BR−LS速硬

BR−LS速硬
欠損部補修・断面修復用
軽量ポリマーセメント
モルタル( 速硬型)
2材形
「BR-LS速硬」は特殊速硬性無機質結合材と軽量骨材及びガラス繊維を主体とした
粉体(主材)と、アクリル樹脂からなる混和液で構成されたポリマーセメント系軽量速硬
モルタルです。
エポキシ軽量モルタルと同等の欠損部充填に使用する材料であり、速硬性製品なので断
面修復の工程時間短縮に適しています。
特 長
優れた速硬性
特殊速硬性無機質結合材を使用することにより、長い可使時間(60分
/23℃)を保持しながら、混練後約3∼6時間で塗り重ねができます。
環境条件によって異なりますが、1日に2∼3工程の塗り重ねが可能
で、工期の短縮が図れます。
軽量・安全
材料混練後の単位容積質量が約1.48kg/ℓと軽く、普通モルタル(約
2.0kg/ℓ)に比べ、運搬、塗り作業が簡単に行えます。
また、完全無機・水系材料なので、
エポキシ軽量モルタルに比べて、安全
で取扱いが容易です。
耐久性
ポゾラン反応機構を製品中に組み込んでいるので、長期的に安定した
強度を保持します。
さらに熱膨張係数・長さ変化率が小さい為、温度変
化や乾燥収縮による亀裂や剥離を抑制し、建築物の長寿命化に貢献し
ます。
用 途
・コンクリート・モルタルの欠損部補修・断面修復用
・一般建築物の内外装及びコンクリート構造物の補修
・
「キクスイBR工法用」欠損部補修・断面修復
・低温時や工程時間の短縮を図る場合
適用下地
・コンクリート・セメントモルタル・PCパネル等
工 程
下地調整
材 料 ・ 調 合
BR−LS速硬
施工用具・条件
主 材:20 ㎏
混和液: 2㎏
清 水:2.8∼ 3.8 ℓ
単位容積質量
約 1.48 ㎏/ℓ
金ゴテ
塗回数
間隔時間(23℃)
使用量
1以上
工程内
4時間以上
約 14kg/㎡
約 1.8㎡
(約10㎜ 厚)
練り上り容量
塗 厚
積算比重
1㎥必要量
約 17ℓ
5 ∼ 50 ㎜
1.30
約 59セット
(注) 上記の各数値は、全て標準のものです。施工方法、施工条件により各々多少の幅を生じることがあります。
欠損部補修・
断面修復用
軽量ポリマーセメント
モルタル(速硬型)
BR−LS速硬
2材形
主 材 NET 20 kg/袋入
混和液 NET 2㎏/ポリ容器入
1.欠損部の脆弱部を除去し、汚れ及び付着物は研磨紙、布及び水洗い等により除去して下さい。
2.鉄筋が露出している場合は、
スクレーパー、
ワイヤーブラシ、研磨紙等により錆を除去し、錆止め処理をして下さい。
3.調合は、混和液2kgに清水2.8kgを加え主材20kgを高速ミキサーで攪拌しながら徐々に加え、
まま粉ができないよう十分混練し、
0∼1ℓの清水で適性軟度に調整してください。
4.1回の塗り厚は30 ㎜以下です。それ以上厚塗りする場合は数回に分け、
くし目を入れ硬化状態を見ながら塗り重ねて下さい。
5.調合後の可使時間は、1時間以内(20℃)です。
6.大きな面積については、
アンカーピン、
ステンレス線、
メッシュ等を併用して施工して下さい。
7.気温が5℃以下の場合は施工を避けて下さい。
8.強風及び降雨、降雪の場合又はそれらが予想される場合は施工を避けて下さい。
1.混和液は、直射日光下及び0℃以下での保管は避けて下さい。
2.粉体は、湿気や水掛かりに注意して保管して下さい。
●安全にご使用いただくためのお願い
このカタログに掲載の製品を取扱う際は、各製品の容器に表示されている注意事項をよく守って下さい。
特に、引火性及び有害性のある製品の場合は、警告文をよくお読み下さい。
詳細な内容が必要な場合には、安全データシート
(SDS)をご参照下さい。
〈注 意〉
1.
このカタログに掲載の製品は、予告なしに仕様や取り扱いを変更することがあります。
2.諸官公庁等の特記仕様がある場合は、それを最優先して下さい。
3.改修・改装の場合には、標準施工仕様と異なる場合がありますので最寄りの営業所にご相談下さい。
●このカタログは2014年5月の情報により作製しております。
vol.1 14.5