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BeaconCast
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ITRC Meet 35
中尾彰宏
東京大学情報学環
2014/6/17
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仮想化対応 無線LANアクセスポイント
•  無線アクセスポイント(AP)の仮想化技術
–  APを仮想化しスライスと呼ばれる状況に応じた柔軟な資源確保を行う
–  動的に通信の品質を変えるネットワーク資源の再構成を可能とする
–  端末からクラウドへのアクセスを支援する機能をプログラムとして動的・迅速
に導入し複数のアクセスサービスを独立に提供可能とする
携帯端末
(Slice1)"
PC"
(Slice3)"
携帯端末
PC"
携帯端末
(Slice2)"
無線アクセスポイント
従来の(仮想化非対応の)無線アクセスポイ
ントでは固定的で単一サービス提供に限定
PC"
(Slice1)"
携帯端末
(Slice3)"
無線アクセスポイン
ト
(仮想化対応)
PC"
(Slice2)"
無線AP仮想化による動的な資源確保と複数企
業による異なるサービスを独立に提供可能
2"
仮想化対応 無線LAN (WiFi)アクセスポイントの外観
設置のための要件
•  無線アクセスポイントの電源(通常の100V接続 消費電力はアイドル時9W, 通常24W)
•  無線アクセスポイント設置スペース(約10x10㎠)
注1:WiMAXやFOMA/LTEでインターネット接続
注2:総務省技術適合取得済み
注3: メンテナンスは全て遠隔で制御 (独自制御システムによる)
3!
無線アクセスポイント仮想化による!
複数の情報アクセス高度化サービスの提供例
無線メッシュによる緊急通信
クラウドに蓄積された!
緊急通信情報
先読みコンテンツキャッシュ!
による動画配信負荷軽減
クラウドに蓄積された!
動画配信コンテンツ
BeaconCast(ビーコン通信)
によるデジタルサイネージ
クラウドに蓄積された
バックアップ
スマートフォンバックアップ
無線AP仮想化により動的に資源を「スライス」として確保し、各スライス上に
複数企業の情報アクセス付加価値サービスを独立に提供することが可能となる
4!
BeaconCastの特徴
•  リアルタイム性
•  堅牢性
•  エンドユーザが情報発信可能
•  コストがかからない(WiFi と Bluetooth Low Energy (BLE)を利用)
•  エンドユーザに負担をかけない(アプリケーションを起動するだけ)
•  グローバルインフラが利用できないときに局所的に利用可能
5!
BeaconCast
•  【認証不要】で【不特定多数】の端末に【即時性】の【同報通信】が可能
•  端末ハードウェアの改造が不要(通常はビーコンを受信する機能を備える)
•  テキストであれば瞬時、画像( 数百KB)であれば数秒以内で送信可能
•  緊急通信や「最初の一歩サービス」(デジタルサイネージ)等への応用が可能
6!
BeaconCastを用いた
エンドユーザによる局所緊急通信
7!
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8!
9!
結論
• プログラム可能な通信インフラで様々な新しいサービス
が迅速に展開可能となり「革新的ネットワークサービス の
創成」の黎明期である
• 付加価値サービスを複数干渉しない形で実現できる仮想
化対応の無線アクセスポイントにより、無線アクセスサー
ビスの差別化・高度化が実現可能である
• オリンピック2020に向けたInboundの旅行者向けの無線
アクセスサービスに利用が期待されている
• 様々な企業と協力し事業化が進んでいる
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