平成 25 年度船員災害疾病発生状況【疾病編】①

平成 25 年度
船員災害疾病発生状況【疾病編】①
死傷災害発生状況に引き続き、今回から疾病の発生状況についてご紹介します。
▽傷病発生人数（死亡者数）
船
種
25 年度
24 年度
外内航船
２６２人（5 人）
２９９人（10 人）
漁
船
２４２人（2 人）
２５８人（6 人）
※その他
１０３人（2 人）
１０５人（0 人）
合
計
６０７人（9 人）
６６２人（16 人）
※官公庁署所属船および起重機船などの作業船
病発生状況は、前年度より 55 人減少しました。また、死亡者数も７人減少しました。
▽発生数の多い疾病（対前年比）
「筋骨格系」………１１４人・19 ％（４人減）
・椎間板障害（椎間板ヘルニアなど）…… 42 人・37 ％
・脊椎障害（脊柱管狭窄症など）……… 14 人・12 ％
・腰痛、坐骨神経痛（腰痛症など）……… 14 人・12 ％
「消化器系」………１０１人・17 ％（27 人減）
・胆
石
症（胆のう炎など）…… 16 人・16 ％
・潰
瘍（胃潰瘍など）……… 15 人・15 ％
・胃炎、腸炎（胃炎など）………… 11 人・11 ％
「循環器系」…………９２人・15 ％（10 人減）
・脳
梗
塞………………………… 28 人・30 ％
・虚血性心疾患（心筋梗塞など）…… 22 人・24 ％
・その他の心疾患（心室細動など）…… 10 人・11 ％
「感染症」…………６６人・11 ％（8 人減）
・その他のウイルス（インフルエンザ）… 52 人・79 ％
・皮膚ウイル背疾患（帯状疱疹など）…… 8 人・12 ％
・結
核………………………… 2 人・3 ％
「新生物」…………５１人・8 ％（13 人減）
・胃の悪性新生物（胃がんなど）……… 14 人・27 ％
・悪性新生物（食道がんなど）…… 11 人・22 ％
・腸の悪性新生物（大腸がんなど）…… 9 人・18 ％
「呼吸器系」…………３７人・6 ％（4 人減）
・その他の呼吸器系（気胸など）………… 12 人・32 ％
・急性咽頭、扁桃（咽頭炎など）……… 9 人・24 ％
・急性鼻咽頭炎（かぜなど）………… 5 人・14 ％
上位を占める発生数の多い疾病は、前年度と比較すると１位と２位が入
れ替わった以外は、順位に変動がありませんでした。
▽年齢階層別疾病発生状況（昨年度）
「60 歳以上」………１５１人・25 ％（１５１人・23 ％）
「59 歳～ 50 歳」……２０７人・34 ％（２２５人・34 ％）
「49 歳～ 40 歳」……１０８人・18 ％（９５人・14 ％）
「39 歳～ 30 歳」………７８人・13 ％（９２人・14 ％）
「30 歳未満」 …………６３人・10 ％（９９人・15 ％）
年齢階層別では、死傷災害と同様に高年齢者船員（50 歳以上）が全体の
半数以上（59 ％）を占めています。
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