YC-V11 FT-817 改 操作説明書 YC-V11 FT-817 の CAT system を使った半自作トランシーバーである。 軍用無線機のようなシンプル is ベストで、間違っても DX を追いかけるようなものではない。 概要 VFO-A/-B 以外は YC-V11 基板のメモリー(EEP-ROM)を使用。 メモリーは VFO-A/-B 別に BAND Memory は下記のように 15BAND ある。 0 1 0.1 =< f 1.8 - 3.0 =< 1.8 AM 1.9 MHz 2 3 3.0 - 6.0 6.0 - 9.0 3.5 MHz 7 MHz 4 9.0 - 13.0 10 MHz 5 13.0 - 17.0 14 MHz 6 17.0 - 20.0 18 MHz 7 20.0 - 23.0 21 MHz 8 9 23.0 - 27.0 27.0 - 33.0 24 MHz 28 MHz --- 1 10 11 33.0 - 56.0 76.0 - 108.0 50 MHz --- 2 WFM --- 3 12 108.0 - 137.0 13 137.0 - 154.0 Air --- 4 144 MHz --- 5 14 420.0 - 470.0 430 MHz --- 6 また、前述の A/B の BAND Memory 以外にメモリーチャンネル(MEM channel)が ch-0~9 の 10 チャンネルがある。 FT-817 で使用できる周波数範囲 0.100 - 33.000 - 56.000 MHz 76.000 - 108.0 - 137.0 - 154.000 MHz 420.000 - 470.000 MHz 従って周波数の UP/DN は下記のバンドデーター内で UP/DOWN される。 (他のバンドには移動しない) 1= 0.100 - 33 MHz 2= 3= 33 - 56 MHz 76 - 108 MHz WFM only 4= 5= 108 - 137 MHz 137 - 154 MHz 6= 420 - 470 MHz YC-V11 基板の設定 ロータリーエンコーダー(RE) か タクトスイッチ(PB) の選択はジャンパー(JP)SW で行う。 RE の時は JP をショートにし、PB の時は JP をオープンにする。 ロータリーエンコーダー(RE) または タクトスイッチ(PB) の左右・上下操作で全ての操作が出来るよ うになっている。 タクトスイッチ(PB) 選択時は、周波数の変更時は押し続けることで自動で UP/DOWN が出来る。 FT-817 本体の設定 CAT RATE(RS-232C) の動作設定は、 9600bps, ( 8bits, 2stop, No party ) とする。 使用アンテナの設定は、各バンドごとに 全て REAR に変更する。 パネル操作面 AUDIO ハンドセットを接続 MAIN SW VOL(Volume) OFF <-> ON(RX のみ) <-> TX/RX <-> LIGHT ボリューム SQL(Squelch) LEFT - RIGHT スケルチ LCD 上のメニュー操作の選択、左右にカーソルが移動 UP – DOWN HOME カーソル移動で選択されたメニュー(周波数やモードその他) の変更 51.0 80.2 132.4 145.0 433.0 の HOME 周波数を呼び出す 長押しで VFO 時に BAND Memory の記録(BAND 変更時は自動で) また MEM-CH 時に MEMory 周波数等を記録 TUNE AUTO ANTENNA Tune 動作(3.5~50MHz の時のみ) 電源スイッチ ON 時は メモリーリセット動作(後述) ACC コネクター CW パドルの接続や電源・他いろんな端子が出ている。 (回路図参照) いろんな操作で待機時間を結構長く取っている。RE を速く回してもその設定は一定以上早く ならないようにしている。 また、YC-V11 の JP 設定は実際の操作(RE または PB) と合わさないと up/down がうまく動作しない 事があるので注意すること。 頻繁に周波数等を変更しないなら RE よりタクトスイッチ(PB) の方が操作がしやすいです。 DISPLAY メニュー表示の説明 R/E の LEFT – RIGHT / UP – DOWN で Display に表示されている全ての操作が出来る。 o^123 o^123, 123,456, 456,78*A^F 78*A^F |- BAND 変更 |- BNC/WHIP 選択 (SWR, S) |- MODE(LSB/USB/CW/CWR/FM/AM) |- VFO/MEM-CH の切替 | - A/B or CH no.0~9 の変更 |- BAND or MEM 記録時に(*)を表示 ・周波数の変更は、変更する桁にカーソルを移動し、周波数を変更する。 ・変更する桁以下は以前のままであるので必要なら先に 00 等にしておくこと。 ・BNC「o」と WHIP「!」は全周波数でどちらでも選択変更できるがオートチューンは 3.5~50MHz 以外はチューン動作しない。 ・オートチューン時は「-」と「H」が表示され、最終的にどちらかの表示になる。もし、 「H」が 表示された時は SWR が高いのでアンテナの長さや GND 等の対策が必要である。 ・受信時(RX) 時は S メーターの数値が表示される。 ・また、送信(TX) 時は 常時 SWR が表示されるので SWR を確認することが出来る。 ・現在 BNC または WHIP ANT のどちらかの確認は左 1 桁目にカーソルを移動する。 メモリーリセット TUNE スイッチを押しながら電源スイッチを入れる。 PIC CPU のプログラムを変更した時などではメモリーは何も入っていないので前述の操作で メモリーデーターを転送すること。 VFO(A/B) と MEM-CH について VFO 時は A または B が、または MEM-CH 時は 0~ ~9 の数字がディスプレー上に表示される。 VFO と MEM-CH の変更は右から2つ目に L/R でカーソルを移動し、U/D で変更する。 この VFO と MEM-CH を切替した時は、変更する前の周波数データーなどを記録する。 VFO 時は、大幅に別の周波数に変更する場合は左から2つ目に L/R でカーソルを移動し、 U/D で他の BAND に変更することができる。この BAND 変更した時は変更前の周波数等が 自動的に記録される。 (周波数の桁で他の BAND に変更した場合は自動で記録されない) また、HOME を長押しすることで現在の周波数等を手動で記録することもできる。 MEM-CH 時は、周波数等やチャンネルを変更しても自動的に記録されない。現在のチャンネル の周波数等を記録するには手動で HOME を長押しし記録する必要がある。 この MEM-CH 時も BAND 変更を使用できるが VFO 時のように自動的に記録されない。 CW 運用 について CW 運用はモードを CW に変更し、パドルを操作することで PTT スイッチを押すことなしに 自動的に CW 運用が出来る。但しディスプレーを含む操作面は受信待機の状態のままである。 パドルの接続は「ACC コネクター」の M(ドット)、R(ダッシュ)、A(GND) の接続で操作できる。
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