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使用説明書
RP-GL/2&RTIFF
プリンターの設定 .............................................................. 4
エミュレーションを切り替える ................................................ 4
印刷条件を設定する .......................................................... 5
印刷条件リストを印刷する .................................................... 6
印刷条件リストの見かた ...................................................... 7
RP-GL/2 印刷条件リスト ..................................................... 7
RTIFF 印刷条件リスト ....................................................... 8
プログラムを登録する ....................................................... 10
プログラムを呼び出す ....................................................... 11
エミュレーション検知に関する注意事項 ..................................... 11
プログラムを削除する ....................................................... 13
プログラム内容を印刷する ................................................... 14
給紙トレイを選択する ....................................................... 15
印刷部数を設定する ......................................................... 16
RP-GL/2 エミュレーション ...................................................... 17
RP-GL/2 エミュレーションとは ................................................ 17
RP-GL と RP-GL/2 の主な違い .................................................. 18
HP-GL、HP-GL/2、HP RTL について ............................................. 19
RP-GL/2 エミュレーション使用上の注意 ........................................ 20
Windows から使用する - パソコンの設定 ....................................... 23
Windows で印刷するための準備 .............................................. 23
プリンタードライバーの設定を保存/呼び出しする ............................ 23
RP-GL/2 ドライバーでできること ............................................ 24
DOS/UNIX から使用する - プリンターの設定 .................................... 26
DOS/UNIX で印刷するための準備 ............................................. 26
RP-GL/2 の動作モード ...................................................... 26
1
GL-GL/2 切り替えモードの動作について ...................................... 27
出力プロッターを設定する ................................................. 28
印刷条件の設定 ........................................................... 29
印刷する ................................................................. 68
印刷オプションを指定する ................................................... 73
印刷オプションとは ....................................................... 73
印刷オプションの指定方法 ................................................. 73
印刷オプション一覧表 ..................................................... 74
印刷オプションの指定項目 ................................................. 75
コマンドを指定する ......................................................... 80
エミュレーション切り替えコマンド ......................................... 80
印刷オプション指定コマンド ............................................... 81
印刷オプション指定コマンド一覧表 ......................................... 82
印刷オプション指定コマンドの指定項目 ..................................... 83
2 色印刷する................................................................ 87
2色印刷に関する注意事項 ................................................. 87
図面サイズと用紙サイズによる縮尺率 ......................................... 88
RP-GL/2 エミュレーションのトラブルシューティング ............................ 89
思いどおりに印刷できないとき ............................................. 89
RTIFF エミュレーション ........................................................ 93
RTIFF エミュレーションとは .................................................. 93
印刷するための準備 ......................................................... 94
使用上の注意事項 ........................................................... 95
印刷する ................................................................... 96
UNIX ワークステーションから使用する ....................................... 96
DOS/V パソコンから使用する ................................................ 96
印刷条件の設定 ............................................................. 99
印刷条件設定項目一覧表 ................................................... 99
印刷条件の設定項目 ...................................................... 103
印刷オプションを指定する .................................................. 128
印刷オプションとは ...................................................... 128
印刷オプションの指定方法 ................................................ 128
印刷オプション一覧表 .................................................... 129
印刷オプションの指定項目 ................................................ 134
印刷オプションの省略形 .................................................. 179
入力データの仕様 .......................................................... 183
2
印刷できる TIFF ファイル ................................................. 183
印刷できる CALS ファイル ................................................. 191
印刷できる JPEG ファイル ................................................. 193
エミュレーション切り替えコマンド ........................................ 193
サマリー印刷指定コマンド ................................................ 195
印刷オプション指定コマンド .............................................. 196
RTIFF エミュレーションのトラブルシューティング ............................. 198
エラーメッセージ ........................................................ 198
思いどおりに印刷できないとき ............................................ 204
3
プリンターの設定
プリンターの設定
エミュレーションを切り替える
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [呼出]を押します。
4. 切り替えたいエミュレーションを選択します。
5. [OK]を 2 回押します。
呼び出したエミュレーションの画面が表示されます。
4
プリンターの設定
印刷条件を設定する
印刷するデータに応じた印刷条件を操作部で設定できます。

印刷中や印刷データの受信中は、印刷条件を変更しないでください。

本機の設定によっては意図しない印刷結果となるときがあります。P.11「エミュレ
ーション検知に関する注意事項」を参照してください。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [呼出]を押してエミュレーションを選択し、
[OK]を押します。
4. [印刷条件]を押します。
5. 項目を押して、印刷条件を設定します。
変更する印刷条件の項目が表示されていないときは、
[ 前へ]または[ 次へ]を押し
てタッチパネルの表示を切り替えます。
6. [終了]を押します。
7. [OK]を押します。

設定した印刷条件は、印刷データを印刷したあとも保持されます。ただし、本機の
電源を切ったときや、エミュレーションを切り替えたときは、設定した印刷条件が
初期値に戻ります。

使用する頻度が多い印刷条件は、プログラム登録しておくことをお勧めします。プ
ログラムを登録しておくと、本機の電源を切ったり、エミュレーションが切り替わ
ったりしても、プログラムを呼び出すことで同じ条件での印刷ができます。プログ
ラムの登録については、P.10「プログラムを登録する」を参照してください。
5
プリンターの設定
印刷条件リストを印刷する
設定されている印刷条件の一覧を印刷して確認できます。
印刷条件リストを印刷するときは、A4 サイズの用紙を選択することをお勧めします。
印刷する印刷条件が呼び出されていることを確認してから、操作してください。
1. [初期設定/カウンター]キーを押します。
2. [プリンター初期設定]を押します。
3. [テスト印刷]タブが表示されていることを確認し、[印刷条件リスト]を押します。
4. [終了]を 2 回押します。
6
プリンターの設定
印刷条件リストの見かた
使用している機種や設定によっては、異なる内容が印刷されるときがあります。
RP-GL/2 印刷条件リスト
CRG006
1.
システム構成
エミュレーションやシステムのバージョン、メモリー容量、ホストバッファ、給紙トレ
イにセットされている用紙サイズが印刷されます。
2.
印刷条件
印刷条件の設定項目、および現在の設定値が印刷されます。
「*」がついている項目は、
初期値から変更されている項目です。
3.
印刷条件:ペン設定
本機で設定したペン設定一覧が印刷されます。
「*」がついている項目は、初期値から変
更されている項目です。
4.
プログラムキー登録状況
本機に登録されているプログラムが印刷されます。
「No.1」~「No.16」に登録される名
前(RGL.1、RTF.1 など)の数字部分はユーザーメモリースイッチ番号です。ユーザー
7
プリンターの設定
メモリースイッチ番号は、エミュレーションごとに登録された順番で「1」から自動的
に採番されます。
5.
エラー履歴
エラーの履歴が印刷されます。

RP-GL/2 でエラーが発生したとき、次のページに「エラーリレキ」欄が印刷されま
す。この欄に RP-GL/2 で発生したエラーの一覧が印刷されます。
RTIFF 印刷条件リスト
CRG007
1.
システム構成
メモリー容量、受信バッファ、処理用メモリーの容量、指定されているプログラム、設
定されている印刷部数、処理用ディスクの容量、給紙トレイにセットされている用紙サ
イズが印刷されます。
2.
印刷条件
8
プリンターの設定
印刷条件の設定項目、および現在の設定値が印刷されます。
3.
プログラムキー登録状況
本機に登録されているプログラムが印刷されます。
「No.1」~「No.16」に登録される名
前(RGL.1、RTF.1 など)の数字部分はユーザーメモリースイッチ番号です。ユーザー
メモリースイッチ番号は、エミュレーションごとに登録された順番で「1」から自動的
に採番されます。
9
プリンターの設定
プログラムを登録する
設定したエミュレーションモードや印刷条件は、電源を切ったり、エミュレーションを切り
替えたりすると、すべて工場出荷時の設定に戻ります。使用する頻度が多い印刷条件は、プ
ログラムとして本機に登録しておくことをお勧めします。プログラムは 16 個まで登録でき、
電源を切っても保存されます。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [呼出]を押してエミュレーションを選択し、
[OK]を押します。
4. [印刷条件]を押して必要な印刷条件を設定します。
5. [終了]を押して印刷条件設定画面を閉じます。
6. [プログラム登録/削除]を押します。
7. [登録]が選択されていることを確認し、登録するプログラム番号を押します。
8. [OK]を 2 回押します。
プログラムが登録され、プリンターの画面に戻ります。

登録済みのプログラム番号には、登録したときのエミュレーション名が表示されま
す。登録済みのプログラム番号を指定して[OK]を押すと、新たな登録内容に上書
きできます。

プログラムを登録すると、登録した順にユーザーメモリースイッチ番号が設定され
ます。ユーザーメモリースイッチ番号は、エミュレーションごとに、登録された順
番で「1」から自動的に採番されます。ユーザーメモリースイッチ番号は、印刷条
件リストの<プログラムキー登録状況>で確認できます。印刷条件リストの見かた
については、P.7「印刷条件リストの見かた」を参照してください。
10
プリンターの設定
プログラムを呼び出す
プログラム登録した印刷条件で印刷するには、あらかじめプログラムを呼び出します。

本機の設定によっては意図しない印刷結果となるときがあります。P.11「エミュレ
ーション検知に関する注意事項」を参照してください。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [呼出]を押します。
4. 呼び出すプログラムを押します。
5. [OK]を押します。
選択したプログラム番号が画面に表示されていることを確認します。
6. [OK]を押します。
エミュレーション検知に関する注意事項
意図しない印刷結果となったとき
意図しない印刷結果となったときは、[エミュレーション検知]の設定を確認してくだ
さい。
[エミュレーション検知]が[する]に設定されていると、各エミュレーションのユー
ザーメモリースイッチ番号「1」のプログラムが起動します。また、印刷ジョブが変わ
11
プリンターの設定
るたびに検知が働きます。これらの動作によって、意図しない印刷結果となるときがあ
ります。
この場合、
[プリンター初期設定]の[システム設定]タブにある[エミュレーション
検知]を[しない]に設定してください。
[エミュレーション検知]については、
『プリ
ンター』
「システム設定」を参照してください。

RTIFF エミュレーションでは、RTIFF 以外のエミュレーションやプログラムが
呼び出されているときに限り、ユーザーメモリースイッチ番号「1」のプログ
ラムが起動します。RTIFF エミュレーションまたは RTIFF のプログラムが呼び
出されているときは、
[エミュレーション検知]が[する]になっていても、
ユーザーメモリースイッチ番号「1」のプログラムは起動しません。

プログラムが登録されていないときは、検知されたエミュレーションの初期値
が呼び出されます。
印刷途中で異なるエミュレーションに切り替わったとき
[エミュレーション検知]が[する]に設定されているとき、[インターフェース切替
時間]の設定が短いと、データの途中で誤ったエミュレーションに切り替わることがあ
ります。
[インターフェース切替時間]を長めに設定するか、[エミュレーション検知]を[し
ない]に設定してください。
[エミュレーション検知]については、
『プリンター』
「システム設定」を参照してくだ
さい。
[インターフェース切替時間]については、
『プリンター』「インターフェース設
定」を参照してください。
12
プリンターの設定
プログラムを削除する
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [プログラム登録/削除]を押します。
4. [削除]を押します。
5. 削除するプログラムを押します。
6. [OK]を押します。
確認画面が表示されます。
7. [削除する]を押します。
8. [OK]を押します。
13
プリンターの設定
プログラム内容を印刷する
本機に登録したプログラムの一覧を印刷できます。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [呼出]を押して印刷するプログラムを選択し、[OK]を押します。
4. [プログラム登録/削除]を押します。
5. [プログラム内容印刷]を押します。
6. [取消]を押します。
7. [OK]を押します。
14
プリンターの設定
給紙トレイを選択する
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [呼出]を押してエミュレーションを選択し、
[OK]を押します。
4. [給紙トレイ選択]を押します。
5. 選択する給紙トレイを押します。
6. [OK]を 2 回押します。
15
プリンターの設定
印刷部数を設定する
印刷部数は、RTIFF エミュレーションでは 999 部まで、RP-GL/2 エミュレーションでは 99
部まで指定できます。
設定した印刷部数は、印刷データを印刷したあとも保持されます。ただし、本機の電源を切
ったときや、エミュレーションを切り替えたときは、設定した印刷部数が初期値(1 部)に
戻ります。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. [呼出]を押してエミュレーションを選択し、
[OK]を押します。
4. [印刷部数]を押します。
5. テンキーで印刷部数を入力します。
6. [OK]を 2 回押します。

RP-GL/2 エミュレーションでは、アプリケーションによっては、操作部で設定した
印刷部数が有効にならないときがあります。その場合は、印刷条件「102.印刷部数
指定優先」を「機器側設定優先」に設定してください。

RTIFF エミュレーションでは、印刷オプションの copies や qty で印刷部数を指定
すると、操作部で設定した印刷部数は無効になります。
16
RP-GL/2 エミュレーション
RP-GL/2 エミュレーション
RP-GL/2 エミュレーションとは
RP-GL/2 エミュレーションを使用すると、本機をレーザープロッターとして使用し、CAD ア
プリケーションから印刷できます。
HP(Hewlett-Packard)社で開発されたペンプロッター制御用の命令セット HP-GL
(Hewlett-Packard's Graphics Language)、ラスタープロッター制御用の命令セット
HP-GL/2(Hewlett-Packard's Graphics Language Standard)+HP RTL(HP's Raster Transfer
Language)に準拠しています。HP-GL、HP-GL/2、HP RTL で出力できる CAD アプリケーショ
ンから印刷できます。
Windows 環境や、DOS/UNIX 環境でも印刷できます。
17
RP-GL/2 エミュレーション
RP-GL と RP-GL/2 の主な違い
RP-GL/2 エミュレーションは、RP-GL と RP-GL/2 の 2 種類のコマンド体系をサポートしてい
ます。
RP-GL は、Hewlett-Packard 社の HP-GL のコマンドに準拠しています。
RP-GL/2 は、Hewlett-Packard 社の HP-GL/2、および HP-RTL のコマンドに準拠しています。
RP-GL と RP-GL/2 の出力機能についての違いは以下のとおりです。
機能
RP-GL
RP-GL/2
エミュレートするプロッタ HP7475A、HP7550A、HP7570A、 Type1:DesignJet600
ー
HP7575A、HP7576A、HP7580B、 Type3:DesignJet700
HP7585B、HP7586B、HP7595A、
HP7596A
座標原点位置
左下、または中央
左下
イメージデータの出力
不可
可
座標軸回転
0°、90°
0°、90°、180°、270°
画像の重ね合わせ制御
なし
あり
ベクトル作画命令の圧縮機
なし
あり
ミラー印刷機能
なし
あり
印刷色の対応
モノクロ(グレースケール) Type1、Type3:
能
モノクロ(グレースケール)
ペン指定
8 種類
16 種類
ペン属性の指定
線幅:26 段階
線幅:26 段階
濃度:11 階調
濃度:11 階調
18
RP-GL/2 エミュレーション
HP-GL、HP-GL/2、HP RTL について
HP-GL
HP 社で開発されたペンプロッター制御用のコマンドです。HP-GL はもともと HP 社のプ
ロッターを制御するための命令体系ですが、最も標準的なコマンドとして、多くの CAD
アプリケーションおよびプロッターで使用されています。
HP-GL/2
HP 社で開発されたラスタープロッター制御用のコマンドです。
ペンプロッターをベースに考えられた HP-GL とは異なり、HP-GL/2 にはラスタープロッ
ターを想定した高度な作画機能が盛り込まれています。
また、HP-GL/2 は HP-GL にはない次のような拡張機能を持っています。

ベクトル作画命令の圧縮機能により、出力データ量を大幅に減少させ、パソコンの
開放時間を大幅に短縮できます。

カラーデータに対応し、カラーまたはグレースケールで印刷できます。

コマンドを使用して HP RTL と切り替えられるため、ベクターデータ、イメージデ
ータが混在したデータも高速に印刷できます。

多彩な塗りつぶし(カラー、グレースケール、パターンなど)ができます。

仮想的なペンを使用した様々な設定(線幅、線終端処理、接合部処理など)の指定
ができます。
HP RTL
HP RTL はイメージデータ(ビットマップ)を作画するために開発されたグラフィック
言語です。
イメージデータは、ドットで構成された図形です。通常のプロッターで描画された線な
どで構成された図形に加えて、イメージデータを組み合わせることで、より表現力に富
んだ鮮やかな描画ができます。
HP RTL では、膨大になりがちなイメージデータを圧縮して転送できるため、高速に描
画できます。
19
RP-GL/2 エミュレーション
RP-GL/2 エミュレーション使用上の注意

本製品は、CAD アプリケーションでの使用を目的としています。ワープロ、表計算、フ
ォトレタッチ、ドローイング系のアプリケーションでは使用しないでください。

CAD アプリケーションが独自のドライバーを持っていることがあります。そのときは、
プリンターの操作部で印刷条件を設定してください。

「RP-GL/2(Type1)
」は DesignJet600 の HP-GL/2 の動作モードをエミュレーションして
います。ただし、DesignJet600 に存在する「HP7586+GL/2 混在モード」については仕様
が異なるため、完全にエミュレーションできません。したがって、「HP7586+GL/2 混在
モード」と異なる動作をするときがあり、期待した印刷結果が得られないことがありま
す。GL-GL/2 切り替えモード時に RP-GL/2 または、RTL データを出力するとき、うまく
印刷できない場合は、印刷条件の「プロッタ ID」を「RP-GL/2」に切り替えてみてくだ
さい。

HP-GL/2 は「圧縮データ方法」には、8bit と 7bit のモードがあります。RP-GL/2 もこ
れらの圧縮方法に対応しています。プリンタードライバーでは 8bit モードで圧縮して
います。

線描画における終端形状および接合部形状の仕様は、コマンド体系処理モードによって
次のように異なります。
線属性
終端形状
RP-GL
丸め
RP-GL/2
LA コマンドまたは印刷条件設
定により、設定できます。
接合部形状
丸め
LA コマンドまたは印刷条件設
定により、設定できます。
太い線幅で描画しているとき、
[終端処理設定]、
[接合部処理設定]の設定によっては
正常に印刷されないことがあります。
[終端処理設定]
、
[接合部処理設定]は 0.35mm よりも太い線に有効です。

GL-GL/2 切り替えモードでは、モードを切り替えたあとのペン位置の座標は常に原点
(0,0)です。

GL-GL/2 切り替えモードでは、RP コマンドによるリプロット機能は無効です。

細線をハーフトーンで印刷するとき、描画位置によっては、実線が点線や破線になった
り、線が描画されなかったりすることがあります。
20
RP-GL/2 エミュレーション

印刷条件で「6.プロッタ ID」を「RP-GL/2」に変更したとき、RP-GL 用のデータを印刷
させようとすると、意図した印刷結果にならない場合があります。

GL-GL/2 切り替えモード、RP-GL/2 モードにかかわらずプログラムを登録すると、登録
した順にユーザーメモリースイッチ番号が設定されます。エミュレーション切り替えコ
マンド付きのデータを印刷するときに、ユーザーメモリースイッチ番号が「1」となっ
ているプログラム番号が希望するプログラム番号でない場合は、希望するプログラム番
号のユーザーメモリースイッチ番号が「1」になるように設定してください。ユーザー
メモリースイッチ番号は印刷条件を印刷して確認してください。<プログラムキー登録
状況>の欄に印刷されます。印刷条件の印刷については、P.6「印刷条件リストを印刷
する」を参照してください。

何種類かのプロッタ ID を使用し、プログラム登録するときは、
プロッタ ID が
「RP-GL/2」
のプログラムは1番最初に登録しないでください。希望するプログラムで印刷されない
場合があります。

[プリンター初期設定]の[システム設定]タブにある[エミュレーション検知]が[し
ない]に設定されているとき、PJL コマンド「ENTER LANGUAGE=HPGL/2」を受信すると、
印刷条件の「6.プロッタ ID」が「RP-GL/2」で最初に登録されたプログラムに切り替わ
ります。
ただし、起動しているプログラムが「RP-GL/2」のプログラムの場合は、上記コマンド
を受信しても、通常プログラムは切り替わりません。

[プリンター初期設定]の[システム設定]タブにある[エミュレーション検知]を[す
る]に設定しているとき、起動しているプログラムにかかわらず、RPGL/GL2 で登録し
たプログラムに切り替わります。このとき、データによって起動するプログラムは以下
のように異なります。

PJL コマンドがあるとき:印刷条件「6.プロッタ ID」が「RP-GL/2」に設定された
プログラムの中から、最初に登録されたプログラムが呼び出されます。「RP-GL/2」
に設定されているプログラムがひとつもないときは、RP-GL/2 の初期値が呼び出さ
れます。

PJL コマンドがないとき:印刷条件「6.プロッタ ID」の設定にかかわらず、RPGL/GL/2
のユーザーメモリースイッチ番号「1」のプログラムが呼び出されます。RP-GL、
RP-GL/2 で登録されているプログラムがひとつもないときは、RP-GL、RP-GL/2 の初
期値が呼び出されます。

CAD アプリケーションで漢字 ROM の「あり」
「なし」が選べるときは、CAD アプリケーシ
ョンの設定を次のようにします。


「あり」を選択したとき:漢字フォントを使用します。

「なし」を選択したとき:漢字フォントを使用しません。
CAD アプリケーションでステップサイズの設定があるときは、
「0.025mm」に設定します。
21
RP-GL/2 エミュレーション

ユーザーメモリースイッチ番号とは、プログラムが登録されるときにエミュレーシ
ョンごとに自動的に「1」から連番をつけたもので、プログラムを登録した順番を
表しています。印刷条件を印刷すると<プログラムキー登録状況>に記載されます。

RP-GL/2 で印刷するとき、自動両面印刷はできません。
22
RP-GL/2 エミュレーション
Windows から使用する - パソコンの設定
Windows で印刷するための準備
1. 本機とパソコンが正しく接続されていることを確認します。
2. 本機に同梱の CD-ROM から、パソコンにプリンタードライバーをインストールします。
3. プリンターに取り付けたオプションをプリンタードライバーで設定します。
4. プリンタードライバーの設定画面を表示し、印刷に関する設定をします。

プリンタードライバーのインストール方法やオプションの設定については、
『ドラ
イバーインストールガイド』
「プリンタードライバーをインストールする」を参照
してください。

CAD アプリケーション独自のドライバーを使用するときは、本機の操作部で印刷条
件を設定してください。

Windows の機能や操作については、Windows の説明書を参照してください。
プリンタードライバーの設定を保存/呼び出しする
印刷するデータや印刷のしかたに応じて最適な設定を保存しておくと、次に印刷するとき簡
単に設定し直すことができます。
プリンタードライバーの設定内容を保存する
1. プリンタードライバーの設定画面を表示します。
2. プリンタードライバーを保存する状態に設定します。
3. [基本]タブの[設定の保存/呼び出し...]をクリックします。
4. [ファイル名:]ボックスに保存するファイル名を入力します。
設定ファイルの拡張子は「.rst」です。拡張子を入力しなくても、自動的に拡張子が付
加されて保存されます。
5. [保存]をクリックします。
プリンタードライバーの設定内容を呼び出す
1. プリンタードライバーの設定画面を表示します。
2. [基本]タブの[設定の保存/呼び出し...]をクリックします。
3. 呼び出すファイルを選択します。
4. [呼出]をクリックします。
23
RP-GL/2 エミュレーション
プリンタードライバーの設定内容を削除する
1. プリンタードライバーの設定画面を表示します。
2. [基本]タブの[設定の保存/呼び出し...]をクリックします。
3. 削除するファイルを選択します。
4. [削除]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
RP-GL/2 ドライバーでできること
プリンタードライバーで設定できるおもな機能についての説明です。
変倍して印刷する
作成した図面を拡大または縮小して印刷できます。
文字を画面どおりに印刷する
すべての文字をイメージに展開することによって、画面表示に最も近い結果が得られま
す。
データを用紙の中央に印刷する
データを用紙の中央に印刷し、上下左右の余白を均等にできます。
ペンの設定を変更する
アプリケーションで使用している画面色と、それに対応するペンにペン幅、ペン濃度、
およびペン色を設定できます。
画面色を作成する
RP-GL/2 プリンタードライバーでは、アプリケーションで使用している画面色にあわせ
た色彩の近い色が、各ペンに割り当てられます。選択できる画面色は、初期値で「White」
「Black」
「Blue」
「Red」
「Magenta」
「Green」
「Cyan」
「Yellow」の 8 色です。アプリケー
ションでほかの色を使用しているときは、画面色を作成して追加できます。
文字だけを黒ベタで印刷する
図面上の文字だけを黒ベタで印刷できます。
グレー階調を高めて印刷する
図面に適したディザリングの処理方法を指定することによって、グレー階調を高めて印
刷できます。
線の終端、接合部の処理を設定する
線の終端、接合部の処理を設定できます。
文字や日付をスタンプのように重ねて印刷する
作成した図面に文字や日付をスタンプのように重ねて印刷できます。また、そのスタン
プを作成、編集できます。

ペン色設定には、使用しているモデルによってはオプションの赤現像ユニットが必
24
RP-GL/2 エミュレーション
要です。

その他の機能や設定項目の機能説明は、プリンタードライバーのヘルプを参照して
ください。

ヘルプの表示方法は、
『プリンター』
「プリンタードライバーのヘルプを表示する」
を参照してください。
25
RP-GL/2 エミュレーション
DOS/UNIX から使用する - プリンターの設定
DOS/UNIX で印刷するための準備
1. パソコンで印刷に関する設定をします。
2. 本機の操作部でエミュレーションを「RPGL」に切り替えます。
3. CAD アプリケーションで設定したプロッターと本機の印刷条件「6.プロッタ ID」を合
わせます。
「6.プロッタ ID」の設定により、RP-GL/2 の動作モードが設定されます。
4. 印刷領域やペン幅、ペン濃度などの印刷条件を設定します。
エミュレーション特有の印刷条件を設定できます。
また、
[プリンター初期設定]の[システム設定(EM)]タブで、[白紙排紙]
、
[自動排
紙時間]
、
[水平補正初期値]
、および[垂直補正初期値]を設定できます。

パソコンでの印刷に関する設定については、使用している OS、およびアプリケー
ションの説明書を参照してください。

エミュレーションの切り替えについては、P.4「エミュレーションを切り替える」
を参照してください。

[システム設定(EM)
]の設定項目については、
『プリンター』
「システム設定(EM)
」
を参照してください。
RP-GL/2 の動作モード
RP-GL/2 の動作モードには GL-GL/2 切り替えモードと RP-GL/2 モードがあり、それぞれ次の
ように動作します。

GL-GL/2 切り替えモードのとき、データによっては印刷部数を指定しても1部しか
出力されないことがあります。その場合は、RP-GL/2 モードで印刷してください。
GL-GL/2 切り替えモード
送信されてきたコマンドによって、RP-GL と RP-GL/2 を自動的に切り替えます。
以下の環境のとき、このモードに設定することをお勧めします。

RP-GL 出力だけの環境

複数のパソコン、CAD アプリケーションを使用しているときなど RP-GL 出力、
RP-GL/2 出力が混在する環境
印刷条件の「6.プロッタ ID」が「7475A, 7550A, 7570A, 7575A, 7576A, 7580B, 7585B,
7586B, 7595A, 7596A」のいずれかに設定されていると、このモードで動作します。
26
RP-GL/2 エミュレーション
RP-GL/2 モード
RP-GL/2 のコマンド体系で動作します。
以下の環境のとき、このモードに設定することをお勧めします。

RP-GL/2 出力だけの環境

切替コマンド(ESC%-1B)がない HP-GL/2 データを印刷するとき

RP-GL/2 で印刷するアプリケーションで部数設定をするとき
印刷条件の「6.プロッタ ID」が「RP-GL/2」に設定されているとき、このモードで動作
します。

初期値は GL-GL/2 切り替えモードです。

GL-GL/2 切り替えモードを使ったときに切り替えられる「RP-GL/2」のタイプは、
印刷条件の「6.プロッタ ID」のサブメニュー「RP-GL/2」で最後に設定したタ
イプにしたがいます。たとえば、GL-GL/2 切り替えモードを使用したとき、確
実に「RP-GL/2 (Type1)
」に切り替えたい場合は、印刷条件の「6.プロッタ ID」
で「RP-GL/2 (Type1)
」に設定後、再度「6.プロッタ ID」で RP-GL モードのプ
ロッタを設定してから切り替えコマンドを使用します。
GL-GL/2 切り替えモードの動作について
印刷条件の「6.プロッタ ID」が「RP-GL/2」以外に設定されているとき、このモードで動作
します。RP-GL と RP-GL/2 をコマンドにより自動的に切り替えて印刷します。
RP-GL から RP-GL/2 への切り替え
RP-GL/2 移行コマンド「ESC%#B」を受信すると、RP-GL/2 に切り替わり、受信したデー
タを RP-GL/2 エミュレーションのコマンド体系として処理します。このとき印刷データ
がある場合は、データを印刷排紙してから RP-GL/2 へ切り替わります。
RP-GL/2 移行コマンド「ESC%#B」の「#」は、
「-1、0、1、2、3」のいずれかを指定しま
す。
RP-GL/2 から RP-GL への切り替え
RP-GL/2 のとき、排紙コマンドで印刷データを排紙すると自動的に RP-GL に切り替わり
ます。
切り替えコマンド
モード
RP-GL→RP-GL/2
コマンド
ESC%#B
コマンド説明
RP-GL/2 切り替えコマンド
27
RP-GL/2 エミュレーション
モード
RP-GL/2→RP-GL
コマンド
PG
コマンド説明
排紙コマンド
RP
RP-GL/2→RP-GL
ESC.R
デバイス制御コマンド
ESC.K
RP-GL/2→RP-GL
ESC%-12345X
PJL 切り替えコマンド

「ESC%-12345X」を受信すると、PJL に切り替わります。

PJL は HP 社の Printer Job Language のエミュレーションです。

@PJL ENTER LANGUAGE=HPGL2 コマンドを受信すると、RP-GL/2 に切り替わります。
出力プロッターを設定する
CAD アプリケーションで設定したプロッターと、本機の印刷条件「6.プロッタ ID」を合わせ
ます。
1. CAD アプリケーションで出力するプロッターを選択します。
設定方法は、CAD アプリケーションの説明書を参照してください。
2. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
3. [エミュレーション/プログラム]を押します。
4. [呼出]を押してエミュレーションを[RPGL]に切り替え、[OK]を押します。
5. [印刷条件]を押します。
6. [プロッタ ID]を押します。
7. [ 前へ]または[ 次へ]を押して目的のプロッター名を表示させて選択し、
[OK]
を押します。
CAD アプリケーションで「7475A」
、
「7550A」、
「7570A」
、
「7575A」、
「7576A」、
「7580B」
、
「7585B」
、
「7586B」
、
「7595A」
、
「7596A」のいずれかを選択したときは、選択したプロッターと同
28
RP-GL/2 エミュレーション
じプロッターを選択します。
CAD アプリケーションで「DesignJet600」または「DesignJet700」が選択できるときは、
[RP-GL/2]を選択します。
8. [RP-GL/2]を選択したときは、RP-GL/2 のタイプを選択し、[OK]を押します。
CAD アプリケーションで選択したプロッターと RP-GL/2 のタイプの関係については以下
のとおりです。
プロッター
RP-GL/2 のタイプ
DesignJet600
Type1
DesignJet700
Type3
9. [終了]を押します。
10. [OK]を押します。

選択した「プロッタ ID」によって、本機の動作モードが異なります。P.26「RP-GL/2
の動作モード」を参照してください。

使用する頻度が多い印刷条件は、プログラム登録しておくことをお勧めします。プ
ログラムを登録しておくと、本機の電源を切ったり、エミュレーションが切り替わ
ったりしても、プログラムを呼び出すことで同じ条件での印刷ができます。プログ
ラムの登録については、P.10「プログラムを登録する」を参照してください。
印刷条件の設定
印刷条件は CAD アプリケーションの設定に合わせて設定してください。
RP-GL と RP-GL/2 では、印刷条件の設定項目が異なります。
各項目ページに記載されているマークは、それぞれ次の意味を表します。
マーク
説明
RP-GL だけで有効です。
RP-GL/2 だけで有効です。
RP-GL、RP-GL/2 どちらでも有効です。
29
RP-GL/2 エミュレーション
印刷条件設定項目一覧表
「
」マークの付いた設定値は、各項目の初期値です。
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
0°
90°
180°
270°
7570A
7575A
7576A
7580B
7585B
7586B
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
5
6
な
座標軸
し
回転
一
プロッ
部
タ ID
あ
7550A
7595A
り
11
7475A
7596A
2
RP-GL/
Type1
2
7
8
9
RP-GL/
な
X 原点
し
補正
な
Y 原点
し
補正
あ
ペン 1
り
設定
1
ペン 1
Type3
0mm
(-99mm~99mm 1mm 単位で設定できます)
0mm
(-99mm~99mm 1mm 単位で設定できます)
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.50m
0.40mm
m
1.10mm
1.20m
m
0.60mm
1.30mm
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
m
m
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
30
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
8.00mm
12.0m
m
2
ペン 1
濃度
4
ペン 1
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
70%
60%
50%
40%
30%
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
ON
赤指定
10
あ
ペン 2
り
設定
1
ペン 2
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.18m
m
0.20m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
12.0m
m
2
ペン 2
濃度
4
ペン 2
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
31
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
m
m
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
11
あ
ペン 3
り
設定
1
ペン 3
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.13mm
0.10m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
12.0m
m
2
ペン 3
濃度
4
ペン 3
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
12
あ
ペン 4
り
設定
1
ペン 4
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.18m
m
0.20m
m
0.40mm
0.50m
m
0.60mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
32
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
1.20m
1.30mm
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
1.10mm
m
8.00mm
12.0m
m
2
ペン 4
濃度
4
ペン 4
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
13
あ
ペン 5
り
設定
1
ペン 5
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.18m
m
0.20m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
12.0m
m
2
ペン 5
濃度
100%
20%
90%
80%
10%
0%
33
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
4
ペン 5
OFF
ON
赤指定
14
あ
ペン 6
り
設定
1
ペン 6
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.18m
m
0.20m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
12.0m
m
2
ペン 6
濃度
4
ペン 6
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
15
あ
ペン 7
り
設定
1
ペン 7
線幅
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
0.10m
m
0.13mm
0.18m
m
0.20m
m
34
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
0.50m
0.60mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.25m
0.30m
0.35m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
0.40mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
12.0m
m
2
ペン 7
濃度
4
ペン 7
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
16
あ
ペン 8
り
設定
1
ペン 8
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.18m
m
0.20m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
12.0m
m
2
ペン 8
100%
90%
80%
35
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
濃度
4
20%
ペン 8
10%
OFF
ON
排紙
排紙
0%
赤指定
17
な
SP コマ
し
ンド
する
しな
い
18
19
な
IW コマ
し
ンド
な
線パタ
し
ーン比
有効
無効
100%
(20%~255%まで 1%単位で設定できます)
変倍率
100.0%
(20.0%~400.0%まで 0.1%単位で設定できます)
な
水平補
100.00%
(99.00%~101.00%まで 0.01%単位で設定できます)
し
正
な
垂直補
100.00
(99.00%~101.00%まで 0.01%単位で設定できます)
し
正
%
な
ハード
プロッ
標
し
クリッ
タサイ
準サ
プ
ズ
イズ
率
20
な
し
21
22
23
用紙サ
イズ
36
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
24
な
給紙ト
トレイ
ト
システ
トレ
トレ
手差
トレ
し
レイ
2/手差
レイ 1
ムデフ
イ2
イ3
し
イ4
しトレ
ォルト
イ
トレイ 5
25
な
リミッ
し
トレス
しな
する
い
給紙
26
27
な
エンジ
400dpi
し
ン解像
600dp
度
i
な
印字モ
トナー
ス
トナー
スム
し
ード
セーブ
ムー
セーブ
ージ
モード 2
ジン
モード
ング
グオ
1
オフ
ン
29
30
39
な
自動変
し
倍
な
文字描
し
画
な
変倍余
し
白補正
しな
い
自動
自動2
1
スト
明朝
ゴシッ
ローク
L
クB
0mm
(-50mm~50mm まで 1mm 単位で設定できます)
37
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
40
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
A3/等
B4/等
倍
倍
な
ペン設
ソフ
印刷
し
定選択
トウェ
条件
ア
41
な
マージ
し
コント
ON
OFF
ON
OFF
ロール
42
な
ミラー
し
43
一
紙サイ
部
ズ切替
手動
自動
全自動
全自
動+変
あ
倍
り
4
全自動
A3
B4
A4
A2
B3
+変倍
A4/等倍
44
45
な
イメー
し
A2/等
B3/等
倍
倍
うす
こく
ジ濃度
く
あ
線属性
終端処
接合
り
設定
理
処理
1
終端処
理
指定
なし
角タ
三角タ
丸タ
処理
イプ
イプ
イプ
なし
38
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
2
接合処
理
47
48
指定
なし
な
原稿サ
PS/IP
し
イズ判
コマン
定
ド
な
原稿サ
1mm
し
イズマ
延長
延長/
三角
丸タ
斜め
処理
タイ
斜めタ
タイ
イプ
タイ
なし
プ
イプ
プ
作画
Auto
プ
(-99mm~99mm、1mm 単位で設定できます)
ージン
49
あ
センタ
り
リング
2
する
しな
する
全領
プラ
い
域
ス領
域
50
あ
ペン 9
り
設定
1
ペン 9
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
0.35m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
m
1.30mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
39
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
8.00mm
12.0m
m
2
ペン 9
濃度
4
51
ペン 9
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
70%
60%
50%
40%
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
30%
ON
赤指定
あ
ペン 10
り
設定
1
ペン 10
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.35m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
12.0m
m
2
ペン 10
濃度
4
ペン 10
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
40
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
52
あ
ペン 11
り
設定
1
ペン 11
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.35m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
12.0m
m
2
ペン 11
濃度
4
ペン 11
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
53
あ
ペン 12
り
設定
1
ペン 12
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.35m
m
0.40mm
0.50m
m
0.60mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
41
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
1.20m
1.30mm
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
1.10mm
m
8.00mm
12.0m
m
2
ペン 12
濃度
4
ペン 12
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
54
あ
ペン 13
り
設定
1
ペン 13
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.35m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
12.0m
m
2
ペン 13
濃度
100%
20%
90%
80%
10%
0%
42
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
4
ペン 13
OFF
ON
赤指定
55
あ
ペン 14
り
設定
1
ペン 14
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.35m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
12.0m
m
2
ペン 14
濃度
4
ペン 14
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
56
あ
ペン 15
り
設定
1
ペン 15
線幅
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
0.10m
m
0.13mm
0.35m
m
43
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
0.50m
0.60mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
0.18m
0.20m
0.25m
0.30m
m
m
m
m
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
0.40mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
12.0m
m
2
ペン 15
濃度
4
ペン 15
100%
20%
OFF
90%
80%
10%
0%
ON
赤指定
57
あ
ペン 0
り
設定
1
ペン 0
線幅
濃度
赤指
定
0.00mm
線幅
0.10m
0.13mm
m
0.35m
m
0.40mm
0.50m
0.60mm
m
1.10mm
1.20m
1.30mm
m
8.00mm
0.65m
0.70m
0.80m
0.90m
1.00m
m
m
m
m
m
1.40m
1.50m
2.00m
3.00m
5.00m
m
m
m
m
m
70%
60%
50%
40%
30%
12.0m
m
2
ペン 0
100%
90%
80%
44
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
濃度
4
20%
ペン 0
OFF
10%
0%
ON
赤指定
72
あ
2 色印
り
刷
-
イメ
赤ペン
ージ
設定選
印刷
択
色
2
イメー
黒
赤
ジ印刷
色
3
赤ペン
PC コマ
機
設定選
ンド優
器側
択
先
設定
優先
82
な
ディザ
自動(線 自動
文字優
写真
線画
塗り
互
し
リング
画)
先
優先
優先
潰し
換優
優先
先
(塗
り)
85
93
あ
画質調
明度
り
整
1
明度
0
な
横給紙
する
し
処理
(範囲-50~+50、1 単位で設定できます)
し
ない
45
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
左 90
0 度回
右 90 度 180 度
度回転
転画
回転画
回転
画像
像
像
画像
サ
No
ブ
アイテ
.
No
ム
.
10
な
画像の
1
し
向き
10
な
印刷部
ソフ
機器
2
し
数指定
トウェ
側設
優先
ア優先
定優
先

「24.給紙トレイ」の「トレイ 2/手差しトレイ」は、操作部には表示されません。

「ペン 0 - 15 設定」 の「赤指定」、
「72.2色印刷」は、使用しているモデルによ
ってはオプションの赤現像ユニットを装着しているときだけ設定できます。
座標軸回転
印刷時の用紙の座標軸の回転角度を設定します。座標軸は、用紙のセット方向によって決定
します。

0°

90°

180°

270°
工場出荷時の設定:0°
0°のとき
46
RP-GL/2 エミュレーション
CLW018
90°のとき
C LW019

RP-GL のときは 0°回転、
90°回転しかできません。
180°に設定すると 0°回転し、
270°に設定すると 90°回転します。

イメージデータのとき、この機能は無効です。
プロッタ ID
CAD アプリケーションで指定しているプロッターを設定します。座標系は設定しているプロ
ッターに準じます。

7475A

7550A

7570A

7575A

7576A

7580B

7585B

7586B

7595A

7596A

RP-GL/2
「RP-GL/2」を選択したときは、RP-GL/2 モードのタイプを選択できます。

Type1
47
RP-GL/2 エミュレーション
アプリケーション側で DesignJet600 相当を選択できるときに指定します。

Type3
アプリケーション側で DesignJet700 相当を選択できるときに指定します。
工場出荷時の設定:7550A

RP-GL/2 を選択したときは RP-GL/2 モードになり、それ以外を選択したときは、
GL-GL/2 切り替えモードで動作します。

7475A、7550A、RP-GL/2 は左下原点です。そのほかは中央原点です。

コマンド自体は「HP7550A」準拠となっていますが、
「7475A」
「7550A」を選択した
ときでも、漢字ストロークフォントが使用できます。

RP-GL/2 切り替えモードと RP-GL/2 モードについては、P.26「RP-GL/2 の動作モー
ド」を参照してください。

プロッタ ID の設定方法は、P.28「出力プロッターを設定する」を参照してくださ
い。
X 原点補正
X 軸方向の原点の移動量を 1mm 単位で設定します。
「-」で左方向「+」で右方向に移動しま
す。
すでに図面枠が印刷されている用紙を使用するときの位置合わせに有効です。また、印刷し
た図面の端が切れてしまうときなどに使用すると座標位置が変更されるため、正しく印刷で
きる場合があります。

-99~+99mm
X 方向が「0mm」のとき
CLW020
X 方向が「+10mm」のとき
48
RP-GL/2 エミュレーション
CLW021
Y 原点補正
Y 軸方向の原点の移動量を 1mm 単位で設定します。
「-」で下方向「+」で上方向に移動しま
す。
すでに図面枠が印刷されている用紙を使用するときの位置合わせに有効です。また、印刷し
た図面の端が切れてしまうときなどに使用すると座標位置が変更されるため、正しく印刷で
きる場合があります。

-99~+99mm
Y 方向が「0mm」のとき
CLW020
Y 方向が「+10mm」のとき
CLW022
ペン 0 - 15 設定
49
RP-GL/2 エミュレーション
ペン番号 0 番から 15 番のそれぞれのペンに描画される線幅、濃度、赤指定を設定します。
ペンの番号は、
RP-GL/2 のときは 0 番から 15 番まで、
RP-GL のときは 1 番から 8 番までです。
線幅は以下の範囲で設定できます。ドット単位で線を作画しているため、指定した線幅と太
さが若干異なることがあります。

0.00~12.0mm
濃度は、10%単位で設定できます。

0~100%
赤指定は、
「ON」
「OFF」で設定を切り替えます。
赤色の線幅を指定したとき、指定した線幅で描画できない場合があります。

RP-GL/2 のときは、印刷条件「40.ペン設定選択」が「印刷条件」に設定されてい
るときに有効です。

「赤指定」は、使用しているモデルによってはオプションの赤現像ユニットを装着
しているときだけ設定できます。

「赤指定」については、
「72.2 色印刷」の「赤ペン設定選択」が「機器側設定優先」
に設定されているときは、
「40. ペン設定選択」の設定にかかわらず、
「ペン 0 - 15
設定」の「赤指定」の設定が有効となります。
SP コマンド
「SP;」または「SP0;」のコマンドを受信したときに排紙するかどうかを設定します。

排紙する
コマンドを受信したときに排紙します。

排紙しない
コマンドを受信しても、次のデータを待ちます。
工場出荷時の設定:排紙する

SP コマンドは、ペン番号を指定するコマンドです。ここでは、SP コマンドに番号
を指定するパラメーターがなかったとき、または、0 番が指定されたときの処理を
選択してください。
IW コマンド
IW コマンドを有効にするか無効にするかを設定します。

有効
IW コマンドで指定された描画領域内を印字します。
50
RP-GL/2 エミュレーション

無効
IW コマンドを受信しても、無効にします。
工場出荷時の設定:有効

IW コマンドは、印刷領域を X、Y 座標値で指定するコマンドです。
線パターン比率
LT コマンドで指定される線パターン長の変倍の比率を 1%単位で設定します。

20~255%
変倍率
印刷するときの縮小率、または拡大率を 0.1%単位で指定します。

20.0~400.0%
縮小・拡大は座標原点を基にします。
変倍率を設定するときは、目安として次の表を参考にしてください。
データサイズ
用紙サイズ
A0
A2:50.0%、A3:35.0%、A4:25.0%、B3:43.0%、B4:31.0%
A1
A2:71.0%、A3:50.0%、A4:35.0%、B3:61.0%、B4:43.0%
A2
A2: 100.0%、A3:71.0%、A4:50.0%、B3:87.0%、B4:61.0%
A3
A2:141.0%、A3:100.0%、A4:71.0%、B3:122.0%、B4:87.0%
A4
A2:200.0%、A3:141.0%、A4:100.0%、B3:173.0%、B4:122.0%
B1
A2:58.0%、A3:41.0%、A4:29.0%、B3:50.0%、B4:35.0%
B2
A2:82.0%、A3:58.0%、A4:41.0%、B3:71.0%、B4:50.0%
B3
A2:115.0%、A3:82.0%、A4:58.0%、B3:100.0%、B4:71.0%
B4
A2:163.0%、A3:115.0%、A4:82.0%、B3:141.0%、B4:100.0%
51
RP-GL/2 エミュレーション
水平補正
印刷するときの主走査方向(給紙方向に対しての垂直方向)の長さを以下の範囲で 0.01%単
位で補正します。

99.00~101.00%
CLW023

この印刷条件の初期値は、
[プリンター初期設定]の[システム初期設定(EM)]タ
ブにある、
[水平補正初期値]の設定値です。
[水平補正初期値]については、
『プ
リンター』
「プリンター初期設定」を参照してください。

[水平補正]をプログラム登録したあとに[水平補正初期値]を変更しても、値は
反映されません。
垂直補正
印刷時の副走査方向(給紙方向に対しての水平方向)の長さを以下の範囲で 0.01%単位で補
正します。

99.00~101.00%
C LW024

この印刷条件の初期値は、
[プリンター初期設定]の[システム初期設定(EM)]タ
ブにある、
[垂直補正初期値]の設定値です。
[垂直補正初期値]については、
『プ
リンター』
「プリンター初期設定」を参照してください。

[垂直補正]をプログラム登録したあとに[垂直補正初期値]を変更しても、値は
反映されません。
52
RP-GL/2 エミュレーション
ハードクリップ
用紙の印字領域を設定します。

プロッタサイズ
印刷条件の「6.プロッタ ID」で設定したプロッターと同じ印字領域です。

標準サイズ
用紙の上下左右に約 5mm ずつ余白をとった印字領域です。

用紙サイズ
用紙サイズいっぱいを印字領域にするときに指定します。
工場出荷時の設定:標準サイズ

用紙の上下左右の端から 5mm の領域は印刷保証範囲外です。

RP-GL/2 では「プロッタサイズ」に設定しても「標準サイズ」と同じ印字領域です。
給紙トレイ
使用する給紙トレイを設定します。
「システムデフォルト」に設定したときは、現在選択さ
れているトレイから給紙されます。
設定値
選択されるトレイ
システムデフォルト
操作部で選択されている給紙トレイ
トレイ 1
給紙トレイ 1
トレイ 2
給紙トレイ 2
トレイ 3
給紙トレイ 3
トレイ 4
給紙トレイ 4
トレイ 5
給紙トレイ 5
手差し
手差しトレイ

給紙トレイが「システムデフォルト」に設定されているプログラムやエミュレーシ
ョンに切り替わったとき、
[システム初期設定]の[用紙設定]タブにある[給紙
53
RP-GL/2 エミュレーション
トレイ優先設定:プリンター]で設定されている給紙トレイが選択されます。
リミットレス給紙
印刷中の給紙トレイの用紙がなくなったとき、ほかのトレイに自動的に切り替えるかどうか
を設定します。
切り替え対象の給紙トレイは、同サイズ、同紙種の用紙がセットされているトレイです。

しない
トレイの切り替えはしません。用紙を補給してください。

する
プリンターが自動的にトレイを切り替えます。
工場出荷時の設定:しない

印刷条件「43.紙サイズ切替」の設定が「手動」になっているとき、リミットレス
給紙は無効です。

[プリンター初期設定]の[システム設定]タブにある[拡張リミットレス給紙]
が[する]になっているとき、印刷条件で[しない]を設定していても、リミット
レス給紙機能は有効です。
エンジン解像度
印刷する解像度を設定します。

400dpi

600dpi
工場出荷時の設定:600dpi
印字モード
スムージングの指定をします。

トナーセーブモード2
「トナーセーブモード1」よりもトナーを節約するときに選択します。

スムージングオン
文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷するときに選択します。

トナーセーブモード1
トナーを節約するときに選択します。やや薄目に印刷されます。

スムージングオフ
54
RP-GL/2 エミュレーション
写真やハーフトーンのデータを印刷するときに選択します。
工場出荷時の設定:スムージングオン
自動変倍
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」と、「39.変倍余白補正」の設定によって、送信されたデ
ータからプリンターが図面の大きさを判断し、選択されている給紙トレイの用紙サイズに収
まるように自動的に縮小、拡大する機能です。

しない
自動変倍しません。

自動1
用紙に入りきる最大のサイズで印刷されるよう、図面を拡大縮小、および回転します
(RP-GL/2 のときは「自動 2」と同じ動作です)
。
1. 印刷するデータが横長のときの例です。
C LW053
2. 横長の用紙には変倍して印刷します。
CLW054
3. 縦長の用紙には、図面の方向と用紙の方向を合わせて、変倍します。
CLW055

自動2
図面の回転をしないでセットされた用紙方向に収まるように変倍して印刷します。
1. 印刷するデータが横長のときの例です。
C LW053
2. 横長の用紙には変倍して印刷します。
55
RP-GL/2 エミュレーション
CLW054
3. 縦長の用紙には、図面の方向を変更しないで、変倍して印刷します。
CLW056
工場出荷時の設定:しない

印刷するデータサイズは印刷条件の「47.原稿サイズ判定」で選択されたサイズで
す。

「47.原稿サイズ判定」の設定が「PS/IP コマンド」に設定されているとき、RP-GL/2
で PS コマンドのないデータや、RP-GL で IP コマンドのないデータでは自動変倍で
きません。印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定を「作画」または「Auto」に
してください。

RP-GL/2 のとき、印刷条件の「43.紙サイズ切替」が「手動」に設定されていると
き有効です。

RP-GL のとき、
「43.紙サイズ切替」が「手動」または「自動」の場合に有効です。

RP-GL で自動変倍された結果と RP-GL/2 で自動変倍された結果では、変倍率が異な
るときがあります。

RP-GL のとき、印刷条件の「23.ハードクリップ」の設定によって変倍率が異なり
ます。

PS コマンドは、印字する用紙の大きさを縦と横の長さで設定するコマンドです。

IP コマンドは、スケーリングポイントを指定するコマンドです。スケーリングポ
イントとは、ユーザーが独自に座標系を設定するときに参照する値です。
文字描画
図面中の文字に使用するフォントを選択します。

ストローク

明朝 L(明朝体 L アウトラインフォント)

ゴシック B(ゴシック体 B アウトラインフォント)
工場出荷時の設定:ストローク
56
RP-GL/2 エミュレーション

アプリケーション側では「ストロークフォント」を選択するか、文字コードで文字
を扱う設定にします。文字コードで文字を扱えないアプリケーションのとき、ここ
での設定は無効です。アプリケーションの説明書を参照してください。

特殊文字・記号を印刷するときは「ストローク」以外を選択してください。

補助漢字はコードで印刷できません。
変倍余白補正
自動変倍に使用する用紙サイズの用紙端からの余白を 1mm 単位で指定します。

-50mm~50mm(工場出荷時の設定は 0mm)

印刷条件の「29.自動変倍」で「自動 1」または「自動 2」のどちらか、または「43.紙
サイズ切替」で「全自動+変倍」を設定しているとき、この設定が有効です。
GL モードと GL/2 モードで用紙端の取り扱いが異なります。

GL モード動作時
プラスの値を指定したとき、印刷条件の「23.ハードクリップ」で設定した位置の
10mm 内側から指定値分だけ小さなサイズとして扱います。
マイナスの値を指定したとき、印刷条件の「23.ハードクリップ」で設定した位置
の 10mm 内側から指定値分だけ大きなサイズとして扱います。

GL2 モード動作時
プラスの値を指定したとき、用紙端の 7mm 内側から指定値分だけ小さなサイズとし
て扱います。
マイナスの値を指定したとき、用紙端の 7mm 内側から指定値分だけ大きなサイズと
して扱います。
CLW027
左下原点のとき、描画の原点は印刷条件の「23.ハードクリップ」で指定された領域の左下
隅です。

この印刷条件の設定値と印刷条件の「47.原稿サイズ判定」により、
「29.自動変倍」
や「43.紙サイズ切替」の「全自動+変倍」変倍時の基準サイズが決定します。
57
RP-GL/2 エミュレーション

印刷条件の「47.原稿サイズ判定」で判定された用紙サイズと、この印刷条件の設
定値により計算された値が 1mm より小さくなるときは、1mm として計算されます。

印刷条件の「47.原稿サイズ判定」で判定された用紙サイズと、この印刷条件の設
定値により計算された値により求められる変倍率には上限があります。

印刷条件の「43.紙サイズ切替」で[全自動+変倍]設定しているとき:100.0%

それ以外のとき:400.0%(自動変倍の上限)
ペン設定選択
ペンの設定(線幅、濃度)をアプリケーション上からコマンドで設定するか、印刷条件で設
定するかを選択します。

ソフトウェア
アプリケーションの設定が有効になります。

印刷条件
印刷条件の設定が有効になります。
工場出荷時の設定:ソフトウェア

ペンの設定については、P.49「ペン 0 - 15 設定」を参照してください。

ペンの設定(赤指定)についての設定選択は、
「72.2 色印刷」で指定します。詳し
くは、P.65「2 色印刷」を参照してください。
マージコントロール
図形の重ね合わせの処理を設定します。

ON
図形は、重ね合わせ(or)で処理されます。

OFF
図形は、置き換え(replace)で処理されます。
工場出荷時の設定:OFF

MC コマンドを受信したときは MC コマンドの設定が有効です。
ミラー
ミラー印刷するかどうかを設定します。

ON
58
RP-GL/2 エミュレーション

OFF
工場出荷時の設定:OFF
紙サイズ切替
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定により判定されたサイズの用紙がセットされてい
る給紙トレイを自動選択するかしないかを設定します。

手動
給紙トレイを自動選択しません。

自動
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定によって用紙サイズを判断し、データの長辺
の長さから給紙トレイを自動選択します。

全自動
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定によって用紙サイズを判断し、データの長辺
と短辺の両方のサイズから、給紙トレイを自動選択します。
RP-GL/2 のとき、イメージデータを、必要に応じて用紙に収まるように回転して印刷で
きます。
また、印刷条件の「20.変倍率」の設定が「100.0%」以外のときに、給紙トレイを自動
選択するときも「全自動」に設定します。

全自動+変倍
印刷する用紙サイズを「A3」
「B4」
「A4」
「A2」
「B3」
「A3/等倍」
「B4/等倍」
「A4/等倍」
「A2/ 等倍」
「B3/ 等倍」から選択して設定します。
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」と「39.変倍余白補正」の設定により、データの長辺
と短辺の両方のサイズから、設定した用紙サイズへの変倍率を判断して、給紙トレイを
自動選択します。
データのサイズがここで設定した用紙サイズより大きいとき、用紙にあわせて縮小して
印刷されます。
データのサイズがここで設定した用紙サイズより小さいとき、設定値に「/等倍」があ
るかないかで動作が異なります。
設定値
A4
送信データサイズ
A5
結果
A5 データが A4 サイズに等倍で印刷さ
れます。
59
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
A4/等倍
送信データサイズ
結果
A5 サイズの用紙が自動選択されて等倍
A5
で印刷されます。
工場出荷時の設定:手動

RP-GL/2 では「手動」
、
「自動」、
「全自動」、「全自動+変倍」の設定値が有効です。

RP-GL では「全自動」
、
「全自動+変倍」の設定値が有効です。
「手動」
、
「自動」の設
定値は対応していません。
「手動」または「自動」に設定したときは、現在選択さ
れている給紙トレイから印刷されます。

RP-GL/2 で「手動」
、または「自動」に設定しているとき、印刷条件の「5.座標軸
回転」の設定は有効です。また、用紙を横給紙方向にセットすると、正常に印刷さ
れない場合があります。

「全自動+変倍」に設定しているとき、印刷条件の「20.変倍率」の設定は無効にな
ります。

印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定が「PS/IP コマンド」に設定されている
とき、RP-GL/2 で PS コマンドのないデータや、RP-GL で IP コマンドのないデータ
では給紙トレイを自動的に切り替えて印刷できません。印刷条件の「47.原稿サイ
ズ判定」の設定を「作画」または「Auto」にしてください。

PS コマンドは、印字する用紙の大きさを縦と横の長さで設定するコマンドです。

IP コマンドは、スケーリングポイントを指定するコマンドです。スケーリングポ
イントとは、ユーザーが独自に座標系を設定するときに参照する値です。

アプリケーションで作成した GL/GL2 データを出力する場合、想定したサイズとは
異なって出力される場合があります。定形サイズのデータを出力する場合は、「手
動」
、
「自動」
、
「全自動」のいずれかに設定してください。

不定形サイズのデータを出力する場合は「手動」を選択してください。

RP-GL/2 データの場合、印刷条件の有効な組み合わせは次のとおりです。
手動
自動
全自動
全自動+変倍
20.変倍率
OK
OK
OK
-
5.座標軸回転
OK
OK
-
-
29.自動変倍
OK
-
-
-
60
RP-GL/2 エミュレーション

RP-GL データの場合、印刷条件の有効な組み合わせは次のとおりです。
手動

自動
全自動
全自動+変倍
20.変倍率
OK
OK
OK
-
5.座標軸回転
OK
OK
-
-
29.自動変倍
OK
OK
-
-
「43.紙サイズ切替」の設定方法は、
「給紙トレイを自動選択する- 等倍で印刷する」、
「給紙トレイを自動選択する- 用紙サイズを指定して縮小印刷する」
、または「給
紙トレイを自動選択する- 変倍率を指定して印刷する」を参照してください。
イメージ濃度
イメージデータの印刷濃度を設定します。

うすく

こく
工場出荷時の設定:うすく

イメージ濃度の設定は、印刷条件の「6.プロッタ ID」の設定が「RP-GL/2(Type1)
」
以外に設定されているときは無効です。
線属性設定
印刷時の線の終端処理および線の接合部の処理の設定をします。
線の終端の処理
設定値
処理結果
処理なし
角タイプ
61
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
処理結果
三角タイプ
丸タイプ

指定なし
終端処理を指定しません。

処理なし
終端の処理はしません。

角タイプ
線の端から、線幅の半分だけ長く描画されます。

三角タイプ
線の端から、線幅の半分の高さの三角形が描画されます。

丸タイプ
線の端に、線幅を直径とする半円が描画されます。
工場出荷時の設定:指定なし
線の接合部の処理
設定値
処理結果
延長タイプ
延長/斜めタイプ
三角タイプ
丸タイプ
62
RP-GL/2 エミュレーション
設定値
処理結果
斜めタイプ
処理なし

指定なし
接合処理を指定しません。

延長タイプ
2 本の直線の延長が交差するまで、外側の辺を延長します。

延長/斜めタイプ
延長部分が長くなり過ぎるときは斜めタイプで処理され、短いときは延長タイプで処理
されます。

三角タイプ
2 本の線の終端から線幅の半分の高さでとがった形にします。

丸タイプ
線幅を直径とする半円を描画します。

斜めタイプ
2 本の直線の外側の辺を結びます。

処理なし
接合部の処理はしません。
工場出荷時の設定:指定なし

太い線幅で描画しているとき、
[終端処理設定]、
[接合部処理設定]の設定によっ
ては、正常に印刷されないことがあります。

線幅が 0.35mm よりも太い線のとき有効です。

線幅が 0.35mm 以下の線のときは、
「終端処理」と「接合処理」は「丸タイプ」で処
理します。

印刷条件で「指定なし」以外の項目が指定されているとき、LA コマンドにより線
属性の指定は無効です。LA コマンドが有効になるのは、印刷条件の「終端処理」
と「接合処理」がともに「指定なし」のときだけです。

線属性の各サブメニューの設定が「指定なし」のときの初期設定(標準値)は、終
端処理は「処理なし」
、接合処理は「延長タイプ」です。
63
RP-GL/2 エミュレーション

アプリケーションによっては、設定が有効にならないときがあります。
原稿サイズ判定
原稿サイズの判定方法を選択します。
判定した原稿サイズは、印刷条件の「29.自動変倍」、
「43.紙サイズ切替」
、
「49.センタリ
ング」の処理をするときの基準サイズです。

PS/IP コマンド
RP-GL のとき、描画データ中の IP コマンドで指定した範囲が原稿サイズです。
RP-GL/2 のとき、描画データ中の PS コマンドで指定した範囲が原稿サイズです。

作画
描画した全領域を、原稿サイズとします。

Auto
PS/IP コマンドがあるかないかで、自動的に原稿サイズを判定します。

RP-GL のとき:
描画データ中に IP コマンドがあるときは、
IP コマンドで原稿サイズを判定します。
描画データ中に IP コマンドがないときは、内部的に「作画」で動作します。

RP-GL/2 のとき:
描画データ中に PS コマンドがあるときは、
PS コマンドで原稿サイズを判定します。
描画データ中に PS コマンドがないときは、内部的に「作画」で動作します。
工場出荷時の設定:PS/IP コマンド

印刷条件の「18.IW コマンド」が「有効」のとき、IW コマンドで指定された領域外
のデータは原稿サイズには含まれません。

ペンの中心で描画領域を判定します。線幅、線属性は考慮しません。

アウトラインフォント描画のとき、フォントセルが描画領域です。

「Auto」
を選択時、
PS/IP コマンドが用紙サイズを指定していない描画データでは、
意図した用紙サイズが選択できません。その場合、
「作画」を選択してください。
原稿サイズマージン
「47.原稿サイズ判定」で決定されたサイズを、-99~99mm の範囲で 1mm 単位で調整します。
目的のサイズより大きいサイズの用紙が選択されたときは、
[+]方向に調整し、逆に小さい
サイズの用紙が選択されたときは[-]方向に調整します。

印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定を「作画」にしたときにだけ有効です。
64
RP-GL/2 エミュレーション
センタリング
図面の印刷領域の中心と用紙の中心を合わせて用紙の中央に印刷できます。

しない
センタリングしません。

する
センタリングします。

全領域
図面全体を印刷領域としてセンタリングします。

プラス領域
図面の座標原点位置を左下としたときの X 軸、Y 軸のプラス領域を印刷領域として
センタリングします。
工場出荷時の設定:しない

図面の中心は、印刷条件の「47.原稿サイズ判定」と、「39.変倍余白補正」で設定
された値により調整されたサイズによる印刷領域の中心です。

用紙の中心は、印刷条件の「23. ハードクリップ」で設定された印刷領域の中心で
す。

印刷条件の「47.原稿サイズ判定」に「PS/IP コマンド」が設定されているときで、
描画中のデータに RP-GL/2 は PS コマンド、RP-GL は IP コマンドがないときは、セ
ンタリングの機能は無効です。

「プラス領域」の設定は、印刷条件の「6.プロッタ ID」に「7475A」
、
「7550A」
、ま
たは「RP-GL/2」を設定し、
「47.原稿サイズ判定」に「作画」または「Auto」を設
定したとき有効です。

印刷条件の「20.変倍率」
、
「29.自動変倍」または「43.紙サイズ切替」の設定によ
って変倍するとき、変倍処理した図面をセンタリングします。

印刷条件の「5.座標軸回転」
、
「29.自動変倍」または「43.紙サイズ切替」の設定に
よって回転するとき、回転処理した図面をセンタリングします。

センタリング処理をしたあとに、印刷条件の「7.X 原点補正」、「8.Y 原点補正」で
設定した補正量分移動します。
2 色印刷
イメージの色と、赤ペン設定選択を指定します。

イメージ印刷色
赤、黒のどちらかを選択できます。
65
RP-GL/2 エミュレーション

赤ペン設定選択

PC コマンド優先
データ内の PC コマンドで赤指定されたペンを赤で印刷します。

機器側設定優先
操作部で赤指定されたペンを赤で印刷します。
工場出荷時の設定:機器側設定優先

「72.2 色印刷」は、使用しているモデルによってはオプションの赤現像ユニット
を装着しているときだけ設定できます。

データ内の PC コマンドの値によっては、赤で印刷されません。逆に、意図してい
ない箇所も赤で印刷される場合もあります。

PC コマンドとは、ペン番号に対して、ペン色を指定するコマンドです。
ディザリング
ディザリングの処理方法を選択します。

自動(線画)
線画と中間色を含んだイメージデータの部分を自動的に判断し、それぞれに適した処理
をします。中間色のイメージデータを含み、線画が多い図面を印刷するときに選択しま
す。

自動(塗り)
線画と中間色を含んだ画像の部分を自動的に判断し、それぞれに適した処理をします。
中間色のイメージデータを含み、塗りつぶしが多い図面を印刷するときに選択します。

文字優先
文字に適した処理をします。

写真優先
写真に適した処理をします。

線画優先
細い線に適した処理をします。

塗り潰し優先
塗りつぶしが多い図面を印刷するときに選択します。

互換優先
65 階調で処理します。
既存機種の RP-GL/2 出力と同等の処理をします。
工場出荷時の設定:互換優先
66
RP-GL/2 エミュレーション
画質調整
グレースケールの明度を設定します。

明度
明るさを調整します。明度を上げると、明るさが増します。-50~+50 の範囲で設定で
きます。工場出荷時の設定は、0 です。

ベクターデータの白色、黒色部位は無効です。

イメージデータの白黒 2 値イメージおよび、白色、黒色部位は無効です。

印刷条件の「6.プロッタ ID」で「RP-GL/2(Type1)
」に設定しているとき、ベクタ
ーデータにだけ有効です。

「85.画質調整」の設定方法は、P.68「グレースケールを調整して印刷する」を参
照してください。
横給紙処理
縦給紙方向にセットされた用紙に印刷するように作成したデータを横給紙方向にセットさ
れた用紙に印刷するとき、用紙のセット方向に合わせて、データを回転して印刷するかどう
かを設定します。

する
印刷データを回転して印刷します。

しない
印刷データをトレイにセットされている用紙方向に合わせないで、そのまま印刷します。
工場出荷時の設定:しない

印刷条件「43.紙サイズ切替」の設定が「手動」、または「自動」になっているとき
に有効です。

縦給紙方向にセットされている用紙に印刷するとき、この設定は無効です。

横給紙方向にセットされた用紙にしか正常に印刷できないデータを印刷するとき
は、この印刷条件を「しない」に設定するか、印刷条件「5.座標軸回転」の設定を
「90°」にしてください。

「93. 横給紙処理」の設定方法は、P.71「横給紙の用紙に印刷する」を参照してく
ださい。
画像の向き
67
RP-GL/2 エミュレーション
印刷オプション指定コマンドでパンチやステープルを指定したときの向きを設定します。

左 90 度回転画像

0 度回転画像

右 90 度回転画像

180 度回転画像
工場出荷時の設定:左 90 度回転画像

印刷オプション指定コマンドについては、P.81「印刷オプション指定コマンド」を
参照してください。
印刷部数指定優先
印刷部数をソフトウェアコマンドで指定するか、操作部で指定するかどうかを設定します。

ソフトウェア優先
ソフトウェアコマンドの印刷部数指定を優先します。

機器側設定優先
操作部の印刷部数指定を優先します。
工場出荷時の設定:ソフトウェア優先

「ソフトウェア優先」に設定しても、ソフトウェアから送信した描画データ内に、
印刷部数指定コマンドが含まれていないときは操作部の印刷部数指定が優先され
ます。

操作部から印刷部数を設定する方法は、P.16「印刷部数を設定する」を参照してく
ださい。
印刷する
いろいろな印刷方法を紹介します。
グレースケールを調整して印刷する
画質調整をするとよりよい印刷結果を得ることができます。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. エミュレーションを RP-GL/2 に切り替えます。
4. [印刷条件]を押します。
5. [ 次へ]を 2 回押します。
68
RP-GL/2 エミュレーション
6. [画質調整]を押します。
7. [明度]を押します。
8. テンキーで数値を変更します。
9. [OK]を 2 回押します。
10. [終了]を押します。
11. [OK]を押します。
12. パソコンから印刷を指示します。
給紙トレイを自動選択する - 等倍で印刷する
印刷する用紙サイズと送信するデータのサイズが同じときに、給紙トレイを自動選択するた
めの設定です。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. エミュレーションを RP-GL/2 に切り替えます。
4. [印刷条件]を押します。
5. [ 次へ]を押します。
6. [紙サイズ切替]を押します。
7. [全自動]
、または[自動]を押して、[OK]を押します。
RP-GL のときは「全自動」に、RP-GL/2 のときは「全自動」
、または「自動」に設定しま
す。
8. [ 前へ]を押します。
9. [変倍率]を押します。
10. 変倍率が「100.0%」に設定されていることを確認し、[OK]を押します。
別の値が表示されているときは、テンキーで数値を「100.0%」に設定します。
11. [終了]を押します。
12. [OK]を押します。
13. パソコンから印刷を指示します。
印刷条件「46.原稿サイズ判定」によって判定されたサイズの用紙がセットされている
69
RP-GL/2 エミュレーション
トレイから、給紙されます。

「43.紙サイズ切替」の設定値については、P.59「紙サイズ切替」を参照してくだ
さい。
給紙トレイを自動選択する - 用紙サイズを指定して縮小印刷する
印刷する用紙サイズよりも送信するデータのサイズのほうが大きいときに、
指定した用紙サ
イズに収まるように縮小して印刷するための設定です。
A2 サイズのデータを A3 サイズの用紙に縮小して印刷する例で説明します。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. エミュレーションを RP-GL/2 に切り替えます。
4. [印刷条件]を押します。
5. [ 次へ]を押します。
6. [紙サイズ切替]を押します。
7. [全自動+変倍]を押します。
8. [A3]が表示されていることを確認し、[OK]を押します。
9. [終了]を押します。
10. [OK]を押します。
11. パソコンから印刷を指示します。
印刷条件「46.原稿サイズ判定」の設定によって判定されたサイズが、A3 の用紙に収ま
るように縮小されて印刷されます。

RP-GL のとき、印刷条件「23.ハードクリップ」で指定した位置から上下左右 10mm
余白をとったサイズに縮小されるため、自動的に縮小されて用紙よりも小さく印刷
されます。

RP-GL/2 のとき、指定した用紙サイズから上下左右 7mm 余白をとったサイズに縮小
されるため、自動的に縮小されて用紙よりも小さく印刷されます。

「43.紙サイズ切替」の設定値については、P.59「紙サイズ切替」を参照してくだ
さい。
給紙トレイを自動選択する - 変倍率を指定して印刷する
指定した変倍率に合わせて給紙トレイを自動選択し、拡大・縮小印刷を行うための設定です。
データを 70% に縮小して印刷する例で説明します。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
70
RP-GL/2 エミュレーション
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. エミュレーションを RP-GL/2 に切り替えます。
4. [印刷条件]を押します。
5. [ 次へ]を押します。
6. [紙サイズ切替]を押します。
7. [全自動]を押します。
8. [ 前へ]を押します。
9. [変倍率]を押します。
10. テンキーで「70」と入力し、
[OK]を押します。
11. [終了]を押します。
12. [OK]を押します。
13. パソコンから印刷を指示します。
印刷条件「46.原稿サイズ判定」の設定によって判定されたデータサイズと方向を判断
し、印刷条件の「20. 変倍率」の設定に合わせて変倍します。データサイズ、方向、お
よび「20. 変倍率」によって、用紙サイズを自動的に判断し、給紙するトレイを選択し
ます。

設定する変倍率によっては、目的の用紙が選択されない場合があります。その場合
は、変倍率を小さめに設定してください。

データサイズ、印刷する用紙サイズごとの変倍率の目安について詳しくは、
「変倍
率」を参照してください。

「43.紙サイズ切替」の設定値については、P.59「紙サイズ切替」を参照してくだ
さい。
横給紙の用紙に印刷する
縦給紙方向に印刷されるように作成したデータを横給紙方向にしか用紙をセットできない
トレイで印刷するとき、印刷条件「93.横給紙処理」でデータを回転させることができます。
1. 操作部左上の[ホーム]キーを押して、ホーム画面上の[プリンター]アイコンを押
します。
2. [エミュレーション/プログラム]を押します。
3. エミュレーションを RP-GL/2 に切り替えます。
4. [印刷条件]を押します。
5. [ 次へ]を 2 回押します。
6. [横給紙処理]を押します。
7. [する]を押して、
[OK]を押します。
71
RP-GL/2 エミュレーション
8. [終了]を押します。
9. [OK]を押します。
10. パソコンから印刷を指示します。
スタンプを設定する
スタンプ機能の設定について説明します。
1. [初期設定/ カウンター]キーを押します。
2. [プリンター初期設定]を押します。
3. [印字設定]タブを押します。
4. [On/Off 設定]を押します。
5. 各項目ごとに印字設定を行います。
[ON]に設定すると印字が有効になります。
[OFF]に設定すると印字が無効になります。
6. [設定]を押します。
7. [終了]を 2 回押します。
72
RP-GL/2 エミュレーション
印刷オプションを指定する
印刷オプションとは
印刷オプションとは、UNIX ワークステーションやパソコンからネットワークプリンターに
印刷するときに、印刷コマンドとともに入力する文字列のことです。
印刷オプションを使用すると、本機に登録したプログラムを呼び出したり、ステープルやパ
ンチなどの機能を使用したりできます。

印刷コマンドで印刷オプションを指定できるのは、ネットワークプロトコルが
TCP/IP のときだけです。
印刷オプションの指定方法
印刷オプションの指定方法は、印刷コマンドにより異なります。たとえば UNIX ワークステ
ーションからの印刷に rsh コマンドを使用するとき、印刷コマンドのあとに半角スペースを
入力し、続けて印刷オプションを入力します。

例 1:左にパンチ、印刷部数を 3 部に指定して、排紙トレイをフィニッシャーシフトト
レイとする

例 2:登録したプログラム1を呼び出して印刷する
複数の印刷オプションを指定するときは、それぞれを「,」で区切ります。
印刷オプションには、指定値が必要なものとそうでないものがあります。指定値は、印刷オ
プション名のうしろに「=」を入力し、続けて指定値を入力します。
「=」を含まない印刷オプションを単独で指定するときは、印刷オプションの先頭に「,」を
追加します。

印刷コマンドの使用方法は、
『ネットワークの接続/システム初期設定』
「Windows
からファイルを直接印刷する」を参照してください。

「=」が使用できない OS では、代わりに「_」
(アンダースコア)を使用してくださ
い。

印刷オプションとして指定できる文字数には、OS やネットワーク環境、本機の機
能によって制限があります。
73
RP-GL/2 エミュレーション

範囲外の値や誤った印刷オプションを指定すると、正常に印刷できないことがあり
ます。
印刷オプション一覧表
印刷オプション名
filetype
指定値
機能概要
RGL、GL2
印刷に使用するエミュレー
P1~P16
ションまたはプログラムを
指定する。
Pjl
on
後処理関係の印刷オプショ
ン(staple、punch、qty、
outbin)を有効にする。
Staple
ステープル位置
ステープルする。
(lefttop、top2port など)
Punch
パンチ位置
パンチする。
(leftport、topland など)
Qty
ソート部数(1~999)
電子ソートする。
Outbin
排紙トレイ
排紙トレイを選択する。
(upper、finishershift な
ど)
imagedirection
reverse、normal
用紙内の画像の向きを 180
度回転する。
printerstamp
on、off
ソフトスタンプ機能を使用
する。
usercode

数字 8 桁
ユーザーコードを指定する。
装着されているオプションによって、以下の印刷オプションは指定できないことが
あります。また、指定できるときでも指定値が異なる場合があります。

staple、punch、outbin
74
RP-GL/2 エミュレーション
印刷オプションの指定項目
印刷オプションのそれぞれの指定項目について説明します。

装着されているオプションによって、以下の印刷オプションは指定できないことが
あります。また、指定できるときでも指定値が異なる場合があります。

staple、punch、outbin
filetype
本機が RP-GL/2 以外のエミュレーションになっているときに、印刷に使用するエミュレーシ
ョンを指定します。また、エミュレーションの代わりに登録されているプログラムも指定で
きます。
書式
filetype=エミュレーション名
filetype=プログラム番号
または
fil=エミュレーション名
fil=プログラム番号
指定値と動作

「エミュレーション名」は 3 文字の省略名です。RP-GL エミュレーションに切り替
えるときは「RGL」を、RP-GL/2 エミュレーションに切り替えるときは「GL2」を指
定します。印刷条件は RP-GL/2 エミュレーションの初期値が呼び出されます。

「プログラム番号」は、
「P1」から「P16」のプログラム番号を指定します。RP-GL/2
エミュレーションが登録されているプログラムを指定してください。印刷条件はプ
ログラムに登録されている設定値が呼び出されます。
説明

この印刷オプションを指定しなかったときは、操作部で呼び出されているエミュレ
ーションで印刷されます。RP-GL/2 エミュレーションが呼び出されていないと、正
常に印刷されないことがあります。
[プリンター初期設定]の[システム設定]タ
ブにある[エミュレーション検知]を[する]に設定している場合は、RP-GL/2 に
対応したファイルを送信すると自動的に RP-GL/2 に切り替わります。
pjl
pjl を指定すると、staple、punch、qty、outbin の指定ができます。
書式
pjl=on
75
RP-GL/2 エミュレーション
説明

staple、punch、qty、outbin を使用するときは、必ず pjl=on と指定します。指
定がないとき、これらの印刷オプションは無効です。
staple
印刷された用紙をステープルでとじるための指定をします。
書式
staple=ステープル位置
指定値と動作
指定値
ステープル位置
lefttop
左上 1 箇所(水平/垂直)
lefttopslantland
左上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
lefttopslantport
右上 1 箇所(水平/垂直)
righttopslantland
右上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
lefttopslantport
右上 1 箇所(水平/垂直)
righttopslantland
右上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
Left2port
左 2 箇所
right2port
右 2 箇所
Left2port
左 2 箇所
right2port
右 2 箇所
top2port
上 2 箇所
top2land
上 2 箇所
booklet
中央 2 箇所
説明

フィニッシャー(ステープルユニット)が装着されていないときは、
「staple」の
指定は無効です。

「staple」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定してください。
76
RP-GL/2 エミュレーション
pjl=on が指定されていないと、「staple」の指定は無効です。

ジョブごとに「staple」を指定してください。複数のジョブをまとめての指定はで
きません。

lefttop、righttop を指定したとき、トレイの用紙方向により水平・垂直のうち可
能な方でステープルします。

lefttopslantland、lefttopslantport、righttopslantland、righttopslantport を
指定したとき、斜めでステープルします。斜めでステープルできないときは、水平
または垂直でステープルします。
punch
印刷された用紙にパンチ穴をあけるための指定をします。
書式
punch=パンチ位置
指定値と動作
指定値
パンチ位置
leftport
左
rightport
右
topport
上
leftland
左
rightland
右
topland
上
説明

フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないときは、
「punch」の指定は
無効です。

「punch」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定してください。
pjl=on が指定されていないと、「punch」の指定は無効です。
qty
電子ソートの指定をします。
書式
77
RP-GL/2 エミュレーション
qty=ソート部数
指定値と動作

ソート部数は、1~999 の範囲の整数で指定します。
説明

「電子ソート部数」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定して
ください。pjl=on が指定されていないと、
「qty」の指定は無効です。

「qty」を指定したとき、操作部や印刷データ内のコマンドで設定された印刷部数
は無効です。
outbin
排紙先を選択できます。排紙先は、排紙トレイの名称を指定します。
書式
outbin=排紙トレイ名
指定値と動作
指定値
排紙トレイ
upper
本体トレイ
inner
本体上トレイ
lower
左トレイ
finisherproof
2000 枚中とじフィニッシャー(オプション)のフィニッシ
ャー・上トレイです。
finishershift
2000 枚中とじフィニッシャー(オプション)のフィニッシ
ャー・シフトトレイです。
finisherbooklet
2000 枚中とじフィニッシャー(オプション)のフィニッシ
ャー・中とじトレイです。
manual
システムデフォルト
説明

指定値の種類は、排紙オプションの設置状況により異なります。

「排紙トレイ」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定してくだ
さい。pjl=on が指定されていないと、
「排紙トレイ」の指定は無効です。
78
RP-GL/2 エミュレーション
imagedirection
用紙内の画像の向きを 180 度回転するように指定します。
書式
imagedirection=reverse
imagedirection=normal
指定値と動作
指定値
動作
reverse
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印刷されます。
normal
通常の向きで印刷されます。
説明

pjl=on を指定しなくても使用できます。
usercode
ユーザーコードを指定できます。
書式
usercode="ユーザーコード"
説明

ユーザーコードには半角数字 8 桁を指定できます。

ユーザーコードの前後に"¥"の指定が必要です。

Windows の FTP クライアントのとき、usercode は指定できません。

OS によってはダブルクォーテーションが送信されないため、バックスラッシュ"¥"
(0x5c)などのエスケープ記号が必要となることがあります。たとえば rsh の場合、
次のような書式です。


rsh hostname print usercode=¥"12345¥" < 印刷ファイル
ftp でユーザーコードを指定するときは、以下のように大文字で指定してください。

ftp> put filename USERCODE=¥"12345¥"
79
RP-GL/2 エミュレーション
コマンドを指定する
エミュレーション切り替えコマンド
エミュレーション切り替えコマンドを使用すると、エミュレーションを切り替えたり、プロ
グラムを呼び出したりできます。RP-GL/2 エミュレーションでは、RP-GL/2 ファイルまたは
CALS ファイルの直前または直後に以下の形式で指定します。
書式(ESC シーケンスのとき)
ESC DC2 ! {p} @ CODE-ID ESC SP
<例:プログラム No1 呼び出し>
ESC DC2 ! 0 @ P1 ESC SP
書式(16 進コードのとき)
1B 12 21 {p} 40 CODE-ID 1B 20
<例:プログラム No1 呼び出し>
1B 12 21 30 40 50 31 1B 20
パラメーター
P
指定値
-1
説明
CODE-ID で指定されているエミュレーションに切
り替える。
印刷条件は初期値。
0
CODE-ID で指定されているプログラム番号のエミ
ュレーションに切り替える。
印刷条件はプログラムに登録されている設定値。
1~16
CODE-ID で指定されているエミュレーションに切
り替える。
印刷条件は、この指定値に対応するユーザーメモ
リースイッチ番号の設定値。(ユーザーメモリー
スイッチ番号は、プログラム登録時、エミュレー
ションごとに自動的に付加される番号。印刷条件
リストに印刷される。)
省略時
「1」が指定される。
80
RP-GL/2 エミュレーション
パラメーター
CODE-ID
指定値
説明
3 文字のエミュレーシ 指定したエミュレーション名のエミュレーシ
ョン名
ョンに切り替わる。
パラメーター「p」の指定値は、
「0」以外を指
定する必要がある。
P1~P16
指定したプログラム番号のエミュレーション
に切り替わる。
パラメーター「p」の指定値は、
「0」を指定す
る必要がある。
指定したエミュレーションが存在しないときやプログラムが登録されていないとき、
このコ
マンドは無視されます。
3 文字のエミュレーション名で指定できる値は以下のとおりです。

RGL :RP-GL エミュレーションに切り替えるときに指定します。

GL2 :RP-GL/2 エミュレーションに切り替えるときに指定します。

RTF:RTIFF エミュレーションに切り替えるときに指定します。

RPS:PS3 エミュレーションに切り替えるときに指定します。

RCS:RPCS エミュレーションに切り替えるときに指定します。
印刷オプション指定コマンド
印刷オプション指定コマンドを使用すると、印刷オプションを指定できます。HP-GL ファイ
ルまたは HP-GL/2 ファイルの直前または直後に以下の形式で指定します。
コマンドを指定する前に、本機のエミュレーションを RP-GL/2 に切り替えてください。
書式(ESC シーケンスのとき)
ESC DC2 ? z {, option { = value}} {,
option { = value}} ... {,
option { = value}} ESC SP
<例:左上にステープル、ソート部数を 10 部にする>
ESC DC2 ? z, emlstaple=lefttop, emlqty=10 ESC SP
書式(16 進コードのとき)
1B 12 3F 7A {2C option {3D value}} {2C option {3D value}} ... {2C
option {3D value}} 1B 20
<例:左上にステープル、ソート部数を 10 部にする>
1B 12 3F 7A 2C 65 6D 6C 73 74 61 70 6C 65 3D 6C 65 66 74 74 6F 70 2C
65 6D 6C 71 74 79 3D 31 30 1B 20
81
RP-GL/2 エミュレーション
パラメーター
Option
Option
指定値
説明
印刷オプション名の文字
印刷オプションを指定す
列
る。
省略時
このパラメーターと対に
なる value が無視される。
対応していない指定値を指定したとき、
このパラメーターと対になる value は無視されます。
このパラメーターと value の対は、連続して複数指定できます。ただし、このパラメーター
と同じ値を指定された対が複数あるときは、最後に指定されている対が有効です。
パラメーター
Value
指定値
説明
印刷オプションの指定値
印刷オプションを指定す
の文字列
る。
対応していない指定値を指定したとき、このパラメーターと対になる option は無視されま
す。

文字列の合計は 1,023 バイト以内で入力してください。

印刷オプション指定コマンドは、一度コマンドを指定するとそれ以降に受信したデ
ータの印刷に有効です。ただし、次のときはリセットされます。

エミュレーションが切り替わったとき

新しい印刷オプション指定コマンドが指定されたとき
印刷オプション指定コマンド一覧表
印刷オプション指定コマンドを使用すると、
オプションのフィニッシャーなどの機能を使用
できます。使用できる印刷オプション指定コマンドは次のとおりです。
印刷オプション名
emlstaple
指定値
ステープル位置(off、
機能概要
ステープルを指定する
lefttophoriz など)
82
RP-GL/2 エミュレーション
印刷オプション名
指定値
emlpunch
機能概要
パンチ位置(off、left な
パンチ位置を指定する
ど)
emlpunchhole
jp2
パンチ種別を指定する
Emlqty
ソート部数(1~999)
ソート部数を指定する
emlimagedirection
reverse、normal
用紙内の画像の向きを
180°回転する
emlusercode
ユーザーコード
ユーザーコードを指定す
る
emlprinterstamp
on、off
ソフトスタンプ機能を使
用する
「emlstaple」
、
「emlpunch」
、
「emlpunchhole」は、装着しているオプションによって指定で
きないことがあります。
印刷オプション指定コマンドの指定項目
emlstaple
印刷された用紙をステープルでとじるための指定をします。
書式
emlstaple=ステープル位置
指定値と動作

印刷条件「101.画像の向き」に対する位置で指定します。給紙トレイを自動選択す
る機能と同時に使用すると、印刷する画像が回転することがあるため、指定と異な
る位置にステープルされる場合があります。
指定値
ステープル位置
lefttop
左上 1 箇所(水平)
lefttopvert
左上 1 箇所(斜め)
lefttop
左上 1 箇所(水平)
83
RP-GL/2 エミュレーション
指定値
ステープル位置
lefttopvert
左上 1 箇所(斜め)
righttop
右上 1 箇所(水平)
righttopvert
右上 1 箇所(斜め)
righttop
右上 1 箇所(水平)
righttopvert
右上 1 箇所(斜め)
doubleleft
上 2 箇所
doubleright
中央 2 箇所
doubleleft
上 2 箇所
doubleright
中央 2 箇所
説明

フィニッシャー(ステープルユニット)が装着されていないときは、「emlstaple」
の指定は無効です。

ジョブごとに「emlstaple」を指定してください。複数のジョブをまとめての指定
はできません。
emlpunch
印刷された用紙にパンチ穴を開けるための指定をします。
書式
emlpunch=パンチ位置
指定値と動作

印刷条件「101.画像の向き」に対する位置で指定します。給紙トレイを自動選択す
る機能と同時に使用すると、印刷する画像が回転することがあるため、指定と異な
る位置にパンチされる場合があります。
指定値
パンチ位置
left
左
top
上
84
RP-GL/2 エミュレーション
指定値
right
パンチ位置
右
説明

フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないときは、
「emlpunch」の指
定は無効です。

ジョブごとに「emlpunch」を指定してください。複数のジョブをまとめての指定は
できません。
emlpunchhole
パンチ穴のパンチ種別を指定します。
書式
emlpunchhole=jp2
指定値と動作
指定値
jp2
動作
日本 2 穴を指定します。
emlqty
ソート部数を指定します。
書式
emlqty=ソート部数
指定値と動作

ソート部数は、1~999 の範囲の整数で指定します。
説明

「emlqty」を指定したとき、操作部や印刷データ内のコマンドで設定された印刷部
数は無効です。
emlimagedirection
用紙内の画像の向きを 180 度回転するように指定します。
書式
emlimagedirection=reverse
emlimagedirection=normal
85
RP-GL/2 エミュレーション
指定値と動作
指定値
reverse
動作
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印
刷されます。
normal
通常の向きで印刷されます。
emlusercode
ユーザーコードを指定します。
書式
emlusercode=ユーザーコード
説明

ユーザーコードには半角数字 8 桁を指定できます。
emlprinterstamp
ソフトスタンプ機能を使用するための指定をします。
書式
emlprinterstamp=on
emlprinterstamp=off
指定値と動作
指定値
動作
On
ソフトスタンプ機能を使用します。
Off
ソフトスタンプ機能を使用しません。
説明

スタンプ位置は印刷条件の
「Z. 画像の向き」
(または印刷オプションの orientation)
により指定された画像方向を基準にした位置となります。
86
RP-GL/2 エミュレーション
2 色印刷する
RP-GL/2 モードでは、黒と赤を使った 2 色印刷ができます。
特定のペンを赤で印刷するには、
プリンタードライバーで指定する方法と操作部で指定する
方法があります。
プリンタードライバーで指定する
Windows から印刷するときは、RP-GL/2 プリンタードライバーでペン色を指定できます。
アプリケーションの画面表示色に対するペン色を、赤か黒で指定します。
設定について詳しくは、プリンタードライバーのヘルプを参照してください。
操作部で指定する
DOS/UNIX 環境から印刷するときや、RP-GL/2 ドライバーを使用しないで印刷するときは、
赤で印刷するペンの色を印刷条件「ペン 0 - 15 設定」の「赤指定」で指定します。
「72.2 色印刷」で「赤ペン設定選択」を「機器側設定優先」に設定すると、
「ペン 0 - 15
設定」で指定したペン番号が赤で印刷されます。
「PC コマンド優先」を選択すると、操
作部の設定にかかわらず、データ内の PC コマンドで赤指定された番号のペンを赤で印
刷します。

2 色印刷するには、使用しているモデルによってはオプションの赤現像ユニットが
必要です。

データ内の PC コマンドの値によっては、赤で印刷されません。逆に、意図してい
ない箇所も赤で印刷される場合もあります。

PC コマンドとは、ペン番号に対して、ペン色を指定するコマンドです。
2色印刷に関する注意事項

赤の線幅を指定したとき、印刷される線幅が指定した線幅と異なることがあります。

2 色印刷では、赤と黒の線が多少ずれます。また、プリンターを移動した場合、色ずれ
が大きくなることがあります。色ずれがひどい場合は、サービス実施店に調整をご依頼
ください。

赤トナーがないとき、またはオプションの赤現像ユニットが装着されていないときは、
印刷できません。

複数ページを印刷している途中で赤トナーがなくなった場合、印刷は停止します。赤ト
ナーを補給してください。

2 色印刷時は、通常の印刷よりも印刷速度が遅くなることがあります。

赤と黒の画像が重なっている場合、透過することがあります。
87
RP-GL/2 エミュレーション
図面サイズと用紙サイズによる縮尺率
Windows ドライバーで図面サイズと印刷する用紙サイズを指定すると自動的に拡大率、また
は縮小率が設定されます。
拡大率、または縮小率は以下のとおりです。最小単位は、0.1%です。
用紙サイズ
図面サ
A2
A3
A4
A5
A6
B3
B4
B5
B6
A0
50.0
35.0
25.0
25.0
25.0
43.0
31.0
25.0
25.0
A1
71.0
50.0
35.0
25.0
25.0
61.0
43.0
31.0
25.0
A2
100.0
71.0
50.0
35.0
25.0
87.0
61.0
43.0
31.0
A3
141.0
100.0
71.0
50.0
35.0
123.0
87.0
61.0
43.0
A4
200.0
141.0
100.0
71.0
50.0
173.0
123.0
87.0
61.0
A5
283.0
200.0
141.0
100.0
71.0
245.0
173.0
123.0
87.0
A6
400.0
283.0
200.0
141.0
100.0
345.0
245.0
173.0
123.0
B1
58.0
41.0
29.0
25.0
25.0
50.0
35.0
25.0
25.0
B2
82.0
58.0
41.0
29.0
25.0
71.0
50.0
35.0
25.0
B3
115.0
82.0
58.0
41.0
29.0
100.0
71.0
50.0
35.0
B4
163.0
115.0
82.0
58.0
41.0
141.0
100.0
71.0
50.0
B5
230.0
163.0
115.0
82.0
58.0
200.0
141.0
100.0
71.0
B6
325.0
230.0
163.0
115.0
82.0
283.0
200.0
141.0
100.0
イズ
88
RP-GL/2 エミュレーション
RP-GL/2 エミュレーションのトラブルシューティング
思いどおりに印刷できないとき
DOS/UNIX で思いどおりに印刷できないときの対処方法です。
Windows で思いどおりに印刷で
きないときの対処方法は、プリンタードライバーのヘルプを参照してください。
ヘルプの表示方法は『プリンター』
「プリンタードライバーのヘルプを表示する」を参照し
てください。
図面の端が切れてしまう
出力する図面の大きさが用紙の端まで指定されているか、データの座標位置がずれています。
印刷条件の「23.ハードクリップ」を「用紙サイズ」にすると、本機の印刷可能範囲を無視
して用紙の端までが印刷領域になります。ただし、用紙の上下左右の端から 5mm の印刷は印
刷保証範囲外です。
1枚の用紙に収まる図面が数枚に分かれて印刷される
[プリンター初期設定]の[システム設定(EM)
]タブにある[自動排紙時間]の設定を確
認してください。
「自動排紙時間」の設定が短いと、このような現象が生じることがあります。ソフトウェア
やシステム環境によってデータ転送中にデータが途切れる時間が異なるため、使用している
環境に合わせて設定してください。
図面がずれて印刷される
パソコンから送られたデータの座標位置がずれています。印刷条件の「7.X 原点補正」
「8.Y
原点補正」の設定で図面を適切な位置に移動させてください。
イメージデータがかすれる
「6.プロッタ ID」で「RP-GL/2(Type1)
」に設定しているときは、印刷条件の「44.イメー
ジ濃度」を「こく」にしてください。
線がかすれる
以下の設定を変更してください。

「82.ディザリング」を「自動(線画)」
、「線画優先」または「互換優先」に設定

線幅を太くする。

濃い色を選択する
また、印刷条件で「ペン 0 - 15 設定」を設定しているとき、ペン濃度の設定を変更してく
ださい。
線が描画されない
アプリケーションによっては 0 番ペンを使用して描画していることがあります。
印刷条件の
[40.ペン設定選択]が「印刷条件」に設定されているとき、0 番ペンの濃度を初期値(0%)
89
RP-GL/2 エミュレーション
のまま印刷するとなにも印刷されません。0 番ペンの濃度を濃く設定してください。細線を
ハーフトーンで印刷すると、描画位置によっては実線が点線や破線になったり、線が印刷さ
れなかったりする場合があります。その場合は線を太くするか、濃度を上げて印刷してくだ
さい。
「40.ペン設定選択」は RP-GL/2 のときに有効な項目です。
複数の部数を指定しても1部しか印刷されない
アプリケーションによっては、
操作部の印刷部数の設定が無効になることがあります。
「102.
印刷部数指定優先」の設定を「機器側設定優先」に変更してください。また、RP-GL/2 でア
プリケーションから指定した印刷部数の設定が無効になるときは、印刷条件の「6.プロッタ
ID」を「RP-GL/2」に設定してください。
DOS/UINX アプリケーションから[エミュレーション検知]を[する]にして印刷したと
き意図した印刷結果にならない
[プリンター初期設定]の[システム設定]タブにある[エミュレーション検知]を[する]
に設定しているとき、起動しているプログラムにかかわらず、RPGL/GL2 で登録したプログ
ラムに切り替わります。このとき、データによって起動するプログラムは以下のように異な
ります。

PJL コマンドがあるとき:印刷条件「6.プロッタ ID」が「RP-GL/2」に設定されたプロ
グラムの中から、最初に登録されたプログラムが呼び出されます。
「RP-GL/2」に設定さ
れているプログラムがひとつもないときは、RP-GL/2 の初期値が呼び出されます。

PJL コマンドがないとき:印刷条件「6.プロッタ ID」の設定にかかわらず、RPGL/GL/2
のユーザーメモリースイッチ番号「1」のプログラムが呼び出されます。RP-GL、RP-GL/2
で登録されているプログラムがひとつもないときは、RP-GL、RP-GL/2 の初期値が呼び
出されます。
意図した印刷結果にならない場合は、[エミュレーション検知]を[しない]に設定し、印
刷するときに操作部でプログラムを呼び出してから印刷してください。
[エミュレーション検知]については『プリンター』
「システム設定」を参照してください。
ユーザーメモリースイッチ番号は印刷条件リストで確認できます。印刷条件リストの印刷方
法は、P.6「印刷条件リストを印刷する」を参照してください。
アウトラインフォントで文字が描画できない
アウトラインフォントで印刷できるのは、文字描画のコマンド(LB コマンド)で送信した
ときに限られます。アプリケーションから文字コードで出力する設定にしてください。
漢字が印刷されない
アプリケーション側で漢字 ROM の使用が選択できるときは、使用する設定にしてください。
図面が全体的に右上にずれる
原点位置が合っていません。印刷条件の「6.プロッタ ID」の設定を確認してください。7475A、
7550A、RP-GL/2 は左下原点です。そのほかは中央原点です。
90
RP-GL/2 エミュレーション
印刷条件でペン幅、ペン濃度、ペン色を設定したのに、設定どおりに印刷されない
印刷条件の「40.ペン設定選択」が「ソフトウェア」に設定されていると印刷条件で設定し
たペン幅、ペン濃度、ペン色は無効になり、アプリケーション側の設定が有効になります。
印刷条件でペン幅、ペン濃度、ペン色を設定するときは「40.ペン設定選択」を「印刷条件」
に設定してください。
「40.ペン設定選択」は RP-GL/2 のときに有効な項目です。
線や塗りつぶしの輪郭がギザギザに印刷される、塗りつぶし部分が細かい網点で印刷され
る
操作部で印刷条件を以下のように設定してください。

「82.ディザリング」を「自動(線画)」
、「線画優先」または「互換優先」に設定
印刷データが 90 度回転されず、正常に印刷されない
横給紙方向にセットされている用紙に印刷するとき、印刷条件の「93.横給紙処理」を「す
る」に設定します。
「する」に設定していてもこの現象が発生する場合は、
「しない」に設定
するか、印刷条件の「5.座標軸回転」で「90°」または「270°」に設定します。
縦給紙方向にセットされている用紙に印刷するときは、
印刷条件の「5.座標軸回転」で「90°」
または「270°」に設定します。
RP-GL データで自動トレイ選択ができない
印刷条件の「43.紙サイズ切替」を「全自動」または「全自動+変倍」に設定してください。
それでも給紙トレイが自動選択されないときは、印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定
を「作画」または「Auto」に設定しください。
RP-GL/2 データで自動トレイ選択ができない
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」で「作画」または「Auto」を選択してください。
ハーフトーンの階調性を高めて印刷したい
印刷条件の「82.ディザリング」で送信データに適した項目を選択してください。
「互換優先」を選択したとき、従来の RP-GL/2 の印刷結果と同等の結果です。
「49.センタリング」を「する」にしても、正しくセンタリングされない

RP-GL で印刷条件の「47.原稿サイズ判定」が「PS/IP コマンド」のとき、正しくセンタ
リングされないことがあります。その場合は「作画」に設定してください。

RP-GL/2 で印刷条件の「47.原稿サイズ判定」が「PS/IP コマンド」のとき、余白が含ま
れるため、正しくセンタリングされないことがあります。その場合は「作画」に設定し
てください。
定形サイズの印刷で、意図した用紙サイズが選択されない

「47. 原稿サイズ判定」を「作画」に設定するか、
「48. 原稿サイズマージン」を設定
してください。
本体のスタンプ機能で、スタンプの向きが画像の向きと合わない

印刷条件の「101. 画像の向き」を設定してください。
91
RP-GL/2 エミュレーション
印刷条件の「72.2 色印刷」で「赤ペン設定選択」を「PC コマンド優先」に指定しても、
赤で印字できない

アプリケーション側でペン色を赤で印刷するペンの色に変更するか、
「機器側設定優先」
に変更し、
「ペン 0 - 15 設定」の「赤指定」で指定してください。

印刷条件の動作や設定方法は、
P.26「DOS/UNIX から使用する - プリンターの設定」
を参照してください。
92
RTIFF エミュレーション
RTIFF エミュレーション
RTIFF エミュレーションとは
RTIFF エミュレーションとは、UNIX ワークステーションやパソコンから TIFF(Tagged Image
File Format)形式のビットマップイメージデータを印刷することができる拡張エミュレー
ションです。
RTIFF エミュレーションでは、本機の内部で TIFF ファイルまたは CALS ファイルがラスタラ
イズされます。ラスタライズとは、ビットマップイメージデータに基づいて 1 ドットずつ描
画することをいいます。このため、プリンタードライバーは必要なく、印刷条件は本機の操
作部で設定します。
また、本機が TCP/IP ネットワークに接続されているとき、UNIX ワークステーションやパソ
コンから印刷するときに、
印刷のコマンドに印刷オプションを付けて印刷条件を一時的に変
更できます。印刷オプションで指定しない条件は、本機の操作部で設定した印刷条件にした
がいます。

ファイルの形式によっては、印刷できないこともあります。ファイルの形式につい
ては、P.183「入力データの仕様」を参照してください。
93
RTIFF エミュレーション
印刷するための準備
1. 本機とパソコンが正しく接続されていることを確認します。
2. 印刷する TIFF ファイルを用意します。
3. 本機の操作部でエミュレーションを RTIFF モードに切り替え、給紙トレイの選択など
必要な印刷条件を設定します。

エミュレーションの切り替えについては、P.4「エミュレーションを切り替える」
を参照してください。
94
RTIFF エミュレーション
使用上の注意事項

ビットマップ画像データを、印刷条件や印刷オプションを指定して変倍印刷すると、何
も指定しないで印刷するときに比べて、印刷に時間がかかることがあります。

ビットマップ画像データを回転して印刷するとき、印刷に時間がかかることがあります。
回転は、印刷条件や印刷オプションで指定したときのほか、状況によっては意図しない
ときにも起こります。

TIFF ファイルまたは CALS ファイルの形式によっては、印刷できないこともあります。

TIFF 形式のビットマップイメージデータには、EOF(ファイルの終端)または EOD(デ
ータの終端)を明示するデータや構造が存在しません。このため、RTIFF エミュレーシ
ョンでは、タグ情報で与えられた幅と高さ分のビットマップデータを受信した時点を
EOD とし、印刷指示があったものとして処理します。

印刷できるビットマップイメージの幅とデータサイズには、制限があります。

両面印刷を設定したのに片面で印刷されたときは、以下のような原因が考えられます。

両面印刷できない紙種のトレイを選択している

両面印刷できない用紙サイズのトレイを選択している

両面印刷できない給紙トレイや排紙トレイを選択している

ページメモリーが不足している

表面と裏面で用紙サイズが異なる
たとえば、1 ページ目が A3 で、2 ページ目以降が A4 のとき、1 ページ目は片面印
刷、2 ページ目以降は両面印刷になります。

印刷中や印刷データの受信中は、以下の操作は行わないでください。

印刷条件の設定

システム条件の設定

テスト印刷の操作

エミュレーションプログラムの呼び出し

プログラムの登録

ファイルの形式や印刷できるビットマップイメージについては、P.183「入力デー
タの仕様」を参照してください。
95
RTIFF エミュレーション
印刷する
UNIX ワークステーションから使用する
UNIX ワークステーションでは、コマンドシェルで印刷する TIFF ファイルを指定して印刷を
実行します。印刷する前に、本機の操作部で印刷条件を設定してください。
コマンド例(rsh コマンドを使用するとき)
% rsh hostname print < tiff-filename
コマンド例(rsh コマンドを使用し、印刷オプションを指定したとき)
% rsh hostname print filetype=RTF,copies=3,center < tiff-filename
「tiff-filename」のところは、印刷する TIFF ファイル名を指定してください。

「Windows
印刷コマンドの使用方法は、
『ネットワークの接続/システム初期設定』
からファイルを直接印刷する」を参照してください。

印刷オプションの指定は、ネットワークプロトコルに TCP/IP を使用しているとき
に有効です。

印刷オプションをコマンドに指定すると、本機に設定されている印刷条件を一時的
に変更して印刷できます。
DOS/V パソコンから使用する
DOS/V パソコンでは、コマンドプロンプトから印刷を実行します。印刷する前に、本機の操
作部で印刷条件を設定してください。
パラレル接続したプリンターのとき
1. コマンドプロンプトに移ります。
Windows XP/Vista/7、Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2 のとき、
[スタート]
メニューの[すべてのプログラム]から[アクセサリ]をクリックし、[コマンドプロ
ンプト]をクリックします。
2. 印刷のコマンドを実行します。
コマンド例
C:¥WINDOWS>copy /b tiff-filename lpt1

オプションスイッチ「/b」を必ず付けてください。
「/b」スイッチを付けないと、
TIFF ファイルまたは CALS ファイルが正常に印刷されません。(/b は、バイナリー
でデータを送信するという指定です。)
96
RTIFF エミュレーション

「tiff-filename」のところは、印刷する TIFF ファイルまたは CALS ファイル名を
指定してください。
ネットワーク接続したプリンターのとき
1. コマンドプロンプトに移ります。
Windows XP/Vista/7、Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2 のとき、
[スタート]
メニューの[すべてのプログラム]から[アクセサリ]をクリックし、[コマンドプロ
ンプト]をクリックします。
2. NetBEUI でのネットワークパス名を、パソコンの空いているプリンターポートに割り当
てます。
コマンド例
C:¥WINDOWS>net use lpt3: pathname
「pathname」のところは、本機のネットワークパス名を指定します。
3. 割り当てたプリンターポートで、印刷のコマンドを実行します。
コマンド例
C:¥WINDOWS>copy /b tiff-filename lpt3
「tiff-filename」のところは、印刷する TIFF ファイル名を指定します。
4. 手順 2 で割り当てたプリンターポートを開放するときは、以下のコマンドを実行しま
す。
コマンド例
C:¥WINDOWS>net use lpt3: /d

本機のネットワークパス名は、システム設定リストを印刷すると確認できます。シ
ステム設定リストの印刷方法は、
『プリンター』
「テスト印刷する」を参照してくだ
さい。
ftp コマンドで印刷する
ネットワークプロトコルに TCP/IP を使用しているとき、ftp コマンドを使用しても印刷で
きます。
1. コマンドプロンプトに移ります。
Windows XP/Vista/7、Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2 のとき、
[スタート]
メニューの[すべてのプログラム]から[アクセサリ]をクリックし、[コマンドプロ
ンプト]をクリックします。
2. ftp コマンドを入力します。
ftp IPaddress
「IPaddress」には、TIFF ファイルまたは CALS ファイルを送信するプリンターの IP ア
97
RTIFF エミュレーション
ドレスを指定します。
ftp が起動し、ユーザー名を入力するプロンプトが表示されます。
User:
3. ユーザー名に任意の文字列を入力し、[Enter]キーを押します。
パスワードを入力するプロンプトが表示されます。
Password:
4. [Enter]キーを押します。
パスワードの入力は必要ありません。
ftp プロンプトが表示されます。
ftp>
5. 「bin」と入力し、バイナリモードで TIFF ファイルを送信する設定にします。
バイナリモードに変更しないと、TIFF ファイルまたは CALS ファイルが正常に印刷され
ません。
ftp> bin
6. ftp プロンプトで印刷するファイルを転送します。
ftp> put tiff-filename
「tiff-filename」のところは、印刷する TIFF ファイルまたは CALS ファイル名を指定
します。
put サブコマンドに印刷オプションを指定すると、本機に設定されている印刷条件を一
時的に変更して印刷できます。
コマンド例
ftp> put tiff-filename filetype=RTF,copies=3,center
7. ftp を終了するときは、ftp プロンプトで「bye」と入力します。

lpr コマンドや rcp コマンドを使用しても印刷できます。

印刷コマンドの使用方法は、
『ネットワークの接続/システム初期設定』
「Windows
からファイルを直接印刷する」を参照してください。

印刷オプションについては、P.128「印刷オプションを指定する」を参照してくだ
さい。
98
RTIFF エミュレーション
印刷条件の設定
印刷条件設定項目一覧表
「
」マークが付いた設定値は、各項目の初期値です。
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
項目
1.給紙ト
レイ
システ
トレイ 1
トレイ 2
トレイ 3
トレイ 4
トレイ 5
ムデフォ
ルト
手差し
2.用紙サ
イズ
4.リミッ
指定し
A2R
A3
A3R
A4
A4R
A5
B3R
B4
B4R
B5
B5R
ACR
DL
DLR
LGR
LT
LTR
HL
LG
ない
自動
する
ポート
ランドス
しない
トレス給
紙
5.印刷方
向
6.両面印
刷
レイト
片面
ケープ
両面横と
両面上と
じ
じ
99
RTIFF エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
200dpi
300dpi
項目
7.エンジ
400dpi
600dpi
ン解像度
8.変倍率
100%
(範囲 25~1000%、1%単位で設定できます)
9.左余白
0mm
(範囲 0~100mm、1mm 単位で設定できます)
A.右余白
0mm
(範囲 0~100mm、1mm 単位で設定できます)
B.上余白
0mm
(範囲 0~100mm、1mm 単位で設定できます)
C.下余白
0mm
(範囲 0~100mm、1mm 単位で設定できます)
D.X オフセ 0mm
(範囲-100~100mm、1mm 単位で設定できます)
ット
E.Y オフセ 0mm
(範囲-100~100mm、1mm 単位で設定できます)
ット
F.X マージ 0mm
(範囲-100~100mm、1mm 単位で設定できます)
ン
G.Y マージ 0mm
(範囲-100~100mm、1mm 単位で設定できます)
ン
H.マルチ
1
(範囲 1~10、1 単位で設定できます)
1
(範囲 1~10、1 単位で設定できます)
100%
(範囲 25~1000%、1%単位で設定できます)
カラム
I.マルチ
ロー
J.横変倍
率
100
RTIFF エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
項目
K.縦変倍
100%
(範囲 25~1000%、1%単位で設定できます)
率
L.白黒反
しない
する
転
M.明るさ
100%
(範囲 1~1000%、1%単位で設定できます)
N.コント
100%
(範囲 1~1000%、1%単位で設定できます)
ラスト
O.中央配
しない
する
置
P.自動変
しない
する
しない
する
スムー
スムージ
トナーセ
トナーセ
ジングオ
ングオン
ーブモー
ーブモー
ド1
ド2
倍
Q.エラー
印刷
R.印字モ
ード
フ
S.印刷領
標準
最大
しない
する
しない
する
域
T.実サイ
ズ変倍
U.自動用
紙選択
101
RTIFF エミュレーション
設定値
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
項目
V.用紙超
5%
(範囲-50~50%、1%単位で設定できます)
過率
W.データ
バッファ
メモリ
ー
Z.画像の
向き
小
ィスク
0 度回
転画像
b. 自動縮
ハードデ
縮小し
右 90 度回 180 度回転 左 90 度回
転画像
画像
転画像
A3 に縮小
A4 に縮小
A5 に縮小
A6 に縮小
B4 に縮小
B6 に縮小
ハガキに
LT に縮小
HL に縮小
DL に縮小
A1 に縮小
A2 に縮小
B1 に縮小
ない
B5 に縮小
縮小
LG に縮小
AC に縮小
B2 に縮小
B3 に縮小
c. 自動縮 0mm
A0 に縮小
(範囲-100~100mm、1mm 単位で設定できます)
小余白補
正
d.自動縮
5%
(範囲-50~50%、1%単位で設定できます)
e.縮小変
画素間引
横線補正
倍時細線
き
小無効倍
率
縦線補正
縦線・横
線補正
補正
102
RTIFF エミュレーション

印刷条件の「両面印刷」
「X マージン」「Y マージン」は、使用しているモデルによ
ってはオプションの両面ユニットを装着しているときだけ設定できます。
印刷条件の設定項目
給紙トレイ
使用する給紙トレイを選択します。
設定値

システムデフォルト

トレイ 1

トレイ 2

トレイ 3

トレイ 4

トレイ 5

手差し
工場出荷時の設定:システムデフォルト
動作

給紙トレイが「システムデフォルト」に設定されているプログラムやエミュレーシ
ョンに切り替わったとき、
[システム初期設定]の[用紙設定]タブにある[給紙
トレイ優先設定:プリンター]で設定した給紙トレイが選択されます。

印刷条件で指定する給紙トレイの設定値と選択されるトレイです。
設定値
選択されるトレイ
システムデフォルト
操作部に表示されている給紙トレイ
トレイ 1
給紙トレイ 1
トレイ 2
給紙トレイ 2
トレイ 3
給紙トレイ 3
トレイ 4
給紙トレイ 4
トレイ 5
給紙トレイ 5
手差し
手差しトレイ
条件
103
RTIFF エミュレーション

印刷条件の「用紙サイズ」で用紙サイズを指定するとき、この項目の設定は無効で
す。

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、この項目の設定は無効で
す。

本機のプリンター機能の制限によってここで設定する給紙トレイから給紙できな
かったとき、操作部に表示されているトレイから給紙されます。

印刷オプションで tray、paper、autopaper のどれかを指定するとき、この項目の
設定は無効です。

PJL、または関連の印刷オプションで回転ソート、ステープル、パンチを指定して
いるとき、選択されているトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。

リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイか
ら給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「リミッ
トレス給紙」を「自動」または「しない」に設定するか、印刷オプションで noautotray
を指定してください。
用紙サイズ
印刷する用紙のサイズと向きを設定します。
設定値

指定しない

A2R

A3

A3R

A4

A4R

A5

B3R

B4

B4R

B5

B5R

ACR

DL

DLR

LGR

LT
104
RTIFF エミュレーション

LTR

HL

LG
工場出荷時の設定:指定しない
動作

ここで設定したサイズと向きの用紙がいずれのトレイにもセットされていないと
き、操作部に表示されているトレイから給紙されます。

「指定しない」を設定すると、印刷条件の「給紙トレイ」で設定されたトレイから
給紙されます。
条件

「指定しない」以外を設定すると、印刷条件の「給紙トレイ」の設定は無効になり
ます。

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、この項目の設定は無効で
す。

印刷オプションで tray、paper、autopaper のどれかを指定するとき、この項目の
設定は無効です。

以下のトレイは選択の対象となりません。すべての給紙トレイが選択対象外のとき
は、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。

手差しトレイ

自動用紙選択の対象外に設定されているトレイ

「普通紙」または「再生紙」以外の紙種が設定されている給紙トレイ

給紙できない用紙サイズに設定されているトレイ

表紙トレイ、合紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミン
グを「常時表示」に設定したトレイ


両面印刷しようとしているときに、
「片面コピー」に設定したトレイ
リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイか
ら給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「4.リミ
ットレス給紙」を「しない」に設定するか、印刷オプションで noautotray を指定
してください。
リミットレス給紙
印刷中に給紙トレイの用紙がなくなったとき、ほかの給紙トレイに自動的に切り替えて印刷
するかどうかを設定します。
切り替え対象の給紙トレイは、同サイズ、同紙種の用紙がセットされているトレイです。
設定値
105
RTIFF エミュレーション

自動

する

しない
工場出荷時の設定:自動
動作

「自動」または「する」に設定すると、自動的にトレイを切り替えます。

「しない」に設定すると、トレイの切り替えはしません。用紙を補給してください。
条件

印刷オプションで autotray または noautotray を指定したとき、この項目の設定は
無効です。

「自動」に設定したときでも、印刷条件の「給紙トレイ」でトレイを指定したとき
や、印刷オプションの tray でトレイを指定したときは、給紙トレイの自動切り替
えはしません。
印刷方向
画像が印刷される向きを設定します。
設定値

ポートレイト

ランドスケープ
工場出荷時の設定:ポートレイト
ポートレイトのときの仕上がり
CLW028
ランドスケープのときの仕上がり
CLW029
条件

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定し、かつ印刷オプションの tray、
paper のどちらも指定しないとき、この項目の設定は無効です。
106
RTIFF エミュレーション

印刷オプションで portrait、landscape、autopaper のいずれかを指定したとき、
この項目の設定は無効です。

PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチを指定しているとき、
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。

PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の
画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。
両面印刷
両面印刷するかどうかを設定します。
設定値

片面

両面横とじ

両面上とじ
工場出荷時の設定:片面
両面横とじのときの仕上がり
CLW011
両面上とじのときの仕上がり
CLW012
動作

「両面横とじ」に設定すると、表と裏とで画像の上下が一致する方向に印刷されま
す。

「両面上とじ」に設定すると、表と裏で画像の上下が反対になる方向に印刷されま
す。

両面印刷を設定しても、裏面のデータがないときは印刷されません。ただし、以下
107
RTIFF エミュレーション
のときは表面のデータだけが印刷されます。

RTIFF エミュレーションが終了したとき

本機がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

本機がパラレルインターフェースで接続されているときに、オフライン状態で
[強制排紙]を押した場合


印刷オプション指定コマンドを受信したとき

サマリー印刷指定コマンドを受信したとき
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
によって指定された画像方向を基準にした方向です。
条件

印刷オプションで singleside、bothside、flip のどれかを指定したとき、この項
目の設定は無効です。

印刷条件の「両面印刷」は、使用しているモデルによってはオプションの両面ユニ
ットを装着しているときだけ指定できます。

両面印刷を指定したのに片面で印刷されたとき、以下のことを確認してください。

両面印刷できない用紙サイズ、用紙種類のトレイを選択している

両面印刷できない給紙トレイや排紙トレイを選択している

ページメモリーが不足している

表面と裏面で用紙サイズが異なる
たとえば、1 ページ目が A3、2 ページ目以降が A4 のとき、1 ページ目は片面印
刷、2 ページ目以降は両面印刷になります。
エンジン解像度
印刷に使用する解像度を設定します。
設定値

200dpi

300dpi

400dpi

600dpi
工場出荷時の設定:600dpi
条件

印刷オプションで 200dpi、300dpi、400dpi、600dpi のいずれかを指定したとき、
この項目の設定は無効です。
108
RTIFF エミュレーション
変倍率
画像を拡大または縮小して印刷するときの変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設
定できます。拡大または縮小しても、画像の縦横比は保持されます。
条件

印刷オプションの xmag、ymag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduce が
指定されているとき、または印刷条件で「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、
「実サイズ変倍」
、
「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプ
ションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

印刷オプションで mag を指定したとき、この項目の設定は無効です。

印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションの fit による指定よりも、印刷条件の「自
動縮小」や印刷オプションの autoreduce による指定のほうが優先されます。
左余白
印刷領域の左端から印刷開始位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm 単位)で
設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
CLW013
動作

両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は右余白の値です。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。

印刷オプションで leftspace を指定したとき、余白は、この項目の設定値と
leftspace の指定値を加えた値です。
右余白
印刷領域の右端から印刷終了位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm 単位)で
設定できます。
109
RTIFF エミュレーション
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
CLW032
動作

両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は左余白の値です。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。

印刷オプションで rightspace を指定したとき、余白は、この項目の設定値と
rightspace の指定値を加えた値です。

中央配置が有効になっている状態で右余白を指定すると、指定した寸法を用紙幅か
ら除いた領域を元にして、画像の中央位置が定められます。そのため、画像によっ
ては、印刷範囲が用紙に収まりきらずに画像の左側が削られてしまうことがありま
す。
上余白
印刷領域の上端から印刷開始位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm 単位)で
設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
CLW042
動作

両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は下余白の値です。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
110
RTIFF エミュレーション

印刷オプションで topspace を指定したとき、
余白は、この項目の設定値と topspace
の指定値を加えた値です。
下余白
印刷領域の下端から印刷終了位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm 単位)で
設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
CLW033
動作

両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は上余白の値です。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。

印刷オプションで bottomspace を指定したとき、余白は、この項目の設定値と
bottomspace の指定値を加えた値です。
X オフセット
印刷位置の横方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm 単位)で設定できます。マイ
ナスの値を設定すると左に、プラスの値を設定すると右に移動します。
CLW039

印刷オプションで xoffset を指定したとき、移動量は、この項目の設定値に xoffset
の指定値を加えた値です。
111
RTIFF エミュレーション

印刷条件で「X マージン」
、
「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプシ
ョンで xmargin、center、nocenter のいずれかが指定されているとき、その設定値
とこの項目で設定した設定値にしたがって横方向に移動します。
Y オフセット
印刷位置の縦方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm 単位)で設定できます。マイ
ナスの値を設定すると上に、プラスの値を設定すると下に移動します。
CLW040

印刷オプションで yoffset を指定したとき、移動量は、この項目の設定値に yoffset
の指定値を加えた値です。

印刷条件で「Y マージン」
、
「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプシ
ョンで ymargin、center、nocenter のいずれが指定されているとき、その設定値と
この項目で設定した設定値にしたがって縦方向に移動します。
X マージン
両面横とじ印刷の印刷位置の横方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm 単位)で設
定できます。マイナスの値を設定すると表面は左に裏面は右に、プラスの値を設定すると表
面は右に裏面は左に移動します。
1
1
2
2
CLW043
1.
本来の印刷位置
2.
実際の印刷位置
112
RTIFF エミュレーション
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation によっ
て指定された画像方向を基準にした方向です。

印刷条件の「X マージン」は、使用しているモデルによってはオプションの両面ユ
ニットを装着しているときだけ指定できます。

印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するときは、印刷条件の「左余白」
や「右余白」で設定してください。

印刷オプションで xmargin を指定したとき、移動量は、この項目の設定値に xmargin
の指定値を加えた値です。

印刷条件で「X オフセット」
、
「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプ
ションで xoffset、center、nocenter のいずれかが指定されているとき、その設定
値とこの項目で設定した設定値にしたがって横方向に移動します。
Y マージン
両面上とじ印刷の印刷位置の縦方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm 単位)で設
定できます。マイナスの値を設定すると表面は上に裏面は下に、プラスの値を設定すると表
面は下に裏面は上に移動します。
1
1
2
2
CLW041
1.
本来の印刷位置
2.
実際の印刷位置
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation により
指定された画像方向を基準にした方向です。

印刷条件の「Y マージン」は、使用しているモデルによってはオプションの両面ユ
ニットを装着しているときだけ指定できます。

印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するときは、印刷条件の「上余白」
や「下余白」で設定してください。

印刷オプションで ymargin を指定したとき、移動量は、この項目の設定値に ymargin
の指定値を加えた値です。
113
RTIFF エミュレーション

印刷条件で「Y オフセット」
、
「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプ
ションで yoffset、center、nocenter のいずれかが指定されている場合、その設定
値とこの項目で設定した設定値にしたがって縦方向に移動します。
マルチカラム
複数の画像を 1 枚の用紙に印刷されるように設定します。横方向に並べる画像数(列数)を
1~10 の間で設定します。
CLW016
条件

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションの tray、
paper のどちらも指定していない場合は、この項目の設定は無効です。

印刷オプションで multicols または autopaper を指定したとき、この項目の設定は
無効です。

縦方向に並べる画像数(行数)は、
「マルチロー」または印刷オプションの multirows
で設定します。

各画像のサイズは、指定した画像数と印刷領域の設定によって変わります。

複数の画像の印刷を設定したとき、設定した画像の数に満たなくても以下のときは
印刷されます。

エミュレーション切り替えコマンドなどの ESC シーケンスコマンドを受信した
とき

本機がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

本機がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押し
た場合
マルチロー
複数の画像を 1 枚の用紙に印刷するように設定します。縦方向に並べる画像数(行数)を 1
~10 の間で設定します。
114
RTIFF エミュレーション
CLW017
条件

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するときで、印刷オプションの tray、
paper のどちらも指定していない場合は、この項目の設定は無効です。

印刷オプションで multirows または autopaper を指定したとき、この項目の設定は
無効です。

横方向に並べる画像数(列数)は、
「マルチカラム」または印刷オプションの
multicols で設定します。

各画像のサイズは、指定した画像の数と印刷領域の設定によって変わります。

複数の画像の印刷を設定したとき、設定した画像の数に満たなくても以下のときは
印刷されます。

エミュレーション切り替えコマンドなどの ESC シーケンスコマンドを受信した
とき

本機がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

本機がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押し
た場合
横変倍率
横方向の変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。画像が横方向に拡大、
縮小して印刷されます。
条件

印刷オプションの mag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduce が指定され
ているとき、または印刷条件で「変倍率」、
「自動変倍」、
「実サイズ変倍」、
「自動縮
小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷条件で指定した変倍率をかけ合
わせた変倍率で印刷されます。

印刷オプションで xmag を指定したとき、この項目の設定は無効です。

印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションの fit による指定よりも、印刷条件の「自
動縮小」や印刷オプションの autoreduce による指定のほうが優先されます。
115
RTIFF エミュレーション
縦変倍率
縦方向の変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。画像が縦方向に拡大、
縮小して印刷されます。
条件

印刷オプションの mag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduce が指定され
ているとき、または印刷条件で「変倍率」、
「自動変倍」、
「実サイズ変倍」、
「自動縮
小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷条件で指定した変倍率をかけ合
わせた変倍率で印刷されます。

印刷オプションで ymag を指定したとき、この項目の設定は無効です。

印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションの fit による指定よりも、印刷条件の「自
動縮小」や印刷オプションの autoreduce による指定のほうが優先されます。
白黒反転
画像の白黒を反転して印刷するかどうかを設定します。
設定値

しない

する
工場出荷時の設定:しない
条件

印刷オプションで positive または negative を指定したとき、この項目の設定は無
効です。
明るさ
多値画像(グレースケール)の明るさを設定します。1~1000%(1%単位)で設定できます。
「100%」よりも大きい値を設定すると画像が全体的に明るく(白っぽく)
、小さい値を設定
すると全体的に暗く(黒っぽく)印刷されます。
条件

2 値画像(黒と白だけ)のとき、この項目の設定は無効です。

印刷オプションで brightness を指定したとき、この項目の設定は無効です。

一部のカラーデータでは、この印刷条件が無効となることがあります。
コントラスト
多値画像(グレースケール)のコントラストを設定します。1~1000%(1%単位)で設定でき
ます。
「100%」よりも大きい値を設定すると画像の明暗の差が大きく、小さい値を設定する
116
RTIFF エミュレーション
と明暗の差が小さく印刷されます。
条件

2 値画像(黒と白だけ)のとき、この項目の設定は無効です。

印刷オプションで contrast を指定したとき、この項目の設定は無効です。

一部のカラーデータでは、この印刷条件が無効となることがあります。
中央配置
印刷領域の中央に画像を印刷するかどうかを設定します。
設定値

しない

する
工場出荷時の設定:する
動作

「しない」に設定すると、印刷領域の左上端が印刷開始位置(画像の左上端)にな
ります。

「Y オフセット」、
「する」に設定しているときでも、印刷条件の「X オフセット」、
「X マージン」
、
「Y マージン」を設定するか、印刷オプションの xoffset、yoffset、
xmargin、ymargin を指定すると、その設定値の分だけ中央から移動して印刷され
ます。
条件

印刷オプションで center または nocenter を指定したとき、この項目の設定は無効
です。

印刷領域は、印刷条件の「印刷領域」の設定値、または印刷オプションの maxarea、
および normalarea の指定値で決まる印刷領域から、印刷条件の「各(左、右、上、
下)余白」
、
「マルチカラム」
、「マルチロー」の設定値、および印刷オプションの
leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、multicols、multirows の設定
値にしたがって印刷される領域です。
自動変倍
受信した画像の大きさが、印刷領域に収まるように自動的に拡大、縮小して印刷するかどう
かを設定します。画像の縦横比は保持されます。
設定値

しない

する
工場出荷時の設定:しない
117
RTIFF エミュレーション
動作

「しない」に設定すると、画像が等倍で印刷されます。

「する」に設定しているときでも、印刷条件の「変倍率」、
「横変倍率」、
「縦変倍率」、
「実サイズ変倍」
を設定するか、
または印刷オプションの mag、
xmag、
ymag、
tifffit、
notifffit のいずれかを指定すると、その変倍率とこの項目で設定した印刷領域に
合わせた変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
条件

印刷オプションで fit または nofit を指定したとき、この項目の設定は無効です。

印刷条件の「自動縮小」で縮小サイズを設定したとき、この項目の設定は無効です。

印刷オプションで autoreduce を指定したとき、この項目の設定は無効です。

印刷領域は、印刷条件の「印刷領域」の設定値、または印刷オプションの maxarea、
および normalarea の指定値で決まる印刷領域から、印刷条件の「各(左、右、上、
下)余白」
、
「マルチカラム」
、「マルチロー」の設定値、および印刷オプションの
leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、multicols、multirows の設定
値にしたがって印刷される領域です。
エラー印刷
エラーが発生したときに、エラーメッセージを印刷するかどうかを設定します。
設定値

しない

する
工場出荷時の設定:しない
動作

「する」に設定すると、RTIFF エミュレーションに切り替えたあとに発生したエラ
ー、または前回のエラーメッセージの印刷後に発生したエラーについてエラーメッ
セージが印刷されます。
条件

印刷オプションで errorprint または noerrorprint を指定したとき、この項目の設
定は無効です。

「する」に設定していても、RTIFF エミュレーションがリセットされたときは、エ
ラーメッセージは印刷されません。

「しない」に設定していても、操作部やサマリー印刷指定コマンドで印刷条件リス
トを印刷すると、エラー欄にエラーメッセージが印刷されます。

エラーメッセージについては、P.198「エラーメッセージ」を参照してください。
118
RTIFF エミュレーション
印字モード
スムージング機能を使用するかどうか、また、トナーの消費を抑えて印刷するかどうかを設
定します。
スムージングを有効にすると、
文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷
できます。
設定値

スムージングオフ

スムージングオン

トナーセーブモード 1

トナーセーブモード 2
工場出荷時の設定:スムージングオフ
動作

「スムージングオフ」に設定すると、スムージングを無効にして印刷されます。写
真やハーフトーンのデータを印刷するときは、このモードを選択してください。

「スムージングオン」に設定すると、スムージングを有効にして印刷されます。

「トナーセーブモード 1」に設定すると、トナーを節約して印刷されます。やや薄
めに印刷されます。

「トナーセーブモード 2」に設定すると、トナーセーブモード 1 よりさらにトナー
を節約して印刷されます。薄めに印刷されます。
条件

印刷オプションで smoothingon、smoothingoff、tonersavemode1、tonersavemode2
のどれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。

解像度の設定によっては、スムージング機能は無効です。
印刷領域
用紙に余白をとって印刷するか、用紙の端まで印刷するかを設定します。ただし、印刷領域
を設定しても、実際の用紙上の印刷位置が想定どおりにならないことがあります。
設定値

標準

最大
工場出荷時の設定:最大
動作

「標準」に設定すると、印刷領域の上下左右に約 5mm ずつの余白ができます。

「最大」に設定すると、ほぼ用紙の端までが印刷領域になります。
条件

印刷オプションで maxarea または normalarea を指定したとき、この項目の設定は
119
RTIFF エミュレーション
無効です。
実サイズ変倍
受信した画像を自動的に拡大、縮小して、実物大で印刷するかどうかを設定します。
設定値

しない

する
工場出荷時の設定:する
動作

「しない」に設定すると、受信した画像が実物大で印刷されません。等倍の大きさ
で印刷されます。

「する」に設定しているときでも、印刷条件の「変倍率」、
「横変倍率」、
「縦変倍率」、
「自動変倍」を設定するか、印刷オプションの mag、xmag、ymag、fit、nofit、
autoreduce を指定すると、その変倍率とこの印刷条件による画像を実物大にする
ための変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

TIFF 形式と CALS 形式以外のイメージデータのときは、設定は無効です。

拡大、縮小の倍率は、TIFF データのタグに記述されている横および縦方向の解像
度情報と印刷時のエンジン解像度を基に計算できます。たとえば、横方向の解像度
が 200dpi、縦方向の解像度が 400dpi のタグを持つ TIFF データを 600dpi のエンジ
ン解像度で印刷したとき、横方向は 3.0 倍(600/200)
、縦方向は 1.5 倍(600/400)
で印刷されます。

マルチページの TIFF データのとき、各ページの解像度情報を基に拡大、縮小され
ます。
条件

「する」に設定しているときでも、解像度情報のタグがない TIFF データやページ、
またはヘッダーレコードがない CALS データの場合、この項目の設定は無効です。

印刷オプションで tifffit、または notifffit を指定したとき、この項目の設定は
無効です。

印刷オプションの autoreduce と、印刷条件の「自動変倍」の「する」、または印刷
オプションの fit を同時に指定したとき、autoreduce の指定、または印刷条件「自
動縮小」の設定が優先されます。
自動用紙選択
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイが自動的に選択され、
画像の向きも適切な方
向で印刷されるように設定できます。
120
RTIFF エミュレーション
設定値

しない

する
工場出荷時の設定:する
動作

「しない」に設定すると、自動的に選択されません。

「する」に設定すると、自動的に選択されます。

「する」を設定すると、印刷条件の「給紙トレイ」
、「用紙サイズ」
、「印刷方向」、
「マルチカラム」
「マルチロー」
、
の設定と、
印刷オプションの portrait、
landscape、
multicols、multirows の指定は無効になります。

以下のトレイは選択の対象となりません。すべての給紙トレイが選択対象外のとき
は、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。

手差しトレイ

自動用紙選択の対象外に設定されているトレイ

「普通紙」または「再生紙」以外の紙種が設定されている給紙トレイ

給紙できない用紙サイズに設定されているトレイ

表紙トレイ、合紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミン
グを「常時表示」に設定したトレイ


両面印刷しようとしているときに、
「片面コピー」に設定したトレイ
印刷条件の「変倍率」
、
「横変倍率」、
「縦変倍率」、
「実サイズ変倍」、「自動縮小」、
「左余白」
、
「右余白」
、
「上余白」、「下余白」、
「X オフセット」、「Y オフセット」の
いずれかを設定しているか、
印刷オプションの mag、
xmag、
ymag、tifffit、notifffit、
autoreduce、leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、xoffset、yoffset
のいずれかを指定しているときは、これらの設定や指定が反映された画像の大きさ
を基準に給紙トレイが選択されます。

適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を、印刷条件の
「用紙超過率」で設定できます。

選択の対象となっている給紙トレイの最大の用紙サイズよりも画像が大きいとき、
給紙トレイの中で最大の用紙サイズの給紙トレイが選択されます。
条件

印刷オプションで tray、paper、autopaper のいずれかを指定したとき、この項目
の設定は無効です。

PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチを指定しているとき、
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。

PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の
画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。
121
RTIFF エミュレーション
用紙超過率
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイを自動的に選択するとき、
適切な用紙サイズ
から画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を設定します。-50~50%(1%単位)で設定で
きます。
工場出荷時の設定は 5%です。
動作

超過率を「10%」と指定すると、用紙が 10%分大きいサイズ(110%の大きさ)まで
印刷できるものとして給紙トレイが選択されます。
「-10%」と指定すると、用紙が
10%分小さいサイズ(90%の大きさ)しか印刷できないものとして給紙トレイが選択
されます。
条件

印刷条件の「自動用紙選択」の設定が「しない」になっているとき、または印刷オ
プションの tray、paper を指定して autopaper を指定しないとき、この項目の設定
は無効です。

印刷オプションの autopaper で超過率を指定したとき、この項目の設定は無効です。

画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイを自動的に選択するには、印刷条件
の「自動用紙選択」または印刷オプションの autopaper で設定します。
データバッファ
本機で TIFF データをラスタライズする間、入力データを一時的に記憶しておくためのデー
タバッファ(デバイス)を設定します。

「ハードディスク」に設定しているとき、入力データの処理中にプリンターの電源
を切らないでください。入力データの処理中にプリンターの電源を切ると、ハード
ディスクが破損することがあります。
設定値

メモリー

ハードディスク
工場出荷時の設定:メモリー
動作

「メモリー」に設定すると、データバッファにメモリーが使用されます。

「ハードディスク」に設定すると、データバッファにハードディスクが使用されま
す。データの格納順序の制約やデータサイズの制限のためエラーが発生して印刷で
きない TIFF ファイル、
または CALS ファイルが印刷できることがあります。
ただし、
入力データによっては設定しないときに比べて印刷に時間がかかることがありま
122
RTIFF エミュレーション
す。
条件

印刷オプションで diskbuffer または memorybuffer を指定したとき、この項目の設
定は無効です。

TIFF データの格納順序の制約やデータサイズの制限については、P.183「入力デー
タの仕様」を参照してください。
画像の向き
ステープルやパンチなどの後処理が含まれる印刷データにおいて、画素の方向に画像の向き
を変更できます。指定した後処理の位置は、変更した画像の向きを考慮して処理されます。
設定値

0 度回転画像

右 90 度回転画像

180 度回転画像

左 90 度回転画像
工場出荷時の設定:0 度回転画像
後処理を「左」に指定したとき
CLW030
動作

「0 度回転画像」に設定すると、画像の向きと画素方向が同一の画像データとして
後処理をします。

「右 90 度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し 90°回転してい
る画像データとして後処理をします。

「180 度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し 180°回転してい
る画像データとして後処理をします。

「左 90 度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し 270°回転して
123
RTIFF エミュレーション
いる画像データとして後処理をします。

印刷オプションの orientation を指定したとき、
「画像の向き」の設定は無効です。
自動縮小
用紙より大きい画像を用紙に収まるように縮小できます。
設定値

縮小しない

A3 に縮小

A4 に縮小

A5 に縮小

A6 に縮小

B4 に縮小

B5 に縮小

B6 に縮小

ハガキに縮小

LT に縮小

HL に縮小

DL に縮小

LG に縮小

AC に縮小

A0 に縮小

A1 に縮小

A2 に縮小

B1 に縮小

B2 に縮小

B3 に縮小
工場出荷時の設定:縮小しない
動作

画像サイズが用紙サイズより大きいとき、用紙に収まるように縮小して印刷します。

画像サイズが用紙サイズより小さいとき、等倍で印刷します。

画像サイズは印刷条件「自動縮小無効倍率」の設定値で判断します。

「縮小しない」に設定すると自動縮小しません。

画像サイズは、印刷条件の「実サイズ変倍」、
「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」
の設定値、または印刷オプションの tifffit、mag、xmag、ymag の指定値にしたが
って拡大・縮小された画像に自動縮小するかどうか判断します。
124
RTIFF エミュレーション

この印刷条件を設定すると、印刷条件の「自動変倍」の「する」
、または印刷オプ
ションの fit の指定は無効になります。

印刷オプションの autoreduce を指定したとき、「自動縮小」の設定は無効です。
自動縮小余白補正
印刷条件の「自動縮小」
、または印刷オプションの autoreduce で設定した用紙サイズを調整
できます。-100~100mm(1mm 単位)
動作

印刷条件の「自動縮小」で設定した用紙サイズの大きさを調整して印刷します。

調整した値は、縮小するときの縮小率算出だけに影響し、縮小判定サイズには影響
しません。

設定値と用紙サイズが画像サイズより大きいとき、画像が拡大されることがありま
す。
CLW014

工場出荷時の設定は 0mm です。

印刷条件の「自動縮小」項目で設定した「用紙」の短辺より設定値が大きいとき、
この項目の設定は無効です。

印刷条件の「自動縮小」の項目を「縮小しない」に設定して、印刷オプションの
autoreduce を指定しないとき、この項目の設定は無効です。

印刷オプションの autoreduce に余白補正値を指定したとき、この印刷条件は無効
です。
自動縮小無効倍率
印刷条件の「自動縮小」
、または印刷オプションの autoreduce で設定した縮小判定サイズを
調整できます。-50%~50%(1%単位)
動作

調整した用紙サイズの大きさは、縮小判定サイズだけに影響し、縮小するときの縮
小率算出には影響しません。
125
RTIFF エミュレーション

設定値には、縮小判定サイズを調整する値を設定します。

「縮小判定サイズ」は、用紙サイズに自動縮小無効倍率の設定値を乗じたサイズで
す。このサイズに収まらないときだけ画像を縮小します。
CLW015

工場出荷時の設定は 5%です。

印刷条件の「自動縮小」の項目を「縮小しない」に設定して、印刷オプションの
autoreduce を指定しないとき、この項目の設定は無効です。

印刷オプションの autoreduce に無効倍率が指定されたとき、この項目の設定は無
効です。
縮小変倍時細線補正
ドットの間引き、または、画素補正を考慮して変倍できます。縮小印刷したときに細線が消
えてしまうことを回避できます。
設定値

画素間引き

横線補正

縦線補正

縦線・横線補正
工場出荷時の設定:縦線・横線補正
動作

「画素間引き」を設定すると、ドットを間引いて変倍されます。

「横線補正」を設定すると、画像の横方向の細線を画素補正して変倍されます。

「縦線補正」を設定すると、画像の縦方向の細線を画素補正して変倍されます。

「縦線・横線補正」を設定すると、画像の縦方向と横方向の細線を画素補正して変
倍されます。
条件

「画素間引き」を設定すると、画像縮小したときに細線が消えてしまうことがあり
ます。

画素補正の変倍を指定すると変倍処理が変わるため、設定によって印刷結果が異な
126
RTIFF エミュレーション
ることがあります。

等倍または拡大印刷時は、この印刷条件の指定による効果はありません。

この印刷条件は、画像系の TIFF データには適しません。

印刷オプションの magprocess、magprocessx、magprocessy、magprocessxy が指定
されたとき、この印刷条件の設定は無効です。

「横線補正」
、
「縦線補正」
、または「縦線・横線補正」を設定したとき、メモリー
に十分な余裕がないと縮小できない場合があります。
127
RTIFF エミュレーション
印刷オプションを指定する
印刷オプションとは
印刷オプションとは、UNIX ワークステーションやパソコンからネットワークプリンターに
印刷するときに、印刷のコマンドとともに入力する文字列のことです。
印刷オプションによって印刷条件を指定できます。印刷オプションによる指定は、本機の操
作部で設定した印刷条件よりも優先されます。ただし、印刷オプションは本機の操作部で設
定した内容の一部を一時的に変更して印刷するためのものであり、その印刷のコマンドが終
了した時点で無効です。

印刷のコマンドで印刷オプションを指定できるのは、ネットワークプロトコルが
TCP/IP のときだけです。ただし、パラレル接続のときでも、入力データに印刷オ
プション指定コマンドを含めることで、印刷オプションを指定できます。印刷オプ
ション指定コマンドについては、P.196「印刷オプション指定コマンド」を参照し
てください。

印刷オプションによっては、指定したオプションの値と本機の操作部で設定した印
刷条件の値が組み合わされるものがあります。
印刷オプションの指定方法
印刷オプションの指定方法は、印刷に使用するコマンドによって異なります。たとえば UNIX
ワークステーションからの印刷に rsh コマンドを使用するとき、
印刷コマンドの後ろに半角
スペースを入力し、続けて印刷オプションを入力します。
RTIFF エミュレーションに切り替え、給紙トレイ 1 から給紙し、印刷部数を 3 部、印刷領域
の中央に画像を印刷するには、以下のように指定します。

複数の印刷オプションを指定するときは、それぞれを「,」で区切ります。

印刷オプションには、指定値が必要なものとそうでないものがあります。指定値は、印
刷オプション名の後ろに「=」を入力し、続けて指定値を入力します。

「=」を含まない印刷オプションを単独で指定するときは、印刷オプションの先頭に「,」
を追加します。

「Windows
印刷コマンドの使用方法は、
『ネットワークの接続/システム初期設定』
からファイルを直接印刷する」を参照してください。
128
RTIFF エミュレーション

「=」が使用できない OS では、代わりに「_」
(アンダースコア)を使用してくださ
い。

印刷オプションとして指定できる文字数は 1023 バイト以内です。ただし、OS やネ
ットワークインターフェース、アプリケーションなどの環境によって、これよりも
少なくなることがあります。

範囲外の値や誤った印刷オプションを指定すると、正常に印刷できないことがあり
ます。
印刷オプション一覧表
印刷オプション名
filetype
指定値
RTF
機能概要
印刷に使用するエミュレーショ
ンを指定する。
P1~P16
印刷に使用するプログラムを指
定する。
tray
1、2、3、4、5、T
給紙トレイを指定する。
paper
用紙
指定した条件に合う用紙がセッ
トされている給紙トレイを指定
する。
用紙/紙種 1/紙種 2/.../
指定した条件に合う用紙がセッ
紙種 n
トされている給紙トレイを指定
する。
bin
0、1、2、3、4
排紙先を指定する。
autotray
指定値なし
用紙切れのときにほかの給紙ト
レイに切り替える。
noautotray
portrait
指定値なし
る。
landscape
singleside
用紙内の画像の向きを指定す
指定値なし
両面で印刷する。
bothside
129
RTIFF エミュレーション
印刷オプション名
指定値
機能概要
Flip
200dpi
指定値なし
エンジン解像度を選択する。
copies
1~999
印刷部数を指定する。
mag
0.002~500
画像を縦横同率で拡大、縮小す
300dpi
400dpi
600dpi
る。
用紙 1.用紙 2
画像を縦横同率で拡大、縮小す
る。
leftspace
-30~30cm
用紙の左側の余白を指定する。
rightspace
-30~30cm
用紙の右側の余白を指定する。
topspace
-30~30cm
用紙の上側の余白を指定する。
bottomspace
-30~30cm
用紙の下側の余白を指定する。
xoffset
-100~100cm
画像を横方向に移動する。
yoffset
-100~100cm
画像を縦方向に移動する。
xmargin
-100~100cm
両面横とじ印刷に適するように
画像を横方向に移動する。
ymargin
-100~100cm
両面上とじ印刷に適するように
画像を縦方向に移動する。
multicols
1~10
複数の画像を 1 枚の用紙に印刷
するときの列数を指定する。
multirows
1~10
複数の画像を 1 枚の用紙に印刷
するときの行数を指定する。
130
RTIFF エミュレーション
印刷オプション名
指定値
機能概要
xmag
0.002~500
画像を横方向に拡大、縮小する。
ymag
0.002~500
画像を縦方向に拡大、縮小する。
negative
指定値なし
画像を白黒反転する。
0.01~999
多値画像(グレースケール)の
positive
brightness
明るさを変更する。
contrast
0.01~999
多値画像(グレースケール)の
コントラストを変更する。
center
指定値なし
る。
nocenter
fit
指定値なし
指定値なし
画像が実物大になるように拡
大、縮小する。
notifffit
autopaper
画像を印刷領域に合わせて拡
大、縮小する。
nofit
tifffit
画像を印刷領域の中央に配置す
指定値なし
画像の大きさに適した給紙トレ
イと用紙内の画像の向きを自動
的に選択する。
用紙 1/用紙 2/.../用紙 n
画像の大きさに適した給紙トレ
イと用紙内の画像の向きを自動
的に選択する。
紙種 1/紙種 2/.../紙種 n
画像の大きさに適した給紙トレ
イと用紙内の画像の向きを自動
的に選択する。
超過率
画像の大きさに適した給紙トレ
イと用紙内の画像の向きを自動
的に選択する。
131
RTIFF エミュレーション
印刷オプション名
指定値
機能概要
用紙 1/用紙 2/.../用紙 n/ 画像の大きさに適した給紙トレ
紙種 1/紙種 2/.../紙種 n/ イと用紙内の画像の向きを自動
errorprint
超過率
的に選択する。
指定値なし
エラーメッセージを印刷する。
指定値なし
印字モードを選択する。
指定値なし
印刷領域を選択する。
指定値なし
データバッファを選択する。
画像方向
画像方向を選択する。
noerrorprint
smoothingon
smoothingoff
tonersavemode1
tonersavemode2
maxarea
normalarea
diskbuffer
memorybuffer
orientation
(0、90、180、270)
autoreduce
用紙サイズ
画像の大きさが指定用紙サイズ
(a0、a1、a2、a3、a4、a5、 よりも大きいときは、指定用紙
a6、b1、b2、b3、b4、b5、 サイズに縮小する。
b6、ac、pc、lt、hl、dl、
lg)
freesize
余白補正値
自動縮小機能で用紙サイズの大
(-30cm~30cm)
きさを指定する。
無効倍率
自動縮小判定サイズの無効倍率
(-99%~)
を指定する。
幅×高さ
不定形トレイまたは手差しトレ
イの不定形サイズを指定する。
132
RTIFF エミュレーション
印刷オプション名
magprocess
指定値
指定値なし
機能概要
間引き、または、画像補正を考
慮した変倍をするか指定する。
magprocessx
magprocessy
magprocessxy
imagedirection
reverse、normal
用紙内の画像の向きを 180 度回
転する。
emlimagedirection
reverse、normal
用紙内の画像の向きを 180 度回
転する。
emlusercode
ユーザーコード(半角数字 usercode を指定する。
8 桁以内)
emlstaple
ステープル位置(lefttop、 ステープルする。
top2port、など)
emlpunch
パンチ位置(leftport、
パンチする。
topland、など)
emlqty
ソート部数(1~999)
電子ソートする。
emlpunchhole
パンチの穴の数(jp2)
パンチの穴の数を指定する。
emlprinterstamp
on、off
ソフトスタンプ機能を使用す
る。
usercode
ユーザーコード(半角数字 ユーザーコードを指定する。
8 桁以内)
pjl
on
後処理関係の印刷オプション
(staple、punch、qty、outbin)
を有効にする。
staple
ステープル位置
ステープルする。
(lefttop、top2port な
ど)
133
RTIFF エミュレーション
印刷オプション名
punch
指定値
パンチ位置
機能概要
パンチする。
(leftport、topland な
ど)
punchhole
パンチの穴の数(jp2)
パンチの穴の数を指定する。
qty
ソート部数(1~999)
電子ソートする。
outbin
排紙トレイ
排紙トレイを選択する。
(upper、finishershift
など)
printerstamp
on、off
ソフトスタンプ機能を使用す
る。

装着されているオプションによって、以下の印刷オプションは指定できないことが
あります。また、指定できるときでも指定値が異なる場合があります。

bin、singleside、bothside、flip、staple、punch、outbin、emlstaple、emlpunch、
emlpunchhole、punchhole
印刷オプションの指定項目

装着されているオプションによって、以下の印刷オプションは指定できないことが
あります。また、指定できるときでも指定値が異なる場合があります。

bin、singleside、bothside、flip、staple、punch、outbin、emlstaple、emlpunch、
emlpunchhole、punchhole
filetype
印刷に使用するエミュレーションを指定します。また、エミュレーションの代わりに登録さ
れているプログラムも指定できます。
書式
filetype=エミュレーション名
filetype=プログラム番号
または
fil=エミュレーション名
134
RTIFF エミュレーション
fil=プログラム番号
指定値と動作

「エミュレーション名」は 3 文字の省略名です。RTIFF エミュレーションに切り替
えるときは「RTF」を指定します。印刷条件は RTIFF エミュレーションの初期値が
呼び出されます。

「プログラム番号」は、
「P1」から「P16」のプログラム番号を指定します。RTIFF
エミュレーションが登録されているプログラムを指定してください。印刷条件はプ
ログラムに登録されている設定値が呼び出されます。
説明

この印刷オプションを指定しなかったときは、操作部で呼び出されているエミュレ
ーションで印刷されます。RTIFF エミュレーションになっていないときは、正常に
印刷されないことがあります。
[プリンター初期設定]の[システム設定]タブに
ある[エミュレーション検知]を[する]に設定しているときは、正しい TIFF フ
ァイルを送信すると RTIFF モードに自動的に切り替わります。
tray
印刷に使用する給紙トレイを指定します。
書式
tray=給紙トレイ番号
指定値と動作
指定値
選択されるトレイ
1
標準給紙トレイ 1
2
標準給紙トレイ 2
3
標準給紙トレイ 3
4
標準給紙トレイ 4
5
標準給紙トレイ 5
T
手差しトレイ
説明

ここで指定した給紙トレイに、本機で給紙できない用紙や、RTIFF エミュレーショ
ンに対応していない用紙サイズ、紙種の用紙がセットされているとき、この印刷オ
135
RTIFF エミュレーション
プションの指定が無効になり、操作部に表示されているトレイから給紙されます。

この印刷オプションを指定したとき、本機の操作部で設定した印刷条件の「給紙ト
レイ」
、
「用紙サイズ」
、
「自動用紙選択」、
「用紙超過率」は無効です。

印刷オプションの paper または autopaper のどちらかを同時に指定したとき、この
印刷オプションは無効です。

PJL、または関連の印刷オプションで回転ソート、ステープル、パンチを指定して
いるとき、選択されているトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。

リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイか
ら給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「リミッ
トレス給紙」を「自動」または「しない」に設定するか、印刷オプションで noautotray
を指定してください。
paper
指定した用紙のサイズと向きおよび紙種の条件に合った給紙トレイを指定します。
書式
paper=用紙
paper=用紙/紙種 1/紙種 2/.../紙種 n

指定値は「/」で区切ってください。
指定値と動作
給紙トレイを、用紙サイズと向き(「用紙」)および用紙の種類(「紙種 1」、
「紙種 2」
、...、
「紙種 n」
)で指定します。
指定値
動作
a2r
A2 タテ( )のトレイから給紙されます。
a3
A3 ヨコ(
a3r
A3 タテ( )のトレイから給紙されます。
a4
A4 ヨコ(
a4r
A4 タテ( )のトレイから給紙されます。
a5
A5 ヨコ(
b3r
B3 タテ( )のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
136
RTIFF エミュレーション
指定値
動作
b4
B4 ヨコ(
)のトレイから給紙されます。
b4r
B4 タテ( )のトレイから給紙されます。
b5
B5 ヨコ(
b5r
B5 タテ( )のトレイから給紙されます。
acr
17×22 タテ( )のトレイから給紙されます。
dl
ダブルレターヨコ(
dlr
ダブルレタータテ( )のトレイから給紙されます。
lg
リーガルヨコ(
lgr
リーガルタテ( )のトレイから給紙されます。
lt
レターヨコ(
ltr
レタータテ( )のトレイから給紙されます。
hl
ハーフレターヨコ(
free
不定形のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
用紙の種類
指定値
動作
plain
普通紙のトレイから給紙されます。
recycled
再生紙のトレイから給紙されます。
color
色紙のトレイから給紙されます。
special
特殊紙のトレイから給紙されます。
letterhead
レターヘッド紙のトレイから給紙されます。
thin
薄紙のトレイから給紙されます。
translucent
トレーシングペーパーのトレイから給紙されます。
137
RTIFF エミュレーション
説明

指定値「紙種 1」
、
「紙種 2」
、...、
「紙種 n」を指定したとき、用紙サイズと向きの
条件が一致し、さらに紙種が一致する給紙トレイから給紙されます。紙種を指定し
ていないときは、
「普通紙」
、
「再生紙」のどちらかの用紙がセットされているトレ
イから給紙されます。

この印刷オプションで指定した用紙のサイズと向きおよび紙種のすべての条件を
満たす給紙トレイがセットされていないときは、操作部に表示されているトレイか
ら給紙されます。

以下のトレイは選択の対象となりません。すべての給紙トレイが選択対象外のとき
は、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。

手差しトレイ

自動用紙選択の対象外に設定されているトレイ

「普通紙」または「再生紙」以外の紙種が設定されている給紙トレイ

給紙できない用紙サイズに設定されているトレイ

表紙トレイ、合紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミン
グを「常時表示」に設定したトレイ


両面印刷しようとしているときに、
「片面コピー」に設定したトレイ
この印刷オプションを指定したとき、印刷オプションの tray、本機の操作部で設
定した印刷条件の「給紙トレイ」、「用紙サイズ」、「自動用紙選択」、「用紙超過率」
は無効です。

印刷オプションの autopaper を同時に指定したとき、この印刷オプションは無効で
す。

リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイか
ら給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「リミッ
トレス給紙」を「しない」に設定するか、印刷オプションで noautotray を指定し
てください。
bin
印刷した用紙が排出されるトレイを指定します。
書式
bin=排紙トレイ番号
指定値と動作
排紙トレイ番号を指定します。指定した排紙トレイ番号によって排紙トレイが選択され
ます。
138
RTIFF エミュレーション
装着している排紙オプションにより、指定される排紙トレイは以下のようになります。
「システムデフォルト」の排紙先は、[システム初期設定]の[基本設定]タブにある
[排紙先:プリンター]で設定されている排紙先です。
本体のみ
指定値
排紙先
0
システムデフォルト
1
本体トレイ
本体+上トレイ
指定値
排紙先
0
システムデフォルト
1
本体トレイ
2
本体上トレイ
本体+左トレイ
指定値
排紙先
0
システムデフォルト
1
左トレイ
本体+上トレイ+左トレイ
指定値
排紙先
0
システムデフォルト
1
本体上トレイ
2
左トレイ
139
RTIFF エミュレーション
本体+2000 枚中とじフィニッシャー
指定値
排紙先
0
システムデフォルト
1
フィニッシャー・上トレイ
2
フィニッシャー・シフトトレイ
3
フィニッシャー・中とじトレイ
本体+上トレイ+2000 枚中とじフィニッシャー
指定値
排紙先
0
システムデフォルト
1
本体上トレイ
2
フィニッシャー・上トレイ
3
フィニッシャー・シフトトレイ
4
フィニッシャー・中とじトレイ
説明

この印刷オプションは、pjl=on を指定していないとき、または outbin で manual
を指定したときに有効です。

この印刷オプションを指定しないとき、排紙先は[システム初期設定]の[用紙設
定]タブにある[排紙先:プリンター]で設定した排紙トレイです。

給紙する用紙サイズが大きいなど、この印刷オプションで指定した排紙トレイに排
紙できないときは、別の排紙トレイに排紙されることがあります。

PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチを指定しているとき、
選択されているトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。
autotray, noautotray
印刷中に給紙トレイの用紙がなくなったとき、ほかの給紙トレイに自動的に切り替えて印刷
するかどうかを指定します。
140
RTIFF エミュレーション
切り替え対象の給紙トレイは、同サイズ、同紙種の用紙がセットされているトレイです。
書式
autotray
noautotray
指定値と動作
印刷オプション名
動作
autotray
給紙トレイが自動的に切り替えられます。
noautotray
給紙トレイは自動的に切り替えられません。
説明

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「リミットレス給紙」は無効
です。
portrait, landscape
画像が印刷される向きを指定します。
書式
portrait
landscape
指定値と動作
portrait のときの仕上がり
CLW028
landscape のときの仕上がり
CLW029
説明
141
RTIFF エミュレーション

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印刷方向」は無効です。

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するときで、印刷オプションの tray、
paper のどちらも指定しない場合は、これらの印刷オプションは無効です。

印刷オプションの autopaper を同時に指定したとき、これらの印刷オプションは無
効です。

PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチを指定しているとき、
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。

PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の
画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。
singleside, bothside, flip
両面印刷するかどうかを指定します。
書式
singleside
bothside
flip
bothside のときの仕上がり
CLW011
flip のときの仕上がり
CLW012
指定値と動作
142
RTIFF エミュレーション
印刷オプション名
動作
singleside
片面に印刷されます。
bothside
両面横とじに印刷されます。
flip
両面上とじに印刷されます。
説明

使用しているモデルによっては、オプションの両面ユニットが装着されていないと
きは「singleside」
「bothside」
「flip」の指定は無効です。

bothside を指定すると、表と裏とで画像の上下が一致する方向に印刷されます。

flip を指定すると、表と裏で画像の上下が反対になる方向に印刷されます。

両面印刷を指定しても、裏面のデータがないときは印刷されません。ただし、以下
のときは表面のデータだけが印刷されます。

RTIFF エミュレーションが終了したとき

本機がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

本機がパラレルインターフェースで接続されているときに、オフライン状態で
[強制排紙]を押した場合

印刷オプション指定コマンドを受信したとき

サマリー印刷指定コマンドを受信したとき

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「両面印刷」は無効です。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。

両面印刷を指定しても片面で印刷されたとき、以下のことを確認してください。

両面印刷できない紙種のトレイを選択している

両面印刷できない用紙サイズのトレイを選択している

両面印刷できない給紙トレイや排紙トレイを選択している

ページメモリーが不足している

表面と裏面で用紙サイズが異なる
たとえば、1 ページ目が A3、2 ページ目以降が A4 のとき、1 ページ目は片面印
刷、2 ページ目以降は両面印刷になります。
200dpi、300dpi、400dpi、600dpi
印刷に使用する解像度を指定します。
書式
143
RTIFF エミュレーション
200dpi
300dpi
400dpi
600dpi
指定値と動作
印刷オプション名
動作
200dpi
200dpi で印刷されます。
300dpi
300dpi で印刷されます。
400dpi
400dpi で印刷されます。
600dpi
600dpi で印刷されます。
説明

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「エンジン解像度」は無効で
す。

解像度の設定によっては、スムージング機能は無効です。
copies
印刷する部数を指定します。指定した部数で各ページが複写印刷されます。
書式
copies=印刷部数
指定値と動作

「印刷部数」は、1~999 の範囲の整数で指定します。
説明

この印刷オプションを指定したとき、本機の操作部で設定した「印刷部数」は無効
です。
mag
画像を拡大または縮小して印刷する変倍率を指定します。拡大または縮小しても、画像の縦
横比は保持されます。
書式
mag=変倍率
mag=用紙 1.用紙 2
144
RTIFF エミュレーション
指定値は、
「.」で区切ってください。
指定値と動作

「変倍率」は、0.002~500 の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも
大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。

「用紙 1」および「用紙 2」の 2 つのサイズを指定します。
「用紙 1」のサイズが「用
紙 2」のサイズになるような変倍率で印刷されます。指定値とその用紙サイズは、
以下のとおりです。
指定値
用紙サイズ
a2
A2
a3
A3
a4
A4
a5
A5
b3
B3
b4
B4
b5
B5
ac
ANSI-C (17×22)
lt
レター
hl
ハーフレター
dl
ダブルレター
lg
リーガル
説明

印刷オプションの xmag、ymag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduce が
指定されているとき、または印刷条件で「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、
「実サイズ変倍」
、
「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプ
ションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「変倍率」は無効です。
145
RTIFF エミュレーション

印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションの fit による指定よりも、印刷条件の「自
動縮小」や印刷オプションの autoreduce による指定のほうが優先されます。
leftspace
左側の余白を指定します。
書式
leftspace=寸法
CLW013
指定値と動作

「寸法」は、印刷領域の左端から印刷開始位置までの寸法を-30~30cm の範囲の単
位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じ
ることがあります。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
leftspace=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
説明

両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの設定値は右余白の
値です。

この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷
条件の「左余白」の設定値を加えた値です。
rightspace
右側の余白を指定します。
書式
rightspace=寸法
146
RTIFF エミュレーション
CLW032
指定値と動作

「寸法」は、印刷領域の右端から印刷終了位置までの寸法を-30~30cm の範囲の単
位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じ
ることがあります。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
rightspace=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
説明

両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの設定値は左余白の
値です。

この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷
条件の「右余白」の設定値を加えた値です。

中央配置が有効になっている状態で rightspace を指定すると、指定した寸法を用
紙幅から除いた領域を元にして、画像の中央位置が定められます。そのため、画像
によっては、印刷範囲が用紙に収まりきらずに画像の左側が削られてしまうことが
あります。
topspace
上側の余白を指定します。
書式
topspace=寸法
147
RTIFF エミュレーション
CLW042
指定値と動作

「寸法」は、印刷領域の上端から印刷開始位置までの寸法を-30~30cm の範囲の単
位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じ
ることがあります。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
topspace=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
説明

両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの指定値は下余白の
値です。

この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷
条件の「上余白」の設定値を加えた値です。
bottomspace
下側の余白を指定します。
書式
bottomspace=寸法
CLW033
指定値と動作
148
RTIFF エミュレーション

「寸法」は、印刷領域の下端から印刷終了位置までの寸法を-30~30cm の範囲の単
位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じ
ることがあります。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
bottomspace=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
説明

両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの指定値は上余白の
値です。

この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷
条件の「下余白」の設定値を加えた値です。
xoffset
印刷位置の横方向の移動量を指定します。
書式
xoffset=寸法
CLW039
指定値と動作

「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cm の範囲の単位付きの整数または小数
で指定します。マイナスの値を指定すると左に、プラスの値を指定すると右に移動
します。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
xoffset=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。
説明

この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印
149
RTIFF エミュレーション
刷条件の「X オフセット」の設定値を加えた値です。

印刷オプションで xmargin、center、nocenter のどれかが指定されているとき、ま
たは印刷条件で「X マージン」、
「中央配置」が設定されているとき、その指定値と
この印刷オプションの指定値にしたがって横方向に移動します。
yoffset
印刷位置の縦方向の移動量を指定します。
書式
yoffset=寸法
CLW040
指定値と動作

「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cm の範囲の単位付きの整数または小数
で指定します。マイナスの値を指定すると上に、プラスの値を指定すると下に移動
します。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
yoffset=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。
説明

この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印
刷条件の「Y オフセット」の設定値を加えた値です。

印刷オプションで ymargin、center、nocenter のどれかが指定されているとき、ま
たは印刷条件で「Y マージン」、
「中央配置」が設定されているとき、その指定値と
この印刷オプションの指定値にしたがって縦方向に移動します。
xmargin
両面横とじ印刷のとき、印刷位置の横方向の移動量を指定します。
書式
xmargin=寸法
150
RTIFF エミュレーション
1
1
2
2
CLW043
1.
本来の印刷位置
2.
実際の印刷位置
指定値と動作

「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cm の範囲の単位付きの整数または小数
で指定します。マイナスの値を指定すると表面は左に裏面は右に、プラスの値を指
定すると表面は右に裏面は左に移動します。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
xmargin=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像方向」、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
説明

使用しているモデルによっては、オプションの両面ユニットが装着されていないと
きは「xmargin」の指定は無効です。

この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印
刷条件の「X マージン」の設定値を加えた値です。

印刷オプションで xoffset、center、nocenter のどれかが指定されているとき、ま
たは印刷条件で「X オフセット」、
「中央配置」が設定されているとき、その指定値
とこの印刷オプションの指定値にしたがって横方向に移動します。

印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するとき、印刷オプションの
leftspace や rightspace で指定してください。
ymargin
両面上とじ印刷のとき、印刷位置の縦方向の移動量を指定します。
書式
151
RTIFF エミュレーション
ymargin=寸法
1
1
2
2
CLW041
1.
本来の印刷位置
2.
実際の印刷位置
指定値と動作

使用しているモデルによっては、オプションの両面ユニットが装着されていないと
きは「ymargin」の指定は無効です。

「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cm の範囲の単位付きの整数または小数
で指定します。マイナスの値を指定すると表面は上に裏面は下に、プラスの値を指
定すると表面は下に裏面は上に移動します。

上記の寸法内であれば、mm や inch(約 25.4mm)
、pt(ポイント)、dot でも指定で
きます。たとえば、25mm を指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
ymargin=25mm
単位を省略すると、cm で指定したことになります。

両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
説明

この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印
刷条件の「Y マージン」の設定値を加えた値です。

印刷オプションで yoffset、center、nocenter のどれかが指定されているとき、ま
たは印刷条件で「Y オフセット」、
「中央配置」が設定されているとき、その指定値
とこの印刷オプションの指定値にしたがって縦方向に移動します。

印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するとき、印刷オプションの
topspace や bottomspace で指定してください。
multicols
複数の画像を 1 枚の用紙に印刷するように指定します。横方向に並べる画像数(列数)を指
定します。
152
RTIFF エミュレーション
書式
multicols=画像数
CLW016
指定値と動作

「画像数」は、列数を 1~10 の範囲の整数で指定します。
説明

縦方向に並べる画像数(行数)は、印刷オプションの multirows または印刷条件の
「マルチロー」で指定します。

複数画像の印刷を指定したとき、設定した画像数に満たなくても以下の場合は印刷
されます。

エミュレーション切り替えコマンドなどの ESC シーケンスコマンドを受信した
とき

本機がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

本機がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押し
た場合

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「マルチカラム」は無効です。

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションの tray、
paper のどちらも指定しない場合は、この印刷オプションは無効です。

印刷オプションの autopaper を同時に指定したとき、この印刷オプションは無効で
す。
multirows
複数の画像を 1 枚の用紙に印刷するように指定します。縦方向に並べる画像数(行数)を指
定します。
書式
multirows=画像数
153
RTIFF エミュレーション
CLW017
指定値と動作

「画像数」は、行数を 1~10 の範囲の整数で指定します。
説明

横方向に並べる画像数(列数)は、印刷オプションの multicols または印刷条件の
「マルチカラム」で指定します。

複数画像の印刷を指定したとき、設定した画像数に満たなくても以下の場合は印刷
されます。

エミュレーション切り替えコマンドなどの ESC シーケンスコマンドを受信した
とき

本機がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

本機がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押し
た場合

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「マルチロー」は無効です。

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションの tray、
paper のどちらも指定しない場合は、この印刷オプションは無効です。

印刷オプションの autopaper を同時に指定したとき、この印刷オプションは無効で
す。
xmag
横方向の変倍率を指定します。画像が横方向に拡大、縮小して印刷されます。
書式
xmag=変倍率
指定値と動作

「変倍率」は、0.002~500 の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも
大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。
説明

印刷オプションの mag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduce が指定され
ているとき、または印刷条件で「変倍率」、
「自動変倍」、
「実サイズ変倍」、
「自動縮
小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率を
かけ合わせた変倍率で印刷されます。
154
RTIFF エミュレーション

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「横変倍率」は無効です。

印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションの fit による指定よりも、印刷条件の「自
動縮小」や印刷オプションの autoreduce による指定のほうが優先されます。
ymag
縦方向の変倍率を指定します。画像が縦方向に拡大、縮小して印刷されます。
書式
ymag=変倍率
指定値と動作

「変倍率」は、0.002~500 の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも
大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。
説明

印刷オプションの mag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduce が指定され
ているとき、または印刷条件で「変倍率」、
「自動変倍」、
「実サイズ変倍」、
「自動縮
小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率を
かけ合わせた変倍率で印刷されます。

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「縦変倍率」は無効です。

印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションの fit による指定よりも、印刷条件の「自
動縮小」や印刷オプションの autoreduce による指定のほうが優先されます。
negative, positive
画像の白黒を反転して印刷するかどうかを指定します。
書式
negative
positive
指定値と動作
印刷オプション名
動作
negative
白黒反転して印刷されます。
positive
通常に印刷されます。
説明
155
RTIFF エミュレーション

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「白黒反転」は無効です。
brightness
多値画像(グレースケール)の明るさを指定します。
書式
brightness=明るさ
指定値と動作

「明るさ」は、0.01~999 の範囲の整数または小数で指定します。
「1.0」よりも大
きい値を指定すると画像が全体的に明るく(白っぽく)
、小さい値を指定すると全
体的に暗く(黒っぽく)印刷されます。
説明

「0.01」を指定すると、画像が黒 1 色になります。

「999」を指定すると、画像が白 1 色になります。

2 値画像(黒と白だけ)のとき、この印刷オプションの指定は無効です。

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「明るさ」は無効です。

一部のカラーデータでは、この印刷オプションの指定が無効となることがあります。
contrast
多値画像(グレースケール)のコントラストを指定します。
書式
contrast=コントラスト
指定値と動作

「コントラスト」は、0.01~999 の範囲の整数または小数で指定します。
「1.0」よ
りも大きい値を指定すると画像の明暗の差が大きく、小さい値を指定すると明暗の
差が小さく印刷されます。
説明

「0.01」を指定すると、グレー1 色になります。

「999」を指定すると、白と黒だけになります。

2 値画像(黒と白だけ)のとき、この印刷オプションの指定は無効です。

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「コントラスト」は無効です。

一部のカラーデータでは、この印刷オプションの指定が無効となることがあります。
center, nocenter
印刷領域の中央に画像を印刷するかどうかを指定します。
書式
center
156
RTIFF エミュレーション
nocenter
指定値と動作
印刷オプション名
center
nocenter
動作
画像が中央に配置されて印刷されます。
印刷領域の左上端が印刷開始位置(画像の左上端)にな
るように印刷されます。
説明

center を指定しているときでも、印刷オプションの xoffset、yoffset、xmargin、
ymargin を指定するか、印刷条件の「X オフセット」、
「Y オフセット」、
「X マージン」、
「Y マージン」
を設定すると、その指定値の分だけ中央から移動して印刷されます。

印刷領域は、各余白、印刷オプションの multicols、multirows、印刷条件の「マ
ルチカラム」
、
「マルチロー」の設定値にしたがって印刷される領域です。

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「中央配置」は無効です。
fit, nofit
受信した画像の大きさが、印刷領域に収まるように自動的に拡大、縮小して印刷するかどう
かを指定します。このとき、画像の縦横比は保持されます。
書式
fit
nofit
指定値と動作
印刷オプション名
動作
fit
印刷領域に合わせて、拡大、縮小されて印刷されます。
nofit
等倍で印刷されます。
説明

fit を指定しているときでも、印刷オプションの mag、xmag、ymag、tifffit、
notifffit を指定するか、印刷条件の「変倍率」
、
「横変倍率」
、
「縦変倍率」
、
「実サ
イズ変倍」を設定すると、その変倍率とこの印刷オプションで指定した印刷領域に
合わせた変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
157
RTIFF エミュレーション

印刷領域は、各余白、印刷オプションの multicols、multirows、印刷条件の「マ
ルチカラム」
、
「マルチロー」の設定値にしたがって印刷される領域です。

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動変倍」は無効です。

印刷オプションの autoreduce、または印刷条件の「自動縮小」を「縮小しない」
以外に設定したとき、印刷オプションの fit は無効です。
tifffit, notifffit
受信した画像を自動的に拡大、縮小して、実物大で印刷するように指定します。
書式
tifffit
notifffit
指定値と動作
印刷オプション名
動作
tifffit
実物大の大きさで印刷されます。
notifffit
実物大の大きさで印刷されません。等倍の大きさで印
刷されます。
説明

拡大、縮小の倍率は、TIFF データのタグに記述されている横および縦方向の解像
度情報と印刷時のエンジン解像度を基に計算できます。たとえば、横方向の解像度
が 200dpi、縦方向の解像度が 400dpi のタグを持つ TIFF データを 600dpi のエンジ
ン解像度で印刷したとき、横方向は 3.0 倍(600/200)、縦方向は 1.5 倍(600/400)
で印刷されます。

マルチページの TIFF データのとき、各ページの解像度情報を基に拡大、縮小され
ます。

tifffit を指定しているときでも、印刷オプションの mag、xmag、ymag、fit、nofit、
autoreduce を指定するか、印刷条件の「変倍率」、
「横変倍率」、「縦変倍率」
、「自
動変倍」
、
「自動縮小」を設定すると、その変倍率とこの印刷オプションで指定した
画像を実物大にする変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

解像度情報のタグがない TIFF データやページを印刷するとき、この印刷オプショ
ンの指定は無効です。

これらの印刷オプションを指定したとき、プリンター本体で設定した印刷条件の
158
RTIFF エミュレーション
「実サイズ変倍」は無効です。

印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションの fit による指定よりも、印刷条件の「自
動縮小」や印刷オプションの autoreduce による指定のほうが優先されます。
autopaper
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイが自動的に選択され、
画像の向きも適切な方
向で印刷されるように指定します。用紙のサイズと向きや紙種を指定しておくと、指定した
内容と一致する給紙トレイが自動的に選択されます。
書式
autopaper
autopaper=用紙 1/用紙 2/.../用紙 n
autopaper=紙種 1/紙種 2/.../紙種 n
autopaper=超過率
autopaper=用紙 1/用紙 2/.../用紙 n/紙種 1/紙種 2/.../紙種 n/超過率
指定値は、
「/」で区切ってください。
指定値と動作

選択の対象にする給紙トレイを、用紙サイズと向き(「用紙 1」、
「用紙 2」
、…、
「用
紙 n」
)
、および用紙の種類(
「紙種 1」、
「紙種 2」
、...、「紙種 n」
)で指定します。
指定値を指定しないときは、すべての給紙トレイが選択の対象です。

以下のトレイは選択の対象となりません。すべての給紙トレイが選択対象外のとき
は、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。

手差しトレイ

自動用紙選択の対象外に設定されているトレイ

「普通紙」または「再生紙」以外の紙種が設定されている給紙トレイ

給紙できない用紙サイズに設定されているトレイ

表紙トレイ、合紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミン
グを「常時表示」に設定したトレイ


両面印刷しようとしているときに、
「片面コピー」に設定したトレイ
「超過率」は、適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を%
付きの整数で指定します(%は省略できます)
。
「超過率」を「10%」と指定すると、用紙が 10%分大きいサイズ(110%の大きさ)
まで印刷できるものとして給紙トレイが選択されます。
「-10%」と指定すると、用
紙が 10%分小さいサイズ(90%の大きさ)しか印刷できないものとして給紙トレイ
が選択されます。指定値を指定しないときは、印刷条件の「用紙超過率」の値をも
とに給紙トレイが選択されます。
159
RTIFF エミュレーション
用紙のサイズと向き
指定値
動作
a2r
A2 タテ( )のトレイから給紙されます。
a3
A3 ヨコ(
a3r
A3 タテ( )のトレイから給紙されます。
a4
A4 ヨコ(
a4r
A4 タテ( )のトレイから給紙されます。
a5
A5 ヨコ(
b3r
B3 タテ( )のトレイから給紙されます。
b4
B4 ヨコ(
b4r
B4 タテ( )のトレイから給紙されます。
b5
B5 ヨコ(
b5r
B5 タテ( )のトレイから給紙されます。
acr
17×22 タテ( )のトレイから給紙されます。
dl
ダブルレターヨコ(
dlr
ダブルレタータテ( )のトレイから給紙されます。
lg
リーガルヨコ(
lgr
リーガルタテ( )のトレイから給紙されます。
lt
レターヨコ(
ltr
レタータテ( )のトレイから給紙されます。
hl
ハーフレターヨコ(
free
不定形のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
)のトレイから給紙されます。
用紙の種類
160
RTIFF エミュレーション
指定値
動作
plain
普通紙のトレイから給紙されます。
recycled
再生紙のトレイから給紙されます。
color
色紙のトレイから給紙されます。
special
特殊紙のトレイから給紙されます。
letterhead
レターヘッド紙のトレイから給紙されます。
thin
薄紙のトレイから給紙されます。
translucent
トレーシングペーパーのトレイから給紙されます。
説明

印刷オプションの mag、xmag、ymag、tifffit、notifffit、autoreduce、leftspace、
rightspace、topspace、bottomspace、xoffset、yoffset のいずれかを指定してい
るか、印刷条件の「変倍率」
、
「横変倍率」、
「縦変倍率」、
「実サイズ変倍」
、
「自動縮
小」
、
「左余白」
、
「右余白」
、
「上余白」、
「下余白」、
「X オフセット」、
「Y オフセット」
のいずれかを設定しているときは、これらの指定や設定が反映された画像の大きさ
を基準に給紙トレイが選択されます。

この印刷オプションで指定した用紙のサイズと向き、紙種のすべての条件を満たす
給紙トレイがセットされていないとき、操作部に表示されている給紙トレイから給
紙されます。

指定値「用紙 1」
、
「用紙 2」
、…、
「用紙 n」を指定したとき、用紙サイズと向きが
一致する給紙トレイだけが、選択の対象です。指定値で指定された用紙に一致する
給紙トレイがないときは、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。

指定値「用紙 1」
、
「用紙 2」
、...、
「用紙 n」を指定しないとき、すべてのトレイが
選択の対象です。

指定値「紙種 1」、
「紙種 2」
、...、
「紙種 n」を指定したとき、紙種が一致する給紙
トレイだけが、選択の対象です。指定値で指定された紙種に一致する給紙トレイが
ないときは、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。

指定値「紙種 1」
、
「紙種 2」
、...、「紙種 n」を指定しないとき、「普通紙」、
「再生
紙」のどちらかの用紙がセットされているトレイだけが選択の対象です。

選択の対象となっている給紙トレイの最大の用紙サイズよりも画像が大きいとき、
給紙トレイの中で最大の用紙サイズの給紙トレイが選択されます。
161
RTIFF エミュレーション

この印刷オプションを指定したとき、印刷オプションの tray、paper、portrait、
landscape、multicols、multirows、印刷条件の「給紙トレイ」、
「用紙サイズ」、
「印
刷方向」
、
「マルチカラム」
、
「マルチロー」
、「自動用紙選択」は無効です。

この印刷オプションで超過率を指定したとき、印刷条件の「用紙超過率」は無効で
す。

印刷オプションのステープル、パンチを指定しているとき、選択されているトレイ
とは異なるトレイから給紙されることがあります。

PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチを指定しているとき、
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。

PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の
画像の向きが 180 度回転して印刷されることがあります。
errorprint, noerrorprint
エラーが発生したときに、エラーメッセージを印刷するかどうかを指定します。
書式
errorprint
noerrorprint
指定値と動作
印刷オプション名
動作
errorprint
エラーメッセージが印刷されます。
noerrorprint
エラーメッセージが印刷されません。
説明

errorprint を指定すると、RTIFF エミュレーションに切り替えたあとに発生したエ
ラー、または前回のエラーメッセージの印刷後に発生したエラーについて、エラー
メッセージが印刷されます。

errorprint を指定していても、RTIFF エミュレーションがリセットされたときは、
エラーメッセージが印刷されません。

noerrorprint を指定していても、操作部やサマリー印刷指定コマンドで印刷条件
リストを印刷すると、エラー欄にエラーメッセージが印刷されます。

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「エラー印刷」は無効です。

エラーメッセージの内容については、P.198「エラーメッセージ」を参照してくだ
162
RTIFF エミュレーション
さい。
smoothingon, smoothingoff, tonersavemode1, tonersavemode2
スムージング機能またはトナーセーブ機能を使用するかどうかを指定します。
スムージング機能とは、
文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷する機
能です。
スムージング機能を使用すると、プリンターの解像度を超えた高品質な印刷ができます。
トナーセーブ機能は、トナーを節約して印刷する機能です。
書式
smoothingon
smoothingoff
tonersavemode1
tonersavemode2
指定値と動作
印刷オプション名
smoothingon
動作
スムージング機能を使用して印刷されます。文字や図形
の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷され
ます。
smoothingoff
スムージング機能を使用しないで印刷されます。写真や
ハーフトーンのデータを印刷するときに選択します。
tonersavemode1
トナーセーブ機能を使用して印刷されます。トナーを節
約して、やや薄めに印刷されます。
tonersavemode2
トナーセーブ機能を使用して印刷されます。
tonersavemode1 よりさらにトナーを節約して、薄めに印
刷されます。
説明

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印字モード」は無効です。

解像度の設定によっては、スムージング機能は無効です。
maxarea, normalarea
用紙に余白をとって印刷するか、用紙の端まで印刷するかを指定します。
163
RTIFF エミュレーション
書式
maxarea
normalarea
指定値と動作
印刷オプション名
動作
maxarea
ほぼ用紙の端までを印刷領域として印刷されます。
normalarea
用紙の上下左右に約 5mm ずつ余白を設定し、その内側を
印刷領域として印刷されます。
説明

印刷領域を指定しても、諸条件によって、実際の用紙上の印刷位置は想定どおりに
ならないことがあります。

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印刷領域」は無効です。
diskbuffer, memorybuffer
本機で TIFF データをラスタライズする間、入力データを一時的に記憶しておくためのデー
タバッファ(デバイス)を指定します。

diskbuffer を指定しているとき、入力データの処理中に本機の電源を切らないで
ください。入力データの処理中に本機の電源を切ると、ハードディスクが破損する
ことがあります。
書式
diskbuffer
memorybuffer
指定値と動作
印刷オプション名
動作
diskbuffer
データバッファにハードディスクが使用されます。
memorybuffer
データバッファにメモリーが使用されます。
説明

diskbuffer を指定すると、データの格納順序の制約やデータサイズの制限のため
164
RTIFF エミュレーション
エラーが発生して印刷できない TIFF ファイルまたは CALS ファイルが印刷できるこ
とがあります。

diskbuffer を指定すると、入力データによっては指定しないときに比べて印刷に
時間がかかることがあります。

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「データバッファ」は無効で
す。

TIFF データの格納順序の制約やデータサイズの制限については、P.183「入力デー
タの仕様」を参照してください。
orientation
orientation の指定により、画素方向に画像の向きを変更できます。
書式

orientation=画像方向
指定値と動作
指定値
動作
0
画像の向きと、画素方向が同一の画像データとして後
処理をします。
90
画像の向きが、画素方向に対し 90°回転している画像
データとして後処理をします。
180
画像の向きが、画素方向に対し 180°回転している画像
データとして後処理をします。
270
画像の向きが、画素方向に対し 270°回転している画像
データとして後処理をします。
説明

これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「画像の向き」の設定は無効
です。
autoreduce
用紙より大きい画像を用紙に収まるように縮小できます。画像サイズが指定した用紙サイズ
以下のときは縮小しないで、等倍印刷をします。
165
RTIFF エミュレーション
書式
autoreduce=用紙サイズ
autoreduce=用紙サイズ/余白補正値
autoreduce=用紙サイズ/無効倍率
autoreduce=用紙サイズ/余白補正値/無効倍率
指定値と動作
指定値には、変倍・等倍を判定するための基準となる用紙サイズと用紙調整値を指定し
ます。また、無効倍率を指定することで、指定した用紙サイズに縮小するか等倍とする
かの基準を変更できます。
指定値
用紙サイズ
a0
A0
a1
A1
a2
A2
a3
A3
a4
A4
a5
A5
a6
A6
b1
B1
b2
B2
b3
B3
b4
B4
b5
B5
b6
B6
pc
ハガキ
ac
ANSI-C (17×22)
lt
レター
166
RTIFF エミュレーション
指定値
用紙サイズ
hl
ハーフレター
dl
ダブルレター
lg
リーガル
余白補正値は、-30cm~30cm の範囲の単位つきの整数または小数を指定できます。実効
値が上記範囲内であれば、cm のほかに、mm、inch(25.4mm)
、pt(ポイント)、dot(ド
ット数)で数値も指定できます。単位を省略したときは cm で指定します。
無効倍率は、-99%~の範囲の単位つきの整数を指定できます。単位は省略できません。
単位の指定がないときは余白補正値(単位 cm)を指定したものとみなされます。範囲
外の値が指定されたときはこの印刷オプションの指定は無効です。

指定値には、1個の用紙、1個の余白補正値、1個の無効倍率をスラッシュ(/) で
区切って指定します。
1 個の用紙に複数の余白補正値と無効倍率を指定したときや、
誤った指定値のときはこの印刷オプションの指定は無効です。
説明

用紙の指定がないときは、この印刷オプションの指定は無効です。

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動変倍」を「する」
、または
印刷オプションの fit の設定は無効です。

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動縮小」の設定は無効です。
指定しないとき、印刷条件の「自動縮小」の設定にしたがいます。

余白補正値の指定により、画像を収める用紙サイズの大きさを調整します。

余白補正値を指定したとき、印刷条件の「自動縮小余白補正」項目の設定は無効で
す。指定しないとき、印刷条件の「自動縮小余白補正」項目の設定にしたがいます。

余白補正値の指定によっては、画像が拡大されることがあります。

余白補正値が用紙サイズ短辺より小さいとき、この印刷オプションの指定は無効で
す。

無効倍率を指定したとき、印刷条件の「自動縮小無効倍率」項目の設定は無効です。
指定しないとき、印刷条件の「自動縮小無効倍率」項目の設定にしたがいます。

画像サイズは、印刷条件の「実サイズ変倍」、
「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」
の設定値、または印刷オプションの tifffit、mag、xmag、ymag の指定値にしたが
って拡大・縮小された画像に自動縮小するかどうか判断します。
余白補正値と用紙サイズについて
167
RTIFF エミュレーション
CLW014
無効倍率と用紙サイズについて
CLW015
「縮小判定サイズ」は、用紙サイズに自動縮小無効倍率の設定値を乗じたサイズです。この
サイズに収まらないときだけ画像を縮小します。
freesize
不定形サイズを指定できます。
書式
freesize=幅 x 高さ
freesize=幅 x 高さ/tt
指定値と動作
指定値
幅
動作
用紙の横方向の長さを mm 単位で指定し
ます。
高さ
用紙の縦方向の長さを mm 単位で指定し
ます。
/tt
手差し不定形サイズを指定します。
説明

mm や cm、inch(約 25.4mm)、pt(ポイント)
、dot でも指定できます。たとえば、
168
RTIFF エミュレーション
幅 210mm、長さ 520mm のサイズを指定するときの印刷オプションは以下のとおりで
す。
freesize=210x520mm

単位を省略すると、mm で指定したことになります。

不定形サイズの設定範囲はチェックしません。

範囲外の数値が指定されたとき、印刷できるサイズに一番近いサイズから給紙され
ます。

手差し不定形サイズを指定したときは、手差しの用紙サイズを不定形に変更します。

最大値を超えたときは、最大値の範囲内で印刷されます。

使用しているトレイに不定形サイズが設定されていないときは、不定形サイズの設
定されているトレイを指定します。

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定したとき、この印刷オプションの指
定が無効となる場合があります。
magprocess, magprocessx, magprocessy, magprocessxy
ドットの間引き、または、画素補正を考慮して変倍できます。縮小印刷したときに細線が消
えてしまうことを回避できます。
書式
magprocess
magprocessx
magprocessy
magprocessxy
動作
指定値と動作
印刷オプション名
動作
magprocess
単純間引きを考慮した変倍をします。
magprocessx
画像の横方向に画像補正を考慮した変倍
をします。
magprocessy
画像の縦方向に画像補正を考慮した変倍
をします。
magprocessxy
画像の縦横方向に画像補正を考慮した変
倍をします。
169
RTIFF エミュレーション
説明

画像補正の変倍を指定すると変倍処理が変わるため、単純間引きの変倍と印刷結果
が異なることがあります。

印刷オプション名によって画像補正を考慮した変倍を指定します。

等倍、拡大印刷時はこの印刷オプションの指定による効果はありません。

この印刷オプションは、画像系の TIFF データには適しません。

この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「縮小変倍時細線補正」は無効で
す。

この印刷オプションは指定値をとらず、印刷オプション名によって補正を考慮した
変倍を指定します。
imagedirection
用紙内の画像の向きを 180 度回転するように指定します。
書式
imagedirection=reverse
imagedirection=normal
指定値と動作
指定値
動作
reverse
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印刷されます。
normal
通常の向きで印刷されます。
説明
emlimagedirection と同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
emlimagedirection
用紙内の画像の向きを 180 度回転するように指定します。
書式
emlimagedirection=reverse
emlimagedirection=normal
指定値と動作
170
RTIFF エミュレーション
指定値
reverse
動作
用紙内の画像の向きが 180 度回転して印
刷されます。
normal
通常の向きで印刷されます。
emlusercode
ユーザーコードを指定します。
書式
emlusercode=ユーザーコード
説明

ユーザーコードには半角数字 8 桁を指定できます。

Windows の FTP クライアントのとき、emlusercode は指定できません。

ftp でユーザーコードを指定するときは、以下のように大文字で指定してください。

ftp> put filename EMLUSERCODE=12345
emlstaple
印刷された用紙をステープルでとじるための指定をします。
書式
emlstaple=ステープル位置
指定値と動作

ステープル位置は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
指定値
ステープル位置
lefttop
左上 1 箇所(水平/垂直)
lefttopslantland
左上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
lefttopslantport
左上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
righttop
右上 1 箇所(水平/垂直)
righttopslantland
右上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
171
RTIFF エミュレーション
指定値
ステープル位置
righttopslantport
右上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
left2port
左 2 箇所
left2land
左 2 箇所
right2port
右 2 箇所
right2land
右 2 箇所
top2port
上 2 箇所
top2land
上 2 箇所
booklet
中央 2 箇所
説明

フィニッシャー(ステープルユニット)が装着されていないときは、「emlstaple」
の指定は無効です。

lefttop、righttop を指定したとき、トレイの用紙方向により水平・垂直のうち可
能な方でステープルします。

lefttopslantland、lefttopslantport、righttopslantland、righttopslantport を
指定したとき、斜めでステープルします。斜めでステープルできないとき、水平ま
たは垂直でステープルします。
emlpunch
印刷された用紙にパンチ穴をあけるための指定をします。
書式
emlpunch =パンチ位置
指定値と動作

パンチ位置は印刷条件の「Z. 画像の向き」
、または印刷オプションの orientation
により指定された画像方向を基準にした方向です。
指定値
leftport
パンチ位置
左
172
RTIFF エミュレーション
指定値
パンチ位置
leftland
左
rightport
右
rightland
右
topport
上
topland
上
説明

フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないときは、
「emlpunch」の指
定は無効です。
emlqty
電子ソートの指定をします。
書式
emlqty=ソート部数
指定値と動作

ソート部数は、1~999 の範囲の整数で指定します。
説明

この印刷オプションで複数の部数を指定したとき、印刷オプションの「copies」の
指定、本機の操作部からの指定、および入力データ内でのコマンドによる印刷部数
の設定は無効です。
emlpunchhole
印刷された用紙にパンチ穴の数を指定します。
書式
emlpunchhole=パンチ数
指定値と動作
指定値
jp2
パンチの数
2 箇所
説明
173
RTIFF エミュレーション

「punch」または「emlpunch」を指定しないとき、
「emlpunchhole」の指定は無効で
す。

フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないとき、「emlpunchhole」の
指定は無効です
emlprinterstamp
ソフトスタンプ機能を使用するための指定をします。
書式
emlprinterstamp=on
emlprinterstamp=off
指定値と動作
指定値
動作
on
ソフトスタンプ機能を使用します。
off
ソフトスタンプ機能を使用しません。
説明

スタンプ位置は印刷条件の
「Z. 画像の向き」
(または印刷オプションの orientation)
により指定された画像方向を基準にした位置となります。
usercode
ユーザーコードを指定できます。
書式
usercode="ユーザーコード"
説明

ユーザーコードには半角数字 8 桁を指定できます。

ユーザーコードの前後に""の指定が必要です。

Windows の FTP クライアントのとき、usercode は指定できません。

emlusercode と同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。

OS によってはダブルクォーテーションが送信されないため、バックスラッシュ"¥"
(0x5c)などのエスケープ記号が必要となることがあります。たとえば rsh のとき
は、次のような書式です。

rsh hostname print usercode=¥"12345¥" < 印刷ファイル
174
RTIFF エミュレーション

ftp でユーザーコードを指定するときは、以下のように大文字で指定してください。

ftp> put filename USERCODE=¥"12345¥"
pjl
pjl を指定すると、staple、punch、qty、outbin の指定を有効にできます。
書式
pjl=on
説明

staple、punch、qty、outbin を使用するときは、必ず pjl=on と指定します。指
定がないとき、これらの印刷オプションは無効です。
staple
印刷された用紙をステープルでとじるための指定をします。
書式
staple=ステープル位置
指定値と動作

staple は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation により
指定された画像方向を基準にした方向です。
指定値
ステープル位置
lefttop
左上 1 箇所(水平/垂直)
lefttopslantland
左上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
lefttopslantport
左上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
righttop
右上 1 箇所(水平/垂直)
righttopslantland
右上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
righttopslantport
右上 1 箇所(斜め/水平/垂直)
left2port
左 2 箇所
left2land
左 2 箇所
right2port
右 2 箇所
right2land
右 2 箇所
175
RTIFF エミュレーション
指定値
ステープル位置
top2port
上 2 箇所
top2land
上 2 箇所
booklet
中央 2 箇所
説明

フィニッシャー(ステープルユニット)が装着されていないときは、
「staple」の
指定は無効です。

「staple」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定してください。
pjl=on が指定されていないと、「staple」の指定は無効です。

emlstaple と同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。

lefttop、righttop を指定したとき、トレイの用紙方向により水平・垂直のうち可
能な方でステープルします。

lefttopslantland、lefttopslantport、righttopslantland、righttopslantport
を指定したとき、斜めでステープルします。斜めでステープルできないとき、水平
または垂直でステープルします。
punch
印刷された用紙にパンチ穴をあけるための指定をします。
書式
punch=パンチ位置
指定値と動作

punch は印刷条件の「画像の向き」
、または印刷オプションの orientation により
指定された画像方向を基準にした方向です。
指定値
パンチ位置
leftport
左
leftland
左
rightport
右
rightland
右
topport
上
176
RTIFF エミュレーション
指定値
パンチ位置
topland
上
説明

フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないときは、
「punch」の指定は
無効です。

「punch」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定してください。
pjl=on が指定されていないと、「punch」の指定は無効です。

emlpunch と同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
punchhole
印刷された用紙にパンチ穴の数を指定します。
書式
punchhole=パンチ数
指定値と動作
指定値
jp2
パンチの数
2 箇所
説明

「punch」または「emlpunch」を指定しないとき、
「punchhole」の指定は無効です。

フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないとき、
「punchhole」の指定
は無効です。

「punchhole」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定してくだ
さい。pjl=on が指定されていないと、
「punchhole」の指定は無効です。

emlpunchhole と同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
qty
電子ソートの指定をします。
書式
qty=ソート部数
指定値と動作

ソート部数は、1~999 の範囲の整数で指定します。
説明
177
RTIFF エミュレーション

「電子ソート部数」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定して
ください。pjl=on が指定されていないと、
「電子ソート部数」の指定は無効です。

emlqty と同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
outbin
印刷時の排紙先を選択できます。排紙先は、排紙トレイの名称を指定します。
書式
outbin=排紙トレイ名
指定値と動作
指定値
排紙先
upper
本体トレイ
inner
本体上トレイ
lower
左トレイ
finisherproof
finishershift
finisherbooklet
manual
2000 枚中とじフィニッシャー(オプション)フィニッシャー・
上トレイ
2000 枚中とじフィニッシャー(オプション)のフィニッシャ
ー・シフトトレイ
2000 枚中とじフィニッシャー(オプション)のフィニッシャ
ー・中とじトレイ
システムデフォルト
説明

「排紙トレイ」を指定するときは、同時に印刷オプション pjl=on も指定してくだ
さい。pjl=on が指定されていないと、
「排紙トレイ」の指定は無効です。

「排紙トレイ」を指定していないとき、または「排紙トレイ」を manual 以外の指
定値で指定したとき、印刷オプション bin の指定は無効です。
printerstamp
ソフトスタンプ機能を使用するための指定をします。
書式
printerstamp=on
178
RTIFF エミュレーション
printerstamp=off
指定値と動作
指定値
動作
on
ソフトスタンプ機能を使用します。
off
ソフトスタンプ機能を使用しません。
説明

スタンプ位置は印刷条件の
「Z. 画像の向き」
(または印刷オプションの orientation)
により指定された画像方向を基準にした位置となります。
印刷オプションの省略形
印刷オプションには、以下の省略形があります。短いオプション名で指定値を含めて指定で
きます。
省略形
印刷オプション
fil(=指定値)
filetype(=指定値)
a2r
paper=a2r
a3
paper=a3
a3r
paper=a3r
a4
paper=a4
a4r
paper=a4r
a5
paper=a5
b3r
paper=b3r
b4
paper=b4
b4r
paper=b4r
b5
paper=b5
179
RTIFF エミュレーション
省略形
印刷オプション
b5r
paper=b5r
acr
paper=acr
lt
paper=lt
ltr
paper=ltr
hl
paper=hl
dl
paper=dl
dlr
paper=dlr
lg
paper=lg
lgr
paper=lgr
free
paper=free
po
portrait
la
landscape
si
singleside
bo
bothside
fl
flip
t1
tray=1
t2
tray=2
t3
tray=3
t4
tray=4
t5
tray=5
tt
tray=T
ce
center
180
RTIFF エミュレーション
省略形
印刷オプション
nce
nocenter
tf
tifffit
ntf
notifffit
ap(=指定値)
Autopaper(=指定値)
ep
errorprint
nep
noerrorprint
ma
maxarea
na
normalarea
ar(=指定値)
Autoreduce(=指定値)
or(=指定値)
orientation(=指定値)
mp
magprocess
mpx
magprocessx
mpy
magprocessy
mpxy
magprocessxy
estple(=指定値)
emlstaple(=指定値)
epu(=指定値)
emlpunch(=指定値)
eid(=指定値)
emlimagedirection(=指定値)
eq(=指定値)
Emlqty(=指定値)
euc(=指定値)
emlusercode(=指定値)
eph(=指定値)
emlpunchhole(=指定値)
eps(=指定値)
emlprinterstamp(=指定値)
181
RTIFF エミュレーション

装着されているオプションによって、指定できない印刷オプションや指定値があり
ます。
182
RTIFF エミュレーション
入力データの仕様
印刷できる TIFF ファイル
RTIFF エミュレーションで印刷できる TIFF ファイルには、以下のような制約があります。
処理できる TIFF ファイルは、
『TIFF Revision 6.0』
(Adobe Developers Association 著、
3-Jun-1992)に準拠したファイルです。
ヘッダー
ヘッダーは以下の情報が含まれている必要があります。
フィールド
設定値
バイトオーダー
0x4949 or 0x4d4d
バージョン番号
42
ディレクトリー
ディレクトリーは以下の条件を満たしている必要があります。
マルチページ TIFF データ

ディレクトリーとデータがページごとに分離されている

ページの順序が印刷順(希望する出力順)になっている

各ディレクトリーの末尾 4 バイトに、次のページのディレクトリーを参照する
ためのポインターが設定されている

ポインターの値が後ろのページになるほど大きくなっている

最後のページのポインターの値が 0x00000000 になっている
シングルページ TIFF データ

ポインターの値が 0x00000000 になっている

ひとつの TIFF ファイルの中に複数のビットマップイメージ(画像)を含む TIFF
ファイルをマルチページ TIFF データ、ひとつのビットマップイメージ(画像)
だけの TIFF ファイルをシングルページ TIFF データといいます。

この制約のためエラーが発生して印刷できないマルチページ TIFF データのと
きでも、印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、
印刷オプションの diskbuffer を指定すると印刷できることがあります。
タグ
ディレクトリーに含めることのできるタグ(種類と設定値)は、以下のとおりです。
183
RTIFF エミュレーション
タグの名前 (番号)
設定値
ImageWidth (256)
適切な値
ImageLength (257)
適切な値
BitsPerSample (258)
1 or 4 or 8 or 8,8,8
Compression (259)
1 ~ 7 or 32773
PhotometricInterpretation(262)
0 ~ 3 or 6
FillOrder (266)
1 or 2
StripOffsets (273)
適切な値
SamplesPerPixel (277)
1 or 3
RowsPerStrip (278)
適切な値
StripByteCounts (279)
適切な値
MinSampleValue(280)
適切な値
MaxSampleValue(281)
適切な値
Xresolution(282)
適切な値
Yresolution(283)
適切な値
PlanarConfiguration (284)
1 or 2
T4Options (292)
0 ~ 7
T6Options (293)
0 or 2
ResolutionUnit (296)
1 ~ 3
Predictor (317)
1 ~ 2
Colormap (320)
適切な値
JPEGTables (347)
圧縮用のテーブル
JPEGInterchangeFormat (513)
適切な値(JPEG の SOI へのオフセット)
184
RTIFF エミュレーション
タグの設定値は、Byte、Ascii、Short、Long、Rational のデータ型で記述します。
タグの値がタグエントリーの外に格納されるデータへのポインターのとき、そのポイン
ターは、そのタグを含むディレクトリーの後ろ以降かつ、次のディレクトリーまたはデ
ータの終端より前のデータ領域を指している必要があります(そのページ用のデータ領
域内に格納されている必要があります)
。
ビットマップイメージ
1 ページ分のビットマップイメージのデータは、以下の条件を満たしている必要があり
ます。

単一ストリップ、または複数ストリップの集合で構成されている

すべてのストリップデータが、そのページ用のデータ領域(そのページのディレク
トリーから次のページのディレクトリーまで)に格納されている

そのページのデータ領域の最後の情報として格納されている(推奨)

複数ストリップの集合で構成されているとき、各ストリップデータは副走査方向の
順序で格納されている(推奨)

ストリップデータの先頭の位置が StripOffsets (273)タグの値で参照されてい
る

符号化後のデータサイズ(バイト)が StripByteCounts (279)タグの値で明示さ
れている

最終ページの最後のストリップデータにおいて、末尾のバイトがその TIFF データ
の終端バイトになっている(推奨)

ビットマップイメージのデータに適切な種類のイメージが使用されている

ビットマップイメージのデータが適切な圧縮方式で符号化されている

ビットマップイメージの種類と圧縮方式については、P.185「ビットマップイ
メージの種類」または P.188「ビットマップイメージの圧縮方式」を参照して
ください。
ビットマップイメージの種類
RTIFF エミュレーションで印刷できるビットマップイメージの種類とタグの条件です。
1 ピクセルあたり 1 サンプル 1 ビット(2 色)のモノクロイメージ
タグ
BitsPerSample (258)
条件
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
185
RTIFF エミュレーション
タグ
条件
ピクセルのサンプル値と色の対応に応じて、以下の
いずれかに設定されている
PhotometricInterpretation

(262)
ピクセルの最小サンプル値が白、最大サンプル
値が黒を表すとき=0

ピクセルの最小サンプル値が黒、最大サンプル
値が白を表すとき=1
SamplesPerPixel (277)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
ストリップデータの格納方式に応じて、このタグが
含まれないか、以下のいずれかに設定されている
FillOrder (266)

バイト中に MSBtoLSB のビット順で格納されると
き=1

バイト中に LSBtoMSB のビット順で格納されると
き=2
1 ピクセルあたり 1 サンプル 4 ビット(16 色)のグレースケールイメージ
タグ
BitsPerSample (258)
条件
値が 4 に設定されている
ピクセルのサンプル値と色の対応に応じて、以下の
いずれかに設定されている
PhotometricInterpretation

(262)
ピクセルの最小サンプル値が白、最大サンプル
値が黒を表すとき=0

ピクセルの最小サンプル値が黒、最大サンプル
値が白を表すとき=1
SamplesPerPixel (277)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
FillOrder (266)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
1 ピクセルあたり 1 サンプル 8 ビット(256 色)のグレースケールイメージ
186
RTIFF エミュレーション
タグ
BitsPerSample (258)
条件
値が 8 に設定されている
ピクセルのサンプル値と色の対応に応じて、以下の
いずれかに設定されている
PhotometricInterpretation

(262)
ピクセルの最小サンプル値が白、最大サンプル
値が黒を表すとき=0

ピクセルの最小サンプル値が黒、最大サンプル
値が白を表すとき=1
SamplesPerPixel (277)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
FillOrder (266)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
1 ピクセル当たり 1 サンプル 4 ビット(16 色)のパレットカラーイメージ
タグ
BitsPerSample (258)
PhotometricInterpretation
(262)
条件
値が 4 に設定されている
値が 3 に設定されている
SamplesPerPixel (277)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
FillOrder (266)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
Colormap (320)
値が適切な RGB カラーマップデータを参照している
1 ピクセル当たり 1 サンプル 8 ビット(256 色)のパレットカラーイメージ
タグ
BitsPerSample (258)
PhotometricInterpretation
(262)
SamplesPerPixel (277)
条件
値が 8 に設定されている
値が 3 に設定されている
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
187
RTIFF エミュレーション
タグ
条件
FillOrder (266)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
Colormap (320)
値が適切な RGB カラーマップデータを参照している
1 ピクセル当たり 3 サンプル 24 ビット(1678 万色)の RGB フルカラーイメージ
タグ
BitsPerSample (258)
PhotometricInterpretation
(262)
条件
値が 8,8,8 に設定されている
値が 2(RGB)または 6(YCbCr)に設定されている
SamplesPerPixel (277)
値が 3 に設定されている
FillOrder (266)
このタグが含まれないか、値が 1 に設定されている
イメージデータの格納方式に応じて、このタグが含
PlanarConfiguration (284)
まれないか、以下のいずれかに設定されている

ピクセル単位で格納するとき(推奨)=1

カラープレーン単位で格納するとき=2
ビットマップイメージの圧縮方式
RTIFF エミュレーションで印刷するビットマップイメージは、非圧縮または特定の方式で圧
縮されている必要があります。各方式とタグについての条件です。
非圧縮方式
タグ
Compression (259)
条件
値が 1 に設定されている
MH(Modified Huffman)方式
この圧縮方式は 2 色モノクロイメージだけに適用できます。
188
RTIFF エミュレーション
タグ
Compression (259)
条件
値が 3 に設定されている
このタグが含まれないか、値が以下のいずれかに設
定されている

非圧縮モードを未使用で、EOL コードの前にパデ
ィングビットがないとき=0
T4Options (292)

非圧縮モードを使用しており、EOL コードの前に
パディングビットがないとき=2

非圧縮モードを未使用で、EOL コードの前にパデ
ィングビットがあるとき=4

非圧縮モードを使用しており、EOL コードの前に
パディングビットがあるとき=6
MR(Modified Read)方式
この圧縮方式は 2 色モノクロイメージだけに適用できます。
タグ
Compression (259)
条件
値が 3 に設定されている
このタグが含まれないか、値が以下のいずれかに設
定されている

非圧縮モードを未使用で、EOL コードの前にパデ
ィングビットがないとき=1
T4Options (292)

非圧縮モードを使用しており、EOL コードの前に
パディングビットがないとき=3

非圧縮モードを未使用で、EOL コードの前にパデ
ィングビットがあるとき=5

非圧縮モードを使用しており、EOL コードの前に
パディングビットがあるとき=7
MMR(Modified Modified Read)方式
この圧縮方式は 2 色モノクロイメージだけに適用できます。
189
RTIFF エミュレーション
タグ
Compression (259)
条件
値が 4 に設定されている
このタグが含まれないか、値が以下のいずれかに設
T6Options (293)
定されている

非圧縮モードを未使用のとき=0

非圧縮モードを使用するとき=2
修正 MH(Modified Huffman)圧縮方式
この圧縮方式は 2 色モノクロイメージだけに適用できます。
タグ
Compression (259)
条件
値が 2 に設定されている
PackBits 圧縮方式
タグ
Compression (259)
条件
値が 32773 に設定されている
LZW 圧縮方式
タグ
Compression (259)
条件
値が 5 に設定されている
このタグが含まれないか、値が以下のいずれかに設
定されている
Predictor (317)

イメージデータをそのまま格納するとき=1

イメージデータを水平方向の差分で格納すると
き=2
JPEG 圧縮方式
190
RTIFF エミュレーション
タグ
Compression (259)
JPEGTables (347)
条件
値が 6 または 7 に設定されている
このタグが含まれないか、圧縮用のテーブルが設定
されている
JPEGInterchangeFormat
このタグが含まれないか、適切な値(JPEG の SOI へ
(513)
のオフセット)に設定されている

メモリー容量の超過のためエラーが発生して印刷できない TIFF データのときでも、
印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプショ
ンの diskbuffer を指定すると印刷できることがあります。データ処理用のメモリ
ー量は、印刷条件リストの「処理用メモリ」で確認できます。印刷条件リストは、
操作部やサマリー印刷指定コマンドで印刷できます。
印刷できる CALS ファイル
RTIFF エミュレーションで印刷できる CALS ファイルは、CALS Rastar(Type1)形式のビッ
トマップイメージデータです。以下のような制約があります。
ヘッダー(CALS ファイル)
CALS データは、その先頭に以下の条件を満たすヘッダーブロックを含めます。

ヘッダーブロック内には、その先頭に 11 個のヘッダーレコードを記述すること。
また、ヘッダーレコードを記述する順番は、データ構造の図に示すとおりであるこ
と。
191
RTIFF エミュレーション

ヘッダーブロックのサイズは、2048 バイトの固定長であること。

ヘッダーレコードのサイズは、128 バイトの固定長であること。

ヘッダーレコード内は、レコード ID で始まり、2 文字分のセパレーター ":"(コ
ロン(0x3a)とスペースコード(0x20)
)を挟んで設定値を記述すること。また、
これらはすべて ASCII 文字列で記述すること。

記述すべき有効な情報を持たないヘッダーレコードについては、設定値として
"NONE"を記述すること。

ヘッダーレコードやヘッダーブロックの領域を埋めるためのパディングバイトに
は、スペースコード(0x20)を使用すること。

処理できる CALS ファイルは以下の仕様書に記載されるデータファイル形式と
ラスター図形表現の仕様に準拠したものです。

『MIL-STD-1840A』
(米国国防総省発行、22‐December‐1987)

『MIL-R-28002B』翻訳版(翻訳版発行/(財)日本規格協会)
(原文発行/
米国国防総省発行、30-September-1993)

RTIFF エミュレーションでは、レコード ID"srcdocid"のうち"srcdocid"
(8byte)
を CALS Raster データとして識別するためのキーワードとして使用します。

レコード ID"rtype"の設定値には、ラスターデータのタイプを指定し、"1"だけ
指定できます。

レコード ID"rorient"の設定値には、ラスター図形の向きを指定します。ラス
192
RTIFF エミュレーション
ター図形の画素進行方向、行進行方向の順で指定します。RTIFF エミュレーシ
ョンでは、以下の画像の向きだけ処理できます。
CBL055

レコード ID"rpelcnt"の設定値には、ラスター画像の画素総数を主走査、副走
査の順で指定します。

レコード ID"rdensty"の設定値には、ラスター画像の画素密度を指定します。

RTIFF エミュレーションでは、レコード ID"rtype"、"rpelcnt"の指定がないと
きや設定値が適切でないとき(設定値が "NONE" の場合も含む)
、致命的エラ
ーを発生させて処理を中断します。

RTIFF エミュレーションでは、レコード ID "rorient"、"rdensty"の指定がな
いときや設定値が適切でないとき(設定値が "NONE" の場合も含む)、警告エ
ラーを発生させて処理を継続します。

RTIFF エミュレーションでは、レコード ID が "srcdocid"、"dstdocid"、
"txtfilid"、"figid"、"srcgph"、"doccls"、"notes"のヘッダーレコードは印
刷処理に使用することなく、単純に無視します。
ビットマップイメージ(CALS ファイル)
ビットマップデータは、以下の形式でヘッダーブロック直後(2048byte 目)から記述
します。

ITU-T 勧告 T.6(グループ 4 ファクシミリ)符号化方式で圧縮されたモノクロのラ
スターデータであること。

この圧縮方式は、MMR(Modified Modified Read)圧縮方式と同じです。
印刷できる JPEG ファイル
RTIFF エミュレーションで印刷できる JPEG ファイルは、
JFIF
(JPEG File Interchange Format)
形式や Exif(Exchangeable image file format)形式など、JPEG 圧縮方式を採用したフォ
ーマットのイメージファイルです。
エミュレーション切り替えコマンド
エミュレーション切り替えコマンドにより、エミュレーションを切り替えたり、プログラム
を呼び出したりできます。RTIFF エミュレーションでは、TIFF ファイルの直前または直後に
193
RTIFF エミュレーション
以下の形式で指定します。
書式(ESC シーケンスのとき)
ESC DC2 ! {p} @ CODE-ID ESC SP
書式(16 進コードのとき)
1B 12 21 {p} 40 CODE-ID 1B 20
パラメーター
p
指定値
-1
説明
CODE-ID で指定されているエミュレーション
に切り替える。
印刷条件は初期値。
0
CODE-ID で指定されているプログラム番号の
エミュレーションに切り替える。
印刷条件はプログラムに登録されている設定
値。
1~16
CODE-ID で指定されているエミュレーション
に切り替える。
印刷条件は、この指定値に対応するユーザー
メモリースイッチ番号の設定値。
(ユーザーメ
モリースイッチ番号は、プログラム登録時、
エミュレーションごとに自動的に付加される
番号。印刷条件リストに印刷される。)
省略時
「1」が指定される。
このパラメーターの指定が「1」でかつ自分自身への切り替えが指定されたとき、RTIFF エ
ミュレーションではこのコマンドは無視されます。
パラメーター
CODE-ID
指定値
説明
3 文字のエミュレーション
指定したエミュレーション名のエミュ
名
レーションに切り替わる。
パラメーター「p」の指定値は、
「0」以
外を指定する必要がある。
194
RTIFF エミュレーション
パラメーター
指定値
P1~P16
説明
指定したプログラム番号のエミュレー
ションに切り替わる。
パラメーター「p」の指定値は、
「0」を
指定する必要がある。
指定したエミュレーションが存在しないときやプログラムが登録されていないとき、
このコ
マンドは無視されます。
3 文字のエミュレーション名で入力できる文字には次のものがあります。

RTF:RTIFF エミュレーションに切り替えるときに指定します。

RGL :RP-GL エミュレーションに切り替えるときに指定します。

GL2 :RP-GL/2 エミュレーションに切り替えるときに指定します。

RPS:PS3 エミュレーションに切り替えるときに指定します。

RCS:RPCS エミュレーションに切り替えるときに指定します。
サマリー印刷指定コマンド
サマリー印刷指定コマンドにより、印刷条件リストやプログラム登録一覧を印刷できます。
RTIFF エミュレーションでは、TIFF ファイルの直前または直後に以下の形式で指定します。
本機のエミュレーションを RTIFF に切り替えてから、指定してください。
書式(ESC シーケンスのとき)
ESC DC2 $ p SP
書式(16 進コードのとき)
1B 12 24 p 20
パラメーター
指定値
説明
p
1
印刷条件リストを印刷する。
p
2
プログラム登録一覧を印刷する。

このコマンドは、現在選択されているエミュレーションに有効です。RTIFF の印刷
条件リストやプログラム登録一覧を印刷するときは、コマンドを指定する前にプリ
ンターのエミュレーションを RTIFF に切り替えてください。
195
RTIFF エミュレーション
印刷オプション指定コマンド
印刷オプション指定コマンドにより、印刷オプションを指定できます。RTIFF エミュレーシ
ョンでは、
TIFF ファイルまたは CALS ファイルの直前または直後に以下の形式で指定します。
本機のエミュレーションを RTIFF に切り替えてから、指定してください。
書式(ESC シーケンスのとき)
ESC DC2 ? z {, option { = value}} {, option { = value}} ... {, option
{ = value}} ESC SP
書式(16 進コードのとき)
1B 12 3F 7A {2C option {3D value}} {2C option {3D value}} ... {2C option
{3D value}} 1B 20
パラメーター
指定値
説明
option
印刷オプション名または省略形の文字列
印刷オプションを指定する。
option
印刷オプション名または省略形の文字列
指定値「filetype」は無効。
option
省略時
このパラメーターと対にな
る value が無視される。
対応していない指定値を指定したとき、
このパラメーターと対になる value は無視されます。
このパラメーターと value の対は、連続して複数指定できます。ただし、このパラメーター
と同じ値を指定された対が複数あるときは、最後に指定されている対が有効です。
パラメーター
value
指定値
印刷オプションの指定値の文字
列
説明
印刷オプションを指定する。
対応していない指定値を指定したとき、このパラメーターと対になる option は無視されま
す。
option で指定値のない印刷オプション名や省略形の文字列を指定したとき、このパラメー
ターは省略します。

文字列の合計は 1,023 バイト以内で入力してください。

印刷オプション指定コマンドは、一度コマンドを指定するとそれ以降に受信したデ
196
RTIFF エミュレーション
ータの印刷に有効です。ただし、次のときはリセットされます。


エミュレーションが切り替わったとき

新しい印刷オプション指定コマンドが指定されたとき
印刷オプションをひとつでも指定したとき、印刷オプション指定コマンドはすべて
無効です。

印刷オプションについては P.128「印刷オプションを指定する」を参照してくださ
い。
197
RTIFF エミュレーション
RTIFF エミュレーションのトラブルシューティング
エラーメッセージ
印刷するデータや印刷オプションの指定などに問題があってエラーが発生すると、本機の操
作部にエラーメッセージが表示されます。RTIFF 特有のエラーには、警告エラーと致命的エ
ラーがあります。
警告エラー
エラーメッセージ
原因

動作
印刷条件や印刷オプショ
ンの設定が正しくありま
99:ワーニング

せん。*1
エラーが発生した原因が無視され、
印刷するデータに無視で
印刷処理が続行されます。
きる程度の不適切な記述
があります。
*1 印刷オプション名が不適切なときに警告エラーが発生します。印刷オプションの pjl、
staple、punch、qty、outbin、imagedirection、usercode は、指定値が不適切でも警告エラーは
表示されません。
致命的エラー
エラーメッセージ
原因

印刷するデータの容量が
大きすぎます。
99:データエラー

印刷するデータに無視で
きない程度の不適切な記
述があります。
動作
印刷するデータの受信処理が中断
され、受信済みのデータは破棄され
ます。
描画中のページの内容は、エラーの
原因や発生状況により、印刷または
破棄されます。*1
*1 両面印刷で裏面ページを描画中だったときは、表面ページだけ印刷されることがありま
す。その後、受信処理が再開され、新たな TIFF データまたは ESC シーケンスコマンドを検
索、処理されます。
198
RTIFF エミュレーション
警告エラーは、
[プリンター初期設定]の[エラー表示設定]が[簡易表示]に設定されて
いると表示されません。
[エラー表示設定]については、
『プリンター』
「システム設定」を
参照してください。
警告エラー、および致命的エラーのエラーメッセージは、以下のいずれかの操作によって表
示されなくなります。

エラーメッセージを印刷する

別のエミュレーションに切り替える

別のデータを送信する
エラーの原因が特定できないときは、エラーメッセージを印刷することで、より詳細なエラ
ーの内容が確認できます。

使用している機器の状況によって、その他のエラーメッセージが表示されることが
あります。その他のエラーメッセージについては、
『こまったときには』
「プリンタ
ー使用中にメッセージが表示されたとき」を参照してください。
エラーメッセージの印刷方法
エラーメッセージを印刷することで、操作部に表示されるメッセージよりも詳しいエラーの
内容が確認できます。印刷できるエラーメッセージは、RTIFF エミュレーションに切り替え
たあとに発生した警告エラー、および致命的エラーです。いずれも発生していないときは印
刷されません。
エラーメッセージを印刷するには以下の方法があります。
すでに送信したデータのエラーメッセージを印刷する

操作部で[プリンター初期設定]の画面を表示し、
[テスト印刷]タブから印刷条
件リストを印刷します。

サマリー印刷指定コマンドで印刷条件リストを印刷します。
「99:ワーニング」または「99:データエラー」が表示されているときに印刷条件リスト
を印刷すると、印刷条件リストに続いてエラーメッセージの詳細が印刷されます。
これから送信するデータのエラーメッセージを印刷する

印刷条件の「エラー印刷」を「する」に設定してから、エラーが発生するデータを
送信します。

印刷オプションの errorprint を指定して、エラーが発生するデータを送信します。

エラーメッセージを印刷するとエラーの履歴は消去されます。

印刷条件や印刷オプションで、エラー印刷をしない設定から、エラー印刷をする設
定に変更すると、その次に印刷するデータが正常なときでも、エラーの履歴が本機
に残っている場合にはエラーメッセージが印刷されます。
199
RTIFF エミュレーション

エラーメッセージを印刷しなくても、本機の電源を OFF にしたり、エミュレーショ
ンを切り替えたりして RTIFF エミュレーションが終了すると、エラーの履歴が消去
されます。誤って消去してしまったときは、エラーが発生するデータをもう一度送
信してください。

ステープルやパンチなどの指定でエラーが発生したときは、エラーメッセージが印
刷される用紙にもステープルやパンチなどの処理が適用されます。

エラーメッセージは、システム設定リストやエラー履歴に印刷されることがありま
す。システム設定リストやエラー履歴については、
『プリンター』
「テスト印刷」を
参照してください。
エラーメッセージの形式と意味
エラーメッセージは、次の形式で印刷されます。
番号 RTF: 種類: エラーメッセージ

「番号」は、6 桁の数字で、RTIFF エミュレーションの起動以降に発生したエラーの連
続番号です。

「種類」に「Warning」と印刷されたときは警告エラーが発生したことを示します。

「種類」に「Error」と印刷されたときは致命的エラーが発生したことを示します。
警告エラー
option: Invalid argument: XXX
印刷オプションの option に不適切な値が指定されました。

印刷オプションを正しく指定して印刷してください。
option: Invalid value XXX. Cannot specify over max
印刷オプションの option に上限値 max より大きい値が指定されました。

印刷オプションを正しく指定して印刷してください。
option: Invalid value XXX. Cannot specify under min
印刷オプションの option に下限値 min より小さい値が指定されました。

印刷オプションを正しく指定して印刷してください。
autopaper: too small allow size XXX
印刷オプションの autopaper の超過率に下限値より小さい値が指定されました。

印刷オプションを正しく指定して印刷してください。
autopaper: XXX set N %
印刷オプションの autopaper の超過率に%以外の単位文字が指定されました。

印刷オプションを正しく指定して印刷してください。
cannot specify value: option = value
印刷オプションの option に範囲外の値が指定されました。
200
RTIFF エミュレーション

印刷オプションを正しく指定して印刷してください。
cannot specify value: autoreduce = value
印刷オプションの autoreduce に範囲外の値が設定されました。

印刷オプションを正しく設定して印刷してください。
Duplex print is released
両面印刷が解除されました。

両面印刷が解除された原因を解消してください。
Invalid option option
不適切な印刷オプションが指定されました。

印刷オプションを正しく指定して印刷してください。
mag(m)
*
xmag(xm) < mag min(min)
印刷条件や印刷オプションで決まる横方向の変倍率が下限値 min より小さい値でした。

変倍率にかかわる印刷条件や印刷オプションを正しく指定してください。
mag(m)
*
xmag(xm) > mag max(max)
印刷条件や印刷オプションで決まる横方向の変倍率が上限値 max より大きい値でした。

変変倍率にかかわる印刷条件や印刷オプションを正しく指定してください。
mag(m)
*
ymag(ym) < mag min(min)
印刷条件や印刷オプションで決まる縦方向の変倍率が下限値 min より小さい値でした。

変倍率にかかわる印刷条件や印刷オプションを正しく指定してください。
mag(m)
*
ymag(ym) > mag max(max)
印刷条件や印刷オプションで決まる縦方向の変倍率が上限値 max より大きい値でした。

変倍率にかかわる印刷条件や印刷オプションを正しく指定してください。
no disk space.diskbuffer not work
印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定しているとき、または印刷オプ
ションで diskbuffer を指定しているときに、ハードディスクのデータバッファ用の領域に
空き容量がない(1MB 未満)ため、ハードディスクが使用できませんでした。

本機を再起動してください。それでもエラーが解消されないときは、ハードディスクが
故障していることがあります。サービス実施店にお問い合わせください。
no resolution. tifffit not work
受信した TIFF データ内に解像度情報を記述するタグがないため、印刷条件の「実サイズ変
倍」または印刷オプションの tifffit が無効になりました。

TIFF データを修正してください。
tiff: tiff_data_error
受信した TIFF データ内に、サポートしていない形式や値、および不適切なタグ、ビットマ
ップイメージの情報が含まれていました。

データを修正して、適切な情報を記述してください。
201
RTIFF エミュレーション
Using mag, xmag, ymag in panel setting
横または縦方向の変倍率が範囲外の値のため、印刷オプションの指定を無視し、印刷条件の
変倍率だけ有効にしました。

変倍率にかかわる印刷条件や印刷オプションを正しく指定してください。
command: Invalid parameter: XXX
受信したデータ内のコマンド(エミュレーション切り替えコマンド、サマリー印刷指定コマ
ンド、印刷オプション指定コマンド)に指定したパラメーターが誤っています。

パラメーターを指定し直してください。
command: Invalid format: XXX
受信したデータ内のコマンド(エミュレーション切り替えコマンド、サマリー印刷指定コマ
ンド、印刷オプション指定コマンド)の書式が誤っています。

書式を確認し、コマンドを記述し直してください。
CALS: CALS_data_error
受信した CALS データ内に、サポートしていない形式や値、および不適切なヘッダーレコー
ド、ビットマップイメージの情報が含まれていました。

データを修正して、適切な情報を記述してください。
致命的エラー
BitsPerSample(n) of photometric(m) is not supported
受信した TIFF データは、RTIFF エミュレーションが対応していない形式でした。

TIFF データを修正してください。
CALS: No space
受信した CALS データの処理に必要なメモリーの容量が不足しました。

データを修正してデータサイズを減らしてください。
CALS: No memory
受信した CALS データの処理に必要なメモリーの容量が不足しました。

データを修正してデータサイズを減らしてください。
CALS: CALS_data_error
受信した CALS データ内に、サポートしていない形式や値、および不適切なヘッダーレコー
ド、ビットマップイメージの情報が含まれていました。

データを修正して、適切な情報を記述してください。
Cannot get color map
受信した TIFF データ内にカラーマップの情報が記述されていませんでした。

TIFF データを修正してください。
Cannot get image length
受信した TIFF データ内にビットマップイメージの高さを表す情報が記述されていませんで
202
RTIFF エミュレーション
した。

TIFF データを修正してください。
Cannot get image width
受信した TIFF データ内にビットマップイメージの幅を表す情報が記述されていませんでし
た。

TIFF データを修正してください。
Invalid image length(l)
受信した TIFF データ内のビットマップイメージの高さを表す値が不適切でした。

TIFF データを修正してください。
Invalid image width(w)
受信した TIFF データ内のビットマップイメージの幅を表す値が不適切でした。

TIFF データを修正してください。
Out of memory
受信した TIFF データの処理に必要なメモリーが不足しました。

データを修正してデータサイズを減らしてください。

印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプションの
diskbuffer を指定して印刷してください。
Photometric(n) is not supported
受信した TIFF データは、RTIFF エミュレーションが対応していない形式でした。

TIFF データを修正してください。
Raster file size is too big
受信した TIFF データのサイズが大きすぎて、処理用のメモリーが不足しました。

データを修正してデータサイズを減らしてください。

印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプションの
diskbuffer を指定して印刷してください。
受信した TIFF データは、RTIFF エミュレーションが対応していない形式(データ格納順序)
でした。

TIFF データを修正してください。

印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプションの
diskbuffer を指定して印刷してください。
Raster file width is too big
受信した TIFF データ内のビットマップイメージの幅が大きすぎて、処理できませんでした。

TIFF データを修正して、イメージデータの幅を減らしてください。
Rest of lines will be ignored
エラーなどが発生したため、残りのデータを無視しました。

エラーの原因を解消してください。
203
RTIFF エミュレーション
SamplesPerPixel(n) of photometric(m) is not supported
受信した TIFF データは、RTIFF エミュレーションが対応していない形式でした。

TIFF データを修正してください。
tiff: No space
受信した TIFF データの処理に必要なメモリーが不足しました。

データを修正してデータサイズを減らしてください。

印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプションの
diskbuffer を指定して印刷してください。
tiff: No memory
受信した TIFF データの処理に必要なメモリーが不足しました。

データを修正してデータサイズを減らしてください。

印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプションの
diskbuffer を指定して印刷してください。
tiff: tiff_data_error
受信した TIFF データ内に、サポートしていない形式や値、および不適切なタグ、ビットマ
ップイメージの情報が含まれていました。

データを修正して、適切な情報を記述してください。
TIFF tiled image is not supported
受信した TIFF データは、RTIFF エミュレーションが対応していない形式でした。

TIFF データを修正してください。
思いどおりに印刷できないとき
TIFF データ、または CALS データが縮小(または拡大)されて印刷される
本機の解像度と TIFF データ、または CALS データの解像度が異なるために発生しています。
TIFF データと同じ解像度を印刷条件や印刷オプションで設定してください。TIFF データと
同じ解像度が設定項目にないとき、または複数の解像度が混在するときは、印刷条件の「実
サイズ変倍」を「する」に設定するか、または印刷オプションの「tifffit」を指定してく
ださい。
画像イメージが用紙の片端に寄って印刷される
以下のいずれかを指定してください。

印刷条件の「印刷領域」を「最大」にする

印刷オプションの「maxarea」を指定する

印刷条件の「中央配置」を「する」にする

印刷オプションの「center」を指定する
主に図面系データを印刷するときに設定、または指定することをお勧めします。
横長の TIFF データ、または CALS データが縦方向に印刷され、画像が切れてしまう
204
RTIFF エミュレーション
印刷条件の「印刷方向」の初期値が「ポートレイト」に設定されているためです。横長のデ
ータを正しく用紙に印刷するには、印刷条件の「印刷方向」を「ランドスケープ」に設定す
るか、印刷オプションの「landscape」を指定してください。
また、印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するか、印刷オプションの「autopaper」
を指定することでもデータに合わせた用紙方向で印刷できます。
自動トレイ選択ができない
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するか、印刷オプションの「autopaper」を
指定します。
自動トレイ選択で1つ大きい用紙サイズが選択される
スキャナーで作成した TIFF データは、指定した定形サイズより若干大きく作成されること
があります。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」にして「用紙超過率」を設定するか、印刷オプショ
ンの「autopaper」にオプションの「超過率」を指定してください。
印刷オプションの記述例:autopaper=10%
印刷がうまくいかない
操作部に「99:ワーニング」や「P1:コマンドエラー」などが表示されているときは、エラ
ーメッセージを印刷して対処してください。
エラーメッセージを印刷するには、本機の操作部にエラーが表示されている状態で RTIFF
の「印刷条件リスト」を印刷してください。
ほかのエミュレーションに切り替えたり、プリンターの電源を切ったりするとエラーメッセ
ージの詳細は解除されます。その場合は、印刷条件の「エラー印刷」を「する」に設定する
か、印刷オプションの「errorprint」を指定して、もう一度 TIFF データを印刷してくださ
い。エラーメッセージの詳細が出力されます。
エラーメッセージについては、P.198「エラーメッセージ」を参照してください。
大量枚数のマルチ TIFF データが全ページ印刷できない
RTIFF が使用するメモリー領域が足りません。
印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプションの
「diskbuffer」を指定してください。
大きい用紙サイズで、大容量の TIFF データ、または CALS データが印刷できない
RTIFF が使用するメモリー領域が足りません。
印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」、または印刷オプションの「diskbuffer」
を指定してください。データ量が多いため処理に時間がかかることがあります。データイン
ランプが点滅していれば、
本機にデータは届いています。
そのまましばらくお待ちください。
印刷条件の「実サイズ変倍」
、または印刷オプションの「tifffit」を指定すると印刷が遅
い
TIFF データ、または CALS データの解像度が本機の解像度と異なるため、変倍処理に時間が
205
RTIFF エミュレーション
かかっています。
TIFF データ、または CALS データと同様の解像度を印刷条件、または印刷オプションで指定
してください。
TIFF データ作成時(スキャン時)に生じる、データ端の影を除いて印刷したい
印刷条件の「右余白」
「下余白」
、または印刷オプションの「rightspace」
「bottomspace」を
指定します。
この設定は、TIFF データを白く上書きします。データ左端、上端の影を除くことはできま
せん。
A3 よりも大きい画像データは A3 に縮小印刷、A3 以下の画像データは等倍印刷をしたい
印刷条件の「自動縮小」で「A3 に縮小」又は印刷オプションで「autoreduce=A3」と指定し
ます。
出力する TIFF データの解像度が本機の解像度と異なるときは、出力する TIFF データのサイ
ズ検知が正しくできません。その場合は「TIFF データが縮小(又は拡大)されて印刷され
る」を参照して対処してください。自動用紙選択も同時にするときは、印刷条件の「自動用
紙選択」を「する」に設定するか、印刷オプションの「autopaper」も指定します。
RPCS ドライバーの「集約印刷」と同様の印刷をしたい
印刷条件の
「マルチカラム」
「マルチロー」、
または印刷オプションの
「multicols」
「multirows」
を指定すると、
「集約印刷」と類似の結果を得ることができます。
マルチ TIFF データをファイル単位で部数指定したい
印刷オプションの「qty」を指定してください。このとき「pjl=on」もあわせて指定してく
ださい。
lpr 印刷で印刷オプションを指定したい
印刷コマンドの使用方法は、
『ネットワークの接続/システム初期設定』
「Windows からファ
イルを直接印刷する」を参照してください。
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