病的ギャンブリングの人を かかえるご家族へ 自助グループ 〈まず出来ること〉 ①つながる ~相談~ まず、家族が相談機関に相談し、一緒に対応方法 を考えていきましょう。 ②知る ~学習~ ●病的ギャンブリングの当事者グループ ☆GA(ギャンブラーズアノニマス) ・いずもグループ(会場:松江) ・さんいんだんだんグループ(会場:松江) 本やインターネットなどの情報も参考になります が、相談する中で、理解を深めることも有効です。 ③支え合う ~自助グループ~(右記に掲載) ギャンブルの問題で 悩んでいませんか? 〈問合せ〉 GA 日本インフォメーションセンター 同じ悩みを持つ家族の自助グループへの参加は、 URL http://www.gajapan.jp/index.html 他の家族の経験を聴いたり、自分の抱え込んでい FAX 046-263-3781 る悩みを話すことで家族自身の気持ちの整理につ Mail [email protected] ながり、家族自身の回復の助けになります。 ●病的ギャンブリングの家族グループ まずは相談機関で 相談してみませんか? ☆ギャマノン松江(会場:松江) ☆さくらの会(会場:出雲) 〈問合せ〉 相談機関 心と体の相談センター 電話 0852-21-2885 ●島根県立心と体の相談センター 〒690-0011 松江市東津田町1741-3 相談電話:0852-21-2885 ※来所での相談は予約制です。 ※いずれも参加の申込みは不要です。 ※「GA」及び「ギャマノン」の開催情報は、 各団体のホームページにおいて確認できます ので、ご覧下さい。 ●最寄りの保健所 島根県立心と体の相談センター 「病的ギャンブリング」って何? 病的ギャンブリングの簡易チェック 病的ギャンブリングから抜け出すために 一度、病的ギャンブリングになると、適度にギ 病的ギャンブリング 病的ギャンブリングとは、ギャンブル(パチンコ、 スロットマシン、競輪、競艇など)への欲求が病的に 強くなり、意志の力でコントロールできなくなった状 態のことを言います。 □ ギャンブルで負けた時、負けた分を取り戻 ャンブルを楽しめるようになることはありま すために、またギャンブルをしたことが せん。そのため、病的ギャンブリングは「治癒」 ある。 ではなく、ギャンブルなしの生活を送り、家族 □ 自分に賭け事やギャンブルの問題があ ると思ったことがあるか、その問題を人 関係や社会生活を再建するといった「回復」 を目指します。 から指摘されたことがある。 回復のために □ お金の使い方について、同居していた人 病的ギャンブリングの特徴 病的ギャンブリングには、以下の様な特徴が見られます。 ・ギャンブルしたいという強い衝動が起こる。(渇望) ・その衝動を抑えられない。 (制御困難) ・次第に掛け金が増えたり、よりリスクの大きい方に 賭ける。 (耐性) ・経済的、社会的な不利益や家庭生活上の問題が起る と口論となった原因が、主に自分のギャ ンブルだったことがある。 □ 誰かからお金を借りたのに、ギャンブル のために返せなくなったことがある。 □ ギャンブルのためか、ギャンブルによる 借金を返すために、下記のいずれかから お金を借りたことがある。 (家計、サラ金・闇金、銀行・ローン会社) ことが分かっていてもギャンブルを止められない。 ①ギャンブルによる影響を振り返り、病的ギャ ンブリングについて学びましょう。 ②相談できずに問題を一人で抱えていません か?まず相談機関(裏面参照)に相談し、一 緒に対応方法を考えましょう。 ③同じ問題を抱える仲間(自助グループ)と共 に回復に取り組むことは回復のために役立 ちます(裏面に自助グループ掲載) 。 ④借金、生活、仕事、家族関係などの問題は、 (コントロール喪失) 相談しながら一歩ずつ解決を図りましょう。 ・後悔するが、ギャンブルやそれにともなう問題(借金、 上記の質問で 2 項目以上当てはまる方は、 嘘、仕事や家庭における役割の怠慢等)を繰り返す。 ギャンブル問題について、支援が必要な可 き、「もうこれだけ止めたのだから、少しく (反復) 能性があります。 らいなら」と考えるときなど)に注意しまし この問題の本質は、 「意志の弱さ」や「道徳的な 問題」ではありません。意志の力ではギャンブ ルを止めることが出来ない「コントロール障害」 になっていることが問題の本質です。 ⑤再発の兆候(例:強いストレスを感じたと ょう。 (参考:厚生労働省科学研究費補助金障害 保健福祉総合研究事業「いわゆるギャンブ ル依存症の実態と地域ケアの促進」より、 「日本語版SOGS短縮版」を改変) 病的ギャンブリングの背景に 何らかの精神科疾患がある場 合は、精神科の受診も合わせ て必要です。
© Copyright 2024 ExpyDoc