水曜日5限(富士見坂校舎 F406 教室) 「協働組合論」 一人ひとりが尊重され、生き活きと暮らし続ける社会を実現していくため、協同組合や NPO 等の非営利 市民事業による様々な取り組みが行なわれています。グローバリズムが加速する中で、貧困根絶や仕 事の創出等に関する協同組合の貢献は国際的に評価されており、国連は 2012 年を「国際協同組合年」 として宣言しました。 一方、日本では人口が減少し、超高齢社会に突入し、働く者の数が減少する中、経済ばかりでなく社会 システムの停滞・行き詰まりが表面化していますが、こうした問題に市場や行政だけでは十分に対応でき ない状況下においても、諸外国のように生協等の協同組合による実践の価値や可能性が広く認識され ているとはいえません。 なぜ今、「非営利・協同」の運動と事業に期待がよせられているのか。1980 年の ICA(国際協同組合同 盟)大会においてレイドロー報告が提唱した協同組合の4つの優先分野の課題を中心に検証することを 本講座の中心テーマとし、協同組合あるいは非営利市民事業の歴史的社会的背景、現状、そして今後 の展望や可能性について、第一線の学者および実践者による講義を行ないます。 問い合わせ:担当教員(杉崎) 開催日 第2回 4/15(水) 第3回 4/22(水) 第4回 4/29(水) 第5回 5/13(水) 第6回 5/20(水) 第7回 5/27(水) 第8回 6/3(水) 第9回 6/10(水) 第 10 回 6/17(水) 第 11 回 6/24(水) 第 12 回 7/1(水) 第 13 回 7/8(水) 第 14 回 7/15(水) テーマ 担当講師(敬称略) 現代社会における非営利・協同セ 宮崎徹/日本女子大学非常勤講師(前内閣府参 クターの意義と展望 与) 新しい公共空間と市民参加 林和孝/地域生活研究所前事務局長、NPO法人・ ストライドクラブ理事 女性たちが担う新しい働き方の可 古田 睦美/長野大学環境ツーリズム学部教授 能性―サブシステンス・ワーカーと は― 協同組合法制の変遷と今日的課 堀越芳昭/山梨学院大学・同大学院 元教授、現 題 非常勤講師 生活クラブ運動と協同組合原則 河野栄次/生活クラブ東京元理事長 生活者運動と政治参加 食を取巻く課題と協同組合の役割 大西由紀子/東京・生活者ネットワーク代表委員、 元都議会議員 加藤好一/生活クラブ連合会会長 地球と身体にやさしい食~私の食 近藤惠津子/NPO コミュニティスクール・まちデザイ が世界・地球をつくる~ ン理事長 ワーカーズ・コレクティブの理念と実 和田安希代/ワーカーズコレクティブ スーユンタン、 践 小柳智恵/東京ワーカーズ・コレクティブ協同組合理 事長 地域福祉における非営利・協同の 池口葉子/NPO 法人アビリティクラブたすけあい理事 可能性 市民金融によるコミュ二ティ・エンパ 坪井眞里/東京コミュニティパワーバンク理事長 ワーメントと生活困窮者支援への挑 木村真樹/コミュニティ・ユース・バンク momo 代表 戦 理事 若者と協同組合―韓国の事例から 桔川純子/NPO 法人日本希望製作所 副理事長、 法政大学・明治大学・成蹊大学非常勤講師 ① 全体まとめの講義 米倉克良/生活クラブ役員室(コーディネーター) ② ワークショップ
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