連続造粒システム「DOME-EX COMBI」発売のお知らせ 2014年8月25日 株式会社ダルトン 当社は、2010 年の㈱イトーキとの資本・業務提携を経て、2011 年の同社への連結子会社化を“第 2の創業”と位置付け、当社グループ内で独自の技術ノウハウの集約を進めてまいりました。 この度、高品質の固形製剤を恒常的に生産するための連続造粒装置を開発し、当社グループ企業 である不二パウダルを製造元として発売する運びとなりました。 連続造粒システム :「DOME-EX COMBI」(ドームイーエックス コンビ) 当社オリジナル製品のドーム型押出造粒機をさらに進化させ、錠剤製造工程における打錠前顆粒 の製造に適した新製品「DOME-EX」を開発しました。 近年、医薬品業界では製造の連続システム構築への関心が高まっています。これまでのバッチシ ステムでは、生産量を調整するためには、都度バリデーション承認を必要とするバッチスケールの 変更が必要です。また、バッチスケールの変更に伴いデザインスペースの検証も必要となります。 一方、連続システムとすることによって、生産量は生産時間の調整によりコントロールが可能と なります。つまり、連続システムを導入することにより、バリデーションやデザインスペースの検 証にかかる時間を大幅に削減でき、コスト削減にもつながります。 さらに、この連続システムに押出造粒を導入することにより、主薬含量均一性が高い顆粒を得るこ とができます。押出造粒法は、比較的静的な粉体粒子の運動の下で造粒を行うため、粉体の偏析を 抑えた状態で顆粒を製することができます。 また、混練~造粒までを複合することにより、工程の簡略化によるコストダウンに加え、工程間の 移動によるコンタミ等のトラブル回避を実現しました。 上記「DOME-EX」に当社オリジナル製品である高速撹拌混合機スパルタンミキサーを組み合わせ た「DOME-EX COMBI」では、計量した原料粉体を投入するだけで混合~混練~造粒までを単一装置 で処理し、より一層の工程簡略化が可能となります。 また、新たに開発した半球状の造粒スクリーン(ドームダイ)により、ソフトな顆粒が得られ、 より打錠に適した顆粒を連続で製造できる製品です。 【製品の特長】 1. 混合-定量供給-混練-押出造粒を複合化 2. スパルタンミキサーによる精密混合 3. 加水装置内蔵で造粒状況に応じて水分量を調整可能 4. 打錠に適した柔らかい円柱顆粒が得られる 5. φ0.3mm のソフトな細顆粒造粒が可能 6. L/D が揃った顆粒が得られます 7. GMP やHACCP に対応した分解洗浄性 精密混合が可能なスパルタンミキサーを内蔵 造粒部 造粒品φ0.3mm ※当製品に関する情報は下記URLからもご覧頂けます。 http://www.dalton.co.jp/products/powder/4_granulate/23.html 【新製品に関するお問合せ先】 株式会社ダルトン パウダー・システム機器事業部 事業企画課 TEL:072-947-5260
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