file://H:\サーバー\lachesis20111116\Manual\Logic\digital4.html 順序回路 [組合せ回路] [課題] RST フリップフロップ RS フリップフロップと T フリップフロップの動作を兼ねた動作をするものに、 RST フリップフロップがあります。表27のように、表24(RS フリップフロップ)と表25(T フリップフロップ)とを組み合わせた動作をし ます。入力に二つ以上"1"があると、出力が不定になります。 1/6 ページ file://H:\サーバー\lachesis20111116\Manual\Logic\digital4.html D フリップフロップ 遅延( delay )またはデータ( data )のDから由来する、 D フリップフロップがあります。その名のとおり、入力データを保持でき、遅延素子として使うことができます。表28と図35に示すように、クロック・パルス に同期して、それ以前の状態を記憶します。 マスタ・スレーブ・フリップフロップ ゲート回路とフリップフロップを組み合わせた回路を2段カスケード接続 (縦つなぎ)したものを、マスタ・スレーブ・フリップフロップ ( master-slave flip-flop )といいます。これは、フリップフロップの構成法を示 す言葉で、すでに述べた種々のフリップフロップを使って、マスタ・スレーブ型のフリップフロップを作ることができます。 図36に、JK フリップフロップを用いた場合を示します。前段は、入力信号記憶用のマスタ・フリップフロップで、後段は記憶内容の出力用スレーブ・フリップフロップです。 2/6 ページ file://H:\サーバー\lachesis20111116\Manual\Logic\digital4.html なぜこのように、マスタとスレーブという2段に分けた複雑な回路構成にするのでしょうか。これを、図37のタイム・チャートを使って考えてみましょう。この図から、CKの立上りに同期して、マスタ・フリップフロ ップの出力状態 Qnが、表26のとおり決まることがわかります。一方、スレーブ・フリップフロップのクロックは、もとのCKを反転したものが入力されます。このため、スレーブ・フリップフロップは、CKの立ち下 がりに同期して変化することになります。つまり、CKの立上りは入力を読むだけで、状態が確実に決まった半クロック後に出力を変化させます。このように、マスタとスレーブの動作に半クロック分の遅れが あるため、信号に少々の遅れがあっても確実に動作するわけです。とくに実際の素子では、内部での信号の遅れは避けられず、マスタ・スレーブ構成のフリップフロップが使われています。 3/6 ページ file://H:\サーバー\lachesis20111116\Manual\Logic\digital4.html [課題] 1. 各フリップフロップの違いをタイムチャートを観察してよく理解して下さい。 2. CK=0のとき、S=R=0、CKが0から1へ変化すると、S=D、R=D~を出力する回路である。CK=1の状態が続くとき、Dの値が変化しても、出力S、Rの値は変化しないことを示せ。(この回路はポジティブ(立 ち上がり)エッジトリガフリップフロップを実現するとき用いられる。) 4/6 ページ file://H:\サーバー\lachesis20111116\Manual\Logic\digital4.html ヒント 5/6 ページ file://H:\サーバー\lachesis20111116\Manual\Logic\digital4.html 6/6 ページ
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