平成26年度 佐賀市エコプラザ運営委員会の会議結果について 平成26年度 佐賀市エコプラザ運営委員会の概要は下記のとおりです。 記 1.開催日時 平成27年2月23日(月)14時00分から16時10分まで 2.開催場所 佐賀市清掃工場(佐賀市エコプラザ)2階会議室 3.出席者氏名 ◇運営委員会委員 9名 宮島徹(委員長)、前山博美、茶納三津栄、田中みゆき、横井大輔 西勝弘、喜多浩人、右近正文、森清志 (敬称略) ◇事務局 4名 小峰隆一(循環型社会推進課副課長兼庶務係長)、山田勝利(循環型社会 推進課主幹兼3R推進係長)、田中玲子(循環型社会推進課3R推進係)、 川原田格(循環型社会推進課3R推進係) ◇佐賀市エコプラザごみ減量啓発業務委託団体 NPO法人さが環境推進センター 2名 4.議題 平成26年度 佐賀市エコプラザごみ減量啓発業務運営状況について 5.会議の公開または非公開の別 公開(ただし、評価票の作成中は非公開) 6.傍聴者数 0名 7.議事 1 ○環境部副部長挨拶 ○委嘱状の交付 交代による委嘱委員2名への委嘱状の交付 ○事前説明 配布資料の確認と、運営委員会について注意点や評価方法を事前説明。 ○平成26年度佐賀市エコプラザ事業実績の報告 事 務 局:資料3「平成26年度佐賀市エコプラザ事業実績(H26.4~H27.1)」 に基づき説明。 NPO法人:資料3-1「平成26年度佐賀市エコプラザごみ減量啓発業務委託 事業報告書」に基づき説明。 質疑応答 委 員:啓発業務実績数について、講座に目標数をあげるのは必要だと思う が、持込み数に目標数をあげるのはおかしい。啓発が進めば、持込む 量も少なくなってくる。持ち帰り数が反転して多いというのはあり得 る。また、持ち帰りは販売も兼ねているので収入があると思うが、何 に使われているかを知りたい。 NPO法人:持込み数の目標数は、前年度の持込み実績に比例した目標数を設定 している。また、持込み数より販売数が上回っている理由は、着物な どから数点のリメイク品を作成するためであり、必ずしも持込数と一 致はしない。売り上げに関しては、講師謝金やアルバイトスタッフへ の支払い、イベントの経費など、エコプラザの運営に充てており、佐 賀市に報告を行っている。 委 員:販売価格が高い。公共の物であるならば、安価で設定すべきという 意見があるので、売上を伸ばすために高く設定するなどの悪循環が起 きないことを望む。 委 員:環境NPOの中間組織が必要になってきている。エコプラザでいろ んな団体が活動できるようにしていくべきであり、公募型で呼び込 む方法を取ってはどうだろうか。 2 事 務 局:委託の仕様で、再生品を売却した収入や講座受講料の収入は、エコ プラザのごみ減量啓発経費に充てており、業務完了後は収入決算報 告書を提出している。また、販売価格が高いという意見があるなら ば、今後注意していきたい。 委 員:販売価格は、高くても売れていて、それを有効に使っていれば高く していいと思う。 NPO法人:公共の場だから安くした方がいいという意見には反対である。価値 のあるものをその値段で販売するのが正当であると思う。 当初は「ごみなので無料でいいのではないか」という意見が多かっ たが、エコプラザは物を大切にすることを啓発する場所であり、価 値とは使う側の心の問題なので、お金だけではない価値観を伝える 役割があると思う。 委 員:安く販売すると、すぐ捨ててしまう可能性がある。 委 員:リサイクルの件数が減ったという話があったが、理由に廃品回収業 者の普及があげられる。ボランティアも無償で活動をしているわけ ではない。中間型が浸透してきているが、社会の中で必要であり、 物の動きとして認めるような社会づくりを求められている。ボラン ティアとのバランスが今後の問題である。 委 員:ボランティアの活動数が減っている理由は何か。 NPO法人:年度の途中で辞めた方や、年度の後半から活動を始めた方がいるの で、前年度より活動数が減少している。 委 員:活動目的に対して思うところがあって参加しなくなったのではない のか。 NPO法人:グループで登録されていた方々が、他の施設に移られたためである。 その後、個人の方が登録されたため、登録数は前年度と同数である。 3 委 員: 見学の受入れができなかった状況があれば、その状況を確認したい。 また、山間部の小学校は2年に一度見学に来られているが、平野部 の小学校で数年見学に来られない学校があるので、どういうアプロ ーチをしたら来てもらえるか。 委 員: 山間部の小学校は、児童数が少ない。社会科の学習や総合的な学習 も複式学級であるため、清掃工場のみの見学を実施するのは難しい が、2・3年に一回は見学を実施している。 NPO法人: 山間部の小学校は、今年度も見学に来られている。問題は平野部の 小学校である。2、3年ほど来られていない学校があるため、アプ ローチをし直して、社会科見学に入れてもらうようにしたい。 委 員: 学校によってカリキュラムの立て方があり、何を重点にするかを検 討している。基本的には地域にあるところを中心に考えるが、大規 模校というのがあると思われる。また、学習形態によっては、見学 に行かずに資料を使っての学習もある。 委 員: アプローチの仕方として、学校教育から教育課程の指針が出ている 時期だと思うが、今からでも間に合うだろうか。 委 員:1月から3月までの間に教育課程の論議をして、3月半ばまでに教 育委員会に提出し、4月に校長が代わった場合は方針も変わるため、 もう一度出し直している。今は教育課程を論議して作成している 時期だと思う。 NPO法人:学校で断るケースは、秋の繁忙期くらいで多くはなく、年に2、3 件程度。自治会に関しては、少人数であれば、同じ時間帯で2件受 け入れる場合もある。場合によっては、学校もそういう対応が可能 だと思われる。また、バスが取れなかったことによるキャンセルも あった。 委 員:見学にきても本当にそれが子どもたちの意識や行動に繋がっている かアンケートを取っているか。また、意識が繋がるのは中学生や高 校生だと思うため、アプローチすべきだと思う。 4 事 務 局:見学を終わった後のアンケートを見ると、意識が高まっているのが わかるが、その後の確認はしていない。各学校でISOなどでいろ んな取組みをされているので、その中で今後もう少し見ていく必要 がある。中学生については、ISOの担当者会議で見学の案内をし ているが、カリキュラムの問題もあって、その時点では遅いかと思 う。ごみ処理施設の統廃合がH25とH26とあり、その時にごみ 処理施設が変わる地区の中学校に直接電話をかけて案内をした。そ の結果、1校であるが見学に来られた。こういった形で今後直接ア プローチをかけるのもひとつの方法かと思う。 高校生については、エコプラザとは、直接関係ないが、3年前から 高校生エコチャレンジというイベントを通じて啓発を行っている。 エコプラザを活用した中学生や高校生への啓発については、今後、 検討していきたい。 NPO法人:家の人を連れてくる子どもたちが多くなってきており、伝わってい るのを感じる。 委 員:子どもたちの声や、環境に関する取組みの様子を見ていると、エコ プラザで学んだことが生きているのを感じることがある。 NPO法人:子どもたちが見学した後すぐに「ぼくたちに何ができるか」という 答えを導き出し、資源になることが難しい200㎜の牛乳パックの 資源化の取組みを始めたという報告があった。また、子どもたちが 見学をした後の行動が、明らかに他の子どもたちと変わってきたと いう学校からの声もあり、それなりの評価をいただいていると感じ ている。 委 員:NPO法人での取組みをたくさんされていて感心した。子どもたち は正しくごみの分別をしており、大人が子どもに学ぶことが多い。 地域でごみについては真剣に取り組んでおり、非常にいい環境であ ると思う。 委 員:環境に対する意識付けは、いかに多くの人に知ってもらうか、そし て行動に移してもらうことが大事である。誰を対象としているかを 5 明確に打ち出し、ターゲットによって施策の打ち方が違うと思うの で、それに沿ったやり方をした方がよいと感じた。 委 員:一般の団体の方の地域性の偏りがないか。あるとしたら自治会や地 域への呼びかけを積極的に行った方がよい。 NPO法人:地域性はわからない。3年ほど続けて公民館を回ったが、 「交通手段 がない。バス代が確保できない」というのが大きな理由であるようだ。 委 員:行政全般へのお願いであるが、企業が得られている情報や地域団体 やNPOが持っている情報を集めて市民へ提供してほしい。 ○運営委員会による業務評価 ○評価結果の公表 集計の結果、基準点を超えていたので、佐賀市エコプラザの運営は、佐賀 市環境基本計画に基づいて運営されているとする。 8.問い合わせ先 佐賀市環境部循環型社会推進課3R推進係 電話番号 0952-30-2430 6
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