奨します。
バルブとアクチュエータの芯合わせ
回路の絶縁、接続、終端処理の確認
ネジがすべて取り付けられ締め付けられている
電線が正しく接続されている
スペースヒータチェック
Oリングが挟まっていないことを確認
クラッチ機構の確認
開閉動作を視覚的に確認
製品ラベルの確認と必要であれば張り替え
警告:
カバーを開ける前にガスや電圧がないことを確認して下さい。
嵌め合い部分に傷をつけないよう、カバーの扱いに注意してください。
カバーを取り付けるときには無理に押し込まないでください
カバーやウィンドウを分解しないで下さい。
アクチュエータ本体からベース部を取り外さないでください。
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7
トラブルシューティング
アクチュエータが応答しない
アクチュエータの電源電圧を確認する。
電源電圧がアクチュエータの銘板に表示されている電圧と合致しているか確認する。
内部配線を回路図と合致しているが確認する。
リミットスイッチカムを確認する。
電源は入っているが動作しない
アクチュエータの電源電圧を確認する。
アクチュエータの出力トルクがバルブのトルク以上かを確認する。
リミットスイッチとカムを確認する。
トルクスイッチがトリップしていないか確認する。
ストッパーの調整が適切か確認する。
アクチュエータの回転方向がバルブの回転方向と合っているかを確認する。
配線を確認する。
アクチュエータの動作が不安定
周囲温度を確認する。
負荷率が大きすぎないか確認する。
手動自動切り替えレバーの位置を確認する。
オプション
ポテンショメータ
抵抗値確認
ポテンショギヤの動作が妨げられていないか確認
ゼロスパン調整が適切か確認
基板に傷等がないか確認
ポジショナー
入力信号確認
ディップスイッチ設定の確認
基板に傷等がないか確認
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8
据え付けおよびメンテナンス情報
据え付けおよびメンテナンス時には以下の注意事項を守ってください。
注意:
通常の点検およびメンテナンスは有資格者または教育を受けたものが行ってください。
その他各国の規制に従ってください。
外観検査として、傷や変形がないか、ケーブル類が正しく接続されているかを確認して下さい。
ケーブル接続部の締め付けおよびシール性を確認して下さい。
防爆地域では、本体に付属の防爆型ケーブルグランドを組み付けてください。
端子台および配線の変色に注意して下さい。
防爆隙間にごみや錆びのないことを確認して下さい。防爆隙間は厳密に規定されています。
カバーは注意して取り扱い、組み付け時にはシールされてることを確認して下さい。
ケーブルおよびモータ保護素子を確認して下さい。
メンテナンス時に安全性に影響を及ぼす欠陥が認められたときには、直ちに補修処置を講じる。
接合面の表面塗装は許されません。
部品を交換する際には、正規部品をご使用ください。
警告:
カバーを開ける前にガスや電圧がないことを確認して下さい。
嵌め合い部分に傷をつけないよう、カバーの扱いに注意してください。
カバーを取り付けるときには無理に押し込まないでください
カバーやウィンドウを分解しないで下さい。
アクチュエータ本体からベース部を取り外さないでください。
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保証
保証期間は製品出荷後1年間または出力軸4千往復のいずれか早く到達した日とします。
保証内容
(1)保証期間内に発生した当社の設計上、製造上の欠陥による故障が生じた場合、当社の
責任において無償で欠陥部分の修理あるいは交換を行います。
(2)ただし以下の項目については保証対象から除外します。
① 当社が文書で示した仕様の範囲を超えた使用による故障。
② 本書および取扱説明書に記載された取扱い、保守、整備などを怠ったことに起因する故障。
③ 当社または当社の指定するサービス機関以外による改造もしくは修理を行ったことに起因
する故障。
④ 火災・水害・台風・地震・雷など天災を始めとした本機器以外の事由による故障。
⑤ 経年変化により生ずる不具合(塗装・メッキなどの自然退色、錆の発生など。)
⑥ 一般に品質、性能上に影響がないと認められる程度の感応的現象(音・振動など。)
⑦ ゴム製部品等の消耗品の補充。
保証範囲は納入した機器を限度とし、生産保証は対象外とします。
本製品についてのお問い合わせ先
〒603-8165
京都市北区紫野西御所田町1番地
島津エミット株式会社
TEL(075)417-0919
FAX(075)431-3369
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