Dr Kawase 奨学金プログラム

2014 年 3 月 26 日
ニュージーランド外務貿易省
「Dr Kawase 奨学生」募集
ニュージーランド政府は、ニュージーランドと日本の酪農業の相互発展、技術交流
に寄与することを目的に「Dr Kawase 奨学金プログラム」を設立しました。本奨学
金プログラムは、北海道で放牧を実践されている酪農家 2 名に対して、ニュージー
ランド、マスタートンにあるタラタヒ農業研修センター(Taratahi Agricultural
Training Centre)において「酪農技術者訓練プログラム」を学ぶための奨学金を給付
するものです。在日ニュージーランド大使館は、下記の内容で奨学生 2 名を募集し
ます。
奨学金対象コース
タラタヒ農業研修センターの「酪農技術者訓練プログラム」は受講者のニーズ、レ
ベルに合わせて授業を組み立てる 8~9 週間のコースです。プログラムは「牛群管
理」、「飼料分析」、「乳牛の代謝メカニズム」、「上質の牧草、飼料作物の育て
方」などの科目を理論と実践を通して学びます。プログラムは上級の酪農専門技術
を学ぶこと、そして酪農の指導者(トレイナー)の養成(効果的に技術を移転する
能力を高めること)を目的とします。
Taratahi Agricultural Training Centre
http://www.taratahi.ac.nz/
http://www.taratahi.ac.nz/student-international.php
給付内容
往復渡航費(北海道からマスタートンの往復)、授業料、家賃および生活費、疾
病・傷害保険
応募資格
1. 北海道で放牧酪農を実践していること。
2. 基礎英語力を有すること。
3. 放牧酪農技術、知識向上に関心があること。
4. ニュージーランドにおいて支障なくコースを受講し生活できるよう、心身と
もに健康であること。
開始時期・期間
遅くとも 2014 年 7 月 20 日までにコースを開始できること。
「酪農技術者訓練プログラム」は受講者のニーズ、レベルに合わせて授業を組み立
てるオーダーメイドのコースのため、選考された 2 名が同時に開始し、同期間受講
できるよう、開始時期と期間を調整します。
申請手続き
下記の書類(様式自由、履歴書のみ英日、その他日本語)を提出してください。
1. 履歴書(英日)
2. 酪農経営の内容(飼養頭数、面積(放牧地の割合)、生乳生産量等)
3. 応募の動機(ニュージーランドで学びたいこと、関心のある分野、今後の酪
農経営の展開など)
4. 推薦状
[提出先]
〒150-0047 東京都渋谷区神山町 20-40
ニュージーランド大使館
「Dr Kawase 奨学金プログラム」係
または
[email protected]
選考日程
2014 年 4 月 27 日
応募書類提出締切日
4 月 28 – 30 日
書類審査合格者に電話面接
5月2日
選考結果の通知
「Dr Kawase 奨学金プログラム」について
1908 年に兵庫県西宮市に生まれた川瀬勇氏は、ニュージーランドに日本人として初
めて留学し、1933 年にニュージーランド大学農学部カンタベリー農科大学(現在リ
ンカーン大学)を卒業し、その後数年ニュージーランドのマッセイ大学で研究を続
けました。帰国後、北海道大学で博士号を取得、牧草地の普及と改良の日本での先
達となり、日本草地研究会(1954 年、後に学会)の創立者のひとりとなりました。
ニュージーランドで学んだ放牧酪農を日本に広めた先駆者である川瀬氏に敬意を表
し、本奨学金プログラムを「Dr Kawase 奨学金プログラム」としました。
問い合わせ先
ニュージーランド大使館
藤林慶子
電話:(03)5478-9661
[email protected]