影山克明 - 航空新聞社

第 2246 号
(第3種郵便物認可)
WING Travel
2015 年(平成 27 年)1 月 5 日
(5)
海外旅行の現地手配
サービスの専門集団
感動のそばに、いつも。
代表取締役社長
松田 誠司
東京 東京都港区新橋3-3-9 KHD東京ビル
大阪 大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA
社団法人
日本海外ツアーオペレーター協会
会 長
株式会社ジェイティービー
代表取締役社長
株式会社サイトラベルサービス
代表取締役
大畑 貴彦
旅のご相談は全国で 5500 社
全旅協加盟の旅行会社へ
変化に対応しĂ常にお客様の立場で考えĂ
選ばれ続ける会社を目指します。
一般社団法人
株式会社ユナイテッドツアーズ
台湾観光局
会 長
台湾観光協会東京事務所
江 明清
〒 105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-20 田中山ビル 5 階
TEL:03-5401-3600FAX:03-5401-3661http://www.anta.or.jp
〒105-0003東京都港区西新橋1-5-8-503
TEL:03-3501-3591FAX:03-3501-3586
[email protected]://jp.taiwan.net.tw/
影山克明
〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1-23-1
(住友不動産神田ビル2号館)
ホームページアドレスhttp://www.noe-j.co.jp
稲田 正彦
所長
二階 俊博
代表取締役社長
代表取締役社長
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-6
紀尾井町パークビル2F
TEL:03-5214-0620FAX:03-5214-0622
ホームページアドレスhttp://www.utd.co.jp
トラベル懇話会
会長
二宮 秀生
〒102-0082 東京都千代田区一番町13-3-2F
㈱TJホスピタリティ内
TEL03-6682-5674 FAX03-6682-5676
www.tmclub.jp
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旅は心の日付変更線
WING Travel
努力と挑戦
国内・海外・訪日旅行のご用命は
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〜新しい50年が始まります〜
学ぶ旅の創造
東日観光株式会社
代表取締役社長
米村 道章
〒104-0045 東京都中央区築地4−7−5
築地KYビル
TEL: 03-5148-1711 FAX: 03-5148-1712
http://www.tonichi.co.jp
㈱アサヒトラベルインターナショナル
代表取締役社長
白水 政治
〒103-0027東京都中央区日本橋2-14-1フロントプレイス日本橋
TEL:03-6735-3000FAX:03-6733-4601
代表取締役社長
福田 叙久
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-16-1
TEL:03-3291-4041 FAX:03-3233-2471
ホームページアドレス http://www.ati-jp.com/
まかせて安心。プロの旅。
一般社団法人
日本旅館協会
今、新しい旅が始まります!
成田・関空・新千歳・函館・旭川・那覇
日本と台北(桃園)を結んでいます。
トランスアジア航空株式会社
日本支社長 横田 恵三郎
〒105-6225 東京都港区愛宕2-5-1
愛宕グリーンヒルズ MORIタワー25階
[email protected] http://www.flytransasia.jp
株式会社
阪急阪神ビジネストラベル
会 長
代表取締役社長
針谷 了
難波江 隆一
東京 東京都港区新橋3-3-9 KHD東京ビル
大阪 大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA
〒 102-0093 東京都千代田区平河町 2-5-5
全国旅館会館 2F
ホームページアドレスhttp://www.ryokan.or.jp
TEL: 03-5215-7337 FAX: 03-5215-7338
HAWAII 旅行素材各種の専門店
Aston Hotels & Resorts,
Sea Life Park Hawaii, Alamo Rent A Car,
Mandara Spa, Waikiki Trolley, etc.
確かな技術で「伝えたい」を実現。
「現在」を映す情報をĂ次のステージへ…
日々更新される情報を、読者へと発信するために、
専門誌/業界紙をはじめとする新聞メディア、
あるいは、広報誌/社内報/コミュニティ紙。
御社の「伝えたい」を形にしていきます。
情報印刷株式会社
新しい旅行スタイルの創造にお役立てください。
㈱ パシフィックリゾート
島田 恭輔
取締役社長 〒 104-0045東京都中央区築地 7-10-2築地小川ビル 2 階
ホームページアドレス www.pacificresorts.com
TEL:03-3544-5020 FAX:03-3544-5025
代表取締役社長
山口 徹太郎
【本社】
〒 102-0072 東京都千代田区飯田橋 4-2-2
TEL:03-3262-5740(代)FAX:03-3264-1005
【川口工場】
〒 332-0032 埼玉県川口市中青木 4-3-9
TEL:048-259-2535
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2015 年はイン・アウトの正念場
2015 年が始まった。
2013 年に第 2 次安倍政権がスタート
し、2 年を経て、2014 年末に予想もせぬ
解散・総選挙によって与党勝利となった
が、実際はあまり変わらず、
「信任を得た」
ということで、第3次安倍政権がスタート
した。
2014年スタート時点では、JTBは海外旅
行者数は1743万人前後と予想していたが、
1700 万人を割り込み、1693 万人を着地点
とした。
それをもとに2015年の海外旅行者
数を0.4%増の1700万人と予想した。これ
には、2014 年を底として、最低でも1700
万人台には再び乗りたいとの願いが込めら
れているかもしれない。
2013年に政権が再び交代し、第2次安倍
政権がスタートしてから海外旅行はマイナ
ス傾向が続いている。当初は、2012年の民
主党政権下で起きた尖閣諸島の国有化、竹
島問題による日中・日韓の政治問題が長期
化していることが最大の要因と見られたが、
それに加えて、
「アベノミクス」による円安
具体的な旅行商品の造成が求められる。中
と消費増税が影響を与えている。
国も前年の関係改善の兆しを踏まえて、日
今年に入って円は 1ドル120 円台で推移
本で中国各地域の観光説明会の開催が予定
しており、さらに円安が加速すれば、2015
される。
「政冷旅熱」ではないが、日本から
年の海外旅行需要は前年よりも減少するこ
の旅行需要が戻れば関係が改善するくらい
とも懸念される。8%から 10%への消費増
の意気込みで、韓国と中国への観光需要回
税は2017年に先送りされたので、増税で消
費マインドが落ち込むことは回避されたが、 復に臨みたい。
一方で、
訪日旅行は2013年の1000万人、
円安の進行が最大のマイナス要因になると
2014
年の
1300 万人達成を経て、2015 年
見られる。
は
1500
万人が具体的な数字として上がっ
旅行業界では、原油安によるシンガポー
ている。JTBは2014年を28.2%増の1328
ルケロシンの下落で、燃油サーチャージが
万人、2015年を13.0%増の1500万人と予
削減され、今後、廃止になることをプラス
想した。
要因として期待しているが、円安の進行状
太田昭宏国土交通大臣は昨年12 月22 日
況を考えると、燃油サーチャージが仮に廃
に成田空港で開催された 1300 万人達成セ
止となっても、プラス材料ではあるが、マ
レモニーで、
「2020年の2000万人実現は希
イナス要因を払拭できるほどのプラス要因
望とか、夢ではない」と語り、
「今までは
になるというのは楽観的すぎる。
『2000
万人の高みを目指す』という表現を
回復の兆しも見えない日韓と日中のアウ
使ってきたが、今日からは高みという言葉
トバウンド観光需要は、マインドの問題が
は使わず、実感として2000万人を目指して
大きい。韓国とは昨年の両国でのシンポジ
いく」と述べ、2020 年の 2000 万人が現実
ウム開催、1000人メガファムの実施を受け
て、今年は日韓国交正常化 50 周年もあり、 的な目標であることを強調した。
但し、2014 年の訪日旅行1300 万人、海
外旅行1700万人、国内旅行者2億8000 万
人に対する航空座席、宿泊施設客室、国内
移動バスの供給確保に問題が生じている。
今でさえ供給がタイトになっている状況で、
訪日インバウンド2000 万人時代が到来す
る時には、
どのように対応するのだろうか。
供給問題は海外・訪日・国内のそれこそ旅
行全体に関わる大きな問題となるだろう。
観光庁は訪日旅行の地域分散、季節分散
を図ることで、当面の供給問題を乗り切る
考えを示している。首都圏、関西、ゴール
デンルートの集中から地域への分散は早急
に必要だし、ハイシーズンからオフ期への
旅行の平準化は訪日だけでなく、旅行需要
拡大の課題でもある。
そして、成長する訪日インバウンドで旅
行業界が主体となれるかが、業界最大の課
題となる。各社とも訪日インバウンドへの
対応を進めている。1500万人になると待っ
たなしだ。異業種の進出が加速する前に、旅
行業界が足固めをする必要がある。
(石原)